古典主義さんのページ
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12007/01/17 視点が変われば
22006/05/11 WOWOWでピンクパンサー3がっ!
32006/04/24 武術格闘マンガはなぁ・・・
42006/04/10 お奨めでない書籍、というか著者
52006/03/30 お勧め書籍
=>前記事6. 2006/02/27 無題
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22006/02/22神 賢一お邪魔します、神 賢一(じん・けんいち)です。新しい作品の...
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1. 2007/01/17 「視点が変われば」
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最近、「クリエイターの意図を観客が誤解している作品」が身近で立て続けに             
現れたのでコメント。足が付くので解説はしないが、良くある話ではある。                
例えば、吉本隆明のエッセイを「論理」で切っても何一つ面白くないのと同じ。              
詩の一種だと理解して読めば、言語のもつ曖昧模糊をすら表現の手段に使う、                    
傲慢かつセンスに訴える「遊び」が楽しめる。しかし、判った顔をして「論理が               
破綻している」「文脈が連続していない」と言うのは、作者の意図を汲み取る                
素養が無いのを露呈しているだけなので、滑稽ですらある。「韻が踏めてないので、                
論理を装って詩作をするには作者の力量が不足」とかいう批判なら正しいだろう(私は                    
吉本隆明は良作とイマイチが混在しており、長くなるとボロが出る、と思っている。
この傾向を見ると、もしかすると作者は感性だけで書いており、完全に計画した上の
著述ではないのかもしれない。しかし、時に傑作が混じるし、他に似たような事を
やる人も居ないので、存在価値大いにアリと認める)。
消費者にも、ただ漫然と評価するだけでなく、本当に作者の意図が理解できているか?
と自問する姿勢が必要だと思う。完全に理解することは困難だが、その思索を通して
自分自身の本性、時には作者が無意識に現した彼の本性すら垣間見える事もある。
また、作品の評価が180°変わってしまう、貴重で驚きの体験ができる事も少なくない。

実は、最近の若い人達にすこぶる不評な某3つの作品(そのうち1つはこの
サイトにも)は、作品構造と作者の意図がほとんど理解されていない事に気付いた。
嫌う人たちの大部分は、作品を誤解したまま批判しており、擁護派と論点がズレている。
もっとも、批判派も擁護派も「ただ感覚で物を言っている」層は多いので、もう少し
批評のレベル自体を向上させる必要はあるが。
この3作品のうち、「1.5作品」について、私は作品構造と作者の意図を理解した上で
「嫌い」だが、理解無しで批判すれば、まさに道化を演じてしまうところだ(この3作品の
作品構造については自分はコメントしない、と決めたので未来永劫ノーコメントだが、
好きな1.5作品は自分的には面白く、世間に誤解されて勿体無いと感じている)。

ちょっと散漫になったが、自戒も含めて。作品を批評する際に、自分と異なった様々な
視点で見直す態度が必要と思う。その為には、自分と同じ意見の持ち主だけでなく、
逆に正反対の意見を聞くのは有意義だ。また、どうしても嫌いな作品の批判は感情的、
投げ遣りになりがちだが、自分の「批判」も、そうやって参考に見られる事を意識し、
賞賛評価に輪を掛けて具体性・論理性を維持して臨むべきだろう。


2. 2006/05/11 「WOWOWでピンクパンサー3がっ!」
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セットDVDだと高価だし(しかも3しか要らないし)、近所のレンタルは画質の汚い             
ビデオしか置いて無いし・・・とDVD購入するか悩み続けてたが、とりあえずWOWOWで                
明日オンエアされるので一安心。抜かりなく録画しなくては。


3. 2006/04/24 「武術格闘マンガはなぁ・・・」
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武術ヲタクだけが相手じゃないので判るんだが、あんま、いい加減なコトばかり             
書かれると一応囓っている者としては頭に来る事も多い。特に武龍と益荒王。                
猿渡氏の一連の作品もそうだな。別にギャグがメイン、とかなら文句言わないが、              
一応バトルがウリなんだから、最低限の勉強はして欲しいところだ。                    
山本貴嗣の「セイバーキャッツ」みたいなのばかりでも読者はひいてしまうんだろうが、               
扱うテーマの何たるかを知らずに、または取材も適当に、いい加減なものを書く漫画家が                
多すぎる。と書いて思ったが、私の大嫌いな料理マンガの大過?寺沢センセイはまさに                
その代表だな。                    
まぁ格闘とか武術は秘密主義も多いんで、取材した、かなり修行した、と言っても、
余程の才能でもなければ、師範や周囲の人脈と言う「運」でほとんど決まってしまう。
なかなか本質に触れる機会も少ないし、変な武術ヲタクのタチの悪さと言ったら筆舌
尽くし難いので、そんなに手合いに噛み付かれる危険も大きいが・・・
プロとしては、もう少し勉強して欲しいとこだ。


4. 2006/04/10 「お奨めでない書籍、というか著者」
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は様々あるのだけど、最近教養関連で目を通して憤慨した本があった。             
内容は自分の意見、というか感想?を羅列し、なぜなら〜そう思うから、                
というような説明?が付いている。何をどう理由付けたのか不明だが、              
そこをツッコむ前に、あらたな著者意見が提示され・・・と謎が謎を呼ぶ                    
エヴァみたいな展開である。最後まで納得の行く説明が無いところもエヴァ
チックだ。               
しばらくして、全く意識せずに読んで呆れた別系統の本の作者を見たところ                
同一著者だった事に気付く。なんで違うジャンルに同じ著者が?と思ったが、                
このお方は「こーいうの」が商売だったのだ。自分の専門外の事にも自分の                    
専門分野における肩書きを看板に掲げて本を書いて売る、というエッセイスト
(と言うと良識のあるエッセイストの方には申し訳ない気もするし、このお方の
専門って単なる「自称」な気がするのだが)だったのだ。
Y先生顔負けのオレ様理論で不思議エッセイを書き飛ばすのはS先生。
説明になってない説明、「自分がそう思うから間違いない」と言い切る
姿勢、わざとか無意識かは知らないが読者だけでなく自身の論理もいつの間にか
袋小路に入り込む様は見事だ。
不覚なのは、著者で駄本に気付かず、こんな下らない本を2冊も読んでしまった
自分。20分くらいだけど、人生を激しく損した気がする。「なぜオレはこんな本を?」
と考えて気が付いたが、こういう論理や根拠が滅茶苦茶な本は、普通なら売れない。
じゃあ、売るために何をするかと言うと、コピーライターよろしく著書の題名を
魅力的にするのだ。「〜力」とか「〜脳」とか「声に出して読みたい〜」とか、
今流行の映画・漫画・本の題名を入れる、とか。購買層の興味を刺激し、手に取らせる
事が出来たら彼らの勝ちだ。
実際、アマゾンで調べてみた、S先生著書の数量と扱っているジャンルの広さは
莫大だ。自分はS先生についてのこの事実を見るまで意識していなかったが、世間には
流行り文句を著書の題名に取り込み、「流行に乗る論説(?)」を果てしなく書き続けて
食べている商売が存在するのだ。意識的にやっているのであれば、まぁご苦労様です、
とか、商魂逞しいなぁ、とか思うが、どうせならもう少し中身のある事を書いてくれれば
いいのに。無意識、あるいは自分ではちゃんと論説をしているつもりなら可哀相な人だが、
金と時間を払う読者(とオレ)はもっと可哀相だ。


5. 2006/03/30 「お勧め書籍」
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最近専門書しか読んでないので、いわゆる読み物を読む時間が減っている。             
昔は何でも乱読してたのになぁ。まぁ読む物を選ぶようになったとも言えるが、                
早いうちに活字慣れしとくのは悪くない。いわゆる速読なぞ専門にやったことは              
ないが、中身の薄い本なら一日20冊くらいはいける。まぁ大抵その程度の本は                    
読む価値も薄い事が多いが。ただ、「本を読む」という事は先人の見識や思考技術               
に触れる行為で、自分独りで思索するよりずっと「手軽に」一定の知識や思考方法
を入手できる。「手軽に」と言ったのは「それがベストではない」という意味も                
含む。「自分自身で咀嚼する」行為が必須であるからだが、それができれば                
良書を読む事は素晴らしい体験だ(くどいが、「咀嚼」しないと害も多い)。                    
現在はインターネットの普及やネット取引で、本の入手自体は簡単になったが、
アイテムが多くなっただけ、なかなか良書に巡りあうのは難しい。特に「読み物」
でなく教養に結びつく本は紹介者もあまり居ないので、埋もれた名著が数々ある。
ベストセラーの論説なんぞも結構読むけど、超バカになられたY先生みたいに、
大抵ろくな物ではない。活字愛好家として、なるべく偏った専門分野で無しに
「教養」に結びつきそうな、かつ読み易い本を上げておこう。これらの本は
自分としては「学校で教えるべき」または「知ってるとレベルアップ」という
位置付けなので、お目に留めて興味のある方は是非。

・「論理的に考える方法」 小野田博一 日本実業出版社
良くある類似書とは一線を画すデキ。著者が論理学をベースにしているためか、やや用語や
説明がたどたどしい部分が散見される。しかし、技術としての論理をできるだけ噛み砕いて
説明した数少ない良著。「自分で物を考える」能力に必須な論理の力は、自分の哲学や宗教観、
その他の洞察力、理解力の基本。これは学校で教えるべき内容だろう。
これを読んでからディベートについて考察すると、色々な事が見えてくる。て言うか
この「論理」をきちんと理解せずに本来ディベートは成立しないのだが、現実には・・・
揚げ足取りや論題のすりかえなど、ダーティートリックが横行しているが、使っている
当人たちが無自覚過ぎて怖い。「自分は頭が良い」「良くなりたい」「騙されたくない」
という人には激しくオススメ。

・「科学のドレミファ シリーズ」 米山 正信 黎明書房
これこそ「学校で教えろ!」と叫びたくなる稀代の名著。て言うか教員なら読んどけ。
この本の言い回しや説明で、分子式とか亀の子で苦しむ学生がどれだけ減る事か。
著者は数々の科学系の著作があるが、どれも初学者に理解してもらおうという配慮に感心する
(出来不出来はあるが)。小学生から充分読める内容だが、読み返しても楽しい。
科学系の素朴な疑問「電気って何?」とか「物は何でできてる?」といった話が楽しい物語や
喩え話で語られる。

・「統計でウソをつく法」 ダレル・ハフ
その方面では有名な著書。「数式をつかわない」という立脚点が素晴らしい。できるだけ
初心者にも理解できるよう、かなりの配慮があるが、統計概念が全く無いシロウトが読んでも、
全てを理解するのは難しいと思う。そこが難点だが、統計を悪用したウソ、についての興味は
充分以上にかきたてられるだろう。入門の初端としては良著。

・世界教養全集20「魔法-その歴史と正体」K・セリグマン
如何わしさ爆発の題名だが、日本の某K文庫とかでオカルトネタを小出しに書いてたそのスジの
有名著作家が紹介、と言うより彼らのパクリの元ネタ。値段と中身を考えると、これ一冊に敵う
本は無いのでは?
西洋で民族学的アプローチからオカルトや迷信を捉えたもの。著者は美術史家なので、
「真のオカルト」を求めるアレな方には物足りないかもしれないが、教養として読むのに
適した良書。普通の人が呼んでも充分面白い。いわゆるオカルト、迷信の下らなさ、そして
重要性が判る。長い間絶版だったが、ちょっと前に復刊したような。ま、探してれば見つかります。

・「科学する麻雀」 とつげき東北 講談社現代新書
運と知力のバランスが絶妙なゲームとして大好きな麻雀だが、世にはタワゴトが多すぎる。
「カモ」から脱却したいと願うカモの方に。麻雀にファンタジーを求める人は多いが、本当は
「ツキ」や「流れ」ではなく全ては確率と知力である。本当に強くなりたい人は熟読実践しましょう。

・「歴史関係」
これについて書かないのは片手落ちですが(念のために言っておきますが、この語は
発生から考察して差別用語ではないので)、色んなスタンスや利害関係が絡んでるので、
私がオススメできる物は無いです。
「数読んで、鵜呑みにせず、批判精神を持ち続ける」しか無いですが、色んな
立場の主張を読む事が必要でしょう。

後半は趣味ですが、自分で整理ノート作りながら読んだ方がいい物多し。
どれも良い本です。


=>前記事6. 2006/02/27 無題

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