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読み仮名: こいはでじゃぶ / 英語タイトル: GROUNDHOG DAY
2006/06/05 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by ut 評価履歴[良い:30(91%) 普通:1(3%) 悪い:2(6%)] / プロバイダー: 19691 ホスト:19390 ブラウザー: 6287
この作品はテレビ東京の昼の映画タイムでやっていたものを偶然見ることがあり、そのすばらしさにいつか買おうと心に決めたがその段になって絶版となっており、やたら苦労して手に入れた作品だ。
さて、評価である。
ストーリー
何も知らない状態でとにかく見ろといいたがそんなこといっても説得力がないので細かく見ていこう。
この映画は意地の悪い主人公フィルがテレビの取材で訪れた村で吹雪に見舞われ閉じ込められることとなる。そんな中、同じ日が何度も繰り返すという現象に見舞われるがこれを通じて変化していく物語である。
主人公であるフィルの演技が素晴らしく、表情がなんともいえず雄弁。もしも今日をもう一度過ごせたらという普遍的な要求をやってのけ、自分だけが替わらず回りは皆通り過ぎてしまうという孤独も描き、意中の女性とのさわやかなラブストーリーも見せてくれる一粒で何度もおいしく、奥行きのある繰り返しの視聴に耐えうる隠れた名作である。アメリカらしくない丁重さで、ここはこうするよなあ、といった視聴者が想像する行動を一通りとってくれ、感情移入もしやすい。同じ日を繰り返すという作品ならではの韻をしっかり踏んでおり、テンポも良く飽きない。誰にでも進められる本当に本当にお勧めの映画だ。
また、ネットでの評価の受け売りになるが、同じ日が繰り返しているという状況は多くの人間が経験しているという点も物語を面白いと思わせる巧みな状況設定であり作品のテーマにも深く関係している。劇中の端役も口にしていたがまったく同じ日が繰り返し逃げることも出来ないと嘆く主人公に対し「俺はそんな生活だよ」と思うのは何もこの台詞を言う登場人物だけではないだろう。そんな日々を負の感情で塗りつぶしていくか、何かをなすかは心がけ次第なのだ。
これからは超ネタばれ。もしもあなたが私の推薦するこの映画を見てみたいと思うのならここで連らるショップへ走っていただきたい。内容を読んだ後に見ても楽しめることは保障するが予備知識は少ないほうが面白い。ここで対して興味が持てない方はこれから書かれている内容を読んでおきに召していただけそうならレンタルショップへ行って頂きたい。これほど素晴らしい映画はなかなかお目にかかれないからだ。
繰り返す日常を分かり易く表現するために同じシュチュエーションが繰り返し展開されちょっとづつ行動によって変化していくのが面白い。ループが始まるまで短くまとめられており、面白くなるまでフィルの正確の悪さで何とか間を持たせることが出来ている。2日目、同じ日がもう一度やってきた描写は秀逸で朝起きるとききまって同じラジオが流れるのであるがこれが同じ日が繰り返しているというすぐに分かる記号として機能しており店舗を浴している。また、予備知識がない人であれば退屈な映画から怒涛の展開である。元が退屈だと展開の面白さも大きくなるというもの。
同じ日の無限ループに陥ったフィルは確認作業からうんざりした心境となり、何をやってもOKということを認識してからやりたい放題。その状況を利用して女を口説きにかかるが意中の人とは上手くいかない。やがてやることもなくなり繰り返す同じ日に絶望し、自殺を試みるようになる。でも死ねない。そんな中、何度も通り過ぎてきたホームレスと思われる老人に気が付く。この老人は老衰でこの日死ぬことがきまっている人物だ。初めは暇つぶしのつもりだったのであろう。繰り返す日々の中で出来ないことはないと思っていたフィルが初めて出来ないことに直面する。どうやっても老人を助けることが出来ないのだ。何度も目の前で息絶えていく老人。フィルは自分に出来ると思えることは何でもやってみようという気持ちになる。ここのシークエンスは人生に絶望した主人公と共に暗い気持ちになっていた所に繰り返される死を何度も見せられフィルと共に限界に打ちのめされる。この映画屈指の名シーンだ。ボロボロに泣いた。
出来ることはなんでもする。自分のことについては興味が尽きていたのだろう。村の中でどうしたらここに住む人たちが幸せな一日を過ごして去っていくか。これを行動の基準として過ごすようになる。そして素直な気持ちを手に入れたフィルは・・・。静かな感動を残し後味は適度に軽くエンドクレジットを迎える。
繰り返しになるが是非見ていただきたい。古い作品なのでレンタル費もさほどかからないはず。見ればその心に灯りが燈る。そんな素敵な映画です。
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