=>古記事2012/04/22 イナズマイレブンGO 異界の扉!ノッカーズ襲来::謎のコーチ!かわいいウサ探!
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1. 2012/05/01 二次創作の部屋 > イナズマイレブンGO 異界の扉!ノッカーズ襲来 > 出現!強敵インフェルナル・ノッカーズ!!」編集/削除共有分類に追加

白井監督が叫ぶや否や、東久西中第二サッカー部のイレブンの体に、異変が起こり始めた。

チーム一の長身フォワード、来布石の体は巨大な花弁に包まれ、毒々しい真紅に染まりはじめた。

ボランチの双葉兄弟は、全身が緑色を帯びると同時に、それぞれの右手と左手が、鋭利な刃状の棘を帯びた葉のような姿に変わっていた。

攻撃的な位置にいた大麻原の体は、白い粉末に覆われ、逆サイドの漆岳は逆に、光沢を帯びた黒色の体へと変化した。

サイドバックの飛綿の体には、びっしりとした羽毛のような毛が生えつくしていた。
逆のサイドの菱形の体からは、巨大な突起が複数飛び出していた。

センターバックの竹原のシルエットは、関節が異様な節のような姿に変わっているのが見て取れた。
その向こう側、キャプテンの宇壷は、背中に巨大な煙突状の突起を生やしていた。


最後方に控えるゴールキーパーの蔓山の体からは、おびただしい数の触手のようなものが生え、それぞれがうねうねと、蛇のようにうごめいていた。



気がつけば、花咲を除いた選手が一様に、異様な姿へと変貌を遂げていた。




「雷門中、みなさんのがんばり過ぎです。われわれの真の姿、ここまで早くお見せすることになろうとは思いませんでしたよ」

仮面の下の白井監督の笑い顔は、試合前の恵比須顔とは程遠い、悪鬼にも似た相貌へと変化していた。

「白井監督、それは一体どういう意味ですか?」

円堂の問いかけに対し、白井監督の高笑いはいっそう大きくなった。

「否、わが名はシュライク!数多の世界をめぐり、今、この世界に変革をもたらす真実の『革命家』、それが!私!!」


真の姿を現した白井監督……否、シュライク監督の言葉に、一同は愕然とした。

《ひ、東久西中……選手が変身したぁぁぁ!!前代未聞、驚天動地!!雷門中の歴史を紐解いても、これほどの出来事はありませーん!!!
し、しかも、白井監督……いや、シュライク監督の口からは、真の革命宣言まで飛び出した〜!!!?》

「そうです!私たちがなすのは「本当のサッカーを取り戻す」などという次元の低い革命ごっこではない!
選ばれしもののみが叩き、開くことの出来る扉……その扉を開けられるわれわれに、全世界の人類はひざまずく!!
そのことを世界に向けて宣誓するために、世界の象徴たるスポーツである、サッカーを利用させてもらったのです!!」

「その、真実の革命をなしとげるものたち……わがチームの名は、『インフェルナル・ノッカーズ』!!!」


「インフェルナル……ノッカーズ……!
このチームに、帝国は大敗したのか……!!」

鬼道の頬に、一筋の汗が流れた。
円堂はただだまって、ことの成り行きを見ていた。

「ククク……恐ろしさのあまり、声も出ませんか。
ですが、これで終わりではありません。今こそ、このスタジアムの『真の姿』をお見せしよう!」


そう言って、シュライク監督は天を仰いだ。

すると、スタジアム上空ににわかに暗雲が立ち込め、その雲のさらに上空から、巨大な扉が姿を現した。


「な、なんだあれは!」

「ちぃ……どうやらやっこさん、そうとう派手な演出を用意していたようだ」

ウサ探が舌打ちし、渋い表情(ただし見た目ぬいぐるみ)をした。


その扉が開き、屋根のように校舎に覆いかぶさった。

すると校舎はスタジアムの客席のように姿を変え、そして、そこには試合を珍しげに見ていたはずの生徒の姿はなく、みな、人外の異形の姿へと変わっていた。


「これこそがこのスタジアムの真の姿……ノッカーズ・エデン・スタジアム!
このスタジアムに足を踏み入れたのは、皆さんが初めてです」

「ち、ちょっと……なんなのこれ」

「おい茜、写真撮ってんじゃねえ!空気読め!」

「で、でも……こんなことめったにないし」

ベンチに控えるマネージャーたちは、この変化に浮き足立っていた。

「兄さん、監督、この試合……棄権しましょう!このままではみんなが危ないわ?」

音無が提案したが、それはウサ探によって否定されることとなった。

「そうさせてやりたいのはやまやまだがな、あのシュライクとかいう監督、ただで返すことはしないだろうぜ」


「その通りです。皆さんにはこれまでの「実験」と異なり、われわれの記憶をしっかりと残していただきます
絶望的な敗北とともに、ね」

「帝国サッカー部に練習試合の記憶がなかったのは、単にダメージが深いだけではなかったのか!」

鬼道は焦燥の色を隠せずに叫んだ。

「そうです。もっとも、真相意識にかすかに残っていたものもいたようですが。それはいいでしょう。
それに、心配することはありません。あくまでわれわれはサッカーで勝負するのです。純粋にね。受けていただければ、の話ですが」

「その言葉、信じていいのか」

「円堂!」

毅然とした態度を崩さない円堂の言葉に、鬼道は少なからず驚いていた。

ウサ探が小さく「ほぉ」と感心したような声を上げたことには、気づかなかった。

「もちろんです。いや、サッカーの試合でなければ意味がないのですよ。あなた方が標榜する革命の志、それをくじき、新たな旗頭にすることが、この試合の目的なのですから」


雷門イレブンの目がいっせいに円堂に注がれた。

少しの間、円堂は目を閉じた。

そして目を開くと、試合前と変わらない、力強い声で叫んだ。

「いいか、俺たちの革命はこんなところでは終われない!
誰が相手でも、どんな相手でも、俺たちがやることは一つだ。
いつものサッカーをやろう!そして、勝つんだ!!」

「わかりました。いいかみんな、どんな相手でもベストを尽くそう!」


円堂、そして神童の言葉に鼓舞されたイレブンは、不安こそ隠しきれないものの、それでも戦う姿勢は捨てずに、ポジションについた。


シュライク監督の仮面の下の目が光った。

(さすがです、雷門。さすがです、円堂監督。そうこなくては、ね)

様相を一変したこの試合、インフェルナル・ノッカーズのキックオフで、試合は再開した。

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