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[日本映画]全然大丈夫


ぜんぜんだいじょうぶ / Zenzen Daijobu
日本映画総合点=平均点x評価数1,139位/1,461作品中(総合-1/偏差値47.80) 1,138位<= =>1,140位
2008年日本映画総合点63位/106作品中 62位<= =>64位

直近発売のBray/DVD 2008/08/29 ():全然大丈夫 [DVD] 3,990
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全然大丈夫 [DVD]

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おもちゃ&ホビー:【映画パンフ】全然大丈夫 荒川良々 木村佳乃 岡田義徳
       
評価統計
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評価総合点-1.00
日本映画順位(総合点)1,139位(1,461作品中)
偏差値(総合点)47.80

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監督・脚本:藤田容介 プロデューサー:新井直子 小越浩造 撮影:池内義浩 美術:林千奈 編集:堀善介
音楽:エコモマイ 照明:舟橋正生 録音:岩丸恒 あかりの絵:悠久斎 フィギュア制作:寒河江弘

出演
遠山照男:荒川良々 木下あかり:木村佳乃 小森久信:岡田義徳 骨董修復職人・湯原:田中直樹 近所の金物屋・栗田:きたろう
照男の姉・智子:伊勢志摩 旅番組レポーター・ヤマトタカル:村杉蝉之介 「デラックリン」社員・梅沢:江口のりこ 照男の叔父・浩太郎:小倉一郎
清掃員・豊原:根岸季衣 ホームレスのアーティスト・ヌーさん:白石加代子 ホームレス・ナガやん:大久保鷹 照男の父・英太郎:蟹江敬三
日本 公開開始日:2008/01/26(土)
公式サイト
1. 映画「全然大丈夫」 オフィシャルサイト
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最終変更日:2009/03/05 / 最終変更者:どうか Kappa と発音してください。 / 提案者:どうか Kappa と発音してください。 (更新履歴)
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2009/09/12 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 20535 ホスト:20529 ブラウザ: 7087
どことなく、地に足の着いてない印象を受ける映画。

「地に足が着いてない印象」とは、登場人物たちに目的だの夢だのがあっても、年齢的・社会的な制約などがあっても、それはあくまで二の次で、とりあえず刺激が与えられることによって、どことなく変わっていくという曖昧さに終始しているように見える、ということだ。
極端に言えば、複数の登場人物の行動および変化を「ただ追っている」だけのようにも思え、それが予め提示された「世界一のお化け屋敷」といった目的に対する不始末さや、四者関係にまで縺れ込む恋愛模様の起伏のなさなどと相まって(だいたい、物語のベクトルが前半と後半でズレている)、本作の形容になるであろう「曖昧」の前に、「性質の悪い」という歓迎すべきでない言葉を付加していると感じられてしまう。

だが、恐らく本作の、悪く言えばテキトーな構成は意図的だったのだろう。主人公をはじめとする登場人物たちの行動(中には奇行に見えるものも幾つか…)に説明を付加していないこと、たとえしていても大した理由にならないことが、その証明に思える。つまり、起点がボケてるわけだ。だからそこから先、仮にもっともらしい説明があったとしても、多分それほどクリアな展開にはならなかっただろう。基準となる点が不明瞭では、どうして明瞭な線が引けようか。
そして、多分それを踏まえていたのだろう、本作の登場人物たちは、「とりあえず」アツい言葉を受けたり、違うところに行ったりして、「とりあえず」変わっていく。勿論、モトが不確定なのだから、ベクトルは余程の突飛さがない限り、どこを向いても構わない(大差ない?)ように思えるが、本作のそれは、必ず作中で起こった事件と何らかの関りがあるので、混乱なく見られる範囲内だ。

なお、このことが、例えば主人公ならお化け屋敷と結びついていない場合が多いので困る(この視点からみれば、本作は十分に混乱させる危険性がある)、という向きもあると思う。けれど、本当のところ「実際そんなもんだよなぁ」なのかも知れない。
映画の人物の場合、予め明示された目的…本作の主人公で言えば「お化け屋敷を作ること」…が、「やるべきこと」として位置づけられる。そして、それをこなすことがカタルシスに繋がるのだろう。
この流れは現実にも常々起こる。受験生だったら勉強だし、社会人だったら仕事だ。しかしながら、周囲からの刺激が劇的なものとは限らないし、それによって彼らが起こす行動も、「やるべきこと」に向いているとは限らないではないか。受験時代、ほんの些細な切っ掛けをもとに、勉強そっちのけでバンドに熱を上げることもあるかも知れない(照夫もあかりに熱を上げていたことだし)。
本作の目的に向かない変化に対し、「実際そんなもんだよなぁ」と思うのは、こういうことだ。ちなみに、この流動性みたいなものは、地に足が着いてないという印象を言い換えたものだ(これは、現実感があることとは微妙にニュアンスを違える)。

そして幸いなことに(?)、自分はこのような感じが決して嫌いではない。現実に即していることもあってか、見ていて悪い気がしない。刺激にしても行動にしても、とかく緩いのも(人によっては眠くなるかも?)、その印象を強める。
まるで、見ているこちら側が、テキトーな思考回路を作動させられている(鋭敏な回路を切られてる?)かのようだ。そして、そんな作品もたまにはいいな、と感じられる。なお、緩い精神状況に置かれていた所為か、時折入る笑いどころには、あまり考えずに反応できたように思う(ギャグは笑う際に頭を使うのと使わないのがあるけれど、本作のそれは後者だろう)。
ただ、これはいち視聴者の感想に過ぎない。本作の作風はかなり人を選ぶ方だろうから、万人にオススメはできない。

ちなみに、本作のタイトルである「全然大丈夫」というのは、乱暴な解釈で申し訳ないが、難しいことは二の次、テキトーでも些細でもゆっくりでもいいから、動けて人と話せる以上はまぁ、大丈夫なんじゃないの? ということだと思う。問題アリと思える人物で固めていたのも、目的や性格改善が棚上げ同然なのも、そのためだと自分は考えている次第。

以上のことから、自分の本作に対する評価(感想)は「普通」とさせていただこうと思う。

2009/03/05 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:296(30%) 普通:406(42%) 悪い:270(28%)] / プロバイダ: 7683 ホスト:7691 ブラウザ: 4184
青春の名残だけ引きずったまま三十路前後になろうとする男女の青春コメディだ。
ただし、コメディと言いつつも根底に"青春"があるので、甘酸っぱさと切なさが十分に散りばめられている。そして作品全体が青春の喜びのようなものを賛歌しているような暖かさを持っている。
一応は遠山照男(荒川良々)が主役になっているのだが、そのキャラクターの突出度は抑えられていて、木下あかり(木村佳乃)と小森久信(岡田義徳)とが微妙な三角関係になるまでをゆったりと描く。メインは彼らの恋物語になるのだが、それは中盤から突然出てきて、後半で一気に盛り上がり、静かに収まりをみせるのだが、それまでは小ネタをふんだんに滑り込ませながら、笑わせてくれる。その中でじっくりと彼ら三人のキャラクターを印象づけることで、中盤以降のありきたりの恋愛ドラマにふくらみをもたせるようにしている。ただし、照男があかりと出会ったあたりから、彼がいままで引っ張ってきたお化け屋敷のエピソードは完全に消えてしまったと同時に、あかりを中心にして物語が回り始める。しかもラストシーンで主役の照男は寝たままで、久信とあかりが過去の二人だけの小さな思い出に照れるようなくすぐったい雰囲気で終わるのだが、いい場面にも関わらず、どこかすっきりしない。
また、メインエピソードとは別に、照男の父、英太郎(蟹江敬三)が鬱状態から旅に出るようになり、青春を謳歌するようにいたるまでのサブエピソードがあるのだが、これも"いつまでも青春"ということが言いたいがためのものに過ぎず、あまりにもありきたりな展開ということもあり、物語のメリハリとなるような力はなかった。
ワンシーン単体での面白さはあるものの、作品としての統一感が後半からはまったく感じられなくなる。振り返ってみると前半のシュールさはただの思いつきだったとしか思えない。

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