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読み仮名: たいへいようせんそうなぞのせんかんむつ / 英語タイトル: PACIFICWARBATTLESHIPMUTU
2006/07/06 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 634 評価履歴[良い:1426(50%) 普通:558(20%) 悪い:872(31%)] / プロバイダー: 20897 ホスト:20966 ブラウザー: 5234
その爆沈理由が未だに謎に包まれている戦艦「陸奥」ですが、いろいろな説があり、本作ではスパイによって引き起こされた謀略説という形を取っています。
陸奥の乗組員に美貌の女たちが近付き、そして艦内に爆弾が・・・という内容になっています。
しかし、このスパイ説も決定的な論拠が無いのだし、映画が造られた年が古いので、当時の関係者の意見なども参考にしたようですが、それでも、本作は戦争を調べたり、陸奥の爆沈の謎の決定的な要因が見つからないので、今見ると、「なんかな〜」というイメージが出てしまいます。若き日の菅原文太が出ているのが注目点といえばいえますが。
既に沈没原因が研究し尽くされた大和と比べても陸奥は謎が多いし、未だに決定的なものは見つかっていません。第三砲塔近くの対空用三式弾が爆発したのが原因とはいえ、それがどのような形で起こったのかは謎のままなのです。
艦内の古参兵の虐めや扱きに耐えかねた下士官の反抗とも、三式弾の取り扱い間違いや、煙草の失火ともいわれますが、やはり、確定できるものは何もありません。
とはいえ、「謎の戦艦」というタイトルはちょっと変だし、陸奥は別に極秘開発兵器の幻の戦艦だったという訳でもないのだし、「陸奥、謎の爆沈」というタイトルの方がよく、仰々しく、変な感じは否めません。
戦中時には極秘にされ、戦後、その存在が広く知られるようになった大和とも違い、戦前の海軍の顔だったので、多くの人は知っていたと思うのですが。
そういう、今の視点でみると、本作はあまり戦争というものよりも、軍艦内のサスペンス的作品ともいえそうで、純粋な戦争映画としてみるのはちょっと・・・というのはあるかも知れません。まあ、昔は今程調べられていなかったし、GHQが五月蠅くて、そういった戦争関係の映画も規制がかかっていたのも、今に比べれば・・・・・・というのがあったといえそうです(又は、GHQによって、クレームやいちゃモンがいろいろあったかも知れないし、そういった事情は占領軍が去った後も続いていた。)。
因みに本作公開から7年後、柱島沖に今尚眠る陸奥の残骸の引き揚げ作業が行われ(戦後の浮揚計画はGHQのクレームでストップがかかり、結局戦後27年目に行われた。)、その残骸はあるものは戦後の色々な資源に使われ、あるものは往時の偉容を伝える一端として展示され、今では艦橋周辺部を残すのみとなりました。
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