[カイネル・ドゥ・ラファティの喜怒哀楽日記/書き物]

ひぐらし絆・澪尽し決戦編9:【内通者】の因縁・・・しらかば山荘籠城事件


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1. 2010/05/25 「ひぐらし絆・澪尽し決戦編9:【内通者】の因縁・・・しらかば山荘籠城事件」 分類: DS版ひぐらしのなく頃に絆
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「新型プラシル」「実験薬」を押収することに成功した警察。
だが、南井巴は無事なのでしょうか?
そして【内通者】は?
いよいよ、ラストも間近となりました!

「ひぐらしのく頃に絆〜新・澪尽し編」決戦編の続き、いきます!



南井巴の乗る警察車両と、
【内通者】の乗る輸送機が正面衝突し、爆発!
だが・・・・
・その瞬間、南井巴はシートベルトをしていなかったため、右横のドアに叩きつけられた。
・しかもそのドアは、ロックが不完全だった。
・彼女は外へ放り出された。
・落ちた地面がアスファルトではなく、芝生だった。
・彼女はとっさの反応で身をかがめ、衝撃を和らげようとした。

以上の、幸運の連続により南井巴は・・・
身体中大けがを負ったものの、命に別状はなかったのだ。

彼女は会心の笑いをあげた。

【内通者】「・・・っ、何が、そんなに可笑しいんですかい・・・?」

だが、どうやら【内通者】も無事だったようだ。
手には銃を持っている。
それはすなわち・・・・
南井巴と宿敵・【内通者】の対峙を意味していた。

【内通者】「・・・ほんと、あんたはすげぇよ。殺したと思っていたら、生きていて・・・。
しかも俺たちの計画を、ことごとく叩き潰しちまって・・・。
信じられねぇよ・・・。あんたみたいな刑事、見たことねぇよ・・・!」

今や、【内通者】は南井巴という存在に震えていた。
それゆえ、彼女に向けてぶっ放した銃弾は、彼女に命中しない。

南井巴「・・・下手くそ。あんた、銃の練習まともにやっていなかったんじゃない?
・・・手が震えてるわよ。」
【内通者】「やかましいっ!!なんでだ・・・!あんたは・・・あんたたち親子は、どうして俺たちの邪魔ばっかりしてくるんだ・・・!
やっと、うまくいきかけていたってのに・・・あんたたちは・・・いつも・・・っ!!」

それは南井巴の台詞なのだ。
彼女の父と母を殺し、幸せを奪っていったのは【内通者】なのだから・・・。

だが

【内通者】「違うっっ!!そもそもあんたの親父が・・・南井雄介が、俺の兄貴を殺したのがそもそものはじまりじゃねぇか!!」
南井巴「あんたの・・・お兄さん?」
【内通者】「そうだ!忘れもしねぇ・・・今から13年前の、昭和45年!しらかば山荘事件・・・あんたも名前くらいは知っているだろう?!」



しらかば山荘籠城事件。
詳細は、こちらをば:http://www.accessup.org/pj/6_A5ABA5A4A5CDA5EBA1A6A5C9A5A5A1A6A5E9A5D5A5A1A5C6A5A3/20100409.html

この結果、南井雄介は前野晴義を救うため、止むなく、犯人グループの
一人を射殺したのである。
その射殺された男の名を、滝口一紀という。
そして彼には、弟がいた。
[自己責任で読むネタバレ。マウスでなぞると読めます。乱暴な言葉遣い/非難を隠す為に使わないで下さい。]
その名を滝口史郎という。
後の花田史郎・・・
すなわち、目の前にいる【内通者】だ。

この兄弟は、物心ついたときから両親に捨てられ、
二人で生活を送っていたのだ。
生計を立てるのは並大抵の苦労では足りない中、
努力家の兄は奨学生として大学へ通えるように至る。
【内通者】にとって、滝口一紀は自慢の兄だった。
だが、大学にいる過激派グループに兄は唆され、
学生グループの運動に参加させられたのである。
そして、南井雄介に射殺されたのだ。
(このとき、彼は人を殺せる人間ではなかった・・・・
というのが【内通者】の言い分だったのだが、現実は厳しい。
鑑識の鑑定結果、滝口一紀は自らの意志で、警官二名を
銃殺していることが明らかなのだから。)

【内通者】の不幸は、兄を失ったにとどまらない。
凶悪犯の家族という烙印を押され、より生活は困窮する羽目となったのだ。
【内通者】が世を憎むようになったのも無理からぬことだろう。

そんな彼は、ある日盗みを働こうとするのだが、失敗する。
だが、それを機に拾われたのだ。
その相手こそが・・・・
[自己責任で読むネタバレ。マウスでなぞると読めます。乱暴な言葉遣い/非難を隠す為に使わないで下さい。]
千葉明彦
【黒幕】である。



そして、政治家の犬に転向となるのだ・・・。
【内通者】にはさらなる屈辱の日々が待ち受けていた。
【黒幕】の浮気相手を自分の妻という名義で囲わされたりもしたのだ。

南井巴「浮気相手・・・?」
【内通者】「ああっ、そうさ!女房も、生まれたガキもみんな、俺のもんじゃねぇ!
政略結婚で、今の夫人と仮面夫婦をやってるジジィが気晴らしに過ごす、遊び相手さ!
ガキができて、色々体裁が悪いってことで俺に押し付けたのさ!」

ここで少し遡る。
【内通者】が垣内署から逃亡した後の話だ。
南井巴は、【内通者】の自宅に行き、
彼の妻(そして、生後間もない赤子)に会ったことがあるのだ。
「出張中」と偽って伝えたのだが、
彼の妻は淡白な反応を示していただけだった。
そのことに南井巴は違和感を感じていたのだ・・・・。

話を戻そう。

【内通者】は警察に就職する。
だがそれは、【黒幕】の立場を有利にするためだ。
【内通者】は、内部工作や情報操作、
その他ありとあらゆる汚いことに手を染めたのだ。



【内通者】は憎悪の炎を燃やしていた。
(1)もしも、南井雄介が滝口一紀を殺していなかったら!
(2)もしも、社会の人たちが犯罪者の家族に目を向ける温容があれば!
(3)もしも、【黒幕】をはじめ、医の道に携わる者たちが本気で患者を救うことを願っていれば!
(4)もしも、彼らが薬を扱うことのリスクを抱える覚悟を持っていれば!

自分はこんな惨めな境遇に至らずに済んだのだ!・・・そう【内通者】は主張した。

【内通者】「あんたが、違うと言い切れるのか?!
俺のやってきたことを、あんたに否定する資格があるってのか?!」

南井巴「・・・あるわよ。少なくとも逃げ続けてきたあんたの言うことなんて、一顧にも値しない。
あんたはただの卑怯者よ!!
・・・・
結局、あなたは戦うこともせずに、逃げただけよ。
助けを求める前に、相手が手を差し伸べてもいいと思うだけの努力もせず、何かを憎んで恨む前に、自分で希望を持ち続ける勇気を諦めて、楽な道を選んだのは、あんた自身でしょうが!
自分の過ちを、怠慢を誰かのせいにして!
たった一人だけの狭くて暗い世界に閉じこもって、自分を棚上げにしておきながら他人を見下して罵っていた!
それがあんたの姿よ!!」

そう、本当にかわいそうな人なのは【内通者】ではない。
やっこさんに巻き添えにされた人なのだ。
平沼陽子とその友人。
尾崎渚。
南井巴の両親などだ。

【内通者】「あの小娘は、勝手に車から飛び出して死んだんだ!
俺がやったわけじゃねぇ!」

南井巴「・・・語るに落ちたわね。やっぱり渚さんを殺したのは、あんたか・・・ッ!!」



【内通者】は、今まで銃を彼女にぶっ放していたが、
彼女に対する致命傷には至っていなかった。
ただの脅しのつもりで撃ったに過ぎなかった(本当かどうかは不明)。
だが、ことごとく真相を見抜いたりする彼女はやはり危険な存在だ。
【内通者】は・・・・南井巴を殺す考えだった!

南井巴「・・・。それで、あんたは満足なんだ。
人を殺すのは、そんなに楽しい?
誰かの生きざまを破壊することで、あんたは何を得るっていうの?」

このとき、南井巴の中にあったのは、怒りや憎しみではなかった。
別の感情・・・哀しみだった。
彼女だけではない。
かつて、目の前のこの男・・・花田史郎・・・が
【内通者】だということが判明したときのこと・・・
藤田慎吾をはじめ、刑事一課の面々は、
悪事に手を染める【内通者】のことを哀れだと言っていたのだ。

そのことを南井巴は【内通者】に告げた。

【内通者】「・・・・ッ!!」

このとき・・・・
【内通者】の脳裏に思い出がよみがえってくるのだ・・・・
まだ彼が垣内署に配属された日々の思い出が!

決戦編ラストへつづく!!!

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