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ステルス


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2008/04/24 とても悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 634 評価履歴[良い:1418(50%) 普通:555(20%) 悪い:867(31%)] / プロバイダー: 10719 ホスト:11002 ブラウザー: 6342
【良い点】
近未来の兵器のデザインと、XFを発展させたような戦闘機のデザインに、無人飛行船による給油など、いろいろな兵器を描き、兵器フェチの注目が受けられそうなデザインが注目できます。そういった部分とCGが美麗。

【悪い点】
ハリウッドではこういったミリタリーアクション映画が出来るという予想を、悪い意味で裏切ってはくれないというのは相変わらずでした。そんなアメリカの戦争や兵器だけでなく、CGも美麗でダイナミックで世界一というのを悪い形で全開にしてくれました。

AIの暴走に、兵器がその為に・・・というテーマがボカされてしまっているし、その為に映画そのものが薄っぺらくなっているし、暴走したAIが最後はヒロインを助けようとする主人公と共闘し、最後には主人公達を庇って敵と差し違える・・・というのも全然説得力無しのご都合主義全開。そんなに簡単にプログラムって変えられるモノなのか。

映画であり、フィクションであるとはいえ、テロ支援国の某国をあからさまな敵役にしたり、領空侵犯してきたこっちの方に非があるのに、自己防衛とはいえ、ロシア機を平然と撃ち落としたり、タジキスタンに核を投下して汚染してくれるという暴挙は、自国以外にはどこへだろうと核を投下しても一向に構わないという、『ID4』や『アルマゲドン』の頃から全く変わっていないアメリカという国を悪い意味でアピールしてくれました。

作為上、ヒロインが死なないとはいえ、不時着してああなるというのはどうにも不可解だし、悪役であるはずのAIエディが考えを変えるにしろ、軍部の黒幕にしろ、それを推進したメンバーにしろ、罰せられた描写がほとんど無いといっていいし、CGが綺麗なだけで、中身がスッカラカンという最近のハリウッドの凡例に過ぎず、『トップガン』的な内容を期待した人も多かったかも知れませんが、その期待はものの見事に裏切られているというものに過ぎませんでした。

空中戦もCGが発達しているといえば、それまでなのですが、そんなCGの迫力が妙に薄っぺらく感じてしまったし、嘘っぽいイメージがあるし、CGだけが一人歩きしているだけに感じてしまったし、派手な空中戦も、こういった現在のアメリカと、ハリウッドの問題が浮き彫りになっているのでは、全然盛り上がりませんし、ハラハラドキドキ感も、無駄であり、ハッキリ言ってしまえば、B級ドッグファイトムービーにもなっていないし、某国での戦闘シーンも嘘っぽい描写ばかりが目立ってしまい、「普通なら生き残れないか、とっくに捕まっとるよ」と思います。

ヒロインが女の子に発見されて、騒動が起こる・・・というのにも、某国蔑視のような部分が目立っているようで、かなり不快な印象も与えてしまいます。なして、子供まで、あんな憎まれ役に近い形で扱にゃならんのか。

【総合評価】

嘘っぽい戦闘描写があまりに多く、お世辞にも完成度が高いとは到底いえないお粗末な内容になってしまったという映画だったと思います。

AIの暴走による科学技術進歩と軍用に転用される事への恐れ・・・というものではなく、単なる娯楽ドッグファイトになってしまったとあっては、戦争ゴッコ映画(あるいは模擬対テロ戦争映画)と揶揄しても文句の言えないような出来だったと思います。これでは結局、見ても満足とはおおよそ言い難い内容でした。

ショボいバトルに、CGだからこその薄っぺら感(パラシュートでの脱出も、スカイダイビングの映像を見たら、「なに?これ」と言いたくなってしまう)に、戦闘シーンもショボく、AI搭載機がナイト2000のようにする改良を施される後半にしても、嘘っぽさが出ていて、これでは面白くないし、また見てみたいような作品にはなり得なかったとしか思えません。

ID4やアルマゲドンほどではないとはいえ、核使用という暴挙をやらかしている(それも人間ではなく、AIに)だけでも×なのに、AIや兵器の暴走や危険性というものが後半のショボい対テロリストバトルですっかり台無しだし、AI搭載機を最後は主人公が撃墜か、または・・・という方が理想的だったと思うのに、それを見事に悪い意味で裏切ってくれた凡作以下の映画だったとしか思えません。

派手な航空機のCGだけで誤魔化しただけの、超一級B級映画というべきでしょうか。

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