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しにがみのバラッド。


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英語タイトル: Momo the girl god of death ''a comic''
注意: これは漫画版。その他メディアのページ
アニメ:しにがみのバラッド。 - momo the girl god of death - / 小説:しにがみのバラッド。

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2006/05/31 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by おきゃん 評価履歴[良い:107(83%) 普通:7(5%) 悪い:15(12%)] / プロバイダー: 46212 ホスト:46242 ブラウザー: 6299
人気小説のコミック版ということでどうなっているのか不安半分、楽しみ半分でしたが、
思った以上に良かったと思います。実は凄く気に入ってます(^-^)/。
読んでいて「ちょっと優しい心地好い気持ち」になれました。

和泉明日香さんの描くモモは丸っこくて柔らかく服も少しづつ変えたりしてお洒落に感じます。
原作小説挿絵の七草さんの描くモモとは一味も二味も違いますが、とても気に入りました。
小説挿絵にないモモの色々な表情とファッションを見れるのはコミックの特典ですね。
モモの服のスリットがセクシーでニーソックスであることを改めて意識させられました(ドキドキ)。
でも必要以上なお色気がないのは和泉明日香さんの絵柄と節度によるものかもしれません。
(セーラー服にひざ丈プリーツに三つ折りソックス=はい、正義であります(笑))

モモが一見原作小説よりクールで無表情なのですが、ダニエルも含めてちょっとコミカルな感じも
あり親近感が持てました。小説より違和感なく自然に物語に絡んでくる感じですね。
また、ソフトな作風はコミックとしても読みやすく頁数や内容のわりには短く感じるくらいです。
原作小説にくらべてこの「読みやすい」というのは非常に大きなアドバンテージです。
「しにがみのバラッド。」という作品内容は意外とコミックに向いているのかもしれません。
これは和泉明日香さんの実力と表現力によるところも大きいと思います。

原作小説は短文が訥々(とつとつ)と列んで雰囲気重視で構成されていますが、コミックでは素直で
感情表現豊かな生き生きとしたキャラクターが描かれていて読んでいて気持ちよかったです。
ただ、原作小説の独特の世界観「死(暗部)」と向き合う少年・少女の揺れる気持ちの「切なさ」
「心にじんわり浸みる」部分は若干劣るかもしれません。しかしこれはコミック化された
和泉明日香さんの描くキャラクターのやわらかさと明るい画風と表現が「生(明部)」の
素晴らしさ、尊さという正の部分を際だたせているためだと思います。原作小説を忠実に
トレースしていたらかなり暗い重苦しい作品になってしまったのではないかと思います。
単に原作のコミカライズに留まらずコミックならではの表現を拡げたのはとても良いと思います。
逆にここら辺の「原作小説と違うイメージ」の部分は好みや評価が割れる部分でもありますね。

コミック1巻にはプロローグと3つのお話が収められています。
どれも良いお話でしたが、特に気に入ったのは「きのうとあしたと其処らへん。」
ちょっと良く読まないと分かりにくい部分もあり原作との密度差は大きいのかもしれませんが、
逆にその難しい部分をコミックならではのキャラの動きでうまいまとめ方をしていると思いました。

原作小説は出版巻数もあるし、コミックもこの調子で長く続けて欲しいです。続巻が楽しみです。
原作小説は文章表現や構成に癖が強いのでなかなか万人にお勧めしにくいところもあるのですが、
コミック版「しにがみのバラッド。」は幅広い層にオススメできる良作になっていると思います。

ということで「とても良い」と思う評価です。

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