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サウスバウンド(日本映画)


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英語タイトル: Southbound
総合
評価板(投稿)
自由形式掲示板日記
2008/01/14
画像/壁紙商品
(DVD)
直近発売のDVD: 2008/03/05 ():サウスバウンド スペシャル・エディション \4,935
DVD(1件)
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6542
サウスバウンド スペシャル・エディション

参考:\4,935
2008/03/05
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1.ナ、ナンナンデスカ、コレ・・・?
作品紹介(あらすじ)

東京、浅草。小学6年生の上原二郎は、両親と姉、妹の5人家族。そんな二郎の悩みの種は無職の父親、一郎のこと。
年金の督促に来た区役所の職員にも動じることなくへ理屈をこね回し、修学旅行の積立金に不審を抱けば校長に談判すべく学校に乗り込みひと暴れ。年頃の二郎にとっては、恥ずかしいことこの上ない存在だった。
ところが母親のさくらは、そんな一郎に不平を言うどころか、今も憧れと尊敬を抱いているのだった。
やがて一家は、一郎の故郷、沖縄の西表島に引っ越すことに。島での一郎は、東京でのぐうたらな姿とは打って変わってせっせと働き、二郎もそんな一郎に頼もしさを感じ始めるのだったが…。
『allcinemaより』

監督:森田芳光
製作総指揮:角川歴彦
企画:中川滋弘
原作:奥田英朗『サウスバウンド』(角川書店刊)
脚本:森田芳光
撮影:沖村志宏 美術:山崎秀満
編集:田中愼二 照明:渡辺三雄 録音:高野泰雄
音楽:大島ミチル 助監督:杉山泰一

主題歌:中島美嘉『永遠の詩』

キャスト

上原一郎:豊川悦司
上原さくら:天海祐希
上原洋子:北川景子
上原二郎:田辺修斗
上原桃子:松本梨菜
新垣巡査:松山ケンイチ
校長先生:平田満
区役所のおばさん:吉田日出子
堀内たえ:加藤治子
南先生:村井美樹
公開開始日:2007/10/06(日本)
公式サイト
1. 映画「サウスバウンド」公式サイト
最終変更日:2008/03/09 03:06:00 / 最終変更者:TCC / 提案者:DONP (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
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2008/05/14 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by HUNGRY SPIDER 評価履歴[良い:173(41%) 普通:69(16%) 悪い:182(43%)] / プロバイダー: 5029 ホスト:4905 ブラウザー: 7395
原作は未読なので、その立場から意見を述べさせていただきたい。
前評判では「コメディ」だというこの映画…破天荒なお父さんが天下御免で暴れまわるお話ではあるけれど、それを「ドタバタギャグ」に結び付けた感じの予想をつけた場合、大いに期待を裏切られることになるだろう。

ドタバタギャグでは、「騒」がキーワードになるが、本作のそれは逆…即ち、「静」にあるように思える。
この作品では、「大声」というものがない。確かに親父が叫ぶことはあれど、それはあくまで(彼にしては)沈着冷静な意見を場に相応しい音量で述べているに過ぎないし、普段の彼は多少おどけてはいるが、派手な騒ぎ方をしない。一番うるさそうな(というか、うるさい)人物がコレなんだから、当然ながら、周囲はとても静かだ。あまり多くを語らず、その表情や行為を主に使って意思表示をしている人物が殆どと言ってもいい。また、BGMなども「静」を連想させる、落ち着いた音楽が多かったように思う。
ここまで「騒がしさ」を削ぐのには、半ば製作陣の意図的なものを感じられてしまうが、自分は、「だからこそ」この作品はドタバタギャグに代わるものを引っ提げて来れたんだと考えたいし、スタッフの方々の判断には拍手を贈りたい。
その「代わり」は、一言で表せば「躍動感」だ。
「これほど静かなのに、何でこんなにアツいの!?」というのが、視聴直後に自分が抱いた感想になる。言葉少なで声を荒げることのない彼らだが、その胸に不屈の信念を抱き、溌剌とその理想に向かって駆けて行く有様が、とても印象深い。言葉ではなく、背中で語ることを地で行くような感じだが、これは静寂の中で鼓動が引き立つように、「静かだからこそ」実現したものだろう。

では何故、本作の静を重視した演出が力を持てたのかというと…上原一家の描き方が上手だったことが、その要因のように思える。
一郎の挙動を只管アンチヒーローとして面前に打ち出すこと、さくらの暗い過去を小出しにしていくことが、一見すると寡黙で冷めた少年という、両親とは正反対の性格を持っているようにも感じられる二郎にも、彼らの血が流れていることを明確に意識させるというやり方が上手い(なお、二郎の抱いている疑念は、アナーキストの意志と似通っているものだ)。
とりわけ、ヤマの部分に関しては特筆すべきものを感じる。前半にも後半にも、大きなヤマが訪れるが、丁度そこに差し掛かるか否かという絶妙なタイミングで、両親の本性と言える要素を引き出すことにより、二郎の身体に流れる血が彼らとシンクロしたかのように、彼の燃え滾る精神世界が、地味に、しかし明確に顕示され、受け手を内面的に引き込んでしまう。

表面的な部分に注目すると、コトの中心である親父の挙動は、共感とは程遠い。しかし、自分はその「共感できない」というポイントこそ、彼をかっこよく見せているように思えてならない。
彼の姿は、外部の環境に対して不満はあるが、それを明確に打ち出せず、漠然とした苛立ちだけを抱えているような自分を複雑にさせる。理性では「何をバカなことを…」と半ば呆れてる一方で、感性は「いいぞ親父、もっと言ったれ!!」と不思議に興奮しているのだ。
親父に対する共感できないという感情は、この作品が、不満があっても駄々こねたってしょーがないじゃん、などと冷めた風に考える小利口さを、驚くべき精度で突いていることを証明しているように感じる。理性の裏では、表出させたくて仕方がない不満が渦巻いている。だから、そのストッパーとなる理性を取っ払い、思いのまま叫ぶことができる親父を見ると、憧憬の念を抱いてしまうし、その憧憬こそ彼をアンチヒーローに(自分の中で)仕立て上げているのだろう。
ただ、時に理性が感性を上回ることだってある。いくら親父が魅力的とは言え、唖然とさせられる箇所は流石に多すぎる。自分としても、とてもついてけなかったと思える場合が沢山ある以上、彼のカリスマを全肯定して受け入れるのは不可能だ。

この作品は、設定と演出が抜群だ。見せ方も十分に納得できる。しかし、地味な印象はどうにも否めない。体調によっては相当暇な作品とも映るだろう。また、主観が占める割合も、結構バカにならないのではないか。とりわけ、親父や二郎を悪く感じると、作品の印象そのものが低下する危険性を孕んでいるところがあるように思える。
よって、この作品に対しては、自分が持っている好感度をそのまま評価とさせていただきたい。即ち「良い」。
2007/12/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by アルテマコア 評価履歴[良い:47(75%) 普通:7(11%) 悪い:9(14%)] / プロバイダー: 30497 ホスト:30492 ブラウザー: 5591
尊敬する森田芳光監督作品であり、原作を読み久々に感動した小説「サウスバウンド」の映画化であり、とても期待して映画館に足を運びました。
感想としては「良い」です。そう、原作は最高なんです。
原作は型破りな父、「上原一郎」の姿を見ながら成長していく息子「上原次郎」の物語で、原作は彼の視点で描かれています。
しかし今回の映画は次郎の視点でもなく、かといって一郎の視点でもなく完全な第三者からの客観的な視点になっています。さらに原作にあった一郎の友人「アキラおじさん」のエピソードをカットなど様々なエピソードがカットされています。エピソードカットはまだ良いとして(なにせこのエピソードをカットしないととても収まりきりません)次郎の視点でかかれていないので彼の成長などに好感が持てなくなってしまいました。これは痛い。これさえ無ければ最高の評価をあげても良かったのです。
それ以外を除けばいいことばかりです。
豊川悦司さんの演じた上原一郎。非常にのりが軽いところがキャラを引き立てています。(もともとある世界的某有名人がやるはずだったそうですが監督と仲たがいが起きたらしく降りたそうです)
とにかくキャスティングに文句はありません。
ストーリー展開もほぼ原作どうりです。

原作を読んでいる人はちょっと戸惑うかもしれません。しかし、原作には未タッチという人は見たら予想以上に感動します。(まぁ原作のほうが良かったのですが)
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