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| 日本映画総合点=平均点x評価数 | 538位/1,461作品中(総合2/偏差値50.29) | 537位<= =>539位 |
| 1985年日本映画総合点 | 6位/9作品中 | 5位<= =>7位 |
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| 配給:東映 監督:浦山桐郎 企画:早坂暁 プロデューサー:岡田裕介 、佐藤雅夫、坂上順、斎藤一重 脚本:早坂暁 撮影:安藤庄平 美術:井川徳道 照明:渡辺喜和 音楽:松村禎三 録音:荒川輝彦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 公開開始日:1985/06/08(土) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2011/06/07 / 最終変更者:634 / 提案者:634 (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2012/03/20 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 634 (表示スキップ) 評価履歴[良い:1670(50%) 普通:656(20%) 悪い:1009(30%)] / プロバイダ: 11024 ホスト:11169 ブラウザ: 9831 吉永小百合の夢千代が印象的ですが、作品の出来は、TVドラマや原作を知る人からすれば、賛否両論のようです。あまりTVドラマを知らない自分的には、それなりに見られた感があります。 温泉街の芸子である夢千代が、父親をふとした行き違いから誤って殺害してしまい、15年近く逃げ回っていた北王子欣也演じる宗方との儚い恋と夢を見るシーンが切ないものとなりました。 広島で原爆を受け、その後遺症とトラウマに喘いで苦しむ姿も悲壮的だったし、周囲の芸子達の気遣う姿もまた痛々しいものでした。夢破れた男と、死病の中で生きながらも、薄幸の人生を輝かせられなかった女の姿が、作品の中で活かされましたが、夢千代と宗方の周囲の人物達の日常と、出来事、そして訪れる色々な事が、どこかもの悲しい空気を漂わせています。 温泉街を抜けて隠岐へ来て、そこで逃げ回っていた宗方を見つけ、余命幾ばくもない夢千代の姿と、その愛する夢千代によって、時効前であるにも関わらず、逃げるのを止め、自ら捕まることを選んだ宗方と、彼を追う刑事が逮捕したとはいえ、夢千代の死に目を見られず、ひたすら沈黙して慟哭する宗方の前に何も言えなかったところは、人間の愛憎と哀しさが象徴されていたと思えます。 80年代くらいまでは、邦画でもこういう題材の作品が創られていたという指標になりますが、今の邦画には、この映画に見られるような悲壮感や、切ない空気というものを感じられません。吉永小百合だから夢千代が輝いた側面はありますが、それもまた切なさを強調させていたと思えます。 最後に喘ぎながら息を引き取る夢千代の姿を敢えて眠るような美しい死に方で無かったこともまた、本作を印象深くしていたと思えます。喘ぎ、苦しみ、悶えながら苦痛の中で死ぬ光景は、人の死の姿を描いていたとは思います。ドラマでよく描かれる美しい死に方というのは、この手の映画にもよくあるのですが、本作はそうせず、宗方もその後で・・・というのが、余計に印象的になったといえそうです。 この作品で夢千代にしても、宗方にしても、温泉街の多くの人々にしても、愛というものに人は常に飢えているのかも知れないと描かれている部分もあったと思います。宗方を愛した夢千代、夢千代によって、無くしていた愛を取り戻しながら、その愛が報われない宗方が、そういった愛に恵まれなかった人々の姿を描いていたと思います。 こういう映画は今の邦画では創るのが難しそうになったともいえます。舞台となる温泉街にしろ、その環境にしろ、この映画が創られていた頃に比べ、あまりにも変貌しすぎてしまったという現代の日本事情を考えれば。 この評価板に投稿する |
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