雑感というか、内容把握のための要点整理。
@基本は主人公が異世界での活躍を通じてコンプレックスを解消する成長物。
A異世界(ネトゲ)にのめり込む動機付け:加速能力により現実世界でも恩恵が存在するため。主人公の場合は自信の回復。
この二つが二大骨格だと思う。
で、小説版を読んだことないけれど、ウィキペディア見てるだけでも設定の乱舞。乱舞。乱舞。
そしてアニメ制作側がそれをいちいち言葉や仕草にして表現しなければいけないと思い込んでて、かえってぎこちなさがにじみ出ている感がある。
なんというか、制作側自身の、このアニメへの没入感が薄いと思うのですよ。
異世界を作ることに慣れていない、素人くささがある。
いちいち属性を説明しながら戦闘って、対象年齢何歳なんだ?深夜枠なんだからどう考えても「HEROMAN」より5〜6歳以上は上のはずなのに。
あと主人公はこのゲームに触れる前からもともとゲーマーなんだから、属性考察なんてそれこそ行動途中の瞬間的な心の声程度で済ませても問題ないはずだ。
ただ、そんな戦闘シーンの粗さや世界説明の薄さを補って、主人公の真摯さには惹かれるものがある。
スクールカーストの最底辺に這いつくばる負け犬(豚だけど)の自分を変えるために、必死でもがき、自分を救い上げてくれた敬愛する人に報いるために戦いたいというそのひたむきな姿勢には、作品の諸々の粗さを吹き飛ばす何かを感じてしまう。
ネトゲ対戦での派手な戦闘が売りなのかもしれないが、主人公のみならず周囲のキャラも「その人がどんな人なのか?」ということをもっと前面に打ち出し、心理描写を増やして親友や幼馴染との三角関係にもっと厚みを持たせる方向でもよかったと思う。
そこからが派手な戦闘の出番だ。
アバターがコンプレックスの具現化なら、戦闘力はその精神的質量の重さに比例してしかるべきだ。
フィクションでありながら生身の人間にひけをとらないキャラにまで育てあげてこそ、戦闘もより見ごたえがある。
主人公をもろに肥満体系にする設定の思い切りの良さといい、恐らく原作小説はキャラの肉付けの心理描写にも丁寧に、結構ページを割いてるんじゃないかと推測してるんですよね。アニメは戦闘シーンを増やすためにそれを削っちゃってる気が。
今のところ最新の第8話まで視聴済みだが、二代目赤の王の派手さにひかれて視聴続行。
補記:基本は肉眼捕捉みたいだから索敵や偵察能力は戦略的重要性がかなり高いと思うんですが、そこらへんはいまだ言及なし。
恐らくは数十キロ先の東京都庁を吹き飛ばした二代目赤の王のビーム砲、あれ、数十キロ先の敵を正確に捉えられるレーダーみたいな能力がないと無用の長物です。
無限回連射できるんなら話は別ですが。
コメントする: メールで紹介: 記名拍手 or 無名拍手:1個