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黒博物館 スプリンガルド(漫画)


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読み仮名: くろはくぶつかん すぷりんがるど / 英語タイトル: Kurohakubutukan supuringarudo
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評価分布
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総合
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(本/漫画)
直近発売の本/漫画: 2007/09/21 ():黒博物館スプリンガルド (モーニングKC) \620
本/漫画(1件)
売上/新着

コミック:黒博物館スプリンガルド (モーニングKC)

参考:\620
2007/09/21
()

1.短編でも長編でもやっぱ面白い
         
作品紹介(あらすじ)

19世紀・ヴィクトリア朝初期のロンドンで、女性ばかりを狙った連続殺人事件が発生。
現場では、高笑いしながら跳び去る怪人の姿が目撃されていた。
3年前、夜道で女性たちを驚かせたという「バネ足ジャック」が殺人鬼となって帰ってきたのか?
事件を追うロンドン警視庁の警部は、意を決してある「貴族」の館へ馬車を飛ばす……
熱き活劇の名手が奏でる怪奇と冒険と浪漫の協奏曲!

著者:藤田和日郎
掲載誌:週刊モーニング
出版社:講談社
日本 開始日:2007/05/10(木)
最終変更日:2007/12/08 / 最終変更者:堕天使 / 提案者:堕天使 (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均漫画順位(総合点)偏差値(総合点)評価ポイント(総合点)最高の中の最高
日本とても良い(2.27)283位55.6224.97 

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評価の分布

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割合54.5%27.3%9.1%9.1%0.0%0.0%0.0%
加算分布54.5%81.8%90.9%100%100%100%100%
分布要約90.9%9.1%0%
                                                                                                   

最近8日間の閲覧数
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2009/05/15 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by かげろう (私書を送る) 評価履歴[良い:72(47%) 普通:11(7%) 悪い:69(45%)] / プロバイダー: 21846 ホスト:21798 ブラウザー: 2135
めちゃくちゃ面白かったです!
1巻完結だけど、まとまっていて弱点らしい弱点もなかった
2009/05/08 普通 [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by J・J (私書を送る) 評価履歴[良い:41(48%) 普通:25(29%) 悪い:19(22%)] / プロバイダー: 2289 ホスト:2107 ブラウザー: 8090
産業革命という時代の波にもまれ、光化学スモッグの霧にけぶる大英帝国、首都ロンドン。この魔都を騒がせた怪人バネ足ジャックにまつわる不気味で優しい事件の顛末が物語られる。犯罪資料を集めた実に「イギリス的趣味の良さ」溢れる黒博物館の扉をひらけば舞台装置の準備は万全、物語のなか19世紀のロンドンにご招待―となる語り口がさすがに見事だった。
その導入効果だけではなく、視点を使ったトリックが主人公のすり替えをスムーズに成し遂げてしまっているのも面白い。黒博物館の警察・司法関係者以外、立ち入り禁止のもっともな説明が大きな役割を果たしていた。話の中では地味にみえても、タイトルにされるだけのことはある。。

単純にバネ足ジャックの怪異なデザインとアクションも良かった。また機械工学黎明期の幻想が投影されている感じで、作中の人々が在り得ると信じることによるリアリティが、あのカラクリの存在感を下支えしていた。過去に遡っているから多少違和感もあるけれど、これはSFでは一般的なテクニックだ。
それにしても悪戯用が最初から戦闘を考慮しているバージョン相手にあれほど戦えるとは……装備者の差もあるのだろうが、最初から妥協せずとことん機能を極めたようだな。開発者のその他の性格はともかくそこだけは好感をもてた。
マールバラ公と並ぶ英国陸軍の大英雄ウェリントン公の扱いは微妙だったが…。
2009/02/10 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by koppa (私書を送る) 評価履歴[良い:47(98%) 普通:1(2%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 51675 ホスト:51589 ブラウザー: 5291
【総合評価】
たまらんですな。面白いです。
藤田さんすばらしいですな。
短く終わったのがよかったのかも。
もちろん最高ですよ。
2008/05/04 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by オヤシロ (私書を送る) 評価履歴[良い:17(46%) 普通:2(5%) 悪い:18(49%)] / プロバイダー: 34710 ホスト:34599 ブラウザー: 3005(携帯)
これは……いい!!

始めは
ホラー要素

次に
謎解き

そして
最後に戦闘から
クライマックスへ──

藤田さんのセンスが光る作品でした

本編後の
短編がまた良作なんだな
これが

絵も藤田さんの中では良い方ですね

以上から
評価は
最高
2008/02/15 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 堕天使 (私書を送る) 評価履歴[良い:70(64%) 普通:0(0%) 悪い:40(36%)] / プロバイダー: 27918 ホスト:27914 ブラウザー: 9478
場所を小学館から講談社に移した藤田和日郎先生の短編漫画です。
場所が違えどやはり藤田氏の腕は変わらず至高の作品と言える出来となりました。

今回は今までの日本が舞台の藤田氏の作品とは変わり舞台が英国になってます。
実際黒博物館というのが英国に実在するらしいので当然の処置ですね。


物語は最初はホラー系かと思いきや、読んで行くごとに謎が明かされていく謎解き系だという意表突きです。
バネ足ジャックとは何か?正体は誰か?何故3年たった後に殺人をしたのか?これが読めば読む度に明かされていくのは、すごくのめり込めてグイグイ読んでしまいました。
この辺は今作の一番の売りであり魅力だと思います。

そして物語終盤は謎がすべて明かされ、バネ足ジャックの孤独な戦いになります。
愛する者を護る為、教会の前で豪雨の中、独りで戦うバネ足ジャックの図は藤田氏の拘りを感じました。

偽バネ足ジャックの正体と生まれた原因にも藤田氏らしさを感じました。
人間どこで過ちを犯し、それがどれだけの間その者に付き纏うか分かりません。
今作はその犯した過ちが偽バネ足ジャックとして具現化し、当人を縛りつけようとし、その者が一番愛した女性を殺そうとします。
そしてバネ足ジャックは償えないと分かっていても、愛の為に勝てない・分かってもらえない・その愛すら実らないと分かっている戦いに独りで挑む。
実に切ない構図です。

ですがその可哀想な構図が実は続編のマザア・グウスで解決されるのが実に微笑ましく、素晴らしく、何より藤田氏らしい最後だと思いました。

「邪眼は月輪に飛ぶ」を描いてから充電期間もほとんど無しに描かれたにしてはかなりの良作で終わっていたと思います。
第二弾の製作も決定して「黒博物館シリーズ」となるとのことなので今作の出来とその第二弾に期待して評価は「最高!」にします。
2008/01/22 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by キッチョム (私書を送る) 評価履歴[良い:7(78%) 普通:0(0%) 悪い:2(22%)] / プロバイダー: 23633 ホスト:23506 ブラウザー: 9069
常に藤田先生=小学館という先入観からこの作品に出会ったのがかなり遅れてホントに悔しいです。
原作そのものもイイのだと思われますが藤田先生の表現力によって最初から最後まで飽きが来ず圧倒されました。そしてキュレーターというキャラが大好きです!
[獲得推薦数:1] 2007/12/11 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 古代米ダブル (私書を送る) 評価履歴[良い:77(90%) 普通:0(0%) 悪い:9(10%)] / プロバイダー: 18003 ホスト:17836 ブラウザー: 4656
活動の場を今度は小学館から講談社に移して連載された、藤田和日郎先生の青年誌掲載作品第2弾。英国ヴィクトリア朝時代に広まった有名な都市伝説「バネ足ジャック」を題材にした歴史冒険活劇ですね。

今作の特徴として、実在するかしないか曖昧な都市伝説を扱っていることがうかがえます。そして、そんなバネ足ジャックの伝説を藤田先生は自分の漫画として昇華させたわけですね。
この作品は、19世紀中期の英国を忠実に再現しているところがまずポイントですね(この作品の本編は1841年の出来事ですが、『からくりサーカス』では同時に、アンジェリーナが来日した年でもあります)。ちょっとだけ出てきたウェリントン公爵アーサー・ウェルズリーも実在の人物です。また、リアルな設定とは対象的にバネ足ジャックは強いですし、最後のバネ足ジャック同士の戦いは本当に奇妙で熱い雰囲気が伝わりました。リアルなところはリアルに、フィクションらしいところはフィクションらしく作られており、歴史好きもバトル漫画好きも楽しめるようないい塩梅の作品に仕上がっています。

さて、この作品のストーリーについてですが、派手さは控えめになっているものの展開が読めない作りになっており、猟奇的な要素がありながらもどこか滑稽さも併せ持っています。この辺は主人公のひとりのウォルターが最も象徴的でしょう。いわゆる放蕩貴族なのですが客員メイドのマーガレットには頭が上がらない。こういうアンチヒーローの側面を持つキャラクターは『からくり』なんかに良く見られるものですね。
また、ウォルターを通じて「親子愛」の大切さが描かれていることも見逃せません。母親の愛情無しに育ったウォルターに、「母親の代わりに叱った」マーガレットの関係などから分かる通り、ウォルターはマーガレットに「母親」を見たのかもしれません。
また、この作品は「成長」もテーマにあると思います。本編のあとに作られた『マザア・グウス』がそうですね。アーサーとジュリエットの頑張りや、ウォルターの「人間にとっての「最高」ってヤツは「変わっていく」ってコトだろうからな」という台詞からも読み取れます。この話も、谷川俊太郎先生が訳詩した『マザー・グース』のような愉快な詩を取り入れているため気楽に読めるいい話だと思いました。ただ、ところどころ描写が少しアレですが……

キャラクターにつきましては、バリバリの熱血漢であるロッケンフィールド警部といい、流石は藤田先生というべきです。黒博物館の学芸員さんもミステリアスなようで可愛らしいのがいい感じですね。ただ、年をとってない印象が……「しろがね」でしょうか(笑)

総評ですが、「くだらないな、いいじゃないか」……失礼しました。「とても良い」辺りですね。藤田先生の漫画にしては少し淡白な印象は受けるものの、読みやすく安定感のあるいい漫画だと思いました。西洋史(特に19世紀)好きなら是非読んで欲しいですね。
2007/12/11 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ジュンイチ (私書を送る) 評価履歴[良い:5(71%) 普通:0(0%) 悪い:2(29%)] / プロバイダー: 21462 ホスト:21179 ブラウザー: 6032
【良い点】
世界観が西洋でかなりシックで良かった。
展開が謎を解くという感じだから、どっぷりハマってしまった。
バネ足ジャックがホラーチックであり、カッコよかった。
続編のマザアグウスも素晴らしい。

【悪い点】
ない。

【総合評価】
最初こそは意味がわからなかったが、それがどんどん明かされていくところはものすごい引き込みがあった。
最後のバネ足ジャック対ニセバネ足ジャックには燃えた。
評価は最高。
2007/11/04 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by おねすと (私書を送る) 評価履歴[良い:6(67%) 普通:3(33%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 1642 ホスト:1463 ブラウザー: 5292
【良い点】
一冊に二つの短編を綺麗に纏め上げている。
ストーリー展開もスピーディで、短い話の中でも盛り上げる箇所をよく知っている点はさすが老舗(失礼か?)の手腕といったところ。

【悪い点】
辛口に言うなら、『バネ足ジャック』の性格が、前話と後話で微妙に違う点くらいか。
とはいえ、前話が豪快な愉快犯、後話が尊大な愉快犯という程度の差異でしかないが。
個人的には許容範囲の変化。

【総合評価】
絵の描写は、読む人の感性で『濃い』か『無駄に荒い』で評価の分かれるところだろう。
他人には真似できない藤田特有の絵に抵抗がないなら、十二分にオススメできる良作。
2007/09/22 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 針射 (私書を送る) 評価履歴[良い:12(71%) 普通:2(12%) 悪い:3(18%)] / プロバイダー: 12040 ホスト:12345 ブラウザー: 4184
うーん・・・素晴らしい。

少年誌から青年誌へと舞台を変えた藤田さん。
やはりこの作品は多少「大人向け」な気がします。

これまで藤田さんは「100%正義!!」みたいな主人公を多く描いてきました。
彼等は皆、私の心を動かすには十分過ぎる力を持っていました。
最近の藤田さんは、その力を内に秘めながらも表には出さない(出せない)、
そんな主人公を描きます。

これからの藤田作品にはこれまでのようなあまたの伏線を味わうためのとは違う、
キャラクター達を紐解くための「熟読」が必要かもしれません。

・・・もちろんこれまでの作品のキャラクター、そしてこれからの作品の構成(伏線)が悪いというわけではありませんが。
[獲得推薦数:1] 2007/07/12 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Tokyo16 (私書を送る) 評価履歴[良い:86(72%) 普通:14(12%) 悪い:19(16%)] / プロバイダー: 13951 ホスト:13771 ブラウザー: 2463
ヴィクトリア朝時代の怪人"バネ足ジャック"の伝説を題材とする、藤田和日朗の最新作(2007年7月時点)

まず、当時の歴史背景や風俗を挟みつつ、丁寧に描いている。ロンドン市警の警官を棍棒持ち(黎明期のスコットランドヤードの警官は警棒以外の武器を持たなかった)と呼んだり、実在の人物をチョイ役で出すなど、細かいところでリアリティを感じさせる。この辺りの虚実のブレンドも実に上品。
『からくりサーカス』によって長編の構成力に疑問符のついてしまった藤田和日朗だが、前作『邪眼は月輪に飛ぶ』程度のボリュームなら、その「瞬間最大風速」を存分に活かすことができるようだ。
アクションも躍動感たっぷりで、この作者にしては地味(ずいぶん死体が少ないなぁ)な部類だが、地味なりに上手くハッタリが効いている。

それにしても思うのは、やはり藤田和日朗は"陽"より"陰"に傾倒した作家だということだ。
イノセントな少年少女を描くと妙に胡散臭いのだが、イノセントなものに焦がれる負け犬や悪党に関しては天下一品だ。本作の主人公ウォルターは、まさにその得意とするキャラクター造形で、藤田の筆も冴える冴える。心に虚無を抱えたダークヒーローを見事に描ききっている。
本作でイノセントさを引き受けていたのはヒロインのマーガレットだが、彼女を深く本筋に絡ませないのが良かった。先にも触れたが、藤田が少年誌で描いてきたイノセントさには、常にぎこちなさが付きまとっていた。それは少年誌では性格柄イノセントさを前面に押し出す必要があったからで、成年誌ではそんな「わざとらしくてハナにつく無垢さ」を出す必要はない。それがむしろ藤田の作家性にも合致していたのだろう。
他のキャラクター陣も実に立っており、特にウォルターとバディを組むロッケンフィールドは、この2人でシリーズものをやれそうなほど良い味を出している。享楽主義者と熱血漢の取り合わせは、『からくりサーカス』で最も評価の高い"からくり編"のギィとナルミを思わせる名コンビだった。

爆発力とインパクトに関しては前作『邪眼〜』に劣るが、全体を覆うハードボイルドなムードは同作にはない。しっとりとした男たちのドラマは、本作特有のものだ。この2作は短い上に、好悪分かれるイノセントさが抑え目なぶん、藤田作品の良い入門用に使えるだろう。単行本が出る暁には、モーニング掲載時のおまけコーナー『黒博物館館報』も併載して欲しいものだ(※追記。なんとホントに併載してくれた。講談社グッジョブ!)
総合評価は『とても良い』で。

是非、続編か何かで「老バネ足ジャック対切り裂きジャック」の英国二大ジャック対決をやってくれんかなぁ。

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