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1. 2010/06/16 「若き勇者たち」 分類: B級映画 [この書込みのみ表示(記事URL紹介用) / 編集 / 削除 / トラバ送信 / 共有分類に追加(タグ付け)]当レビューはラストまで詳細な描写を記載しています。 閲覧される方は自己責任で了承した上でご覧ください。 尚、ラストは隠してありますがカーソル反転させると読めます。
前回の「原爆下のアメリカ」もそうだったけど、この作品もなかなか…
19XX年の9月、高校生達が歴史の講義を受けていたところ、 何の前触れもなく校庭に正体不明の大規模な落下傘部隊が舞い降り、 パラシュートを切り離した兵士達は問答無用で校舎に銃撃を加え、教師も生徒も情け容赦なく射殺。 脱出に成功した生徒は6人「ダリル」「ジェッド」「ロバート」「マット」「アドバーグ」「ダニー」(全員男) だけで、町は完全に謎の軍隊に制圧されてしまい、 学生達は仲間の父親が経営するスタンドへ向かい、食糧や電池などを補給して山へ逃げ込む事に。 町では謎の軍隊が部隊を展開させつつあり、アメリカの防衛機能は完全にマヒしている模様。 …どれだけの準備をしたら、ここまで電撃攻撃が出来るんだろう。
6人の学生達には怖じ気づく者も出てきますが、出ていけば殺される事だけは確実で、 彼らは山中に立て篭もり、混乱が終結するまで息を潜めて生き延びようと決めます。 10月、食糧が尽きた彼らは様子を見に町へ向かったところ、町は見慣れない戦闘車両が走り回っていて、 一般市民を装って町に入った彼らは、知り合いの女性から自分達は手配されている事、 そして攻めてきたのはソ連軍とキューバ軍の混成部隊である事を知って愕然。 町の男性たちは抵抗する可能性ありとされ収容所行きとなっていて、 そこに向かった彼らは、男性の大部分が生死も不明である事を知り、 何とか荒地に住む老夫婦の一軒家に駆け込みます。 彼らに協力を約束した老夫婦は孫娘2人「トニー」「エリカ」を連れて逃げるよう頼み込み、 これで8人の若者達が山中に隠れ住む事になります。 …他国から1度も侵略された事のないアメリカが、よくここまで被害者になりたがるもの…
彼らは物見遊山で山に入ってきた敵の小部隊と遭遇し、全滅させて初陣を飾りますが、 これを受けて収容所では数十名の男達が公開処刑を受けてしまいます。 …ソ連って、当時はここまで冷酷非情な連中だと思われていたのか…
怒りに燃える若者達は、町の周辺部に展開した小部隊にゲリラ攻撃をしかけ油断しきった敵軍を次々に撃破し、 奇襲攻撃時の手際の良さはどこへやら、ソ連軍は一方的に若者達に叩きのめされ死傷者は多数。 若者達は自分達を「ウルヴェリン(イタチ科の獰猛な小動物)」と名乗り始めます。 …後のイラク侵攻を思うと、物凄く皮肉な作品に思えます。
11月、若者達は保護した「パイロット」から、敵軍がいかに用意周到に攻撃を仕掛けてきたかを教えられます。 民間機に偽装したソ連軍が各地を制圧、ミサイル基地や通信施設は占拠され、 メキシコ経由でキューバ人が潜入し中西部を完全に破壊、ソ連軍は60師団を導入してカナダからなだれ込み… …現在膠着状態だそうですが、そんな大規模な軍事行動に全く気付かないなんてアメリカの情報網はザルですか?
ソ連軍の装甲車部隊に奇襲を仕掛け今日も大勝利の「ウルヴェリン」の戦闘力を「パイロット」は高く評価し、 そして12月「パイロット」の作戦で、ソ連軍陣地に大規模な攻撃を仕掛け捕虜を解放。 解き放たれた捕虜はそのまま義勇軍となり、ソ連軍陣地は業火と爆発の中に壊滅となります。 …たった8人でよくここまでやれたもの…
雪山の斜面で飛来した友軍を見た若者達は、自分達は孤立していない事に喜びますが、 時ならぬ戦車2両の攻撃を受け、何とか撃破するも「アドバーグ」と「パイロット」が戦死。 仲間を失い意気消沈するも戦いの日々が終わるわけではなく、そして2月。 町に駐留するソ連軍は本格的に「ウルヴェリン」殲滅を計画し、大部隊を派遣しますが敢無く壊滅。 しかし根拠地を突き止められたのは「ダリル」が裏切ったためで、 ここにはもういられない、と判断した彼らは「ダリル」を射殺し移動。 彼らは岩山に根拠地を移しますが、食糧や弾薬の補給は断たれてしまい、 敵補給部隊が落して行った物資を奪って飢えを凌いでいます。 …ベースは「アラモ」ですかね?
しかし、戦闘ヘリに包囲されて「トニー」と「ダニー」が戦死し「ウルヴェリン」は4人になってしまいます。 もう組織だった戦闘は不可能と判断した「ジェッド」と「マット」は町へ乗り込み、 仲間達が逃げる時間稼ぎをしようと大立ち回り。 しかし善戦空しく「マット」は戦死し、弟を失った「ジェッド」は完全に戦意喪失。 …「ジェッド」は戦闘の中で父親の姿を目撃しますが、敵兵の軍服に身を包んだ父親に声をかけようとしません。
その頃、山中を逃走する「ロバート」と「エリカ」はアメリカ勢力圏に抜ける事に成功します。 そして彼女のモノローグが流れます。 「やがて戦争は終わりを告げた。だが私は忘れることなく独りでここを訪れる」 星条旗たなびく山頂には、 「第三次大戦中、少年達からなるゲリラ部隊が死者の名をここに刻んだ。 彼らは命を捨てて果敢に戦い、この国は滅びることを免れた」と刻まれたモニュメントが建てられていましたEND
侵略された祖国を、命を捨てて守ろうとする少年兵を賛美する作品をアメリカが撮影するってねぇ… この作品のソ連軍はいずれも、残忍で間抜けで女性と見るやてにかけようとする下種な連中に描かれていて…もうなんだかなぁ
次回予告 「新ゾンビ」 ドイツ人は、まだゾンビのフォーマットを理解していない気が。 ご期待下さい。 H&J さんのコメント (2010/06/16) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)] >634様 コメントありがとうございます。
この作品の加害者、被害者の立場を置き換えた状況がイラクなどで起きているのですが、 彼の国では「自由と正義の軍隊に刃向うテロリスト」と思っているんでしょうね… 634 さんのコメント (2010/06/16) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)] 日露両国のみならず、某アメコミヒーロー(ウルヴェリンとはクズリの事なのですね。ヘラジカを倒し、グリズリーさえ追っ払うクズリに相応しいっちゃ相応しいけど・・・)も見たら、仰天しそうな内容ですね。
『はだしのゲン』とは対極に位置するこんなもんを創られていた事は、良くも悪くも自由だったのでしょうけど。(公開された当時の批評はおいといて) |
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