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ボクはしたたか君(漫画)


評価: 好評(日付順) [他形式: RSS/携帯版/English]
読み仮名: ぼくはしたたかくん / 英語タイトル: Boku ha sitataka-kun
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無題懇談室日記
2008/06/10
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2008/02/05 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 前田清貴 評価履歴[良い:210(72%) 普通:39(13%) 悪い:41(14%)] / プロバイダー: 5424 ホスト:5376 ブラウザー: 6520
奇面組とはまた違った方向性で書かれていて、とても面白いです。
今回は小学生が主人公で、相変わらずの基栄ワールドが展開されています。
久しぶりに見ましたが、やっぱり面白くて大笑いしました。
残念ながら今作も持病の腰痛の悪化に伴い、中途半端な終わり方をしてしまいました。
やっぱり、腰に爆弾を抱えている身と分かっているなら、前もって最終回の話ぐらいは用意しておくべきだと思いますね。備えあれば憂いなしです。
たとえばこんな感じで…。

基栄「ウギャー!」
アシスタント「どうしたんですか?先生!」
基栄「持・持病の腰痛がまた再発した。」
アシスタント「先生ー!」
基栄「も・もうこの連載は無理だ…。だが、こんなこともあろうかと思って最終回用に原稿を用意してよかった。」
アシスタント「先生!やはりいつ最終回になってもいいように原稿を用意したのは正解でしたね。」
基栄「ああ、そうだな。」

と、いう風にしておけばいいと思います。
今回は、あえて「とても良い」とさせていただきます。最高をつけたいがどうしてもつけられない…。
2006/11/28 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by メビウス 評価履歴[良い:52(56%) 普通:5(5%) 悪い:36(39%)] / プロバイダー: 16857 ホスト:16826 ブラウザー: 3875
前作「3年/ハイスクール奇面組」がジャンプお家芸の無理な引き伸ばしと、
それに伴う作者の腰痛の悪化で納得のいかない終了の仕方をしたことは有名ですが、
そのリハビリ作として描かれたはずの本作も、
ドクターストップで何の前触れもなく打ち切られたことは痛ましいです。
内容に触れると、奇面組のいいところはちゃんと引継ぎ、もっとわかりやすくと言った感じで、
面白かっただけに、新沢先生の腰痛の悪化が本当に悔やまれます。
(今もガンガンの「フラッシュ!奇面組」が腰痛の悪化により休載中)
本作もリメイク、再開を希望したいのですが、不可能に近いかも知れませんね・・・。
2006/04/26 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 38923 ホスト:38906 ブラウザー: 5234
前作【奇面組】でも主人公である一堂零の小学生時代はわずかながら描かれてはいたのだが、かわいげある性格ではあるものの変体少年である彼に対しての周囲の仕打ちはかなりキツいものがあった。唯一の友人といえる一日一善やいつも張り合っていた春曲鈍の3人が周囲から疎んじられ、また苛められていた(零にせよ鈍にせよ)場面があったり、作者が「小学生時代の奇面組は話が暗すぎて描き様がない」と言わしめただけあって、この「小学生版奇面組」といわれる作品でもかなりキツい話が多かった(周囲のキャラや大人たちが結構情け容赦なく残酷だった)記憶がある。
前作の朗らかであまり根に持たない感じの零が「周囲に一方的に苛められていた」のに対して、この作品のしたたかはどちらかというと攻撃的で根に持つ、【奇面組】でいえば豪のソレに近い性格からか、自分を馬鹿にする相手に対して攻撃的に接したりして周囲と衝突しては孤立するという辺りからして、「何もしないと苛められ、仕返しすると孤立する」という残酷な事実を見事にあらわしている。こういう双子の兄の存在に振り回されている所為で兄に対して「バカな兄」と軽蔑の念を抱いている双子の妹のあざやか(したたかはしたたかであざやかを「うるさい妹」と疎んじている。しかし彼女に対しては劣等感が沸いてもおかしくないだろう)なんかは頭もよく立ち回りもうまく運動もできて性格も基本的には「やさしい(甘やかすそれではない)」ので、周囲からはかなり好かれているが、しばしば出てくる彼女が兄に対して抱く軽蔑の念が描かれている場面なんてのは前作【奇面組】を見てきた人からすればかなりショッキングだったのでは?ただ、彼女には本郷やアキラ、ツトムといった理解者がいたり、また本郷達が基本的に(根に持つしたたかや小林たちとは対照的に)さっぱりした性格でしたたかなんかとも付き合える(本郷に関しては、あの厄介な父親(息子や出来のいい子供には優しいけどそうでない相手には笑顔で愚弄する嫌な奴)に振り回されていたり、また前例に海なんかがいるからか?彼女はあざやか以外のクラスの他の女子と仲がいいという描写は無かったし)度量があったりと、そういった意味では結構救われている印象がある(少なくともしたたかよりは)。そんな彼らとは異なってどこまでも狭量で愚か(学業成績云々でなく)な鈴木一派や小林一派(鈴木があまりにも愚鈍なのに対して小林は小賢しく嫌らしく陰険と、その悪い部分が異なっていたりする)なんてのがいたりするのだが。しかし小林一派は5巻辺りでは自分たちからしたたかに悪戯を仕掛けては逆襲されたりと、話が進んでいれば「小林たちが一方的にしたたかに悪戯を仕掛けては逆襲される話」がいくらか出ていたのでは?また、したたかは優等生の本郷やあざやか、割と普通のアキラやツトムや海、同類(実はしたたか以上かも?)のコタローなどさまざまな階層の同級生との付き合い(これに対して鈴木や小林の一派は割りと均質な印象)があったり(子供のころの零にはそういう多彩な同級生の知り合いはいなかっただろう)そういった意味では子供のころの零よりはしたたかはかなり恵まれていると思える。話が進めば小堺ミカという「黙っていればかわいいけれど実はしたたかやコタローと同類。着てるものからしてお嬢?」というキャラが加わって、話が広がったのではと思わせる。もし彼女が加わった場合、あざやかたちと鈴木たちが対立しだす(あざやかや海よりも、小堺が鈴木達と揉め事を起こしかねない)のではとおもうのだが…。
2006/04/24 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 634 評価履歴[良い:1426(50%) 普通:558(20%) 悪い:872(31%)] / プロバイダー: 21108 ホスト:21094 ブラウザー: 5234
決して悪くない作品だったし、「奇面組」と比べると大人しい作風とはいえ、それでも安心してみる事が出来ましたが、作者負傷の為に連載が打ち切られた悲劇の作品で、もっと長く続いていれば、もっと評価が違ったかも知れない不遇の作品でした。

零くんに比べて、名前通りかわいげのない性格のしたたか君ですが、小学生版奇面組という意味合いと、「がきデカ」の下ネタイメージを廃した設定のようなものもあり、そういった面を考えると、作者ならではの新しいジャンルの開拓意欲があった事が伺えます。

ジャンプの作品の中ではアクションものが主流になっていて、本作のような作品はどちらかといえば目立たない、一輪の花のようなイメージがありました。それ故に本作は落ち着いて見る事が出来たのですが、やはり、消えざるを得なかった作品というイメージが惜しまれます。

今のジャンプでは本作のような作品はおそらくは連載出来ないでしょうし、本作はそういった点では最後のジャンプ良作ギャグ漫画と思います。
2006/01/05 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 38923 ホスト:38906 ブラウザー: 5234
この作品で思うことなのだが、前作である【奇面組】シリーズと異なる点というものでは、既に上げられている「【奇面組】(特に【ハイスクール!〜】以降)では極力抑えられていた下ネタ的なものを出している事(それでもかなり極力抑えているレベルではあるのだが)」、「笑いをとる形がスラップスティック系の笑い主体だった【奇面組】に対してこちらはネーム(台詞)を多用したコント調の笑いが主体であること」、「長編が主体だった【奇面組】に対して、こちらは一話完結の話が主体で、前作だったら長編になっていてもおかしくなかった運動会や学芸会といったイベント話も一話完結が前後編で終わっていること。唯一の長編(になってしまった)が水越先生の田舎訪問のエピソードだけである事」、そしてもっともよく言われているのが「登場人物の殆どが変態(この場合は常人以上の個性を持った変人)である【奇面組】に対して、こちらはそれが主人公のしたたかやその自称・ライバルであるコタローくらいに抑えられており、それ以外はきわめて常識人(本田原海とかはいってみれば天然)」というものだが、この作品が前作と異なる点において見落とせない点。それは「前作と比べるとナチュラルにブラックで影のある雰囲気を持っている」事ではないのか?

この作品、主人公の流石したたかはその老成した顔のデカ頭に小さい体というアンバランスな風貌はもちろん、身体能力の点では怪力で肺活量は常人の3倍以上のものや人並みはずれた変態力はあるものの体格面や運動能力では他の「常識人連中」には著しく劣り、また性格的にも、赤ん坊のころのアクシデントとはいえ生まれたガラパゴス諸島に1ヶ月ほど置き去りにされて野生化しているところやその風貌がゆえに馬鹿にされ続けていたのであろう、自衛手段的なものだった拳法マニア的なものやそういうのに対して腕力や変態力に物を言わせて屈服させる以外の生き方しか出来なさそうだったほどの不器用かつアンバランスな感じが印象に残る。そしてそんな彼が学校においては学力駄目、運動駄目、芸術関連において何も駄目である上に自分を馬鹿にする周囲とは敵対的に衝突する、いやそうしなければ残酷さをストレートに表に出してくる小学生社会では生きていけないという環境がそうさせたというのは容易に想像させる。彼の所為で迷惑をこうむった兄とは異なって見た目も学力も運動神経も良しという優等生であるあざやかは気の毒でもあるが、それは小学生という時代においては仕方がない事なのかもしれない。

しかしこのしたたかの奇行であるが、小学生の誰もが持っている「駄目な面」をどこか極端にさせたものであり、体格面に劣っているゆえに運動で駄目であるところや学力において散々なところ、そしてコミュニケーション能力の欠如による周囲との関係のまずさなどは、彼ほどではないもののどこか持ち合わせているのではないのだろうか?このしたたかが見せているものは必ずしも極端化させたものでありえない雰囲気にしている事でギャグ漫画として成立させているものの、しかし彼のうまくいかなさ、冴えなさなんかは誰しもがどこか経験しているのではないのだろうか?

そんな彼を取り囲む学校内の面々は、一応"微妙"な関係(敵対的ではないが、必ずしも友好的という感じではない)である本郷やアキラ、ツトム、海といったどちらかというと「あざやかが彼らと仲がいいからつながっている」印象のある面子と、あからさまに敵対関係にある小林や鈴木とその仲間たちという面子、その他大勢の回が進めばもっと登場したのではというその他大勢の面々(足が速いだけの早川とか絵がうまいだけの高橋など)、そして一生懸命だがおっちょこちょいである上に無神経で思慮に欠けた言動が多い水越先生という辺り。これに途中参加のしたたか以上に変態なのではと思わせる佐々木コタロー(彼に比べれば、したたかは家庭的な面や社会性という面ではアドヴァンテージがある)、そして登場したと同時に話が終わってしまった校長の姪の小堺ミカなんてのがそろっていた。途中参加の面々はどちらかというとしたたかと同等かそれ以上の変態、はみ出し者的な存在であり、基本的には天然ボケでありながらしたたかやコタローの存在があるためと容姿の可愛らしさとあまり害がないというところからはみ出し者でなく扱ってもらえている本田原海以外は基本的に常識人である。したたかと基本的に絡むあざやかを含む本郷たちはどちらかというとしたたかやコタロー相手にもその悪いところに対しては(時としてキツく残酷すぎるきらいもあるが)本気で怒り、時としてしたたかたちと一緒に遊ぶ仲ではある。まあ、前例として海みたいなのがいるからそれが出来るのであろうし、こういう関係は本郷があざやかと小学生なのにあまりにも仲がいいカップル(あざやかの兄だからそう悪い事も出来ないし、あざやかが彼らに対してそう根回ししているのであろう)であるのもあるのだが。そんな彼らの中の中核である優等生的な存在である本郷とあざやかですら、時としてはしたたかほどではないのだがかなり残酷である上にあつかましい一面を見せている(したたかが風邪で休んだときの彼らの言動や水越先生の家に勝手に上がりこんで情け容赦なく秋の味覚を食べている場面の彼らには「人のこといえるのか?」という印象さえある)。まあ、それは小学生という残酷で未成熟な存在ゆえにまだまだ許容範囲なのかもしれない。むしろ小学生でありながらしたたかやコタローなんかと付き合える本郷にどこか「大人」というものを感じたのだが。これに対して小林や鈴木はしたたかとあからさまに敵対し、しかも時としては「したたかやコタロー以上に性質が悪い連中」という印象さえ感じさせる。最初にその兆候を見せたのは鈴木で、粘土工作のときにしたたかがまだ出来ていないと制しているのに勝手にしたたかが作っている似てない粘土細工を見て勝手に泣き出す(そのくせしたたかに似せて作った自身の粘土細工は下手糞)など、勝手に決め付けてわめき散らす様は愚かさからくる駄目なところをみせていた。一方の小林は金持ちボンボン的な嫌みったらしさと陰湿さ、そしてしたたかだけでなくコタローに対しても不愉快な態度を見せている。しかもこいつの場合は愚かなところもあるが悪知恵でしたたかなどに対して悪意を見せるところがあり、その如才ない優等生ぶりからしてあまり取り締まれない性質の悪ささえ感じさせた。まあ、後のほうになってくるとしたたかは関わろうとしている訳ではないのに小林たちが絡んでくるという話もあるので、あまり賢明ではないのだろうけど。彼らを受け持つ水越先生は、一組の嫌味で型にはめたがる矢奈先生と比較すれば、若く一生懸命でしたたかやコタローに対しても真剣に向き合ってくれる先生であるが、彼女は無神経で思慮に欠けたところが大きく、かなり残酷な一面を持った印象さえある。時にはしたたかに盗みの嫌疑がかかった(小林が持ってきた時計絡み)話では真犯人がしたたかでない事がわかると笑顔でばっくれようという醜悪な様(ギャグとはいえこれはあんまりな気さえした)を見せていた記憶が。その所為かいまひとつ好きになれなかった印象がある。それでもしたたかも彼女に対し悪く思っていない(前の学校の先生がひどすぎたのだろうか?)ところとか、未熟ではあるが見所がないわけではない辺りマシなのかもしれない。

そんな彼らの父兄という面で記憶に残るのはしたたかの父のあさはか、コタローの父、そして本郷の父であろうか。まずあさはかだが、したたかとの最初期の関係は笑えるのと引くのが一緒になった印象さえある。自分をガラパゴスに置き去りにした相手に対して憎しみを覚えるのは当然とは言え当然だが、時としてこのときの関係ゆえに成立したギャグに笑えるものがあるとはいえ、引く人が多かったのではないのか?その証拠に「ラメーン、ビルー」の話で共闘させてからは表立って険悪な描写がなくなったのであろう。だからといって「仲がいい」とは思えないのだが(きっと双方で休戦状態なのであろう)。次にコタロー親子だが、一応おでんの屋台を引いたりとまじめに働いている印象はあるのだが、コタローの父は息子に対して自分の色に合わせさせすぎており、また話が通じる様でまったく通じないというかなり問題のある印象がある。コタロー自身もしたたか以上にあつかましく貧しい故に欲に釣られやすい上に社会性や常識に欠ける(したたかは大勢の兄弟といるだけでもある程度社会性や常識は身につけてはいる。少なくともコタローよりは)ものの、したたかに比べるとカラっとしたところはあるのだが、コタロー父が【おやおや親父】のたくましい親父のイメージに近いのを考えると、そういうものかと感じさせる。そして本郷の父だが、共稼ぎでありながら息子の授業参観に参加したり息子との親子レースでの息の合いっぷり、モデル並みのハンサムさで笑顔を絶やさない人当たりのよさ下奈雰囲気とは裏腹に本性はかなりキツイ嫌な奴であった。一応、よき父親でよき家庭人なのかもしれないが、笑顔で他人の息子を愚弄する辺りにはかなり問題があり、外でも案外敵を作りそうな人柄なのかもしれない。こういう「性格が悪くても自分に対しては良くしてくれている」相手がもっとも身近な父親という辺りに、彼と常に付き合っている、いや付き合わざるを得ない本郷がその性格を鍛えていき"大人びた"性格になっているのではと思わせる。この親子に関しての話は連載が続けばもっと読めたのではないかと思わせるとかなり惜しい。

そういう観点から見ると、この作品は変態的なしたたかやコタローはあくまでも極端な存在でしかなく、むしろ常識人の面々のほうのダメな部分を意図的に掠めさせているものなのではと思わせる。そしてそこから思えるのは、「変態も普通の人も同じ人であるのには変わりない。いいところも駄目なところも」というメッセージなのではと思わせる。そしてその中に於けるしたたかのうまくいかなさというもどかしさはギャグ漫画のオブラートに包んでこそあるものの、普遍的で陰のあるものを感じさせた。

しかししたたかは不幸な小学生時代を送っているのか?それは「No」といえるであろう。相対的でありながらもマシな先生のクラスにいるし、常識人クラスメイトの中にはあからさまな敵(小林、鈴木)こそいるものの、友人として真剣に付き合ってくれる面々(本郷、アキラ、ツトム)もいるので「完全に孤立しているわけではない」といえるので、そういう意味では幸せなのではないのかと思わせる。
2005/06/01 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 10445 ホスト:10448 ブラウザー: 4487
この作品の中で、一番大化けした登場人物といったら田所校長その人であろう。最初は威厳ある中年の校長でしかなかったが、話が進んでいく度に妙にいい味を出していくようになり…。ターニングポイントはしたたかとコタローに自分が傷つけてしまった壷を壊させようと悪企みをする話だろう。そこから怪談話での趣味のピアノ(凄まじく下手)やら、学校の裏庭で落葉炊きの焼き芋を食べたり密かに銭湯につかるという趣味(そこで実はバイオリンを始めるもののあまりにも下手である事をしたたかはおろか本郷達にまでバカにされている始末)など、あまりにも人間臭いいい味を出したキャラになってしまっている。そして銭湯の話から出てきた実はカツラという設定とか、そのカツラである事をしたたかにばらされてしまう話では彼が主役といってもいいほど。最後の方になってしまった小堺ミカ登場話では趣味の悪い塗装の家に住んでいるというものまで。【燃えるお兄さん!】の高校の校長もかなりいい味を出しでいた人だったが、彼もそれに勝るとも劣らないキャラだった。

また、最初はモブだったりどうでもいいキャラだったのが個性を持ち出してきた話だとすれば、したたかと敵対する陰湿なメガネの小林は【真犯人は誰だ?】にて親の時計を持ってきて自慢するスネオなキャラで、あざやかや本郷からも内心では軽蔑されているという厭味な奴になっていい味を出すようになってきた。それ以降の彼は目安箱の話やらプール開きの話やらで不愉快な嫌な奴ぶりをコレでもかとばかりに発揮しており、したたかよりも実は性質の悪いキャラとして作品にかなり貢献している(しまいには親に隠れて喫煙というのはやりすぎだが…)。彼と出来ていて尚且つしたたかと敵対している鈴木は小林ほど悪い奴ではないがあまり賢くなく一方的に決め付けてかかる実は意外と厄介な奴(【一月粘土騒動】にて)だったりと、かなり厄介者な筈のしたたかよりもかなり大概な連中だと思わせるほどの出来だった。もし話が進んでいたらどうやって彼らはしたたかと敵対したか、興味深かった。

そして水越先生だが、最初は伊狩先生のデッドコピーの印象だったが、話が進むにつれて恐ろしいほどのうっかり人物だったり田舎者だったりと意外としっかりしている伊狩先生と違うキャラになっていてホッとした記憶がある。彼女は人間的には決して悪くないのだが自分のミスを笑ってごまかそうとするわかなりの手落ちをみせまくるわと教師としては意外と優秀だった伊狩先生に比べるとまだ未熟な印象がある。しかししたたかは彼女のクラスにいるというのは、まだ1組の矢奈先生の教え子になっているよりはマシだったと思える。少なくともだが…。この人は【一月粘土騒動】から弾けだし、終盤となってしまった辺りに至るまで終始弾けていた。しかし能力的に問題のある彼女にしたたかやコタローはおろか、小堺ミカといった問題児を任せるのは危険だと思うのだが(そして物語裏できっと手を焼いているのだろう)。
2005/05/26 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 16112 ホスト:16075 ブラウザー: 4487
【奇面組】シリーズの新沢基栄先生の次の作品は変態小学生が巻き起こす騒動を描いたもので、そういった意味ではコロコロコミック等でやってる「奇矯な小学生が騒動を起こす」系列の作品に近いかもしれない。

この作品のすごいところは「普通の人(本郷、あざやか、アキラ、ツトム)」を見事に個性的に作り、変態小学生のしたたかを際立てさせることが出来たと同時に「普通の人」たちを見事に個性的なキャラとして立てることにも成功している事である。そして長編が多くギャグはどちらかというとスラップスティック系のものが主体だった奇面組に対してこちらは一話完結の短編が主体でギャグもネーム多用のテンポのいいコント調が主体となっていて差別化にも成功している。さらによい意味で説教臭さの無いところだろう。下手な説教臭い作品よりもしっかりした作品である。

終り方は納得できないが、もし連載が続いた場合、悪辣なジャンプ編集部の引き伸ばし政策の餌食にされて奇面組の二の舞になったのではと思うのだが…。
2004/10/24 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 爆音 評価履歴[良い:298(52%) 普通:141(25%) 悪い:132(23%)] / プロバイダー: 658 ホスト:359 ブラウザー: 2752(携帯)
個人的にこっちも奇面組に劣らず面白いと思う。新沢先生の腰が壊れなければ
間違いなくアニメになっていたと思うし、長期で続けられたのではないかと思う。
したたか君はとても小学生には見えなかった。前作の奇面組とはあまりかぶらず少し世界観が違う感じの作品に仕上がっていて大変いいと思う。

あんな形で終わってしまったのは残念ですね。またジャンプで続きを書いてほしいが無理だろうな...。
2004/10/24 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by TCC 評価履歴[良い:1716(55%) 普通:933(30%) 悪い:447(14%)] / プロバイダー: 39585 ホスト:39473 ブラウザー: 4483
作者は奇面組と同じ人でしたな。新沢流独特の秀逸なギャグは健在でしたが、作者の腰痛により連載中止に・・・・・
とても面白かっただけに残念でした。
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