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カナリア(日本映画)


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英語タイトル: Canary
注意: これは日本映画版。その他メディアのページ
ゲーム:カナリア - この想いを歌に乗せて -
評価分布
日本映画総合点ランク492位/942作品中 (総合1.00) 491位 <= =>493位
2004年日本映画総合点ランク29位/65作品中 28位 <= =>30位
総合
評価板(投稿)
掲示板日記
記事頻度:49.6分
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(DVD)
直近発売のDVD: 2005/10/28 ():カナリア \3,990
DVD(1件)
売上/新着
12190
カナリア

参考:\3,990
2005/10/28
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1.05年の邦画最高傑作
監督・脚本:塩田明彦 製作:佐々木史朗 中川滋弘 川城和実 プロデューサー:松田広子 撮影:山崎裕
美術:林千奈 編集:深野俊英 音楽:大友良英 イメージソング:浜田真理子 『銀色の道』
エンディングテーマ:向井秀徳 『自問自答「カナリア」ミックス』 照明:佐藤讓 録音:郡弘道

出演
岩瀬光一:石田法嗣 新名由希:谷村美月 伊沢彰:西島秀俊 咲樹:りょう 梢:つぐみ
岩瀬道子:甲田益也子 ジュナーナ:水橋研二 吉岡:戸田昌宏 光一の祖父:品川徹 老婆:井上雪子
公開開始日:2004/11/20(日本)
公式サイト
1. オフィス・シロウズ 公式サイト
最終変更日:2008/10/10 21:29:18 / 最終変更者:どうか Kappa と発音してください。 / 提案者:どうか Kappa と発音してください。 (更新履歴)
評価統計(1日1回定時に更新)
 評価平均日本映画順位(総合点)偏差値(総合点)評価ポイント(総合点)最高の中の最高
日本良い(1.00)492位48.691.00 

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2007/09/10 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by どうか Kappa と発音してください。 評価履歴[良い:170(33%) 普通:214(41%) 悪い:133(26%)] / プロバイダー: 7683 ホスト:7691 ブラウザー: 5979
自らの足で進め。監督の言いたかったことはそれだけだ。

宗教とは虚言でありながら、現実でもある。
この作品で、ニルヴァーナ教団はオウム真理教と同じ位置づけにある。が、その内側を描こうとしているのではない。内側にいる人間たちを描こうとしているのだ。ステロタイプに世界を嫌悪し、そこから脱することに懸命だった彼らが信じたものが、ずたずたにされていく様。それは彼らのアイデンティティそのものを壊されていくことと同意である。
ここまでは別に新しい試みはない。終戦直後の日本がまさにそれだ。
が、大きく違うところがある。彼らは拒絶した日常世界に生きることを強いられながら、その日常に受け入れてもらえないという状況にあること。
まさに虚である。
そのあまりにも絶望的な状況を、この作品で表出させられているとは思えない。またその部分はメインではないこともあり、伊沢(西島秀俊)たちの描写は控えられている。が、西島秀俊の演技がいい。笑うことも泣くこともできない、どうにもならない空っぽ感を彼の表情は伝えようとしているのだ。

宗教の是非について語ることはナンセンスだ。いくらたわごとといわれようが、彼らにとっては、その虚言が日常なのであり、現実なのだ。その現実に対して、それは現実ではないと言われても聞いてくれるわけがない。誰しも今の日常が現実ではないと言われても、解せないのは当たり前だからだ。
この作品でもその部分には触れていない。それが物語なのだ。

どうしても嫌なところがいくつかある。演出はわざとらしいところがいくつかあるのだ。老婆(井上雪子)の折り紙のシーン。特別出演らしい撮り方なのだ。そして寡黙すぎる主人公。これも不自然なのだ。この全体的な不自然さがこの作品をより深みのある作品になりえなかった一つの要因だ。

また物語はフィクションらしくご都合主義だ。偶然の重なりあいが静かなトーンで続く。咲樹(りょう)と梢(つぐみ)の登場も唐突極まりないし、レズというところで、すでにフィクション臭さが滲み出ている。しかし岩瀬光一(石田法嗣)と新名由希(谷村美月)にとって異質な者たちとの交わりが必要だったのだ。そして彼らの存在はお互いが必要不可欠で、どちらが欠けても彼らは自ら歩くことができなかったのだ。
監督はこのような宗教の存在を糾弾しようとしたのではない。二人を通じて、自ら生きることを選択する術を知ってほしいと願ったのだが、自らの力だけでは不可能なのだ。
しかも、光一は脱走するとき、母と妹を望んだ。家族を欲したのだ。そして最後は妹を連れて由希と三人で歩き始めるが、そこには一つの旅の結果があるだけだ。実は彼はまだ自分の人生で何も選択していないのだ。
これがこの作品に絶対的な吸引力がないところなのだ。

人のつながりは人をどこに連れて行くのかわからない。そんな恐ろしさをいつも含んでいる。
そしてカナリアである少年少女はそんな時代をどう感じて、走り抜けるのだろうか。
そんな不安が見えてくるようだ。
評価投稿 / 作品DB目次
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