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| 漫画総合点=平均点x評価数 | 2,953位/5,641作品中(総合2/偏差値48.95) | 2,952位<= =>2,954位 |
| 2003年漫画総合点 | 109位/217作品中 | 108位<= =>110位 |
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| 作者:片山愁 出版社:新書館 『東京浪漫細工』『続・東京浪漫細工』の2冊からなる。 『東京浪漫細工』に収録された、表題作「東京浪漫細工」と「月光憧憬」は、同出版社から発行された『君がいた夏』よりの再録。「東京夢幻歌集」は、『嵐雪記』(角川書店版)よりの再録である。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:2003/04/10(木) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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| 最終変更日:2005/11/17 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2005/11/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 遠野 (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8076 ブラウザ: 4184 大正時代の東京を舞台に、二人の書生が遭遇する、摩訶不思議な現象を綴った物語集。 タイトルの「浪漫細工」が、此れでもかというほどピッタリ嵌った作品です。 作画レベルは、非常に高い。作中の幽玄さを、見事に表現する技術は流石、の一言に尽きます。 但し、1〜3話目と、それ以降の作品に、7年ものタイムラグが有る為、画風が随分変わっています。 初期の作品も、それなりに綺麗な画ですし(背景等、特に)、雰囲気もあるのですが、近年の短編の美しさは、群を抜いています。 細く削られた線、けれど存在感を失わない輪郭。繊細で優美、儚げなのだけれど、同時に力強さも感じる。私的に、トップクラスの描き手さんだと思っています。(あまりこの世界に、詳しい訳ではないのですが) 衣装や小物、町並みや家具などの描写も、とてもリアル。その時代の匂いが伝わってきます。 大正時代が好きな人は、画を見るだけで楽しめるのではないでしょうか。 ストーリーに関しては、些か盛り上がりに欠ける感が。 主人公は、片瀬蘇芳と皆口栄、書生二人組なのですが、コンビ物にしてはいまいち、起伏、というか、波立ちが少ないような。淡々と、登場人物の行動と感情、事象を追いかけているイメージがあります。 序盤、ある意味短絡的な皆口がメインに立って動く話は、まだメリハリが有ったのですが、思慮深いタイプの片瀬がメインに立つと、途端に物語のトーンが落ちついてしまったように思えました。 後半にゆくと、作風の変化や、皆口の身に起こった「事情」により、展開は更に穏やかになります。(但し、ラストは除外) それが悪い、という訳ではなく、寧ろ私などは、あの薄闇を歩むような空気が好きなのですが、退屈に感じる人も多そうですね。 因みに後刊は、基本的にストーリーに一本の筋があります。やがてそれは、ある場所へと向かってゆくのですが、古くから片山作品を読んでいる身としましては、吃驚すると同時に、嬉しかったりもしたものです。 モノローグは、只ひとすらに美しい。端麗とでも言うのでしょうか、片山氏は、言葉の繰り方も巧みです。 6話目まで、1頁目に掲載されていた詩も、良かったです。画と文字の組み合わせ方が、秀逸でした。 一話目等は、当時の書籍の表紙を見ているようですし、6話目の睡蓮も、物語の導入としてこれ以上無い程に相応しい。4・5話はカラーで見たかった・・・。 個人的に、本書を読む前、もしくは読んだあと、『君がいた夏』も手に取って頂きたいところ。入手困難な状況にあるようなのですが、叶うなら、是非に。 この評価板に投稿する |
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