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TBSの深夜帯で「超時空要塞マクロス」の再放送が始まりました。
僕は一度、よりによって家族のいる前でミンメイがシャワーを浴びるシーンをもろに見てしまい、その気まずさから視聴をやめたことがあり、今ではいい思い出です。
本題はそうではなくて、改めて一条輝とリン・ミンメイの演技を聞いていてちょっと感じたことがあります。
「この人たちは、言われるようにほんとに下手なんだろうか?」
というのは、これは伝聞なのですが、放送当時、主役とヒロインの2人が新人とアイドル歌手を起用したということで、演技がなってないという評価があったらしいのです。
また、こちらで「009-1」の評価を読んでいって、ヒロイン役の釈由美子の演技に難色を示す方が少なからずいらしたことも、こうした思いを抱かせるきっかけでした。
(その人たちの価値観を否定するものではありません。念のため)
それに、こうした傾向はずいぶん前からありますが、いわゆる声優でないひとをアニメに起用することの是非、ということも、ファンの間ではかまびすしく議論されてきたところであります。
僕がアニメ作品を評価する際の基準にもなることなので、このあたりのことについてちょっと書いてみたいと思います。
そもそも、声優でない人を吹き替えに起用するのは、結構外れの多いことだというのは承知しています。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の主役と博士を織田裕二と三宅裕司(間違ってたらすみません)がやってコケたりとか、「ウエストサイド物語」のヒロインを大竹しのぶ…これは別にいいのか。
とにかく、こうしたアイドルを無理やり起用するタイプの吹き替えでは、失敗だなぁと感じることは少なくないですね。
(例外もあります。後述)
翻って先に挙げた「マクロス」のような例ではどうなのかというと、主役が新人でその脇をベテランが固めるというのは、実は理想的な布陣だと聞いたことがあります。
「コン・バトラーV」の三ツ矢雄二、「ダイターン3」の鈴置洋孝も、このバターンだったと思います。そういう意味では、「マクロス」における長谷有洋と飯島真理の起用も、定石に則ったものであったのかもしれません。
(とはいえ、三ツ矢さんも鈴置さんも、声そのもののパワーがダンチのため、一概に比較はできませんが)
結果として「マクロス」では、主役2人にたどたどしさこそあるものの、芝居の総体としてのバランスはよく成り立っている…というように個人的には思いました。
(個人的に言うなら飯島真理のミンメイは普通にかわいいし、輝は顔のわりに野暮ったさがあってどこか憎めないキャラになっていて好感が持てますけどね。これは趣味の問題なので)
ところで、声優でない人を起用することについてですが、これについては広井王子が「天外魔境2」の発売当時のインタビューでこんなことを言っていました。
「上手じゃない人を使うことの是非が騒がれているけど、ならキャラクター全員銀河万丈を使えばいいというのか」
(うろ覚えなので細部は不明です)
天外魔境2では、メインヒロインに井上あずみを起用していて、彼女が歌手で演技が達者ではないことについての質問の答えだったと思います。
これは真理(しんりです。まりじゃなくて)だと僕は思います。タイトルにある、演技のうまさが、その役の評価とイコールで結ばれるわけではない、と思うのですね。
「ターミネーター」を演じた当時のA.シュワルツェネッガーは、役者としての評価は「大根」でしたが、その大根ぶりがかえってターミネーターの迫力をかもし出し、その後の展開へとつながるわけです。
「トゥームレイダー」でララ・クロフトの吹き替えを釈由美子がやったのを聞いたんですが、演技こそ決して滅茶苦茶うまいわけではなかったものの、低音の声をしっかり作っていて「え、これ釈由美子がやってんの?」と思ったものです。
すなわち、その人を起用したことの是非について僕はこう考えます。
♯本人の演技力だけが絶対の価値判断になるわけではない。
♯声質や喋り方、「その人が演じている」という事実、共演者との調和、
♯それら周辺事項を含めて総合的に判断されるべきものである。
とはいえ近年のジブリ作品のキャスティングには辟易してるところもありますけどね。でもジブリ作品における声は絵の具のようなもので、アニメを作る部品の一つにすぎないわけです。「もののけ姫」なんて、1人でブースにこもってただ読んでるだけでした。
それならああいうキャスティングもありだと思ってます。余談ですが。
なんて書いてきましたけど、根本的には、僕はただひとえに萌えたいだけなんです。というわけで小清水亜美はいいですね〜♪
どういう〆だこれは。
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