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| 漫画総合点=平均点x評価数 | 2,754位/5,641作品中(総合2/偏差値48.95) | 2,753位<= =>2,755位 |
| 1999年漫画総合点 | 71位/150作品中 | 70位<= =>72位 |
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| 作品紹介(あらすじ)次元のはざまに浮かぶ遊郭・花天楼。 そこで育った元気な少女・葵は、自分を花天楼に導いた凌霄のことが好きでたまらない。男でありながら一番人気の花魁・凌霄と、そこで暮らしていても実体のつかめない花天楼の秘密とは!? (単行本裏表紙より) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 著者:なるしまゆり 出版社:ビブロス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1999/11/05(金) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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| 最終変更日:2005/12/29 / 最終変更者:遠野 / 提案者:遠野 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2005/12/31 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 遠野 (表示スキップ) 評価履歴[良い:250(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 7995 ホスト:8080 ブラウザ: 4184 「夢と現の間をさまよい、華と慰めを売る」遊里、花天楼が舞台。 次元を超えて、さまざまな場所、さまざまな時代を浮遊するする遊郭と、そこに住まう女達、そこに引き寄せられる者たちが織り成す、悲しくて切ない、不思議な物語です。 本書に収録されているのは3話のみですが、どれもこれも、どっしり心に響くこと請合いです。。 読めば読むほどに登場人物の感情が染み渡る、とでも言うのでしょうか。一度目よりも2度目、2度目よりも3度目の方が、より作品に入り込めるのですよね。 人間をある一面から、深く描いた漫画ではありますが、描きこみ過ぎている訳ではありません。見せすぎず、さらりと余韻を残す。2話のお姫様などは、良かったなあ、と思います。 実体を伴わない遊郭が舞台な所為でしょうか、華やかさの影にある、陰りと悲しみを感じます。 けれど同時に、人の温かさや懐の深さをも見ることも出来ます。 一話目の、花天楼に知らず、引き寄せられた青年の物語。男癖の悪い母親や、理不尽な元彼女に打ちのめされながらも、内心では彼女らの事を嫌いになれない――寧ろ愛して欲しいと願うさまが、リアルでした。 彼が、遊女である合歓(ねぶ)と触れあい、慰められるさまは、やるせなく切ないのだけれど、ひどくやさしい。 合歓の最後の言葉は、何よりの救いだったと思うのです。 2話目、花天楼に迷い込んだ(おそらくは)戦国時代の姫君の物語も、多少難解ながらも、深さを感じさせられました。 彼女の屈折と、したたかさが良い。時折見える、影の深さ、業の深さが良い。周り全てを敵に回すような言動を取る彼女は、物語を良い意味で掻き混ぜ、展開させる、面白いキャラクターでした。 ラストは如何様にも取れる、幅のあるつくりになっていますが、何故かそれが、とても重かったです。 余談ですが、彼女に語りかける合歓は、鋭く格好良かったなあ。 3話目は、主人公であり各話共通登場人物でもある葵の、過去に触れる物語。 とはいっても、彼女の出生に触れる訳ではなく、花天楼に来たばかりの頃の一幕を回顧する、番外的な短編であるのですが。 しかしながら、濃度はとても濃い。短いながらに人の強さや弱さ、ぬくもりや寂しさ、ちょっとした茶目っ気がぎっしり詰まっています。 私的に、遊女の姐さん方の存在そのものに、惹かれてやみません。それぞれが、深い悲しみや業を背負っておりながらもそれを感じさせない。しなやかな明るさと色っぽさが良いです。 だからこそ、作中、彼女達の後ろ姿に匂う、彼女達の背負うものの色合いが際立つのだと思います。 どうにも購入し辛い一角に置いてある本書ですが(著者がなるしまゆりでなかったら、多分手に取ることはなかったと思う…/笑)、遊郭に興味のある方にも、楽しんで頂けるのではないでしょうか。お勧めの一冊です。 この評価板に投稿する |
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