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葬式に参加した


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1. 2008/10/12 同日2番目 その日のいろいろ > 葬式に参加した」
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中学生まで同じ学校で過ごした友人の葬式に参加してきた。
正直なところ、彼と会うのは成人式以来だ。
それでも、困っていたら何とか力になりたい。そう思う人物だった。中学までの同級生は特別ということもある。

式がすべて終わった後、一番彼と仲良くしていた友人をまって式がすべて終わったことを確認した後友人の話を聞いた。
数年前にリンパ腺に癌が見つかり、外科手術をしたこと。阪神にしびれの障害が残ったこと。その病院で伴侶と出会ったこと。子供ができたこと。再び癌が見つかったり再度摘出を行ったが脳溢血で倒れてしまい、余命幾ばくもないことを医者から宣告されていたこと。
そして、最後の1週間まで弱音を吐かず、治すという意志を持っていたこと。

彼が高卒後に消防署に勤務するようになったということからなにをして過ごしているのかまるで知らなかった、お互い連絡するほどの仲ではなかったがひとつひとつに驚いた。最後にとられた手中治療室で酸素マスクをつけてやせ細ってしまった体で自分の子供を抱いている姿に言葉がでない。

複雑な家庭事情の元に育ったということも、このとき知って、彼の素直で屈託のない笑いを思い出すとこみ上げてきた。

正直、式に参加したくなかった。彼が死んでしまったことを確認したくなかった。
だけど、見送らなければきっと後悔する。

宗派や式場によって細かく異なると聞くが葬式には「通夜」「告別式」の2つが大きく分けるとある。マナーはネットで検索をかければ簡単にでてくるだろう。
通夜は夜通し明かりを灯し、遺体と過ごすことによって安心させて上げることで参列客が焼香をあげて、食事をしたりする。私は一つ間違ったことをこのときしてしまったが、香典はこのときに渡せるのであれば渡してしまった方がいい。芳名はカードに行い、受付に香典と一緒に渡す。私は香典は告別式で渡すと聞いていたのでこのとき持っていなかった。
本当に多くの人が訪れ彼の人柄を表すようだった。参列者にとっては通夜はお香と香典がメイン。
会場に友人の名がかかれていること、遺影が掲げられていること、一つ一つが辛かった。中学の同級生とも成人式以来の再会だった。

告別式は人数が減ったがそれでも多くの人が訪れてくれた。お経と焼香を行った。遺族の挨拶で堪えきれない。
式が終わると棺を運び出す。菊の花を配ってもらい、遺体に備えさせてもらう機会があった。

私の知っている友人は、成人式の時より大人の顔になっていて、でも、小学校から知っているままの顔で。寝ているだけのようだったけど、肌に生気はなくはっきりと死んでいるとわかった。声を上げて泣いてしまいそうになってあわてて彼から離れて気持ちを落ち着かせた。やっぱり、冗談でもなんでもない。彼と話すことはもうできない。

火葬場へは親族と式を手伝ったものが向かい、参列者はここで解散。香典返しは香典を受付で渡したときに引換券をもらい、それを係りに渡して受け取るという形だった。

火葬へ向かった友人を待つ間、残った中学時代の友人と一緒にファミレスで待った。お互い、何をしているかわからない。ちょっとした同窓会のようになっていた。事故をしたことや今どこにいるか、何をしているか、結婚は?なんてことから中学の頃の話題までいろいろ話をした。大学の友人たちはある程度やっていることがにているのだが中学の友人たちは様々だ。
火葬から戻ってきた友人とご両親とお骨になって帰ってきた友人に挨拶して合流すると沈黙が場を支配した。言い出す言葉がなかった。
ぽつりぽつりと死んでしまった友人の死んでしまった理由や奥さんの話なんかを彼がはなした後、今何をしているかをお互いにはなして解散となった。

2週間の間に友人の結婚と死があった。言い表せない気持ちが胸にたまっている。だけど、いくつか必ずやろうと思うことがある。
まず、連絡を取っていない友人たちへ連絡を取ることから始めよう。大切に思う友人が自分の知らないところで苦しんでいたり、突然いなくなってしまったりなんてそんなのは嫌だ。そして、それより、なにより逢いたい。

ひとつ、サプライズがあった。帰りを急がない友人達が家に訪ねてきた。式に尽力した友人が自分の子供とかみさんを紹介したいということで少し時間があるもの達を集めたらしい。
思うところがあるんだろう。顔色が悪く、辛そうな表情を式で見せていたがこの家族なら心配しなくてもいいかな?と感じた。

子供を抱かせてもらった。1年と半年ほどだそうだ。首もしっかり据わって歩くこともできる。柔らかで暖かで、少し重かった。一通り、抱かせてもらって最後に私が抱きながら近所を一回り散歩。すぐに熟睡してしまった。子供にも私たちを紹介する目的があったので起こして地面に立たせると泣き出した。
で、私たち他人が抱くと激泣き。それが親が抱くとあっという間に泣きやんでしまう。家族の距離ってものを感じた。
そして、いくつか、らしい言葉や行動を教えていたり、なぜか「でんしゃ」という言葉が好きだったりということも知った。
それからは他人に抱かせようとするとむずがる。結局最後まで家族でないものはこの後抱くことができなかった。
ってことはなく、最後に自分が抱いたときだけ泣かなかったり、自分にだけ手を振ってくれたりとちょっと優越感。

それより何より驚いたのが、友人のかみさんが実は兄の同級生でかつ、家が斜め前だったこと。
どうも世間は狭いな。そして、狭いようでどうしようもなく広い。
彼らとは次は何時あえるのだろう。死んだ友人の49日には参加できるのだろうか。

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