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評価分布

[特撮]スペクトルマン / 宇宙猿人ゴリ


すぺくとるまん うちゅうえんじんごり / Spectreman
特撮/人形劇総合点=平均点x評価数91位/478作品中(総合23/偏差値53.63) 90位<= =>92位
特撮/人形劇平均点(評価10個以上限)32位/181作品中(平均1.77=とても良い/13評価) 31位<= =>33位
1971年特撮/人形劇総合点3位/6作品中 2位<= =>4位

評価統計
評価平均とても良い(1.77 pnt)
評価総合点23.01
特撮/人形劇順位(平均点)32位(181作品中)
特撮/人形劇順位(総合点)91位(478作品中)
偏差値(総合点)53.63

人数4270000
割合30.8%15.4%53.8%0.0%0.0%0.0%0.0%
加算分布30.8%46.2%100%100%100%100%100%
分布要約100%0%0%
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キャラ・設定2.00(とても良い)1
映像2.00(とても良い)1
ストーリー2.00(とても良い)1
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声優・俳優0.00(普通)1
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作品紹介(あらすじ)

高度な知能を誇る宇宙猿人の住むE惑星でクーデターを起こしたが失敗に終わり、宇宙へ逃亡した悪の天才科学者ゴリとその配下ラー。
二人は宇宙を彷徨っていた時、地球を発見した。
その美しい星を事もあろうに人類が自ら公害で滅亡の危機へと追いやっている事に怒ったゴリは地球征服を決意、人類を滅ぼすべく怪獣を次々と送り込む。
これに対抗し遊星ネビュラ71から地球に派遣されたサイボーグ・スペクトルマンは蒲生譲二と名乗り、公害Gメンに身を寄せてゴリの陰謀を打ち砕く!

全63話 (※第1〜21話『宇宙猿人ゴリ』、第22〜39話『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』、第40〜63話『スペクトルマン』のタイトルで放映)
制作:フジテレビ ピープロ 原作:うしおそうじ
企画:的場徹 プロデューサー:鷲巣富雄 別所孝治
脚本:辻真先 藤川桂介 小池一雄 ねもとしょうじ 高久進 鶴見和一 伊東恒久 山崎晴哉
監督:土屋啓之助 堺武夫 石黒光一 樋口弘美 長谷部安春 大塚莞爾
撮影:柿田勇 高橋義信 特殊撮影:的場徹 堺武夫 矢島信男
美術:飯田公夫 池田康彦 特殊美術:井上泰幸 窪野博郎
人形アニメーション:藤森誠代 合成作画:渡辺善夫 鷲巣富雄 特殊造形:高山良策 鈴木徹
アクション スペクトルマン:上西弘次 ゴリ:遠矢孝信
怪獣:石崎洋光 鴨志田和夫 戸知章二ほか
日本 開始日:1971/01/02(土) / 終了日:1972/03/25
オープニング動画 (2個)
スペクトルマン・ゴーゴースペクトルマン・ゴーゴー
歌:みすず児童合唱団 ハニーナイツ スタジオ・オーケストラ
詞:雨宮雄児
作曲:宮内國郎 [補記] [ファン登録]
スぺクトルマン・マーチスぺクトルマン・マーチ
歌:みすず児童合唱団 ヴォーカル・ショップ
詞:うしおそうじ
作曲:宮内國郎 [補記] [ファン登録]
エンディング動画 (2個)
宇宙猿人ゴリなのだ
歌:ハニーナイツ スタジオ・オーケストラ
詞:雨宮雄児
作曲:宮内國郎 [補記] [ファン登録]
ネビュラの星
歌:みすず児童合唱団 ヴォーカル・ショップ
詞:うしおそうじ
作曲:宮内國郎 [補記] [ファン登録]
利用状況
日本13,7951313
海外1,24800
最近の閲覧数
43147412744
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2011/07/02 / 最終変更者:剣先烏賊 / その他更新者: ジャンボーグQ / 管理人さん / 日光仮面 / 曲がり角のアイツ / 提案者:アーリマン (更新履歴)
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2012/02/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:2(67%) 普通:0(0%) 悪い:1(33%)] / プロバイダ: 3910 ホスト:3710 ブラウザ: 11753
【良い点】
シナリオが子供向けながらもメッセージ性がある。特にクルマニクラスの回は秀逸です。
スペクトルマンの人間味。ウルトラマンともっとも違う所でしょう。また必ずバトルの後倒れるのも個人的には○
ゴアゴンゴンを演じた大平さんなど、Gメンもひと癖あって良かったですね。
怪獣のデザインも独特で、面白いです。バロム1には勝てないですが・・・

【悪い点】
途中で公害Gメンが怪獣Gメンになってしまったこと。テコ入れはやはりいけません。メタルダ―、ウルトラマンエースのようにダサくなりました。
宇宙人の襲来によって、ゴリの存在が薄れたこと。
序盤のネビュラ遊星との掛けあいが知らないうちになくなってしまったこと。面白かったのに残念でした。

【総合評価】

やはりピープロ最長最高傑作だけあって、安定感はピカイチです。個人的には鉄人タイガーセブンが最高ですが、ピープロ作品はどれも味があって楽しめますね。
スペクトルマンは、今の時代でもリメイク可能な作品です。せっかくライオン丸は復活(悪い形でしたが)したのですから、スペクトルマンも復活していただけたらなと思います。(成川さんがすでにお亡くなりなのが残念です)
特撮の良さとは何か。それを教えてくれる良作です。

[推薦数:1] 2012/01/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:38(97%) 普通:0(0%) 悪い:1(3%)] / プロバイダ: 5225 ホスト:5085 ブラウザ: 6425
【良い点】
「ウルトラマン」や「仮面ライダー」及び「ゴジラ」とは一味違った特撮作品でとても新鮮に感じた所。

【悪い点】
シリーズ化にしてもう少し続けて欲しかった。

【総合評価】
この作品が放映された年「仮面ライダー」が始まり「帰ってきたウルトラマン〔ウルトラマンジャック〕」が「ウルトラセブン」以来2年ぶりのウルトラシリーズとして復活し、「特撮黄金期」のプロロークとなった時期でした。「スペクトクマン」は他の特撮作品に比べて独得の世界観を持ち、当時小学生だった自分のクラスでも「ウルトラマン」や「仮面ライダー」と同等の人気がありました。当時深刻だった公害問題にスポットを当てそれを練りこんだドラマ展開は「帰ってきたウルトラマン」でも取り入れてましたが「スぺクトルマン」の方がよりリアルで子供心に衝撃的でしたね。

それ以外に印象深かったのは頭の弱い青年がIQを上げる人体実験に自ら名乗りを上げ、たちまちに教授か科学者〔このあたりは記憶が曖昧で定かではありませんが〕になったのですが同じ実験に参加した犬がゴリの策略によって人間の脳を喰らう怪獣に変貌し、さらに青年までもが怪獣となってしまい、結果スペクトルマンによって倒されるのですが小学生だった自分にとっては「帰ってきたウルトラマン」の坂田兄弟惨殺同様衝撃をうけました。ちなみに後の「ウルトラマンA」でも似た様な物語があったと記憶しています。

よく「スペクトルマンは上司の許可が下りないと変身出来ない弱いサラリーマンヒーロー」と揶揄されるのですがこの様にリスクを背負ったヒーローは何もスペクトルマンに限った事ではありません。有名な所ではウルトラマンが地球上において3分間しか活動出来ない所やキカイダーの場合、ギルの「悪魔の笛」の音で変身を妨げられたり、キカイダー01では太陽の光がないと変身できない等、逆に考えればこういったリスクがそれぞれの作品の持ち味を引き出しなおかつ魅力を増していますね。ちなみに「仮面ライダーブレイド」では組織管理に身を委ねランクの上下によって変身出来なかったりしたのでは?

残念ながら製作会社のピープロは解散してしまったのですが東映か東宝または円谷プロあたりで是非とも復活して欲しいものですね。同じピープロ作品の「電人ザボーガー」も復活しましたことですし。

当時としては斬新なアイデアを取り入れ後の特撮作品にも何かしらの影響を与えている事で「最高」評価に値します。

2011/03/03 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:228(59%) 普通:109(28%) 悪い:51(13%)] / プロバイダ: 4417 ホスト:4534 ブラウザ: 12139
【良い点】
1:設定、造形とも極めてユニークな怪獣の数々。
2:公害を中心に、当時(というか現代にも通づる)社会問題を扱ったシリアス(とういかかなりエグい)話。上述した怪獣の設定も上手くそれに絡んでいたことが多かった。
3:主人公蒲生を始めとする、怪獣Gメンの持つ朴訥かつ明るい雰囲気。敵方である宇宙猿人ゴリと部下ラーのオマヌケな掛け合い。上述1、2のため、ともすれば暗くなりがちになるはずの作品の雰囲気を上手く中和していました。
4:必殺技スペクトルフラッシュを放つとぶっ倒れるなど、主人公スペクトルマンの適度な「弱さ」。及びそれを上手く利用した戦闘展開。予算などの関係から基本B級な本作戦闘シーンに独特の緊張感を持ち込んでいました。
5:上記1〜4の結果、社会問題を折り込んだシリアスさ、Gメンやゴリのユーモラスさ、児童向け番組としてのエンターテイメント性が、ある種調和を保ったまま混在する独特な雰囲気が形成された点(言語的に矛盾していますが事実そうなのです)。
本作の代表的なエピソードとされる48、49話は、正にその集大成と言うべき内容でした。

【悪い点】
1:終盤の「等身大ヒーロー」路線。良い点で述べたように、本作の魅力は(かなりの部分偶然に依拠して形成された)微妙なバランスの上に成り立っていたため、終盤突如導入された、スペクトルマンやGメンが仮面ライダー宜しく敵宇宙人と格闘戦を繰り広げると言う展開が明らかに浮いていました。まあ、Gメンは勿論スペクトルマンさえザコ戦闘員に苦戦したり、民間人がザコ戦闘員に普通に虐殺されるなど、本作ならではの演出はされていたのですが。

【総合評価】
公害問題が頂点に達した70年代初頭に放送された特撮ドラマ。原則として2話完結という形を取っています。

放送開始当初は侵略者側であるゴリの始点を重視し、タイトルも「宇宙猿人ゴリ」とするなど怪獣特撮が下火になっていた当時の苦心を想起させる物がありました。
しかし、良い点で述べた本作の魅力が次第に浸透、22話にして裏番「巨人の星」を視聴率で抜き去り、結果的に「第2次怪獣ブーム」の起爆剤になりました。

その個性溢れる怪獣、今日にも通づるテーマ性、そしてそれらが混在する独特な雰囲気は未だに強烈な存在感を放っており、「最高」と評価するにふさわしい作品の一つといえるでしょう。

2010/05/23 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:34(64%) 普通:7(13%) 悪い:12(23%)] / プロバイダ: 28887 ホスト:28964 ブラウザ: 11159
マイナーヒーローですが、弱いヒーローとして知られている(泣)やつですね。
円谷とかとは違い、2話完結という手法を使ってますね。今では平成仮面ライダーもこの手法を使ってますが、放送当時としてはそうそう無い構成だったんでしょう。
この作品は、途中までは、当時社会問題として悩まされた公害を取り扱っている点も、そうそう無いですよね。今でこそ公害は改善されましたが、環境問題がありますよね。そういうこともあって、ある意味リメイク可能な作品です。
そして、なによりこの作品を語る上で欠かせない名悪役「宇宙猿人ゴリ」がいます。主役であるスペクトルマンが世間ではあまり知名度が低いのに対し、本作の悪役のゴリと、それに加え、部下のラーのコンビは数ある特撮作品の中でもかなりインパクトのあったキャラクターだったと思います。なので、この作品のタイトルは最初は「宇宙猿人ゴリ」だったそうです。主役はスぺクトルマンなのにですよ!…しかし、21話で早くもタイトルが「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」になり、さらにこのタイトルも20話もたたないうちに「スペクトルマン」となり、番組名も最終的にこれで固定されたらしいです。(地上波では最初から「スペクトルマン」となっております)
さらに、、後半になると宇宙人なども登場し、悪役であるゴリの存在は薄くなります…。
あと、ネビュラ71遊星ですね。こいつはスペクトルマンにデカい態度をとって命令するという、ウルトラでいえば「セブン」に出てきたセブン上司みたいなもんです。

この作品の内容としては、第1話はかなり荒っぽい作りになってます。特撮もチープな面もあったけど、話が進むにつれ、作りの出来はよくなりましたし、特撮面も慣れましたね。第48、49話は傑作でしたね。

さて、主人公であるスぺクトルマンのキャラクター。はっきりいって弱いです…。
なにせ怪獣倒すのに2話もかかるんですよ。しかも怪獣倒したのはいいけど、体力消耗してバッタリ倒れこむんですよ。これが毎回続くんです。これ最初みたとき「いきなりセブン最終話かよ!?」と心から驚きましたね。早々とその話のうちにスぺシウム光線で怪獣を倒し、そのままカッコよく空へ飛び去るという痛快なウルトラマンなどとは違うのもこの作品の特徴ですね。
さらにこのスペクトルマン、立ち位置はサラリーマン(笑)。上司は例のネビュラ71遊星。しかも、変身したいときに変身できるウルトラなどとは違い、スペクトルマンは例のネビュラ71遊星の許可がなければ変身できないという、不便なヒーローでしたね。
造形は銀のウルトラ戦士とはちがい、こちらは金色ですね。近くから見るとカッコいいんですが、遠くから見ると金が黄色にしか見えなくて地味です。仮面の方も、出来はイイ(と思う)んですが、目のあたりはウルトラとは違い、光らないんですよね。このあたりも地味ですね〜。
そんな弱くて不便で地味なヒーロー「スペクトルマン」。それでもぼくは好きですね。評価は「とても良い」で。

[推薦数:1] 2009/08/24 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:428(56%) 普通:224(29%) 悪い:111(15%)] / プロバイダ: 5045 ホスト:4880 ブラウザ: 9573
【良い点】

これも長い間保留にしてたな(汗)。

まあ、タイトルが2回も代わった異色怪獣ものですが意外にも1971年初頭にスタートした「第二次怪獣ブーム」の火付け役だとは知られて居ない作品です。

侵略者ゴリを迎え撃つは我らのヒーローはスペクトルマンですが当初の作品タイトルは『宇宙猿人ゴリ』と敵の名前をタイトルにしてた異色作でした。でその後『宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン』を経て『スペクトルマン』に成りました。

味方組織も防衛隊もロクな装備もない「公害Gメン」でした。本作のテーマは高度経済成長期が産んだ公害に対し警鐘を鳴らす、志の高い「教育児童特撮」でありました・・・少なくても開始当初は!

ダストマン、クルマニクスなど現代人(当時)に疑問を投げ掛け、毎回ゴリに造られたジャミラ的な悲劇の怪獣が徘徊してる、話題作(単に暗いだけ??)と成りました(多分?)。

【悪い点】

う〜ん、まあその手の企業から苦情きたんでしょうかね? 公害Gメン何の告知もなく「怪獣Gメン」に改名されてしまいます。ウルトラマンシリーズも武田アワー時代は絶対怪獣を薬殺しなかったしね、企業の後ろ立て無くして番組制作は成り立たない民放の苦しさですな。まあ、特撮に限った事ではないですが・・・・

まあ、無限に巨大化出来るスペクトルマン(富士山よりデカく成ってます、遣り過ぎやろ?汗)。と一見無敵の筈の彼ですが、上司に頭が上がらない情けないヒーローでした。許可なしに変身出来ないんですが、やれ「人が観てるから駄目だ」とかやれ「伝染毒を持った人間を殺せ」とか無理難題を仰います。全くサラリーマンの共感を呼ぶヒーローですな。

タイトル改と同時に結局「スペクトルマンVS怪獣」がメインとなり後半では公害問題を投げ掛けた話題作の陰が全く無くなり普通のヒーロー特撮と成ってしまいました。

唯一後半での怪作はノーマンぐらいでしたな。

【総合評価】

いや・・・・60話以上製作されて充分成功作品と思いますが、当初の路線を貫いて欲しかったな。ランクダウンで「良い」。

[推薦数:1] 2007/09/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:650(74%) 普通:161(18%) 悪い:64(7%)] / プロバイダ: 17047 ホスト:16876 ブラウザ: 4184
71〜72年に放映された巨大ヒーロー番組で、第二次怪獣ブームの火付け役となったピープロダクションの偉大な傑作。`E惑星'でクーデターを起こそうとして失敗した“ゴリ"が腹心`ラー'と共に宇宙へ逃亡。長い旅の末地球に辿り着いたゴリは、地球を我が物にすべくIQ300の知能を用いて侵略を開始する。ゴリの陰謀を知った`宇宙連邦ネビュラ71'は地球に“スペクトルマン"を派遣。普段は`蒲生譲二'に姿を変えて公害Gメンの一員として、ゴリの陰謀を阻止するために戦う。

本作品は「帰ってきたウルトラマン」より3ヶ月早く放映され、しかも最初は「宇宙猿人ゴリ」と悪役のタイトルでした。主題歌こそスペクトルマンですが、スポットは侵略者であるゴリに置いていたようです。そこが面白いところで、ゴリの造る怪獣たちがヘドロ等の公害を主にしているところがこの作品のテーマがあったのだと思っています。当時は公害問題で荒れた時期だったために、発展ばかりを優先させて環境に無神経な大人たちが生み出した公害を元に怪獣を生み出す。おそらくこれは社会に対する警鐘として作り出されたといえましょう。ヘドロから製造された`ヘドロン'`ネオヘドロン'・ゴキブリを怪獣化させた`ゴキノザウルス'・ネズミとハトの合成怪獣`ネズバードン'・モグラとナマズの合成地震怪獣`モグネチュードン'等、ウルトラマンにはない個性ある独特のスタイルの怪獣がまたよかった。そしてストーリーも「ウルトラマン」とは違った世界観がありました。

本作品の主役“スペクトルマン"は実にシンプルなスタイルですが、伸縮自在の特殊サイボーグです。でも`ネビュラ71'の指令を受けないと変身できないし、命令を背いたりすると変身解除までされてしまうという柵に絡まれたヒーローですが、他惑星での活動ですから派手にやって犠牲を出すようなことはしてはならないんでしょうか。ただ怪獣を倒すだけでなく、他惑星人による侵略からその星の環境を変化させないようにする保護隊員ですから、ウルトラマンより使命感が大きい立場にあります。必殺技も`スペクトルフラッシュ'と`バックル'と両手から出るノコギリ型の`スライス'のようなものしかありません(但し敵の能力によってはネヴュラから剣や銃のような武器が提供されますが)。しかもフラッシュを使うとエネルギーの90%を消耗してしまうので、毎回苦戦を余儀なくされてしまいますけど、そこが何となく魅力的なんですね。ウルトラマンみたいにあっという間に倒してしまうような単調なスタイルじゃない分愛嬌があるというか、完全無欠でないところがいいです。

敵役の“ゴリ"は確かにIQ300という高い知能があるだけあって、その環境に応じた怪獣を製作したり、他の悪星人と協力し合う等、知略・謀略に長けてますが、戦略に疎かったみたい。“ラー"はスタイルからゴリラそのものでしたから、粗暴さのみが印象的。でも何だかんだありましたけど、この2人は正に名コンビでした。怪獣も上に上げた公害怪獣だけでなく、`ギラギンド'・`サタンキング'・`サラマンダー'・`三つ首竜'・`ブラックドラゴン'・`ガマ怪獣'・`ゴルダ'・`ドクロン'みたいなウルトラ怪獣にも匹敵するような怪獣や、`マーダラたちキラー星人'・`イゴール星人'`ジェノス星人'といったゴリに協力する悪党宇宙人等もなかなかよかったです。また正々堂々とした殺し屋`流星仮面'も印象に残ってます。

主役のスペクトルマンこと`蒲生譲二'は演じる成川哲夫さんが3枚目っていう感じをよく出していて親しみ易かったです。`公害Gメン'のメンバーでは大平透演じる`倉田室長'が威厳あってかつ冷静な判断をするボスらしさをよく出していました。`加賀'`有藤'`太田'たちもそれなりによかったですが、女性隊員がよく変わりましたね。最初は後に谷岡ヤスジ夫人となった小西まち子さん演じる`遠藤理恵'で、2代目がサンダーゲイの回で被害者の娘で出た親桜子さん演じる`立花みね子'、3代目が何故か4話しか出なかった後藤留美さん演じる`沢みどり'、でいつの間にか隊員になって出演も一番多かった桜井妙子さん演じる`柳田弘美'。個人的には立花・柳田隊員が好きでした。

自分が印象に残ったのは白蟻怪獣`バクラー'の話。東京郊外のニュータウンの一軒家に住み着き、そこに入ってくる住人の血を吸ってインベーダーにして操るという怪獣にしてはなかなかずるがしこい。Gメンの加賀もその支配下しされてしまい、その演出は外国恐怖映画を思い出させるほどだった。(それにしてもこの家の不動産社長は、行方不明者が多く出ているにもかかわらず加賀に進めるのだからなんつー強欲なんだか!)
`クルマニクラス'の話も。轢き逃げされた少年が意識不明に陥り、轢き逃げ犯人を憎み追い回す心が怪獣を生み出すというもの。蒲生の必死の捜査で轢き逃げ犯を見つかり、少年の苦しむ姿をみて自分の過ちに気づきますが、少年の生み出した`クルマニクラス'と`バロンザウルス'の抗争に巻き込まれて重症を負い、「自分が悪かった」と罪を悔いながら息を引き取るシーンが感動的でした。少年に意識が戻り、クルマニクラスも消え去りますが、これは交通事故の被害者と加害者の描写を描いた傑作で、現実にも触れていると思われます。
『悲しき天才怪獣ノーマン』。出前持ちの`山本三吉'は足し算もできない白痴だったが、堂本博士の開発した`IQ促進剤'による手術によって急激に天才化していく。彼と同じ手術で天才となった犬`ボビー'も人間並みの知能をもつようになるが、急に凶暴になるい怪獣化してしまう。しかもそれは三吉にもおよび、彼もまた次第に変わりはじめ、怪獣化する。必死の努力も空しく怪獣`ノーマン'となった三吉は残った人の心でスペクトルマンに殺すように懇願する。「僕は人間のまま死にたいんだ!」というセリフは印象的だった。映画『アルジャーノンに花束を』を元に特撮ドラマに置き換えて製作されたものですが、とてもよくできていると思います。バカと天才の両方の三吉を演じた若き`鶴田忍'さんの演出も見事でした。
`グレートサタン'の話も。蒲生はある家に入り込もうとしている朝永という青年に会う。朝永はその家に監禁されている娘に恋をし、助け出そうとしていた。だが彼女は`グレートサタン'という宇宙の魔女であった。それを知った朝永は発狂しそうになるが、それでもスペクトルマンによって崖下に落ちた彼女を追って投身する。最後まで自分の愛を貫き、魔女も最期はそれに目覚めて息絶えたシーンは印象に残りました。
怪獣`ドクロン'の話も。不思議な超能力をもつ`早田ジュンという少年がゴリと`ジェノス星人'による死人を蘇らせて殺戮を起こす“ジェノサイド計画"に気づき、蒲生とともに戦う。ジュンは蒲生がスペクトルマンであることを知り、ドクロンに苦戦する彼のために全能力を使って弱点を見つけるが、力を使い果して死んでしまう。天涯孤独だったジュンは唯一心通わせた相手が蒲生であり、彼のために命を費やしたのにとても感銘しました。
面白いストーリーは他にもたくさんありますけど、自分の中で印象的だったのがここにあげたものです。

本作品は地球に逃亡してきた宇宙人の侵略計画とその星を守るヒーローという構図に当時問題視されていた公害をテーマにした設定をを盛り込んだ質の高い作品に仕上がっていると思います。特撮ファンである私の中では非常に気に入ってるし傑作だと思いますので、評価は【最高!】です。今みるとかなりレトロな感じがしますが、公害が生み出した人間の歪んだ社会の実態等かなり奥深さをみせていて、これこそ特撮ドラマの真のテーマを描いているんだと感じました。

2007/09/12 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(62%) 普通:73(11%) 悪い:174(27%)] / プロバイダ: 22725 ホスト:22557 ブラウザ: 5234
【良い点】
弱いヒーロー(言い方変か…)だったところです
許可がなければ変身も出来ないという設定が斬新でした
対戦する怪獣達も個性的でしかも不気味でした
クルマニクラスなんて今放映コードに引っかかりませんかね
重いテーマも取り扱っていて、ピープロの面目躍如といった作品ではないでしょうか

【悪い点】
1エピソードが2話編成のためテンポが遅くなってしまったと思います
そのせいで変身時間にリミットがないとは言え、怪獣とのバトルが妙に長く感じました
それにカメラワークも単調だったような…

【総合評価】
公害Gメンの話の評価は「とても良い」
怪獣Gメンの話の評価は「普通(スペクトルマンらしさが薄れた)」
間をとって「良い」とします

2007/08/13 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:307(58%) 普通:90(17%) 悪い:135(25%)] / プロバイダ: 40763 ホスト:40597 ブラウザ: 5234
徹底した魅力の悪役と、それに拍車を掛けるコミカルな掛け合いとボディランゲージ、
それに負けず、必殺技を使った直後力尽きて倒れ伏すなど斬新さと悲哀すら感じさせるヒーロー、
視聴者の裏を掻き過ぎてとんでもない方向へとすっ飛んでくストーリーと演出、そしてとにかく低予算。
そう言ったひねくれたり開き直ったりした部分が全部魅力的に見える何か魔性の魅力というものが本作には存在しています。

タイトルが途中で変わったとか「アルジャーノンに花束を」をアレンジした前後編とか、よく端的な部分だけかクローズアップされますが、
よくよく見てみると、本作の斬新さが後々のヒーロー番組に計り知れない影響をもたらしたと言えるし、
部分部分のストーリー性の高さは充分現代でも通用する出来だと思います。最終回はホントに泣きかけた。

低予算で技術に乏しいものの、それを逆手にとって良質で楽しい作品を提供するピープロの面目躍如といえる作品。
全63話と長いですが、ヒーロー番組を愛する人ならば一度は見て置いても全く損は無いでしょう。

2007/08/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:642(74%) 普通:121(14%) 悪い:102(12%)] / プロバイダ: 3926 ホスト:4150 ブラウザ: 5623
CSで放送しているのを本放送以来で見ている。あぁ. . .美しい思い出が. . . 大好きだったのに. . .

いや別に全然美化してなかったんですけどね。奇しくも地上波で再放送してるミラーマン
と同じ年の作品なのに、こんなに差が歴然としてるとはもう口あんぐり。

金色、のつもりなんだろうがどう見ても土まみれ茶色にしか見えない頭でっかちなヒーロ
ー、光学合成とは口が裂けても言えない合成(やはりオプティカルプリンターの威力は
絶大だった)、必殺技という最低限の設定さえ守らない脚本、行き当たりばったりなスト
ーリー、適当なセリフ、単なる傍観者いや解説者でしかない公害Gメン、居並ぶ大根役
者、対する大げさな芝居の大平透氏、瓦礫を投げ込むスタッフが映り込んでも発射するミ
サイルが誤爆してもリテイクしない大雑把さ、ぜんぜん頭の良くないゴリ。もう枚挙にい
とま無し。

もうピープロ臭プンプン。ライオン丸など等身大路線は比較的東映系に類似する点がある
からこれほど極端じゃない。ゴアの身振り手振りをさらに押し進めた妙なゼスチャーだけ
でキャラクターを作っちゃう強引さ(小林清志氏サプライズなんて当時はなかったから)。こ
の牧歌的な造り、今じゃムリ、いや当時でもどうかと思うが。いやぁいい時代に子供だっ
たなぁとつくづく思える。今の映像レベルを知っていて過去の作品を見るのと、当時リアル
で見るのとでは感想が全然違う。当時は「これ」で想像できたんだよ。

正統な評価は「普通の当時なりな作品」だけど、ご祝儀ってことで「良い」にしておこう。

2006/09/11 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:792(58%) 普通:430(31%) 悪い:147(11%)] / プロバイダ: 18384 ホスト:18446 ブラウザ: 6287
タイトルが途中で変わったのは知りませんでした……。
どのような敵と戦ったのかとか、そのような事は記憶にないのですが、主題歌を少し覚えているのと、
何よりもスペクトルマンにインパクトがあると思います。
また見てみたい作品ではありますね……。

2005/10/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:155(82%) 普通:9(5%) 悪い:26(14%)] / プロバイダ: 45539 ホスト:45323 ブラウザ: 5832
子供の時にはネヴィラ71(なないち)と聞こえていたけど、本当はネヴュラ?
とにかく、幼稚園児(?)であった私は「V」の発音とカタカナ表記を覚えたような気がする。

「スペクトルマンに告ぐ。スペクトルマンに告ぐ。直ちに変身せよ。変身せよ。」
で始まる指令、もしくは許可を得ないと変身できないヒーローというのも面白かった。
子供にとってはまどろっこしくてイライラすることも多かったように思う。
毎回毎回さまざまなテーマの怪獣が相手になる点も特異で興味深い演出だった。
最終回にゴリが自殺して終わるラストは、子供心には理解できなくてなんかスッキリしなかったような気がする。

[推薦数:1] 2005/10/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:773(45%) 普通:469(27%) 悪い:473(28%)] / プロバイダ: 28154 ホスト:27930 ブラウザ: 4487
基礎体力の無いながらも力作を発表してきたビープロ作品では
最も知名度が高くしかも意欲作であろう。

しかしゲスト死亡率が異常に高かったり毎回の如く人間が改造
されて怪獣にされたりとトラウマ量産番組ぶりは良くも悪くも
記憶に残る。

一番インパクトに残るのはやはり【アルジャーノンに花束を】
を翻案して見事に使いきった「ボビーよ、怪獣になるな」「悲
しき天才怪獣ノーマン」の前後編(この作品は一話完結が普通
の中、前後編主体という意欲作でもあった)だろうか。はっき
り言ってトラウマに残りすぎ。それでも元の作品の意図を見事
に活かしきりかつ使い切っているのは流石。そういえばこの時
期、天才化といった感じの手術というのは否定的に捉えられて
いるのがよくわかる。まあ、これを見せてもらったときは子供
の頃だった(見せてくれた方にはお礼を言いたい)から、単純
にボビーと三吉(天才化手術を受けたものの、その手術にゴリ
が細工をしたために怪獣になり死んだ犠牲者)が可哀相過ぎて
ゴリとソレを演じた役者などにドス黒い感情が速攻で芽生えた
だけだったが。ちなみに三吉青年を演じた鶴田忍氏は自身の出
演作の中にこの役を出していて、嬉しかった記憶がある。

笑うほどのちゃちさとトラウマ増産能力と意欲と面白さが相殺
しあって「良い」にしておく。

2005/10/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:328(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 11756 ホスト:12096 ブラウザ: 7573
初期の頃はゴリとラーという悪役コンビを主役にするという
意欲作で、怪獣の総称も「公害怪獣」という風になっていて
ヘドロンやミドロン、ゴキノザウルスなど公害・災害モチーフが
多くて面白い趣向だと思います。
路線変更して、2度もタイトルが変わっているのは珍しいです。
スペクトルマンのデザインもカラーリングが地味ながらも
インパクトがあります。

数年前にCSの『侵略放送パンドレッタ』でスペクトルマン特集を
やっていたとき、阿部進氏が演じた阿部先生がカバゴンに変身してしまう回の
ダイジェスト映像に、阿部氏の『カバゴンの歌』を使用していたのは
未だに記憶に残っています。

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2010/04/28 好印象 by (表示スキップ) 投票履歴 / プロバイダ: 12310 ホスト:12269 ブラウザ: 13187 [編集・削除/これだけ表示]
感じた事涙流した/可笑しく笑える/楽しい/面白い/悲しい/考えさせられた 
ストーリーとても良い(+2 pnt)
キャラ・設定とても良い(+2 pnt)
映像とても良い(+2 pnt)
声優・俳優普通(+0 pnt)
音楽良い(+1 pnt)

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