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1. 2006/03/11 「ゲームプレイ記「ワンダと巨像」その4」 分類: 独断と偏見に基づくゲームプレイ記
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<今朝の夢>
今月のガンガンを買ったと思ったら何故かガンガンWING。       
しかも新連載が柴田亜美が描く「巨像が闊歩する島が舞台」なマンガ。  
しかも一番苦労した馬型巨像が真っ先に柴田ライズされてでてくるし。           
    
夢は脳内での記憶整理の副産物という説がある。最近毎日のように「ワンダと巨像」やったたんだから巨像が夢に出るのも妥当だろう。しかし何故に組み合わせが柴田亜美。       
           
<まとめらしきもの>
製作者の方々の映画的な戦闘シーンの演出がとてもすばらしい。特に10体目の巨像、「背後から追い掛ける巨像の目を馬上から射抜く」という戦闘では、映画のワンシーンを自ら再現しているかのような感覚を味わえました。    
タイムアタックモードでは、ギミックや一定の下ごしらえをしてからでないと倒せない巨像のほうが攻略しやすかった。 
ファミ通の公式攻略本兼設定資料集によると、当初、巨像の数は48体だったとのこと。ワンダは百鬼丸か?体の持ち主はドルミンだけど。  
流石に48体もいたら飽き・・・というか過剰。           
現時点でも「似たような巨像がいる」と言われているから、48も用意したら色違い程度の巨像もわんさか出来上がるだろうし。         
他にも当初の案として「ワンダは巨像に勝利する度に大きく外見が変わっていき、EDは『美女と野獣』なワンダと少女」等等、最初は一応ハッピーエンドも用意されてたみたいです。尤も決定稿のEDもある意味ハッピーエンドといえなくもないかな。    
一体何世紀後の話になるかわからないけど、「ICO」のイコとヨルダのエンドに繋がるわけだし。(それまでに何百何千何万の子供が「黒い影」になったのかを気にしなければ)
「ICO」二周目のスイカEDは和みました。

[自己責任で読むネタバレ。背景と同じ色の文字で書いている為見えませんが、マウスでなぞると読めます。]

<以下、自分なりにED風景の再現>
十六体目、最後の巨像を倒し少女が眠る神殿へと帰還するワンダ。
姿無き魔術師ドルミンが提示した条件は果たした。
人間である彼が、天を突くような巨像達を倒し、生還したことは奇跡にも等しい。
しかしその目は暗く濁り、肌は黒くくすみ、頭には二本の角まで生えている。

この変化は今に始まった事ではない。
それは一体目の巨像が轟音とともに倒れたときから。
動かなくなった巨体から、大蛇のような数本の黒い帯が出たと思ったら、無数に枝分かれし、一瞬のうちに自分の体内にもぐりこむ。戦いに勝利を収めるたびに。

巨像の中に入っていた「何か」が、倒すたびに自分の中に溜まっていく。
その「何か」が、自分を内側から染め上げていく。

重たい瞼。鉛のような手足。
焦点が定まらない。
睡魔にとらわれたかのように、意識を保つことさえままならない。
聞き覚えのある誰かの声。
約束が・・・果たされたのだろうか?

「・・・・なん・・・ことを・・・!!」
「やはり・・・・・は、お前で・・・・・」
「あれほど・・・この地には・・・・・お前は・・・あやつ・・・にすぎぬ・・・!!」

彼女・・・ではない・・・?

足音、そして石畳から伝わる振動。五人はいるだろう。

意識が途絶える前に、最後に聞こえたのは



「忌み嫌われる姿で生き続けるよりも、潔く葬ってやれ」





酋長エモンが目にしたのは最悪の事態だった。
祭壇に横たわる少女の亡骸。
瓦礫と化した十五体の偶像。
そして姿を消したワンダと、同じく村から消えたいにしえの剣。
彼が封じられたこの地で禁術に手を出したことは明白だった。

この偶像たちは太古の怪物を十六に分割し封印する楔だと伝えられている。
もし、最後に残った偶像が壊れようものなら・・・・!

眼前で、発光とともに最後の偶像が砕け散った。




地から湧き出る十六の黒い影。その輪の中にいるのは、人としての生気を失った替わりに、化生特有の禍々しい眼光を放つワンダ。

「なんということを!!」

だが酋長の怒声にも罵声にも、そしてワンダが太古の魔物に操られていただけに過ぎなかったことまで伝えても、ワンダはまったく動じない。眉ひとつ動かす素振りも見せず、それどころか薄く笑っているようにさえ見える。
もはや肉体まで蝕まれ異形の姿となったワンダに、人としての意識が残っているとは思えなかった。
酋長の命で、戦士の矢がワンダの左足を貫く。
仰向けに倒れるワンダ。
諸刃の剣が、止めとばかりにワンダの胸を貫いた。





ついにこの日がやってきた。幾星霜、どれだけこの日を待ちわびたことか。
十六に切り刻まれ、十六の巨像に封印された私の体は、ひとりの若き戦士の体内にすべて回収された。
満願成就の時が来た。
私を封じたあの愚かな人間どもの末裔を根絶やしにしてくれる。



力尽きた若き戦士の肉体から、まるで水のように影が溢れ出し、全身を包みこんでゆく。
人の形をした黒い何かが、見る見るうちに膨れ上がって、巨体を形作った。

牛のような二本の角。
毛や肌の様子さえわからない、夜の闇のように深く、黒く、禍々しい巨体。
ひとりの戦士の肉体を依り代として、太古に封じられた魔術師ドルミンは甦った。
巨体から繰り出される一撃は石畳を土塊のように砕く。吐きつけた青白い炎は石柱を蝋燭のように溶かした。

馬を走らせ、出口の螺旋階段へと逃げてゆく戦士達。
最後に、酋長はまじないとともに、いにしえの剣を泉に放った。

次の瞬間、泉から目も眩むほどの発光とともに、強大な力がドルミンの全身を絡め捕った。
肉を毟り影をも剥ぎ取らんばかりの力が、巨体を泉に吸い寄せていく。
泉の力に抗えば抗うほど、巨人は削られるかのように小さく姿を変えた。牛頭の巨人は角を失い、巨体を失い、最後には、影を溶かし込んだような身体は人間ほどの大きさにまで小さくなってゆく。
黒き影の姿はワンダだった。
その眼には祭壇に横たわる少女を映しながら、ワンダの形をした黒い影は泉に飲み込まれた。






少女が目を覚ましたその場所は、見覚えの無い神殿の、見覚えのない祭壇の上だった。
唯一聞き覚えのある、馬のいななく声が聞こえる。

「・・・・・アグロ?」

そしてもうひとつ。
神殿の奥からだろうか。泣き声が聞こえた。
祭壇から身を起こし、冷たい石畳の感触を足の裏に感じながら、その声の元へ少女は近づいていった。
かつて水が湛えられていたであろう、干上がった石造りの泉。その真ん中で、角の生えた赤ん坊が泣いていた。

やはり「蘇生術を扱って完全なハッピーエンド」ってのはありえねえですか・・・。個人的には「フツーに神殿から出てくるワンダと少女モノの幸せそうなツーショット」が一番の希望だったんですが。蘇生術そのものが倫理的に大問題なのはわかってますけど。
しかしこの「人間大のサイズで巨体によじ登り仕留める」っていう形式は別のゲームでもやってみたいですね。「罠」で一大シリーズを築いたテクモの「刻命館」みたいに。
最近「モンスターハンター」とかいうゲームの2が出たみたいですけど、巨体の怪物によじ登って仕留める、な形式だったりするんでしょうか。

さあひとしきり感慨にふけったあとは、隠れアイテムコンプリートを達せねばっ!!
「いかづちの銛」と「女王の剣」が待っている!!!
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