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トワイライトゾーン/超次元の体験


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読み仮名: とわいらいとぞーんちょうじげんのたいけん / 英語タイトル: THE TWILIGHT ZONE
注意: これは海外映画版。その他メディアのページ
特撮:ミステリー・ゾーン (トワイライト・ゾーン)

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2005/11/06 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by スペ9 評価履歴[良い:543(73%) 普通:103(14%) 悪い:98(13%)] / プロバイダー: 2804 ホスト:2499 ブラウザー: 5623
提案・評価にあたり、劇場版と該当するTV版を見比べてみた(ロードショーでも見た)。さて、どうしたも
のか。

構成はオムニバスでありこの点からして通常の映画とは異なる。元々、トワイライトゾーンとはシチュエーシ
ョンで見せる映像作品であり、映画的なビックリ演出やゴージャスな特撮に頼るのは似合わない。こう思える
のはTV版を見た事のある者だけが言うことであり、そうでなければどうだろう?公開されたのはエイリアン
や帝国と同時代で、観客は派手な特撮を望んでいた時代であり、残念ながら少々歩がが悪かったと言えるだろ
う。

で、オリジナルであるプロローグ「リアリー・スケアリー」。最もトワイライトゾーンらしくない内容だが、
掴みとしてはよい。続く第一部「タイム・アウト」もオリジナルだが、これが案外「らしい」というのが皮肉。
というのも、続くTV版のリメイク「真夜中の遊戯」はTV版の残酷性がスポイルされ、「こどもの世界」は
救いのあるエンディングに変わっているからだ。
劇場版「真夜中の遊戯」は、不思議な男Mr.ブルームによって子供心を思い出しつつ、年齢を重ねた事を大
切な宝と思い出させる、つまりは現実のよさを再認識させてくれる、「歳取っても考えの持ちようだよ」とい
うメッセージなんだが、TV版は子供心を取り戻した老人は本当に「子供」になってしまい、暗闇に消えて行
き、なりきれなかった者は一人老人として取り残される、つまり子供になった側も老人の側も幸せを得る内容
ではないのだ。これがTV版「ミステリーゾーン」の怖さであり、おとぎ話などと言う温かみとは違うミステ
リアスな世界観だと言える。
「こどもの世界」はもっと強烈だ。簡単にTV版を説明すると、舞台となる「村」以外、世界中が無くなって
しまっていて(あるいは、「村」が別世界に飛ばされている)、「子供(怪物)」の気に食わない「物(動物
だろうが人だろうが)」は「びっくり箱」に変えられたあげく畑の下に埋められてしまうのだ。物語は少年の
つまらなそうな顔のアップで終わる。特撮がほぼ皆無で、「畑の下に埋められる」のもセリフと、その対象が
画面から姿を消すだけで表現されるというのがむしろ恐怖をあおり、しかもオチがないのだ !
これらの作りはTV版「ミステリーゾーン」の標準的な物と言える。対する劇場版は、乱暴な言い方だが「今
風」なオチであり、TV版とは明らかに違うのだが、時代と劇場作品である事を考えれば、妥当な解釈だと思
う。
で、「2万フィートの戦慄」。劇場作品で、今(公開当時)なら上出来なリメイクと言え、一番TV版に近い
内容と言える。オチのバレンタイン氏が、もうイカレちゃってるのと、TV版のウィリアム・シャトナーが、
イカレないまでなのが微妙に違うが、シェイド(TV版ではカーテン)を開けたくなる「怖い物見たさ」な演
技も同様にある。明らかな違いとしては「NO SMOKING !」のいやなガキはいい味だし、何と言って
も今見てもいい動き・デザインのグレムリン。TV版は今見ると「ドリフのコントか?」と思うほど(たしか、
そっくりのコントが「ドリフ大爆笑」にあったような)だ。「正に」ぬいぐるみで、ウルトラセブンのワイルド
星人をデブにしたみたいな、へんなメイクのおやじが窓の外をワイヤーでつられてぶらぶらしてるのが、シャト
ナーの名演技(これは本当にうまい)と対照的でシュール。劇場版の、落雷に浮かび上がる姿とラストの「チッ
チッチ」といい、こればっかりは技術力の恩恵をうけた好例。

オリジナルはTV版だがジェリー・ゴールドスミスのBGMもいい。

総じて、TV版「ミステリーゾーン」のリメイク劇場版としては十二分な出来だと思う。ただ、TV版はとは
同列で比べられないのだ、それほどにTV版はエポックメイキングで、怖く、バリエーションに富んでいるの
だ。つまり劇場版は「あくまでリメイク」の域はでていないのだ。そういう意味では「大変良い」は甘いかな?

余談だが、今回見た劇場版、初回放送(月曜洋画劇場)のエアチェックテープだったのだが、長いスタッフロ
ール全部放送してるんですよ。いい時代だったなぁ。

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