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「イエローサブマリン」という懐かしいアニメーション映画作品を最近再認識しました。
そこでといってはなんですが皆さんは「イエローサブマリン音頭(※1)」をご存知であろうか。
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あ、そこの貴方、顔を顰めましたね(笑)。そう、ビートルズ結成20周年記念曲として日本でカバー
されたビートルズの曲で、お堅いビートルズファンをして大顰蹙を買い、一般でも苦笑を買った
であろう、あまり評判の芳しくない曲(作品)として知られている・・・かもしれない(笑)。
今でいうなら電波ソングといわれてしまいそうですが立派なコミック・ソングであります。
しかし、個人的には日本ミュージックシーンに燦然と輝く名曲であると断言しよう!。
・・・・・「イエローサブマリン音頭」が再評価される日は来るのでしょうか・・・・・。
絵画などの芸術作品もそうですよね。ゴッホなども死後再評価されて新しい価値を発見されました。
この「イエローサブマリン音頭」は大滝詠一氏と松本隆氏との渾身の一作で解説によると・・・・
『クレイジーサウンドの父<萩原哲晶>の遺作である。この曲が大滝詠一の考えるコミック・ソング
としての究極の姿で、そこはかとないユーモア、鋭い風刺、伝統と破壊、否定と肯定、夢と希望、
笑いに包まれた詩情、アレンジの音楽性と多様性、歌手による強烈なキャラクター等々、この他に
何が音楽でなし得るだろうか?ここに全てがある!』(LET'S OND AGAIN SPECIAL 解説:厚家羅漢)
とのことである。(この曲の中でもヒッチコックよろしく大滝氏は参加しております、わかるかな)
ともあれ、なんでこんなことを書いたかというとアニメ「ぱにぽにだっしゅ!」という作品を
よく表わしているなと思うのが、この「イエローサブマリン音頭」だと気がついたからです。
「イエローサブマリン音頭」は単にビートルズの曲をアレンジ・カバーしただけではありません。
古今東西の様々な名曲をパロディとして隠し味に「知ってる人」はニヤリ、知らない人もあとで
その元ネタの曲に出会った時に「あっ!!!!」と叫ぶのです。
つまりパロディをちりばめられた作品は、その「元ネタ」を知っているかいないかで楽しさが
全然違うと思われているようですが、さにあらず、これからの人生の経験の中での「発見」を
隠し味として込められているのです。「いま、知っている」必要はないのです。おそらく
「イエローサブマリン音頭」を聞いていなければ気が付かない「人生の発見」があると思うのです。
発見は曲の知識だけじゃなく「気持ち・心」というものも含まれますよ(許せる心かな(笑))。
同じように「ぱにぽにだっしゅ!」を観ていなければ一生気づかないであろうことが「一度観た」
という経験を持つことにより「より広い世界を知る手がかり」を知らず知らずのうちに手にして
いるのです。いまは忘れてもいい、でも思い出したときに発見できることがあります。
パロディーが甘いなどと知ったかぶりをしている方もおりますが、物事の背景は恐ろしいほど
深いのです。アニメでその深遠を語ることは不可能です。ですから「手がかり」としてしか
表現していないのはパロディー作品として至極当たり前のことです。「手がかり」しかないのを
「浅い・甘い」と安易に捉えてしまうのは恐らく「オタク」だけの「知ったかぶり」でしょう。
「オタク」は「マニア」でも「達人」でもありません。
もっと「知らない」ことを「知る」べきだと思います。オタクに欠けるのは謙虚な気持ちです。
「ぱにぽにだっしゅ!」はなにかそういうところをも風刺しているように思いました。
「ぱにぽにだっしゅ!」や「イエローサブマリン音頭」は人生を豊かにしてくれる作品なのかも
しれませんね。
最初は「ぱにぽにだっしゅ!」の評価欄に書こうかとも思いましたが、批判的な部分もあるので
日記にて、他愛もないお話として書きます。(イエローサブマリン音頭を聞きながら(笑))
(※1)
この曲を知るには同じく大滝詠一氏の「LET'S ONDO AGAIN」を知らなくてはいけないと思います。
大滝詠一氏といえば「A LONG VACATION」(ロングバケーション通称ロンバケ)が有名です。
世界初のCDでもある「A LONG VACATION」は誰もが知っている大ヒットアルバムですが、この
アルバムをだす2年前にナイアガラ1期の最後を飾ったアルバムが「LET'S ONDO AGAIN」です。
CD化された「LET'S ONDO AGAIN」の解説にもあるのですが、「当時、多く見積もっても“500人"
ぐらいにしか聞いてもらっていない」ということなので絶望的に売れなかったという作品です。
(それを学生の頃、なじみの喫茶店の大量のレコードの中から見つけお客がいないことを確認し、
マスターにお願いして聞いた懐かしい思い出があります。思えば貴重なレコード(1978年発売)です。)
ちなみに最初にCD化されたのは「イエローサブマリン音頭(1982年)」などが追加・再構成された
音頭スペシャルの「LET'S ONDO AGAIN SPECIAL(1987年)」でレコードの楽曲内容とはかなり違います。
その後「LET'S ONDO AGAIN(1996年)」がオリジナル楽曲構成でCDが発売されています。
(両方のCDとも持っています。名盤です(笑)。)。
そしてイエローサブマリン音頭は「A LONG VACATION」の大ヒット後に生まれていることになります。
なにか「LET'S ONDO AGAIN(1978年発売)」のリベンジの香りを感じるのは私だけでしょうか?。
詳しくは『NHK FM サウンドストリート・大滝詠一スペシャル'84(1984年06月22日)
最終夜「メイキングオブ・イエローサブマリン音頭」』などを参照してください。
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