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| 日本映画総合点=平均点x評価数 | 550位/1,461作品中(総合2/偏差値50.29) | 549位<= =>551位 |
| 2004年日本映画総合点 | 25位/74作品中 | 24位<= =>26位 |
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| 作品紹介(あらすじ)交通事故を起こした高木博史は自分を含めたすべての記憶を喪失していた。それまでは見向きもしなかった医学書に興味を示し、見事に医学部に入学を果たして医師である父親を喜ばすのだった。やがて解剖実習が始まり、博史の班には若い女性の遺体が割り当てられた。実習にのめり込む博史は記憶を取り戻しつつあったが、涼子という女性と過ごす現実とは異なる世界に想いを馳せるのだった。その一方、かつての恋人を自殺させたという自責の念にとらわれた同級生の吉本郁美が博史に接近する。 「CinemaScapeより引用」 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 監督・製作・脚本・撮影監督・美術監督・編集:塚本晋也 プロデューサー: 日下部圭子 日下部孝一 朱京順 音楽:石川忠 エンディングテーマ: Cocco 『blue bird』 音響効果:北田雅也照明:吉田恵輔 録音:小原善哉 助監督:川原伸一 小出健 黒木久勝 出演 高木博史:浅野忠信 涼子:柄本奈美 吉本郁美:KIKI 柏淵教授:岸部一徳 大山三郎:國村隼 高木隆二:串田和美 高木慎子:りりィ 大山のり子:木野花 中井教諭:利重剛 原昇 康すおん 鈴木一功 川島宏知 中島陽典 村松利史 綾田俊樹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 公開開始日:2004/12/11(土) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2008/02/12 / 最終変更者:どうか Kappa と発音してください。 / 提案者:どうか Kappa と発音してください。 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2007/09/01 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by どうか Kappa と発音してください。 (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 5979 塚本監督はもともと人体について相当の興味を持っていたようで、解剖について文献や病院で相当勉強したようだ。肉体に取りつかれているのだ。これは前作の『六月の蛇』から引き継がれている。 決して難解な物語ではなく、記憶喪失の男が死んだ恋人を解剖する過程で自らの記憶を取り戻すだけでなく、別の者へと生まれ変わる、再生ではない、新生の物語だ。 雨が降るシーンがあるが、これも『六月の蛇』から引き継がれている。そして偏愛(偏愛に満ち、鬼気迫った演技を浅野忠信が演じるていることは驚くべきだ)。それらは肉体の内側を満ち溢れ、それぞれの存在の覚醒が始まるための儀式だ。 記憶喪失の男、博史(浅野忠信)が自らの不在を認めながら、医学生となり、知らぬ間に恋人を解剖することになる。生きている人間と死んでしまった人間が一番近づくことができる場所。それは解剖室だ。コンクリートに覆われた自分の部屋、そして解剖室の無機質な空間の中で、博史は死んだ肉体と記憶のありかを捜し求める。精密なデッサンで恋人の細胞を書き写し、同じくして、一つずつ丁寧に自らの肉体を捜していたのだ。死ぬ間際に検体となることを欲した涼子の意図が偶然か必然かはわからないのだが、彼女は肉体そして記憶まで全てを博史に愛して欲しかったのだろう。 涼子(柄本奈美)と邂逅する夢想世界がとても美しい。そこにはコンクリートから解き放たれた、自然に満ちた世界だ。そこで彼女が踊るダンスは肉体から生命そのものを発散させるかのような躍動感だ。生なるヒロインなのだ。 逆に同期生の郁美(KIKI)は涼子と相対するヒロインであり、冷たく、白く篭ったコンクリートに美しい。そして博史は郁美とお互いを認め合うように首を絞めあうのだ。そう、死なるヒロインなのだ。 そして、郁美は涼子には勝てないのだ。それは死して愛される涼子にかなうわけもないからだ、自らは生きていて、殺そうとしているだけにすぎないだけで、涼子のようにその先に行けないからだ。ここで生なるヒロインと死なるヒロインの逆転が起こるところが面白い。 ラスト、生きるということを示した、すべての登場人物が劇中で昇華する。 肉体から精神へ、生から死へ、死から産まれる生を描こうとしている塚本監督は人間の根源に向かってフィルムをまわそうとしているのだ。 この評価板に投稿する |
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