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デスザウラーが猛威を振るった後、共和国、帝国ともに様々なゾイド開発競争が行われた。
対デスザウラー用ゾイド第1号のディバイソンが挙げられる。これはゴジュラスに対するレッドホーンという帝国のコンセプトが出ているようなのが興味深い。また、一体成形金属パーツを使っているのも特徴だろう。
こういった金属パーツはゴジュラスにも使われていたが、ゴジュラスの場合はあくまでバランスを取るためのバラストに使用されていたものであり、ディバイソンのように金属パーツを前面に出したゾイドはいなかった。
ディバイソンの鉛の質感と頭部超鋼角(平成期にはツインクラッシャーホーンと呼ばれることになる)はゾイドとしては珍しく、平成期のブレードライガーの爪にも金属パーツが使われたが、そのせいなのか、アニメでは後半でタッグを組むことになった。しかし、個人的感情とはいえ、ディバイソンも渋いおっさんタイプの人が乗るのが似合っていたメカだと思うのに、アニメでは帝国の若造や、あばずれ娘(アニメファンの人ごめんなさい。私はアニメゾイドが嫌いなんです)の専用機にされ、シールド同様のイメージが付いてしまったのは残念である。
ゼンマイゾイドは旧来の780YENキットの発展型が増えたといえる。
プテラスの発展型のレイノス、ゴドスの発展型のアロザウラー、ヘルキャットと同じデザインラインとはいえ、帝国初のライオン型であるライジャーといった機体が増えた。尚、このライジャーがゼネバス帝国製の最後のゾイドという形になり、流線型の形はライオンというイメージからはやや離れているように思えないこともないが、このライジャー以上に流線型と空力を徹底的に研究した美しい型をした高速ゾイドは無いと思う。
後年、ライジャーよりも速度や性能で上回る高速機体は増えたが、お決まりのゴツゴツした武装が目立つので、ライジャーのようなシンプル・イズ・ベストのデザインの高速ゾイドは無いと言って良い。
また、マーク2部隊が再編成され、共和国ではシールドライガーにビームキャノンを付けたシールドライガーマーク2、帝国ではサーベルタイガーに追加武装を施したグレートサーベルが発売され、後者にサーベルタイガーマーク2というネーミングが付けられなかったのは、マンネリを防ぐ他に、格好良さと凄さを強調する配慮だったといえるだろう。
このマーク2部隊は前年商品の色換えとメッキパーツを追加したのも特徴で、共和国はコマンドウルフ、ベアファイター、帝国はブラックライモス、ブラキオスという面々が選ばれ、ホワイトの共和国と、ブラックの帝国というカラー分けも顕著だった。
前年から始まった24シリーズも絶頂期を迎えた。食玩のアタックゾイドと同じスケールというのもマニア心をくすぐったかも知れない。
共和国のメガトプロスはゲルダー以来のトリケラトプスモチーフだが、後に紹介するマッドサンダーのそれよりも工夫が多く、スケール無視とはいえ、クリアパーツ多用デザインの大型電動キットはそれまでにはなく、翌年のギルベイダー程度で終わってしまった事を思うと、視覚上の美しさに拘った24メカだといえる。
帝国では最強24メカであり、最高のデザインとされるゴーレムが生まれる。ゴリラ型の見た目通りアイアンコングのフレームを使っているが、直線主体ラインのアイアンコングと違い、曲線主体というのがゴーレムの特徴であった。流麗なデザインと、アイアンコングほどゴテゴテした武装を付けなかったのもゴーレムの外観上の美しさを出していたのだと言える。
このゴーレムに対抗する共和国メカを発売する予定だったらしいが、結局は発売されなかったのが残念である。それはゴーレムがあまりにもマニアの心をくすぐっても、1/72に慣れた子供達を惹き付けなかったこともあるのかも知れない。コングフレームを使ったのだから、当然共和国は、ゴジュラスフレームを・・・ということが想像できるけれど、これも確証はない。ただ、ゴーレムサイズのゴジュラスだったらどんなデザインになるのかと思ってしまうし、平成期にウェーブから帝国側24メカが再販されていった事を思うと、ボツゾイドも出して欲しかったと思う。
また、ゴーレムの発売が24最高のトリを飾り、同時に24シリーズゾイドとゼネバス帝国終焉というものも象徴していたのもいささか皮肉だと言えた。
そして目玉商品のマッドサンダーである。
これまでゾイドの角竜はいたのだが、ゲルダーは小さくて迫力がないし、メガトプロスも24メカである。レッドホーンに至ってはスティラコサウルスなので、トリケラトプスの本機とはその迫力で雲泥の差に等しかった。
回転するマグネーザーとローリングチャージャーの迫力と、デスザウラーを圧倒する活躍でマッドサンダーが昭和ゾイド第二期を象徴するメカとなった。そのボリュームもウルトラザウルスを上回るもの(首や尾の長さはともかく、ボディのボリュームではマッドの方がウルトラよりも巨大)があり、マッドサンダーの登場によって、ゼネバス帝国は滅亡へと追い込まれていくことになる。
このマッドサンダー発売を機に、東映制作のCMフィルムのゾイドバトルビデオも発売され、ゾイドもファミコン第二弾の『ゼネバスの逆襲』という具合にいろいろな方面で活躍を見せていたが、この頃から陰りも見せ始めていたのも事実であった。それはゼネバス帝国が滅亡に向かい、暗黒軍であるガイロス帝国との戦いに向かっていても、従来型の共和国対帝国という図式から遠ざかった為に、他のユーザーを退かせたのもある。
また、『特攻!ゾイド少年隊』というコロコロ作品の発売にもそういった匂いがあったし、小学館は以前、『マクロス』を題材にした『エスパー太郎』という作品を発表したが、その要素を無理矢理ゾイドに持ち込み、渋いバトルストーリーの重厚な展開と、ゾイドへの見方と愛情を見せるものとは裏腹の感じがしてしまい、いろいろと問題を抱えながら、暗黒大陸戦争へと向かっていったのであった。
| アマンドの木 さんのコメント (2007/08/28) [編集/削除(書込み者/所有者が可能)] ゼネバス終焉とともに、手を引き始めたクチです。まぁ、年齢が上がったってのもあるんですが・・・最強だったはずの荷電粒子砲を受け止められ、ゴリゴリ腹に穴をあけられるデスザウラーの姿はまさにゼネバス帝国の姿でした。 ディバイソンは百機くらいの群れで、十七連突撃砲を乱射しながら野を越え山を越え味方の屍を踏み越えて、数機のデスザウラーを飲み込み踏み潰していく絵を見てみたかった・・・ |
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