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| 作品紹介(あらすじ)病院の産婦人科に勤務するナース・白石なつみ。彼女が「病院で唯一、喜びに包まれる場所」で体験する数々の物語を描く。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 作者:ごとう和 出版:講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2006/07/31 / 最終変更者:孔明 / 提案者:孔明 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2006/08/22 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by えぼだいのひらき (表示スキップ) 評価履歴[良い:144(75%) 普通:38(20%) 悪い:9(5%)] / プロバイダ: 5898 ホスト:6011 ブラウザ: 7395 総合病院の産婦人科に勤務する看護師のなつみが、様々な妊娠、出産に立ち合い、妊婦、産婦だけでなく、それを取り巻く様々な視点から、出産について考える機会をくれる物語です。 不思議なのは、産婦人科が舞台でありながら、何故主人公の職種を助産師ではなく看護師に設定したかと云う点です。 ご存知の通り、看護師では出産の補助は出来ても、出産そのものを医師や助産師の指示なく取り扱う事は禁じられています。現に新幹線の中で産気づいた妊婦の出産に立ち会う時に、同僚である牛ちゃんに「越権行為だよっ!助産師でもないのにっ!」と諌められるシーンがあります。(←この時は電話で指示を仰いでいました。) 実質的には助産師も看護師も患者側から見た限りでは、その対応に変わりはありません。しかし、自己責任において単独の分娩介助や臍帯切断を許された助産師では、主人公が1人で問題を解決してしまえる事もあるかと思います。 そこで作者はあえて主人公を看護師と設定して、医師や助産師が絡んだストーリー作りをしようと考えたのではないかと思えます。 何より忘れてはならないのは、産婦人科病棟と云う所は、唯一、入院患者の部屋へお見舞い客が「おめでとう!」と訪問する病棟でありながら、流産、不妊、臓器摘出等の「負」の部分も当然存在する、何とも微妙な場所だと云う事です。 物語の中では、待ち望んだ命の誕生に喜ぶ家族を描く一方で、望まぬ妊娠や出産、同時に不妊に悩むカップルの姿も描かれています。本作はその部分にも丁寧に触れ、特に子供に恵まれない夫婦に対しての「養子斡旋」においては実在の組織を登場させ、その存在を世に示した功績は大きいと思います。この組織は、望まない妊娠のもと生まれた命と望んでも恵まれなかった心を救うべく、綿密な計画を立て、双方の手助けをしている民間の組織です。 全く違うお話かと思いきや、「育てられない・・・」と涙する新米の母親が放棄してしまった命の物語の数話後に、子供が欲しくてたまらない夫婦に対しての「養子縁組」のお話が描かれ、「あぁ、この話に繋がるのか・・・」と思わずホロリとさせられる演出もありました。 しかし、個人的には所詮他人であるなつみの過剰な「産む事へのこだわり」には、へきえきする事も度々ありました。 まぁ、どんな物語も主人公は押しなべておせっかいではあるのですけれど、「妊娠したら産むしかないっ!」と言い切るのは、産んだ後何十年も続く子育てに対しての責任が持てない立場からでは、些かやり過ぎで、実際の看護師ではそこまで立ち入らないだろうなと思いました。 妊娠〜出産〜育児にまつわる作品の場合、読者がその時期を過ぎてしまうと、一気に興味を失ってしまいがちですが、この作品は今読んでもそれほど遜色はない様に感じます。 しかし、育児漫画と違って内容的にはやはり想像の域を脱する事は出来ず、どうしても綺麗ごとになりがちで、「現実味」と云う点ではやや共感を得るにはインパクトが弱い様に思います。 だからと言って、それはこのジャンルの作品のマイナス点にはなりません。 小さな命を迎える人達を取り巻く様々な状況や人間模様を理解して戴く為にも、未だ結婚と云う考えにも及ばない若い年齢の方や、孫を迎える年齢に達した方まで1度読んで戴けたらなぁと思える作品だと思います。 この評価板に投稿する |
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