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[日本映画]ウルトラミラクルラブストーリー


Ultra Miracle Story
日本映画総合点=平均点x評価数1,164位/1,461作品中(総合-2/偏差値46.97) 1,163位<= =>1,165位
2009年日本映画総合点62位/87作品中 61位<= =>63位

直近発売のBray/DVD 2009/11/27 ():ウルトラミラクルラブストーリー [DVD] 5,040
Bray/DVD
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ウルトラミラクルラブストーリー [DVD]

5,040
2009/11/27
()
567196
単行本:ウルトラミラクルラブストーリー

1,680
2009/05/23
()
272374
CD:ウルトラミラクルラブストーリー オリジナル・サウンドトラック

2,200
2009/05/13
()
       
評価統計
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評価総合点-2.00
日本映画順位(総合点)1,164位(1,461作品中)
偏差値(総合点)46.97

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作品紹介(あらすじ)

究極の片思いが起こすミラクルいっぱいのハッピーファンタジー

出演:松山ケンイチ,麻生久美子,ノゾエ征爾,ARATA,藤田弓子,原田芳雄,渡辺美佐子
監督・脚本:横浜聡子
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:加藤大和
美術:杉本亮
装飾:酒井拓磨
編集:普嶋信一
衣裳:伊賀大介,荒木里江
ヘアメイク:清水ちえこ
日本 公開開始日:2009/06/06(土)
公式サイト
1. 究極の片思いファンタジー [ウルトラミラクルラブストーリー]ま
エンディング動画 (1個)
そりゃそうだ
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最終変更日:2009/06/04 / 最終変更者:管理人さん / 提案者:管理人さん (更新履歴)
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「ウルトラミラクルラブストーリー」…タイトルだけみれば、笑いを取ろうとしてるんじゃないかと勘潜りたくなるほどの陳腐さに満ちている。そんなだから、内容もきっと「陳腐」で「ベタ」で「誰でも楽しめる」恋愛物語だろう…なんて予想をさせられたのだが、実際に本作をみてみると、内容がそんな予想の、全くの逆であることに気付かされる。

どんな内容だったのかというと、多動性障害を持つ主人公が、元カレに死なれた傷を抱えて青森にやってきた保母さんに恋心を抱き、二人が接近していくという、筋だけを見ればなんてことのないものだ。しかし、問題は見せ方。本作では、主人公が彼女を好きになるまでの伏線や、状況の説明などが全くない。「ただ」主人公の気持ちが動いて、身体が動く、といった感じだ。

…とか何とか言っていられるのは前半までで、後半になると、首なし男が登場したり、ゾンビが登場したりと、突然オカルティックなものに豹変する。しかし、撮り方は前半と殆ど同じノリ。深いところまで言及せず、淡々と起こっていることを切り取っているだけと言える代物だ。

このように、本作は説明を与えない、「見て感じ取ってください」というタイプの作品だ。このタイプはこちらが(理性的であれ感情的であれ)積極的に作品に関与しないと、なかなか面白さが伝わらない。玄人向けというべきか、視聴者にそれなりの姿勢を要求する、敷居の高い部類と言えるものだが、本作は実にわかりやすい一例だろう。

自分にとって当面の問題は、そんな本作をみてどんな印象を抱いたか、なのだが…申し訳ない。正直なところ、つまらなかった。視聴が半ば退屈との戦いと化していた。恐らく真に映画好きの方、鋭い頭脳を持っていらっしゃる方は、作中で示されたアレコレを手掛かりに、本作の素晴らしさを次々に発見されるのだろうが、愚鈍な自分にはそれができなかった…というより、そうしようという気も起こらなかった。

まず、本作には視聴者を篩にかける仕掛けが満載だ。異様なまでにスットロいテンポ、そもそも字幕なしだと地元民の方以外には解読が難しい東北弁(標準語を喋るのは保母さんのみ)。まぁ、時間の経ち方や地元ならではのリアリティこそ出ているのかも知れないが、自然すぎて却って入り込むのが難しくなっている。普通の映画が整備された道だとしたら、本作は獣道だ。山が好きな方には堪らないだろうが、自分を含めた一般ピープルは二の足を踏んでしまう。

しかも、それを基本としながら展開されるストーリーは、上述の通り説明・伏線の類を殆ど使わない。こちらが見る中で何とか答えを掴まなければならないのだが、そもそも入り込むことすらそれなりの難易度を持つ本作だと、「答えを掴む」まで耐えきれる方はかなり限られてくるだろう。ちなみに自分はそこまで行けたかというと…他の方の意見と自身の記憶を手掛かりに「目的地が見えた気になった」程度。わかってるかどうかも怪しいのだから、主人公たちの恋愛模様に対する感慨が弱いのは言うまでもない。

…ここまでで、既に作品への意識が薄くなった。そんなところで本作はオカルトな要素を挿入する。しかもいつもの調子でさらっとやってのける。今迄が相応にリアルな描き方をしていただけに、この「離れ業」は確かにビックリするが、既に意識が弱まっていると、斯様な展開に持ってこられても「あ〜…もういい」だ。ストーリー性を求めてはいけない作品だとわかっていても、ここまでやられると流石についていけない。現実に立脚しているのか、現実離れしているのか…どっちなのだろう?

クレームみたいになって申し訳ないが、これが自分の本作に抱いた感想だ。本作の真髄をわかっていらっしゃる聡明な方は、筆者を愚かと思われるかも知れないが、愚か者の目からみると、本作がどんな風に映るのか、せめてそのくらいは示させていただきたいところだ。

それから、感想とは別に、問題だと思うところもある。作品の本意とはズレるが、誤解を招くんじゃないか、というポイントだ。

それは、多動性障害を持つ主人公の描き方。まず彼の扱いは、只管馬鹿にされ、見下され、疎まれるというもの。テンポこそ遅いが、そうされる頻度はかなり高い。すると、「病気への理解が足りない」「病気を馬鹿にするな」といった怒声が挙がっても、致し方ないんじゃないかと思われる。

もちろん本作にはそんな意図はなかったのだろう。病気をして「自然・無垢の象徴」と位置づけていたのだと思う(大胆と言えば大胆な「使い方」ではある)。けれど、そうであってとしても、そのように美しい者と捉えるには障害が大きすぎる(これは「病気でない者」の視点に縛られ、そこから彼をみていた自分にも責任の一端がある点なのだが…)。上手くは言えないが、「惚れる」とはまた違うんじゃないかという気がしてならないのだ。そして、このような実感があると、それとは違う部分(主人公の扱い)が目立ち、誤解を増進させかねない。

以上、敷居が高い上に誤解も招きやすいとなると、オススメはしかねる。視聴する際には、相応の姿勢と覚悟が必要な作品だ。そんな要求をする作品もあっていいと思うが、本作の場合は要求するだけしておいて、退屈・混乱させる要素があまりにも多いというか、充足・納得させる要素がなさすぎる。高尚な作品といえば聞こえはいいが、素人にはなかなかついていきにくい。せめて世界観に入り込むための「取っ掛かり」を少しは用意されていたら評価も違ったのだろうが、それをやらないからこそいい、という意見もあるだろうし…う〜む。

残念ながら、自分には本作の魅力が伝わらなかった。このような視聴者も存在するという意味を込め、自分の本作に対する評価(感想)は「とても悪い」とさせていただこうと思う。

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