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GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガール)
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読み仮名: がんすりんがー がーる / 英語タイトル: GUNSLINGER GIRL
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2007/07/11
普通
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by
Tokyo16
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死亡フラグでできているようなマンガ。
連載継続中だが、もう自分の中で評価が定まっているので書く。
とにかく「女の子と、銃と、イタリアが大好きなんだ!」という作者の想いはとてもよく伝わってくる。
その上で、個々の要素を見てみたい。
まず、「女の子=ヒロイン」に関しては、好悪が分かれる。
植えつけられた執着と純愛の微妙なラインを描いている。いい感じに切ない。少女たちのバリエーションも豊かで、担当官との関係性を含めて"萌え"ることができるだろう。どの少女も「いかにも死にそう」なのばっかだが、大抵のマニア男性は「死ぬ少女」も含めて大好きだから問題ないだろう。
元々少女へのフェチズムは、マニア層特有のものだ(日本人男性は全体的にロリコン気味だが、マニア層にはそれが顕著) とは言え、フラテッロの関係にはドラマがあるし、"看取りモノ"にも通じる悲劇性は万国共通ではある。悪趣味なのには変わりないが、悪趣味には自覚的であるし、主要ターゲットの方も悪趣味だから良いのかもしれない。
「銃=アクション」に関しては落第。
動きのあるダイナミックなアクションが、全く描けていない。
特に(何巻だったか忘れたが、割と新しい単行本)リコが八艘飛びしながらターゲットを撃つシーンは酷かった。見開きの右のページでは右→左だったアクションの流れが、左のページでは左→右になっており、実に読みづらい。更に両ページの上部が繋がっていると錯覚するほどに似通っており、視線の混乱に拍車をかける(ここ、図を用意して説明したいな)
要するに"マンガぢから"が足りていない。アクション以外でも、バストアップ・顔アップの多用など、いわゆるマニアシーン出身のマンガ家に共通する弱点を多く抱えている。一枚絵の構図なんかは上手いし、銃や車両といったオブジェクトもしっかり描けるのだから、もっと頑張って欲しいところだ。しかしながら、同人と連載も何年もやって、それでも上記のような有り様では、恐らく改善する見込みはないだろう。
アクションに関してはアニメ版でも見た方がいい。少なくとも、コマ割下手は解消されている。
「イタリア=背景設定」については、並。
マニア向けマンガにありがちな「語りすぎなのに情報不足」に陥らないのが良い。フラテッロが周囲からどう見られているかなど、「作品世界での日常」をちゃんと描いており、少女たちを浮いた存在にしていない。"ちょいと小粋なヨーロッパ"を地で行っており、我々から見ての異国情緒も感じさせる。
特にサンドロまわりのエピソードにはこれが顕著で、まだどこか浮世離れしていたヘンリエッタたちと、現代イタリアの光景を馴染ませるのに一役買っている。
設定レベルの悪趣味さを踏まえて、本作の面白さの上限は『良い』がいいところだろう。
だが大化けしそうなほどのパッションを感じることは、これまでもなかったし、今後も恐らくない(義体が死んでも、多分「予定調和」的な感慨を受けることだろう)
それにアクション下手によるマイナス点を差し引いて、評価は『普通』としておく。
それにしてもここ数刊、"連載慣れ"からか、少女の描き方がどんどん人形くさくなっている。悪いとは言わないが、顔は初期のアニメ顔が好みだったなぁ。
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