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| 2008/02/01 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by HUNGRY SPIDER (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 3586 ホスト:3585 ブラウザ: 7395 「アレ? 意外と面白いよこの作品」 …本作を見終わった直後に抱いてる感想です。パッケージを見た限りでは、なんか胡散臭そうな作品に思えたけど、蓋を開けてみると、実に真面目に練られた跡が覗える作品だったので、良い意味でびっくり。 本作は「十二人の怒れる男」などに代表される、所謂「密室劇」だ。密室に面識のない者共が集まって、あーでもないこーでもないの議論を交わし、真相という名の虚像を少しでも鮮明にさせようと四苦八苦する、不毛っちゃ不毛な作品…と、説明しては言葉が悪いけど、実際にそれを面白い映画として成立させるとなると、これが非常に難しくなる。第一に、次々に視聴者の予想を超える理屈を矛盾ない形で展開する構成力が脚本にないと惹き込まれないし、筋立てが良かったところで、俳優陣の演技や演出効果がお粗末なら、一気に白けてしまう。つまり、この手の作品は、製作に関った人々の技量に対して、一切誤魔化しが効かないのだ。そんな厄介な性質を持ちながらも「面白い」と思わせてくれた本作の製作陣の皆さんには、まず敬意を表したい。 内容は、1年前に自殺したアイドルの死の真相を、彼女のファンサイトの住人たちが顔合わせして解き明かしていく、というものだが、これはコミュニケーションツールとしてのサイトを人の集結の為に繋げるという意味で有効活用した、現代ならではの着眼点であり、そこに自分は、意外な方向の切り口を見つけたものだと感心させられた。 で、集まったサイトの住人たちが、アイドルの死について色々と議論を交わすのだが、この「アイドルの死」というのにも、題材選びのセンスを感じる。確かに偏見を持たれやすいことは言えると思うが、上述の「十二人」で引き合いに出された殺人事件と比べると親近感を持ちやすく、受け手に対して口当たりを良くしているとも取れる。 舞台は、とても良く出来ている。 ただ展開は、特筆すべき程に精緻とは言い難い。 緩急のつけ方があまり上手くないという印象は、残念ながら自分には拭えない。真面目な話し合いをしてる最中に、下劣なギャグをやられても笑えないし、寧ろ流れを乱すだけなのだ。さり気ない形で挿入しようと努力した感はあるが、それでも「憧れてちゃ悪いか!!」とか真面目な場面で言われても、安っぽさ故の失笑を買うだけだったし…本作のギャグはちょっと作品の本質にそぐわないかな、といったところ。 理論が二転三転しながら固まっていく展開には見応えを感じるし、完成された仮説も筋が通っているので、それ自体はいいのだが、実は皆、件のアイドルの関係者だったというオチには少しガッカリ。これは、関係者同士の討論ってことだから、純粋なファンによるものとは言えない。これが問題。何故かというに、視聴者と登場人物の距離感を抱かせてしまうのだ。確かに、関係者だからこそ本作は完成した、というのはわかるが、我々視聴者の大多数は彼らと対等な位置にいない(誰かアイドルと繋がりを持っていない)のだから、これでは親近感が薄れてしまい、下手すると冷めてしまう。 しかし、脚本に筋は通っており、俳優の皆さんは各々の個性を確立する演技を、自然な形でなさっているので(正確には、多少棒読みな箇所も見受けられたが、個人的には顔を顰める程でもないので許容範囲)、上述の欠点を考慮に入れても、会話の流れに身を委ねるには十分な面白さを持つことは、言えると思う。登場人物の実体がバレるまでの変遷も、それ自体は十分納得できるものだったしね。 そんな本作は、討論が終わった時に、事件の真相と共に「如月みき」の性格が浮き彫りになるが、それは彼女が(D級かも知れないけれど)、真の気高きアイドルであったことを示し、視聴者を暖かい気持ちにさせる、見事な終着だ。贔屓がいない自分さえ、「いいな〜」って思ったくらいなんだから、そのようなアイドルが存在する人なら、感慨深いものを抱かせてくれると思いますよ。 そして、「星」に彩られる終盤は、まさに「アイドル…人(ファン)には手が届かぬ星(スター)」を、「それでも星は人を照らし続ける」ことを象徴付けている感じで、議題が議題だけに、本作に相応しい幕切れだったように感じられた。 ただ、その後がね…虚像に迫るのが醍醐味の密室劇で「顔バレ」は感心できないかな。確かに「如月みき」は「それっぽい」感じが出てはいたけど、虚像は虚像のままで終わらせていれば、視聴者に憧憬の念を抱かせるという意味では、綺麗な幕切れとなっていただろう。これは一寸悔やまれるところ(但し、その映像に合わせて皆で踊るのは、どんな人物にだって、一人のアイドルに憧れる仲間じゃないかと思わせてくれて、暖かい気持ちになれた…と同時に、クールを装っていたオダ・ユージがノリノリだったことには、これまでのギャップから失笑を禁じえなかった)。あと、「1年後の再会」は、個人的には蛇足だと思えた。いや、あのまま綺麗に終わった方がよろしいかと… まぁでも、この点に関してはラストだけを責めるワケにもいかない。何故なら、そこに至るまでにも、彼女の顔を隠しきれてないからだ。家元のコレクションに参加者が集まる序盤の段階で、みきちゃんの顔、見えてるんですけど…ここは、厳しいが「ツメが甘い」と言わざるを得ない。 以上の理由と感想から、自分の本作に対する評価は「とても良い」に極めて近い「良い」とさせていただきたい。いや、心情的に「とても」でもよかったと感じてるし、作品として見てもオススメできる程に出来てはいるんだけど、ツメが甘いことによって目立った欠点を考えると、そうもいかないかな〜って思えたんですよ。 2008/01/13 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by DONP (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(55%) 普通:16(16%) 悪い:30(29%)] / プロバイダ: 1079 ホスト:1045 ブラウザ: 6391 自殺したアイドル如月ミキの1周忌、ファンサイトで知り合った5人の男たちがオフ会を開き 思い出話しや自慢話しをしているうちに 1人の男が放った『如月ミキは自殺なんかしていない、殺されたんです』という言葉から 密室での犯人探しがはじまる。と言った内容 サスペンスっぽいのりだけど実際はコメディー色の方が圧倒的に強かったです。 とにかく超展開に次ぐ超展開の脚本、ハンドルネームしかわからなかった5人の素性がドンドン明かされていく展開は見応えあり。 また出演している役者さんがほぼ5人という事もあり豪華 姿は朧気にしか見えない如月ミキというアイドル像をこうも生々しく具現化させてしまう演技力は見事 ドランクドラゴンの塚地武雅もかなり好演していたと思います(序盤はあまりいなかったけど) 個人的には今役者として恵まれている小栗旬が5人の中で1番不憫な設定なのが笑えました。プラネタリウムの件なんかはもう最高w やっぱりお金をかけなくても良作は作れるんだなぁと思わせてくれた作品 最後は自分も如月ミキのファンになってしまいました。 人に自信をもって薦められる日本映画の1つですね 評価は『とても良い』で この評価板に投稿する |
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