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従来のホームページの限界。
その大きな要素の一つに、状態の保持がある。
今までどんなページを見て、どんなことをしてきても、そのページにあるプロバイダーから匿名で誰かがアクセスしてきたという区別しかつかない(正確な表現ではないですが)。
RPGのようなゲーム(例えばドラクエ)などでは、あるシーンに来たところで、今までどんなことをしてきたのか(例えばレベルとか装備とか)の情報を保持している。
つまり、同じ画面を表示していても、今までその人がやってきた情報を保持しており、その画面での各利用者の状態は違う。
ホームページの場合には、同じURLでは、単に匿名の相手に同じ情報を提供しているというだけである。
それで良い場合もあるが、そうでない場合もある。
状態の保持ができれば、相手の状態に応じて、適切な内容を表示させることができる。
相手の状態が分からなければ、匿名である全体に共通の内容を提示するしか方法はない。
結局のところ、状態を保持するとは、ファイルに相手のやってきたことを記録し、読みこむということである。
Webの場合には、基本的に自分の制御可能範囲での相手の行動、つまり自サイト内での相手の行動を記録するということである。
この方法は、現在そのファイルのある場所を基準に、2つに区分できる。
1つは、その書きこむファイルを、サーバー、つまりプロバイダー側に置くという手段。
相手の情報を必要な時に利用することができるし、Webからアクセスする限り、データに必ずアクセスできる。
欠点としては、運用側がサーバーにそのスペースを用意しなければならないので、コストがかかるのと、サーバー側と情報のやり取りをすることになるので、そのプロセスに時間がかかる。
これはいわゆるCGIと呼ばれる手段である。
二つ目は、訪問者側のPCのファイルに情報を書きこむ方法。
訪問者側のPCのファイルに書きこむのだから、ホームページ運用者側が、その容量のサーバー側への確保で悩む必要はないし、直接PC側でファイルの読み書きをするので、極めて高速にファイルの読み書きが行われる。
これが、クッキーと呼ばれるものの正体である。
ただし、相手のPCのファイルに書きこむのであるから、セキュリティーのためにそれなりの制限がある。
だから、上手なクッキーの作り方や、読みこみ方が必要となる。
不味いクッキーは、その制限のために、自らの首を締めるだけでなく、他のサイト運営者にも迷惑をかけることになる。
何故なら、1つのドメインにつき、4KBというファイル容量制限が、インターネットエクスプローラーにはあるからだ。
たとえば、ここのwww2s.biglobe.ne.jpというのがドメインになるのだが、そこに所属する全サイト共通して4KBまでしかユーザーに情報を保持させることができない。
無駄にクッキーを量産すると、入れる箱のスペースがなくなり、それ以上入れると、箱ごと壊れることになってしまう。
だから、上手なクッキーの料理法、グルメなクッキーの食べ方が、シェフには要求されるのである。
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