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[日本映画]憑神


つきがみ / Tukigami
日本映画総合点=平均点x評価数1,234位/1,461作品中(総合-2/偏差値46.97) 1,233位<= =>1,235位
2007年日本映画総合点84位/104作品中 83位<= =>85位

直近発売のBray/DVD 2007/12/07 ():憑神 [DVD] 3,990
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評価統計
評価平均悪い(-0.67 pnt)
評価総合点-2.01
日本映画順位(総合点)1,234位(1,461作品中)
偏差値(総合点)46.97

人数0001200
割合0.0%0.0%0.0%33.3%66.7%0.0%0.0%
加算分布0%0%0%33.3%100%100%100%
分布要約0%33.3%66.7%
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作品紹介(あらすじ)

時は幕末。将軍の影武者を代々務めてきた由緒ある家柄の出である別所彦四郎は、幼い頃より文武に優れ、秀才の誉れ高かったが、最近は暇を持て余す日々を送っていた。
ある日見つけたお稲荷様に祈ったところ、彦四郎は災いの神様を呼び寄せてしまう。不幸の神様たちに取り憑かれてしまった彦四郎の運命やいかに。
「wikipediaより引用」

※ このあらすじ部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。

監督:降旗康男 プロデューサー:妹尾啓太 鈴木俊明 長坂勉 平野隆 協力プロデューサー:古川一博 企画:坂上順 堀義貴 信国一朗
原作:浅田次郎 『憑神』(新潮社刊) 脚本:降旗康男 小久保利己 土屋保文 音楽:めいなCo. 撮影監督:木村大作 美術:松宮敏之
編集:園井弘一 照明:杉本崇 録音:松陰信彦 助監督:宮村敏正
製作:「憑神」製作委員会 配給:東映 主題歌:米米CLUB 「御利益」

キャスト
別所彦四郎:妻夫木聡 別所イト:夏木マリ 別所左兵衛:佐々木蔵之介 別所千代:鈴木砂羽 おつや(死神):森迫永依 井上八重:笛木優子
小文吾:佐藤隆太 九頭龍(疫病神):赤井英和 甚平:香川照之 伊勢屋(貧乏神):西田敏行 勝海舟:江口洋介
上田耕一 鈴木ヒロミツ 本田大輔 徳井優 大石吾朗 石橋蓮司
日本 公開開始日:2007/06/23(土)
公式サイト
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最終変更日:2008/11/26 / 最終変更者:どうか Kappa と発音してください。 / 提案者:DONP (更新履歴)
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2010/09/21 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:80(48%) 普通:45(27%) 悪い:43(26%)] / プロバイダ: 21833 ホスト:21816 ブラウザ: 9466
全体的には好きな流れだった

作者としては幕末を書きたいけどそれだけでは意味が無いので憑神を憑ける
といった見方をすれば一風換わった作品として見る事ができた。

すごく良いかといえばそれほどでもないが、そんなに悪いとは思わなかった。
個人的には「良い」の評価だが、最後に原作者が出てきてしまったので「普通」に格下げします・・・

残念・・・

2009/04/17 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5029 ホスト:4928 ブラウザ: 7087
「お話」としてはいいのだけど、「映画」としては問題が山積みな作品だった。

酒に酔った勢いでお稲荷様に願掛けするも、気付いたら憑いてきたのは貧乏神だった…といった形で幕を開ける。この展開は非常に軽いノリだから、それなら本作は軽い喜劇なんだと、まずは思わされる。そして貧乏神のパートでは、(ワンパターンではあるけれど)軽妙な漫才を見ているような愉しみを味わえる。
ところが話が進むにつれて、この愉しみに綻びが出始める。疫病神のパートでは、主人公が如何に武士として立派な人物かということが神の情を絆すことになり、死神のパートでは、更に「影武者の宿命を背負った武士の本分」が付加される。主人公が人間として、己の運命や時代にどう決着をつけるかという重い要素が押し出されてしまい、主人公個人の感情の問題で収まる序盤のようなノリでは済まされなくなってくる。

ここで抱かされる違和感は無視できない。確かに物語の中で、主人公が立派な武士であることが大いに言及されていた以上、その面(人情や哲学)を強調した展開となることでは話に矛盾こそ生じないのだが、問題は、それによって作風自体を極端に変容させてしまったことだ。一作の中で作風を変えるのはいいのだが、本作の場合はその変化に視聴者の対応を踏まえていたのかどうか、非常に疑問だ。
貧乏神のパートで、本作に於ける神は相応な設定こそ持っているものの、滑稽で軽い扱いの印象がより強いため、視聴者としては、そのように刷り込まれる。ところが、後々になって斯様な刷り込みを前提としてはいけなくなってしまう。つまり作品から受けた印象そのものを洗い直さねばならぬ事態を発生させていたわけだが、これには非常なストレスが付き纏う。対人関係で、第一印象を疑うのが難しいことと同じだ。考え直したんで接し方を変えてくださいと言われても、時間をかけない限り簡単に変わるものではないが、本作の変化はまさにそんな感じなので、与えられるのは混乱に終始する。

しかし、そんな混乱状態に陥った視聴者を尻目に、本作は喜劇であることを(悪い意味で)忘れていなかった。後半ともなると、本作には最早道化を受け入れる余裕がない。そんなことをやってる場合じゃないほど、主人公にとって事態が深刻化していた。事実、重みを持つ「人情の暖かみ」や「武士の本懐」といった要素を、主人公の人生観や命に関るレベルで強調している。にも関らず、前半と似たり寄ったりの笑いを挿入し続けた。
これは恐らく、ギャグとシリアスを等価に表現しようとした(欲張った)がゆえだろう。だが、単なるおふざけと生命レベルのイデオロギーは相性が悪いようだ。笑いの要素は「KY」としか言えないほど悪目立ちするばかりだし、哲学的な要素は上述の混乱の所為で白々しい代物となっている。そして、唐突すぎる作風の変容と、アンバランスな空気感により、「何をやりたいのかよくわからない」と思わせるほど散漫な感じばかりが残る結果となった(これは悪名高いラストでピークを迎える…昂らせるべき感情を完全に間違ってる気もするが)。

物語はけして悪くはなかった。主人公をはじめとする登場人物のキャラクタはしっかり立っていたし、展開もそれを踏まえたもので(少なくとも本筋に矛盾は見られない)あることから、話はきちんと成立していたとは思う。そのため、語られること自体に対する不協和は殆どないと言っていい。しかし、その見せ方がよくないと、お話のよさも忽ち色褪せるようだ。
この物語を映画とするのならば、いっそ笑いの要素を「余興」程度に留め、哲学を面前に出すべきではなかったかと思える。軽さと重さ、一貫性のある物語の場合、犠牲にすることで作品が引き立つのはどちらかと言われると、それは軽さの方だからだ。もっとも、米米CLUBによる、溌剌とした主題歌「御利益」―これは絶品だ、自分はこの曲だけでもオススメしたい―が本作一番のお気に入りの自分としては、そうなると寂しく感じるが…

このように、映画作品として問題が多かった本作だけれど、人物の語り口はことのほかマイルドなので、しつこさを感じなくて済むし、上述の通り物語はしっかりしているので、散漫な作風と言えど不快感の度合いは深刻という程ではない。そのため、ここまで辛辣なこと言っといて何だと思われそうだが、後味については、意外と満更でもなかったりする。
作品としては「とても悪い」だが、主観的には「普通」、よって評価は「悪い」とさせていただきたいと思う。

2008/11/29 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 4184
浅田次郎原作小説を映画化。
かなりいい役者が揃った作品にもかかわらず、後半からだんだんとつまらない展開になっていく。貧乏神(西田敏行)との掛け合いは単純な展開ながらも西田敏行特有のユーモアがあって面白いのだが、それ以降はかなりつまらない。疫病神(赤井英和)や死神(森迫永依)のキャラクターに味もなく、ただただ人間以上に人間臭いというか、情に流される神々で彼らの行動そのものにも味がなく、展開そのものがワンパターンになっていく。勝海舟(江口洋介)の登場もそうだが、全体的に登場人物に重量感がない。彼については登場してくる意味がなく、クライマックスに別所彦四郎(妻夫木聡)に大量の小判を渡す理由が不明だ。
そば屋の甚平(香川照之)と彦四郎の兄、別所左兵衛(佐々木蔵之介)だけが物語の中で彦四郎と中途半端な係わり合いをせず、はっきりとした行動が見えた存在であり、そこに両名優が演じていることが救いだ。
特に彦四郎の中途半端なお人よし具合が退屈で、最終的に自分の道を見つけたというが、まったくもって重みがなく、子供たちには未来を語り、自らは過去とともに去ることを選ぶことに、彼のアイデンティティを感じることができないのだ。
ラストシーンでは原作者が登場。まったくの興醒めだ。

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