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![]() ![]() ![]() おススメの作品とか色々 ありますが。 これらの作品は好きです フリーらしいので借り させて頂きました! 感謝ですね。 他にも結構おススメ 作品ありますが。 KIDゲーは結構 好きです。 なので、復活したし 応援の意味で画像 貼ってみました。 Blue Forest さんから借りました。 |
いやはや!復帰日記でいろいろコメント頂いて感謝ですね。
本当は色々やりたい事あったし、本来はプレイ日記書こうと思ったんですが時間なかったので完成した小説アップしてみますね。
コメントは必ずお返ししますのでお待ち下さい。
リメンバー11とかスパロボ64とか色々扱いたいネタはあるんですがね。
さて、今回の話は少し切なめですね。
実は参考にしたのケロロ軍曹だったり…原作読んでる方ならどの辺を参考にしたのかわかるかと。
ただギャグ分が足りない気したのでもっとギャグ入れてみたいと考えてます。
最近ほのぼのが多いのでもっと何か刺激を出したいです。
今回は樹里が主役みたいな感じですね。
では、どうぞ。
ぱりっ、ぽりっ、ぱりっ
いつものように、浦木四郎は部屋でゴロゴロしていて、ある意味高校生らしいが、不健全な日々を送っていた…
ココアシガレットを煙草のようにくわえながら、ルネアが見ているのにだらしなく過ごしている。
「おい…しろ…じゃなくてご主人様…君はそれでいいのか…不健全だにゃ…」
ルネアが何故か言葉を付け足し、「ご主人様」「にゃ」とぎこちなく言っていた…
「ん?んー!だって面倒だし…別に無理しなくてもゴロゴロしてればいいの」
「………そのうちご主人様はプーでロリで眼鏡好きで淫靡なゲーム好きになるにゃ…その調子なら…なんだか眼鏡喫茶行ったり、小学校の前を…にゃ」
ルネアが何気に嫌な台詞を言う…流石の四郎もここまで言われて無視出来ないだろう…
無茶苦茶だが何故か否定出来ない。
「!?そ、それは…嫌だな…」
「そうだぞ、やる気のなさが極限まで高まったらいつか困る事になるにゃ…それが人間の癖だ…」
「だってなー…そんな漫画やアニメじゃないんだから、俺はそこそこ整ってる外見してるらしいけど、女子生徒に俺×時夫の本も作られる事ないし、と言うかプライバシー侵害だし、俺普通の高校生だし。
いきなり異星人か敵対する公国が攻めてきて俺がなし崩し的にロボットに乗るわけじゃないし、プラモシミュレーションで戦うわけでもないし。メイド服やイ○クラみたいに露出度の高い制服着てくれるファミレスもないし。平々凡々の男子高校生だし、そんな特別な事なけりゃあ普通寝るだろ?」
四郎が無理矢理な言い訳をする。
「………別の次元から来た私達の事忘れてないかにゃ…ご主人様は…しかもこの学校にも別次元から来た私達が別の意味で驚く事も多いぐらいなのに…にゃとりあえず、コーヒー煎れたから飲んでみるにゃ」
四郎は今までスルーしていたが、ルネアに背中を向けていたのだ、それは…なんだか嫌な予感がしていたから…口調が変だから…
四郎は恐る恐るコーヒーを受け取るために起き上がり、ルネアの方を向いた、四郎の予感は的中していた…
「!?!?!?!?!?!?!?!?!?その格好は!?」
ルネアの方を振り向くと、ルネアは何と…猫耳眼鏡をつけていて、メイド服を着ている格好だった。
しかもクールに装っている…その光景は異様だった…
だが、猫耳はともかくロングスカートとカチューシャは意外と似合ってるため可愛らしい印象だ。
トレーでコーヒーを運んでくる様は猫耳を除けば様になっている。
「これかにゃ?これは…以前樹里君と先輩の写真撮った事あるだろう?それで…罰ゲームって事で…メイド服着せられて…
それでご主人様と呼べって事で…こうなったんだ…にゃ…猫耳メイドで…」
「と言うか…なんで三話の事を今更…」
「いや、よくコメディ漫画とかでオチを流す事あるだろう?私は流そうとしたんだが…だけど流したらそのまま流されそうだから…こうされたんだにゃ…罰ゲームで…
私は巫女服やここの制服までは好きだけど…メイド服は苦手なんだよな…」
ルネアは一見無表情で言ったが、顔が赤くなっていた。
四郎は意外と女の子への気遣いもあるので、ルネアに素直に感想を言う。
つい慌てているルネアの様子が微笑ましく感じ、頬が緩む。
「俺はメイドも眼鏡も猫耳も好きでも嫌いでもないけどさ、可愛くていいんじゃないかな?女の子はいろいろ着てこそだから、猫耳だけはいただけないけど」
「ふふっそうか、ありがとうな、四郎君も可愛いぞ、特にその寝癖がな」
「なっ!ルネアさん!そりゃないよ…」
ルネアは四郎をからかい楽しんでいた。
ばたんん!だっ!
そこに、ノックもなしに扉を開け、怒った様子で入ってきた樹里と何でもない様子のミリィがいた。
「浦木!今日も掃除サボったでしょ!」
「いやー、だって面倒だからな…」
四郎は悪びれた様子もなく頭をボリボリ掻きながらダルげに返事をした。
樹里はその様子に苛立ったのか…本を一つ手に取って、ミリィに指示をした。
その本は紙のカバーで覆われていて、表紙が確認出来ない。
「ねえ、ミリィちゃん、火炎魔法って使える?使えるならこの本燃やしてくれるかな?」
樹里は邪悪な顔をしていて、四郎は顔面蒼白だった…
「うん!わかったよー♪」
ミリィは無邪気に返事をした。
「わ"-!!待て!樹里おおおおおおおおお!!!!!!これを燃やされたら俺は魔界に強制転移されてしまうんだあああああ!!今度から掃除するかああああああ!!」
樹里が燃やそうとしているのは…「第四次巫女パラダイス(エロ本)」と「めがねっ娘セレクションセンチュリーエピソード(エロ本)」だった…男子高校生の命綱だ…
ルネアはその様子を見て「なるほど…」と思い楽しんでいた。
ミリィは「?」と言う感じの表情だ。
「ねえ、何なのかな?それって?」
「ぜえ…ぜえ…それで…樹里は何の用事だ…ルネアさんがきちんと罰ゲームしてるのか確認しに来たのか…ルネアさん、今メイドだから一応御主人様の樹里にコーヒー出して、カラシ入れていいから」
「うっ…まだ継続か…御主人様、今作りますにゃ…この歳なら恥ずかしいな…」
ルネアはコーヒーを煎れるが、樹里にはこの恥のお返しにカラシを入れようとしていた。
「うん、まあそんな感じだね、あと…コーヒーにカラシ入れたら今度はスク水眼鏡ウサ耳ニーソセーラーで街中行ってもらうから…」
ルネアの手が止まった…当然だろう。
樹里が話しを切り出す。
「ええとね、ついさっきミリィちゃんと話してたんだ」
「だあ!もう!浦木また掃除サボって…まったく…」
樹里が怒りで頬を膨らませながら言う。
「へえー、こっちの学校も掃除とかあるんだねー」
「うん、そうだよ、向こうの世界もそうゆうのは同じなんだね、そっちにも海とかあるの?」
「うんっ!海はあるよー、ネア姉から聞いたんだけどさー、こっちにも海あるんだよね、でも冬にきちゃったし…ボク折角水着持ってきたのに残念だよ」
ミリィが楽しみにしていた事が出来なくなった事で、しゅんとした表情をしていた。
樹里は何かを思いついたのか、ミリィに語りかける。
「そうだ!温水プールがあるのよこの世界には!だからさ、明日みんな誘って行こうよ、楽しいよ、行けばどうゆう所かわかるよー、季節関係なく泳げて楽しいの」
ミリィは無垢な笑みで微笑みながら手を大きく広げ喜びを表現する。
「わーい!樹里姉ありがとー!うんっ!ボク準備するねー!」
「うん、あたしも行くの久しぶりだからねー」
「ってわけなの、明日行かない?先輩もOKらしいよ、みんな都合良いみたいだし今からでも行こうよ」
樹里は楽しそうな顔をして言う、明日は休日だ。
「面倒だな…じゃあ俺はパスで…」
四郎がまた寝ようとするが。
「ミリィちゃん、この本燃やしていいから」
「え?処分するの?うん、わかったー」
「だ、だああああああ!行きます!行かせて下さいー!!!」
その抵抗は無駄に終った…
「困ったな…私肌晒すの恥ずかしいんだ…女の子らしい体つきしてないし…」
「とか言っちゃってー!きっちり水着用意してるじゃん!泳ぎたいんでしょ」
だが、ミリィとルネアを見るとなんだかんだで楽しそうに水着を出して色々話しているので。
それも悪くないと思えてきた。
「ま、いっかな?ヒマだし」
それから次の日。
四郎、ルネア、ミリィ、樹里、時夫、志保は六人と言う大所帯でプールに向かっていた。
プールは少し古い感じで、数年間やってきてる雰囲気を感じる。
建物の隅には汚れが溜まり、多少ヒビが見える。
だが、少し雰囲気が違う気がした。
なんとなくだが、人の入りが多く、盛り上っているけど、それが最後の輝きに見えた。
樹里はその様子がただ事ではないと悟り、張り紙を確認したがそこには「閉店セール、入場料無料」と書いてあるのが確認出来る。
樹里の雰囲気が変わるのを感じた。
彼女の動きが固まり、表情がぎこちなく変わる。
「樹里さん、どうかしました?」
志保が樹里に優しく尋ねる。
「え、ええ…ちょっと…あたし良く来ていたもので…だから閉店しちゃうのがショックなんです…で、でも…大丈夫ですよ…うん…」
四郎と時夫は樹里を見る、無理をしているのがわかる、普通の表情をしようとしているがそれがぎこちない感じだ。
その時、ルネアが何かを呟く。
「失う事による喪失感、それは…心に穴が空いたような寂しい心。今まであった心休まる場所がなくなるからだろうか?
だが、今はそんな事言ってないで楽しむべきだろう?それがその場所への礼儀だ」
ルネアは真顔で樹里に言い聞かせるように言う、彼女なりの気遣いだ。
冷たく見えるかもしれないが不器用なのだ。
「そっだよー!楽しまないとねー!ボク難しい事わかんないけどー、早く行こうよー」
ミリィは樹里の手を引っ張り、ルネアは樹里の背中を押してプールに運ぶ。
ふざけているけど、それが彼女達なりの気遣いだった。
「わー!押すなー!」
樹里はいやがっているように見えるが、内心笑っていた。
「ふふっ、行きましょう、私水着着るの久しぶりなんですよ」
少女達は一足先に入って行く。
「おーい!早くこないと置いてっちゃうよー!」
樹里が手を振る。
「………」
時夫は何やら考えこんだ表情をしていた。
「ん?どうしたんだよ、お前」
「いや…さ…こうゆう経験ないわけじゃないんだけどさ、樹里落ちこんでたのに…友達の俺がどう声かけていいのかわからなくなっちゃってさ…」
四郎は時夫の肩を多少乱暴に叩く。
「いっつうー!何するんだー!」
「いや、上手く言えなかったのは俺も一緒だぞ、だからお前一人だけ悩むなよ、俺も少し気にしてるんだよ、樹里は友達なのに。
なんつーか女の子は繊細だからさ。
女の子同士のほうが話わかるんだろう?もしもこれで納得いかないならさ、多少鬱陶しくても樹里に言い聞かせてやりゃいいんじゃね?」
四郎は面倒そうに頭を掻きながら言うがその言葉には温かみがあった。
「それもいいかもしれないな、四郎の案も考えておくか」
時夫はそう言いプールに入って行った。
表情は見えないが、多少自信がついたように見える。
「へー!ここで着替えるんだー!ふーん、なんだか見なれない機械とかあって新鮮だー!」
ミリィが無邪気に走り回っている。
その様子が微笑ましい。
周囲の計器等は何年も使っているのか、時を刻まれたかのように錆ついていたり、周囲に埃が溜まっている。
「これは…素晴らしいですね、私新しい所よりこうゆう所好きですよ、樹里さん、誘って下さってありがとうございます」
志保が本当に喜んでいるのか、社交辞令でもなく気持ちをこめて頭を下げる。
「あ、いえいえー!喜んでもらえたようで光栄です、あたしが好きな場所ですから」
樹里は何気ない様子で言ったが、本当は胸に温かい物が込み上げてくるのを感じていた。
「積み重ねた歴史…きっと私が見ていない時でも、ずっと人々を見守ってきて…役に立ったんですよね」
志保は何かを噛み締めるかのように言った、今まで人の役に経ってきた物を慈(いつく)しむように。
「物は歴史を重ねますよね、俺も古い物に惹かれますよ」
四郎はそう言い自分の時計を見た、汚れはあまりないが少し汚れていて、ずっと使っているような古さを感じる。
「それじゃ、あたし達こっちだから、あ、お約束で覗きとかしたら細切れにしてサメの餌にするよー」
樹里が笑顔で怖い事を言う…と言うかコメディ、ギャグ作品みたいに半死になっても蘇生するんじゃなく、どっちかと言うとホラー映画ばりのマジ死にだろう…そんな怖さを感じたのか。
「「は、はーい…」」
四郎と時夫はそうとしか言えなかった…
「まったく…樹里怖いなあ…俺と時夫を一緒にするなんて…」
「って!お前俺を何だと思ってるんだー!」
時夫の叫びは響いた…
しばらくすると全員が水着に着替えプールサイドに出てきた、消毒液の匂いが多少していた、これがプールの匂いだ。
冬なのに温水なので温かい、これが温水プールの味なのだが。
だが、そこで樹里とルネアがへこんで下を向いている、何かあったのか…
「ど…どうしたんだ…先輩…どうしてこうなったんだ…」
「え?それはですね…着替えてる時に…」
「樹里君も…先輩も…胸あるんだな…私は…私はっ!」
ルネアが泣きそうな顔で言う。
「でもおっきくて困っちゃうんですよねー、辛いです」
「え…あたし平均なんだけどね…バストサイズは…まあ今胸の発育いいらしいから。
それよりも…ルネアちゃん細いね…ウェストくびれてるし…スリムでいいなあ…」
樹里は下を向いて俯く。
「あれー?どうしたのかな?二人とも?」
「さあ?どうしたのでしょうかね?」
「と言うわけですね、何故お二人とも俯いているのでしょうか?」
「ねー、なんでだろうね?」
ミリィと志保は頭に「?」がつきそうな顔で見ていた。
「い…いや…女の子だからこそそれぞれの体格とか気になるんだヨ…ルネアさん…胸が小さくても何、気にする事はない、貧乳はステータスだ!」
四郎がフォローするための発言をした時、ルネアの顔が一瞬憎悪に歪んだが、ルネアはすぐに表情を戻した。
「まあまあ、女の子は少しふんわりしてるほうがいいよ、な!」
時夫は樹里を見て言った、樹里は笑顔だが、どこか顔がこわばっていた。
「ああ、四郎君ありがとうな、お礼にこれをあげよう」
「うん、時夫ありがと、お礼にこれあげるね」
そう言い、ルネアと樹里はそれぞれ四郎と時夫の口に無理矢理カラシチョコを押しこんだ。
怒っているのだろう。
口に辛さが伝わる…カラシを固めただけのような錯覚すらする…
「ぎ、ぎゃあああああ!水!水をくれえええええ!!」
「ひゃっほおおおおお!水だ!水だああああ!!」
四郎と時夫は大パニックになってプールの水を飲もうとしていたが。
「だ、だめだよー!これ液体入ってるしだめー!」
ミリィに一生懸命静止された。
「か、からひ…そうだね…」
「だ、だにぇ…」
野郎二人は最早何かする前からダメージを受けていた…
「いや、でもみんな似合ってるんじゃないか?水着は見なれてるけどそう思うな」
四郎はそれぞれの水着を見た、実際四郎と時夫は学校のプールでよく泳いでいたため、スクール水着は見なれていた。
樹里は夏もこのプールに来ていた、学校のプールには行かないが。
それぞれ見るとルネアとミリィはそれぞれサイズが違うがおそろいの青いワンピース水着。
完全に背中が隠れているのは羽を隠すためだろう。
ルネアはスレンダーな体格が強調されていて、意外と違和感はない。
ミリィは子供の体格と雰囲気によく似合っている。
志保はチューブトップビキニで豊満なバストが強調されているようだ。
樹里はビキニとパレオの組み合わせだ。
平均的な体格だが肌が綺麗なため問題は全然なく、少女らしかった。
四郎は面倒なので適当に選んだのか紺一色のトランクス水着だった。
いつもゴロゴロしてる所為か筋肉がないイメージがあるが、時夫に付き合わされているため普通よりは多少鍛えられていた。
時夫は好きなのか迷彩塗装のトランクスで、彼は一見優男に見えるがよく見ると鍛えられていた。
時夫は少女達の水着を見て顔を赤くしていた。
彼はスケベだが意外と純情だった。
「そっでしょー、樹里さんの水着姿見れた事喜びなさい」
「じゃ、行くか、ルネアさん、ミリィちゃん、流れるプールとかあるから気をつけてね」
四郎は樹里をスルーして形式上の遊ぶ合図をした。
「え、えええええ!!!スルーかい!」
「うんうん、四郎君も時夫君も可愛いぞ」
ルネアが笑いながらからかう、普通は男が言う台詞を言った。
彼女はからかうのが好きなのだ。
「お!おーい!そんなこと男に言う事じゃないよ…」
「そうですか!?いやー!嬉しい限りです!女性の方にそう言われると」
四郎は戸惑っているが時夫は何か勘違いして笑っている、それが対照的だった。
「わーい!時夫兄ありがとー」
ミリィがそう言い時夫に近づく。
時夫の胸中は複雑だった…何故か心臓がどくどくする…ミリィの可愛さに和んでいるのとは何かが違う…
(うっ…可愛い…でも…俺はロリコンじゃない…うっ…うっ…ぐあ…)
その時ルネアが冷たい目で時夫を見た。
「許さんぞ!ミリィに手だししたらな!ミリィは可愛いんだ!水着、似合ってるぞミリィ、本当に可愛いなあ」
ルネアはミリィにくっつき、危ない目で見ていた、そう、ルネアはシスコンだ。
「あはは、ネア姉くすぐったいよー」
「可愛い、可愛いぞミリィ」
「「「・・・・・・・・・・・・」」」
四郎、樹里、時夫はルネアの今後を不安に感じていた。
「ふむ…ワンピース水着か…その一見子供っぽく露出度の低いデザインは男の性を刺激する…
可愛らしさを強調する水着で女性的な魅力ではなく少女的魅力をアピールする、それが魅力の水着だ」
時夫はワンピース水着を見て呟く。
だが…直後にルネア、四郎、樹里にマヒャドよりも冷たい瞳で見られていた…
時夫はマニアックすぎる部分があるのだ。
「なあ…俺男だけどあいつの考えわかんないよ…変かな」
「安心しろ四郎君、それが正常だ…妹を変な目で見ないでくれ…」
「なんでそうゆう趣味持ってるんだろねえ…きっとスク水とかメイド服とか大好きだよね…」
「み、見るな!そんな目で俺を見るなああああああ!!!」
四郎は波に浮く感覚を感じ、ビニールボートの上でゴロゴロしていた。
四郎はそれぞれの様子を見て楽しそうに笑っていた。
「おっ、あそこで何やってるんだろ」
四郎が見渡すと、流れるプールでルネア、ミリィと時夫が話していた。
「なあ、時夫君、流れているんだが…これって危なくないのか?」
「ええーっ!危なくないよー!面白そうじゃん♪」
「じゃあ、俺がお手本見せますよ」
時夫がプールに入る、流れはゆるやかで勝手に水に押し出されて進む。
その感覚が心地よいのだ。
時夫は足を地面につけ流されないようにしていた。
それから時夫は流れに合わせ泳ぐ。
「ほう、こうするんですよ」
時夫はそう言い微笑む。
「ふむ…なるほどな、面白そうだ」
「じゃあボクもやるー♪」
そう言いルネアとミリィはプールに入った。
「うわー!すごいすごーい!ふしぎな感覚して楽しいー!わーい!」
ミリィが始めての体験に無邪気にはしゃぐ。
「ほう、中々良いじゃないか、楽しいな」
ルネアは表情を変えずに言ったが内心楽しんでいるようだ。
「そうそう、流れに合わせて泳ぐんですよ、俺も来た甲斐がありました」
四郎はその様子を楽しそうに見ていた。
「ほう、教えるの上手いなあ…俺と違って真面目だかんなー」
四郎が時夫を見つめると、上手く教えつつも自分も楽しんでいるのがわかる。
と、四郎がそんな事を考えていると、ビニールボートに鈍い衝撃が走り、空気が抜け、自分が寝ている場所がどんどん沈んでいくのを感じ、だんだんと四郎が水中に引き込まれていく。
「んが!?何だ!?」
四郎は水中から這い上がり、そこにいたのは志保だった。
志保はドジをして四郎のボートの空気を抜いてしまったのだ。
「すいません、浦木さんに声かけようと思っていたのですよ、そしたら間違ってボートの空気の所に当たってしまって…」
「あ、先輩かあ…俺泳ぐの面倒なんですよー、疲れるし…でも見てるのは楽しいです」
四郎は先輩でも躊躇なく本音を話した。
「まあまあ、そう言わずに、最近私と遊んでくれないじゃないですか。
あの夏の夜は後輩先輩の垣根を越えて激しく楽しく遊んだじゃないですか、寂しいです、もう大人になってしまったのですかね…浦木さん…」
志保は少し切ない瞳で誤解されかねない表現の台詞を言う…ちなみに志保は天然で言っているのであって、悪意はない。
夏の夜とは全学年混合の花火大会の事だ。
そのおかげで周囲の男性から「こんな可愛い娘捨てたのか…滅殺!」「教えてやるぜ…てめーみたいなのをどうするかを…」「てめえ!しぃねぇ!」と言う感じの視線を浴びている…
流石の四郎も寒気を感じていた。
「先輩…お約束でもそう言う台詞言われると俺困っちゃう…そういや服選ぶ時も事情話せないから先輩置いてけぼりにしちゃいましたね、悪かったよ、じゃあ遊ぼうか」
四郎はなんだかんだで志保といると楽しいので、志保の事は好んでいた。
「くすっ、嬉しいです、そう言って下さると」
四郎は立ち上がり、再びボートに空気を入れる。
そこに樹里も現れた。
「うーらーきー、あたしも混ぜなさーい!」
樹里は四郎に「びっ」と指を刺しながら言う。
「ああ、いいよ、あっちはあっちで楽しくやってるからなあ、教えるの上手いよな」
四郎は時夫とルネア、ミリィの方を見て言う。
樹里は少し複雑な表情をしていた、憂いがある表情だ。
「アイツ教えるの上手い優しいよね、でもさ、女の子なら誰にでも優しくするのはアイツのいい所でもあるけどさ、悪い所でもあるんだよ…」
「確かになんとなくわかりますねー、でも、それが天田さんの良い所ならいいんじゃないでしょうか?少し問題あったとしてもです」
「俺は女の子じゃねえからわかんないけどさ、うーん…どっちの言う事もわかるんだよな、ま、いいんじゃね?面倒見良いのがアイツの良い所だからさ、空気入れ終わったぞ」
四郎はビニールボートを膨らませた、それを水に浮かべる。
最大2人サイズだが、無理やり樹里が乗ってきた。
ぎゅうぎゅう詰めだがそれが楽しい。
わーわー騒ぐだけでも楽しいのがこうゆう雰囲気の味だ。
「わわっ!樹里!もっと詰めろって!」
「いや!浦木場所取り過ぎでしょ!」
「お二人ともにぎやかですねー」
「ああ!先輩和んでないでもっと中央に!わー!」
ばしゃーん!四人はボートから転落した、水びたしになっている。
樹里の髪型が凄い事になっていた、ショートカットがわかめのようになっていて、目を覆っていた。
「ぷっ…ぎゃははははは!樹里!その髪なんだよ!お前前髪長いから目にかぶさってるぞ!」
「も、もう!笑わないでよ…あははは!」
だが、志保の方を向くと首まで伸ばした髪が顔に覆い被さって不気味な事になっているため…志保の状態は笑えなかった。
「せ、先輩…」
「あれ?どうしましたか?なんだか見えづらいですねえ」
しばらくすると、全員が集まり、テーブルサイドについた。
「んーっ、疲れるけど楽しいな、私は気に入ったぞ、水もあったかいし」
「うん!いいねいいね!ボクここ好きになっちゃったー!」
ルネアとミリィは素直に感想を言う、始めてみるので新鮮なのだろう。
「あはは、そう言ってくれるとあたしも誘った甲斐があるよ」
樹里は本当に嬉しそうに言う。
「ははは、樹里ちゃん、また会ったね、可愛い水着着て、そのお嬢さん達も知り合いかい?」
と、樹里が親しみやすい雰囲気の中年に声をかけられる。
服装は清掃員のようで汚れても問題ない清掃服を着ていて、モップを持っている。
スケベ親父に見えるがそうではなく、純粋に樹里を見て言っているのだ。
「あっ!おじさん!」
樹里は明らかに目を輝かせ、その中年男性の方を向いた。
知り合いなのだろう。
「ん?樹里の知り合いか?用務員の人だよな」
「うん、そうなの、あたしがプールに来始めた頃からずっといる、小林拓(こばやしたく)って言うおじさんなの。
あたしがずっとプールに来ていたら何時の間にか仲良くなっちゃって」
樹里はニコニコしながら言う。
二人は年齢は離れているが友人なのだ。
「はは、樹里ちゃんも大きくなったよ、胸とか尻とか」
拓はそんな事を言ったが、ルネアと同じように冗談の範疇だった、樹里以外には通用しないので樹里にしか言っていない。
「まーたー!おじさんったら」
「ほう…なるほどな…樹里君は仲が良いようだな、確かに人柄は良いな」
ルネアは頷きながら言った、なんとなく自分と似ている部分があるから。
「そうなのですか、となると長い間このプールにいらっしゃるんですよね、思い入れのある場所でしょう?寂しくないですか?」
志保が拓に尋ねる、だが、拓は寂しく笑いながら。
「いや、いいんだよ、ずっと皆を見てきた場所だからねえ、それを見守れただけでもおじさん満足だよ…」
だが、拓はどこか無理しているように見える、子供のミリィでもわかる程だ。
「ねえ!おじさんはそれでいいの!?たしかにむちゃだけどさ!もう少し何かあっても、いいんじゃないかな…ここなくなっちゃうんだよ…
もっと続けるとか…人を呼ぶとか…ボク、ココ好きになったのに…」
拓はミリィの頭を撫でながら優しい声で言った。
「ありがとうお嬢ちゃん、でもね、どうにもならない事ってあるんだよ…せめて魔法でもあれば華やかに終る事が出来るんだけどね…」
「おじさん…寂しいよ…ボク…」
四郎は現実主義者なので、ミリィの言う事が無茶だとわかっていた。
「でも、今までお疲れ様です、寂しい事もありますけど、貴方なら大丈夫です」
ルネアは拓に尊敬の念を向ける。
「お嬢さん、ありがとう、その言葉おじさん嬉しいよ」
ルネアは拓の言葉から何かを考えていて、ひらめいたようだ。
「なあ、ミリィ、四郎君飲み物買ってくるぞ、喉渇いただろう?」
ルネアはミリィと四郎に目で合図を送る、つまり何か話す事があるようだ。
「そうだな、喉渇いたしな」
「うん、ボクもさんせーい!買ってくるね-」
「ははっ、それじゃあ飲み物はお任せしますよ」
四郎達は自販機のほうに向かって行った。
「でも、俺もその黄昏って言うんですか?馴染みの場所がなくなる寂しさはわかりますよ」
「私は先ほどここの扇風機等と見た時に時間を刻んでいたのがわかりました。その時間がここから消えてしまうのですよね?喪失感もありますでしょう」
樹里達はそれぞれの想いを語る、今当たり前のようにいる場所がなくなってしまう寂しさを感じて。
「おじさん、今までお疲れ様!」
樹里は拓に頭を下げる。
時夫と志保は拓に尊敬の目を向けていた。
「ははは、ありがとう、いい友達を持ったね、樹里ちゃん、おじさんも嬉しいよ」
そうやって話していると、何故かプールサイドが暗闇に包まれた。
客からはパニックの声が上がる。
「な、何だ!?昼間なのに真っ暗だ!」
「な、なんなんだー!?木林の予言が今ごろ的中して恐怖の大王が降りてくるのか!?」
「お、おいおい…なんだよこれは…」
「動き回らないほうがいいよね」
パニックになっている中、志保は何かを感づいたのか、冷静だった。
だが、そのパニックもすぐに収まる事になる。
水面が青い光に照らされ、美しく輝いている。
反射しているのが美しい。
暗闇の中に虹色の光の喋が舞い、暗闇を明るく彩る。
その光景は幻想的で、非現実的なのだが、深い事は考えずに、その場にいる者達は目を奪われていた。
「これは…まさに最後の輝き…オーナーがやってくれたのか…ライトを借りて…美しい…」
拓は呟く、良い歳なのでこんな非現実は信じられなかったが、心を奪われていた。
四郎は戻ってきてテーブルに腰掛ける。
「ははは、きっと天使がやってきたんじゃないのかな?羽を携えた天使が今まで頑張ったプールにご苦労様って」
「あたし、別に天使でもライトでも何でもいいや、だって綺麗だから…」
樹里はいつもは見せない夢ごごちの瞳で目の前の光景を見つめていた。
時夫はそんな樹里の一面をじっと見つめていた。
「夢は大事だよね、じゃあ、おじさん深く考えずに素直に見てるよ、この経験を大事にするか。おじさんも昔は夢見てたからそれを思い出すのもいいね」
プールとの別れは惜しいが、その別れを大切にしようと考えていた。
樹里はプールの入り口から見える天使に微笑みかけた。
こんな事出来るのはこの世界に二人しかいないから、その二人の天使に向けた微笑だ。
(いや、私達の力はこうゆう事にも使えるんだ、だから私は出来る事をやるだけなんだ)
(ううん!ボク当然の事しただけだから!樹里姉とおじさんに心打たれたんだよー!)
この非現実的な光景の裏には、想いがこめられている。
翌日、樹里は調子が悪いわけではないが、どこか動きがぎこちなかった。
勉強も手につかず上の空だ。
どこか虚空を見てるかのようにボーっとしている。
昼時に大好物のカレーを注文しても手をつけようともしない。
空腹も感じていないのだろう。
いつもならスクープで飛びつくネタにも無関心だった。
「おいおい…樹里…元気出せよ、なっ、俺がスクープ探してきてやってもいいからさ」
四郎は樹里に気遣うが、彼女は聞えてない様子だった。
「あ…ごめん、浦木何かな?」
「い、いや、何でもないんだ…何でも…」
四郎はどうしていいのかわからず戸惑った、四郎はあまり女の扱いにはなれていない。
ミリィでもその変化がわかったのか、樹里に声をかける。
その表情は無垢で純粋だった。
「ねえ、樹里姉、ボク見たい所あるんだ、連れてって欲しいなー、しょんぼり顔の樹里姉も見たくないしさ」
「あ、うん、いいよ、そっか…あたし無理してるんだね、ありがと、気遣ってくれて」
時夫は、その光景を静かに見ていた、頭の中で何かを考えているのだろう。
四郎に言われた台詞、それを実行するべきかどうか。
樹里とミリィは二人で町を見ていた。
その様子は楽しげで、二人とも笑っている。
だが、その笑顔は曇る事になる。
先日訪れたプールにシャッターがかかっていて、閉店の紙が張られていた。
先日まで当たり前にあった場所が失われる、樹里はそれがわかっていたのに悲しかった。
胸に穴が空くような感覚で、悲しみが胸の内から込み上げてくるのを感じていた。
「あはは、閉店しちゃったんだよね、しょうがないよね、うん、まっ!しょーがないっかー!
ミリィちゃん、帰ろっか」
だが、樹里はミリィに弱さを見せないように元気を演じていたが、それは所詮空元気だった。
「樹里姉…」
夕時、ミリィと樹里は帰宅した。
ミリィは部屋に戻り普通の顔をしようとしているがしょんぼりしている。
部屋にはルネアと四郎の他に、志保もいた、遊びに来ていたのだ。
その様子が変な事に四郎もルネアも気づいていた。
「ミリィ、どうしたんだ?」
「あの…さ…樹里姉…プールが閉店しちゃった事頭ではわかってるんだろうけどさ。
直接見ちゃって悲しいみたいなんだ、だから、ボクまで悲しくなってきちゃって…」
ミリィは自分の感情を語る、ミリィは人の心をよく理解しているから感情が大きいのだ。
「そうですね、慣れ親しんだ場所がなくなるのは…寂しいですから…
先日のあの光景を見せたのはお二人でしょう?魔法でやってらしたんですよね?魔力を少し感知しましたから」
志保が寂しげな瞳で言うが。
ルネア達には感謝の念を向けていた。
「ああ、あれね、俺が指示したんだ、最後の輝きを見せるために魔力を使ってもらって、俺は正直あまり思い入れもないけどさ。
樹里や楽しく遊んでる皆を見てるとほっとけなくなったんだ」
四郎は淡々と語る、だが、どこか寂しさはあるようだ。
「そうだな、四郎君のおかげで私達も思いきれたんだ、うん、樹里君も喜んでくれたようだしな」
「頑張ったかいあるよねー、喜んでくれたしー!」
ルネアとミリィがそれぞれ語る。
充実感は感じているようだ。
「あの、樹里さんどうしましょうか?やはり慰めてあげるのは…私も一人で泣いてると慰めて欲しいとも思いますし」
四郎は意外と冷静に言った。
「いや、樹里は強いよ、だからほっとくのもいいんじゃないか?たまに一人になりたい時もあるしな」
そんな四郎にルネアと志保は否定的な目で言う。
「四郎君…友人だろう?冷たくないか?」
「女の子は強く見えても繊細なのですよ、だから構ってあげても」
だが、四郎は即座に言う。
「そうかもしれないな、でもさ、俺もそんなに冷たくないよ、もしも明日まだ元気ないならさ、声をかけてやる。
樹里は構って欲しいのかどうかわからないからさ、ま、俺よりもおせっかいな奴が声かけてると思うけどさ、たまには様子見もいいんじゃないか?」
四郎は頭にその「おせっかいな奴」を思い浮かべて言った。
樹里は新聞部の部室にいた。
記事を書いているようだが思うように進まない。
彼女は落ちこむ事があったら誰もいない時にここに来て作業するようにしているのだが、そんな状態ではかどる筈もなく。
居心地の良い部室でボーっとしているようだ。
「うっ…」
樹里は溢れる悲しさに、少量の涙を流していた。
樹里は決して人前で泣かないが、今回の件は辛いようだ。
そこに声が聞えた。
「やはりここにいたか、ほら」
その人影は缶に入った茶を差し出す。
「わ!わわっ!いきなりだ…時夫…何よ…勝手に入ってこないでよ…とりあえず座れば?」
その人物は時夫だった、彼は椅子に腰掛ける。
「やはり馴染みの場所がなくなるのは寂しいよな…俺はプールの事わからないし、正直に言うと思い入れもないけど、似た経験あるよ」
「そっか…うん、よくある事だけど、辛いよね…悲しいよね、あたし寂しいよ」
かちゃんっ、樹里は喉が渇いたのかお茶を飲み始める。
それから、互いにいつもと少し雰囲気が違うので、なんとなく話づらくなってしまった。
「なあ樹里、樹里は「かまって欲しい」って思ってるんだろう?だからいつもここにいて…」
「し、知らない!そんな事思ってないもん!」
樹里は自分の心理はわからなかったが、構って欲しいかどうかは否定できなかった。
だが、内心時夫の優しさが嬉しかった、厳しく言ったが内心を理解しているため、時夫も不快に感じていない。
「まっ、どっちでもいいけどな、大事なのは忘れない事じゃないのか?
ほら、樹里には新聞あるだろ?なら悲しんでるばかりじゃなくてプールの事記事にすればいいんじゃないか?」
時夫はアドバイスをする、ありきたりな話ではあるが、樹里はその言葉に心を打たれていた。
「そっか…あんたってスケベで制服フェチでワンピース水着フェチで変な台詞言う柔道馬鹿の上に優柔不断だけど…」
「うっ!?そこまで言うか…マジで心に刺さるぞ…」
樹里は机に向かっていたが、声は優しかった。
「でも、優しいね、それがあんたの良い所なのよ、きっと」
「はは、どうもっと、記事頑張れよ」
「うん、このまま俯いてるわけにもいかないっしょ!この樹里さんが」
互いに心に何かが残るのを感じていた、いつもとは少し違う、何かが。
「ふ、ふあああああー!」
樹里が大きな欠伸をする。
先日徹夜したのか、目にクマも出来ている。
「おいおい…大丈夫か…なんだか今にも睡魔どころが死神が出てきそうだぞ…」
「だいじょーぶだいじょーぶ、樹里さんに任せなさ…」
だが樹里はフラフラして、よりによって一番やっかいな相手の胸にぶつかってしまった。
「あれ…なんだろ…この小さいけどふわふわしてるのは…」
「あ、樹里君、私が好きなのか?まあ私は構わないが、プロポーズした相手が樹里君だって事は忘れずに言って欲しいぞ」
その相手はルネアだった、人をからかう事が好きな。
「げ、げええええ!!いや!あたしはノーマルだからー!よりによってルネアちゃんに…」
「でもさ、樹里姉休んだら?不健康だよ?」
「そっだね、でも少しまってね、もう少しで終りそうなんだ」
(そっか、確かに四郎兄の言うとおり…大丈夫だったね…たまにはようす見るのもいいかもねー)
四郎はいつものように騒いでいる樹里を見て安心していた、自分の判断は間違っていない、そう思っている。
数日後、樹里達新聞部の新聞は発行された。
そこには、プールに映った幻想的な光景。
長年勤めた用務員。
プールの歴史等が書いてあり、好評だった。
その新聞には、少女の想いだけではく、少数だが人々の想いもこめられている。
つづく
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