古典派の男さんのページ
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1. 2004/12/30 「白い巨塔 総集編」
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僕は、トレンディードラマというものがとことん嫌いで、       
まともに見て楽しんだ作品は、10年くらい前にやっていた「妹よ」だけだったりします。  
おかげで地上波のドラマというものはほとんど見ないし、白い巨塔も本放送時はほとんど見ていなかったので、           
真面目に最初から最後まで見るのは、今回の総集編が初めてだったりするのですが、本当に面白かったです。    
       
医局制度を巡る権力関係、財前と東教授の確執、財前と里見のゆがんだライバル意識、裁判、そして、財前の末路、           
どれをとっても、恋愛一辺倒のトレンディードラマにはないものがありました。    
ガン医療の権威でもある財前自身がガンによって命を落とす、というのも非常に哀しいものがありますし、 
現在の医療ミスの多発などを考えると、医局制度のあり方、というものも考えさせられるものがあります。  
           
「財前と里見、どちらに憧れるか」といわれたら、僕は「財前」と答えると思います。         
ガンで死にたくはないですが、どちらかというと、財前の「小より大をとる」の方が納得できますし、    
財前と里見の関係は、どちらが正しいか、なんてことは決められませんから。
今の社会で生きていくためには、財前のような人間性の方が必要なんだとは思います。
まあ、里見のように「現状にあえて立ち向かっていく」というのはもっと勇気のいることかもしれませんが…。

裁判所での審理の際の、財前教授側の弁護士(ミッチー)の発言が、あまり法律論っぽくなかったり、
東教授の娘が、財前をあんなに嫌っていたのに、財前が死んだあとは財前を認める発言をしだしたり、
多少「?」と思うところもありましたが、かなりの傑作であったことは間違いないでしょう。
余命わずかの財前と里見の会話はなかなかに感動しました。
田宮二郎版を見た人からにとっては「唐沢寿明では田宮二郎の危機迫る演技にはかなわない」らしいですが…。
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