予言
「6000人が作ったシステムは必ず動く」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20080423/299886/
最盛期の開発要員6000人,開発工数11万人月,投資額2500億円,取引件数1日1億件。三菱東京UFJ銀行が「Day2」と呼ぶ,勘定系システム一本化プロジェクトの成果物である。6000人のシステムズエンジニア(SE)が作り上げた巨大システムは,2008年5月の連休明けに必ず動くはずだ。
6000人のSEが同時期に集まったのであって,「6000人月」ではない。開発工数は先に書いた通り,11万人月である。...
↓
結果
三菱UFJ接続障害 難関のシステム統合/行政処分に発展も
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/ufj_and_mitsubishi/?1210636502
上の予言記事は、
「...必ず動くと言い切る根拠は何か。... 実のところ根拠は何も無い。「必ず動くと信じている」だけだ。...」
という正当系(?)マスメディア記事としては、恐ろしい程根拠の無い突っ走りっぷりで話題になった記事でしたが結局こんなことに(^^;
まあ、最後の「ここまで書いて急に不安になってきた。「厄病神の告白,『私はシステム事故を招く』」に書いた通り,筆者が特定プロジェクトに言及すると必ずよくないことが起きるからだ。」の部分で、ある程度帳尻合わせにはなりますが。
6000人とか11万人月とか、そこに幾らテストを注ぎ込んでも、大きくなれば大きくなる程、その分バグが入る確率は高まる。
大きければ大きい程バグが少ないなんてことはなく、小さければ小さい程バグが入る余地は小さくなる。
前代未聞の規模なら、そこにバグが入るのもある程度想定の範囲。
問題はその軽重なわけで、金融業界はその問題がシビアな為、こうして大きな問題になってしまうわけですが。
いずれにせよ、人間がすることに絶対はないよ、と改めて教えてくれた事件になりました。
それでも不完全な存在である人間が、絶対を目指そうとしていく過程に、人生の面白さの一つがあるのでしょうね。