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[日本映画]それでもボクはやってない


Soredemo boku ha yattenai

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2007/11/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(55%) 普通:16(16%) 悪い:30(29%)] / プロバイダ: 4130 ホスト:4066 ブラウザ: 6386
有罪率99.9%、無罪は1000件にたった1件しかないと言う痴漢事件を取り扱った作品。
かなり見応えありました、NEWSで聞きかじった知識しかなく冤罪を立証するのは大変だと言うことくらいしか知らなかったため勉強にもなりました。

26歳フリーターの男が面接のため電車に乗り勘違いから痴漢と間違われそこから痴漢の冤罪を立証する話しなんですが
有罪率が高めだからか警察のずさんな取調べや調書の作り方、誘導尋問など見ていて警察が信用できなくなりますね
ただこれは主人公が冤罪とわかっているからであり、もし冒頭の痴漢をしたオヤジと過程したらごくごく自然な行為だと取れます
もともと冤罪の方が圧倒的に低いわけですし・・・

起訴されてからの裁判でもいろいろ被告人にとって都合の悪いルールが多かったり
裁判の途中での裁判官の交代など知らなかった事が山ほどありました。
特に裁判官の変更は一人目の裁判官が感じの良い人だっただけに強く印象に残りました。
人生を決める大変な出来事なのにあっさり交代は納得できません。

話しが進むにつれて記憶だけでは補えない現場検証大切さや、裁判で思い通りにいかず苦悩する主人公の姿などはとても巧く伝わってきました。
序盤の伏線である『この人は犯人じゃない』と言っていた女性も後半あっけなく見つかったのは少しゲンナリしてしまいましたが、最後の判決結果とその内容を聴いて納得。

この作品を見終わった後、普通に電車には乗れませんね

評価は『とても良い』で

2007/09/19 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:195(95%) 普通:10(5%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 33587 ホスト:33476 ブラウザ: 4984
非常に興味深い作品でした。
日本の裁判制度の問題を見せてもらったような気がします。

やっていないと主張すればするほど容疑者や被告にとって不利になること、「疑わしきは被告人の利益」という無罪推定の原則が、様々な事情で事実上逆になっていること、供述というのは、結構自己の都合の良いように作り替えられる場合が多いこと、事実認定の際の証拠の扱い方が、裁判官によってかなり異なる場合があることなど、結構衝撃的なことを多く見せてもらいました。

特に、最後の判決が出されたときの判決理由中の証拠の扱い方は、この映画の視聴者が思っていたのと全く逆をいっていたのではと思います。
被告人と一緒に私も悔しい気持ちになってしまいました。

99.9%が本当に有罪な者であり、被告人は嘘をつくことが多いという現実を考えれば、本作品のように裁判官が判断をするのも仕方ないと考えられるとも思いました。

私はこの映画の視聴者であり、主人公がやっていないということを最初から知っていたから、裁判官の判断はおかしいと思えるのであって、多分、最初の主人公がやっていないというシーンを見せられずに、後の主人公の無罪の主張のところだけ見せられたら、やはり、主人公を疑ってみてしまうのではないかなどと考えたからです。

そういう場合でも、冤罪というのは絶対あってはならないという大原則があって、そこが刑事裁判の難しいところなのでしょうね。

最後の、裁判というのは真実を明らかにするものではなく、出てきた証拠でとりあえず有罪か無罪を決めるところであって、とりあえず私は有罪になった、というような主人公の台詞がとても印象に残っています。

エンターテインメントとして単純に楽しむような映画ではないので評価するのが難しいと思いましたが、リアルな問題を考えさせてくれたことや、主人公の役者さんが意外と良い演技をしていたところがあったことなどを考えて、高評価にしたいと思います。

2007/08/31 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:37(77%) 普通:8(17%) 悪い:3(6%)] / プロバイダ: 12883 ホスト:12958 ブラウザ: 2925(携帯)
最近全く映画を見ていなかったので、何かを・・・と思ったら、この作品があったので借りました。

この映画の書いていることがどこまで真実なのかは、自分にはわかりません。
(ただ、Wikipediaなどを見る限り、周防正行監督はかなりの時間をかけていろいろ調べたらしいので、自分はかなり信じている)
しかし、やってもいない痴漢を裁判で争っている主人公が、やっていないのだから、有罪になるはずがない。と思うこと。
認めれば数日で釈放される、など言われ、やっていないのだから、と争う選択肢を選んだ気持ちは分かるし、自分もそうすると思います。

また、検察官などが、事実と違う事をさも加害者が言ったかのように誘導したり、悪い人のような書き方がされてますが、
映画を盛り上げるために、わざと悪役を作った、とは感じませんでした。
検察官も弁護士も裁判官も扱っている事件が多数あり、この事件だけに構っていられないこと。
痴漢の事件は多数あり、被害者が犯人を捕まえるのにとても勇気がいること。(決定的な証拠がなくても、被害者が有利になる)
裁判官が無罪を言い渡すことは、国家機関である検察を否定することであり、無罪を言い続ければ出世などできないこと。
などか、この作品で書かれているからです。

この作品では、被害者も加害者も悪い人物ではありません。
そこに、検察官や裁判官の私情が入ってくる。
この作品を見ると、とてもやるせない気持ちになりました。
人間が判決を下す以上、冤罪はどこかで発生するでしょうが、少しでも現状を変えることはできないのか、と考えてしまします。

久々な上、2時間以上の映画ですが、一回も飽きることなく見れました。
また、この作品を見た後の感情が冷めないうちにと、パソコンがないので、携帯でここに書きたくなりました。
何か、評価がしにくい作品なので、「良い」にしますが、
久々に見た映画が今作でよかったと思います。

2007/03/30 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:70(96%) 普通:1(1%) 悪い:2(3%)] / プロバイダ: 30553 ホスト:30423 ブラウザ: 6342
この映画は、面白いだけじゃない。とても考えさせられる映画です。多くの人に観て欲しい。
おそらくこの映画を観ればハズレはないと思います。
その大きな理由として、この映画は「考えさせられる映画」であり、そして考えやすいテーマであるからです。
単なる「面白い映画」となると個人の好き嫌いが分かれてしまいます。
しかし、このような映画だと、好き嫌いが分かれない。観た人全てが何かを考え、そして何かを得て映画館を去っていくと思います。

しかも、この映画は考えさせられるだけのつまらない映画ではありません。
グイグイと話へ引き込んでいく力もあるし、ハッとさせられる部分もあったりします。
大きく盛り上がるシーンのない、淡々と話が続いていくのが特徴なこの映画ですが、退屈にならないのはどうしてだろう。
そこにこの映画の「上手さ」が潜んでいる気がしてなりません。

2007/03/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:71(88%) 普通:0(0%) 悪い:10(12%)] / プロバイダ: 6911 ホスト:6715 ブラウザ: 4184
今までのドラマや映画で植え付けられた
裁判のイメージを見事に壊してくれました。
非常に勉強になりました。

2007/03/04 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:56(86%) 普通:2(3%) 悪い:7(11%)] / プロバイダ: 12661 ホスト:12731 ブラウザ: 3008(携帯)
とてもよく丁寧にできていると思いました。裁判が中心ですが固いイメージはなく、
見易かったです。観賞後、何とも言えない憤りを覚えました。題名に『それでも』
とあるように理不尽な終わり方になるような気はしていましたが…その通りでした…。
詳しくは分かりませんが、逮捕から勾留、裁判、判決までを細かく出来るだけ忠実に
再現していたように思いました。もちろんこのような理不尽な裁判ばかりではないと
思いますが、このようなケースも多いのでしょうね。やってないのに…。最初の裁判官
は丁寧に平等に見てくれていたのに、次の裁判官(小日向さん)は偏見の目で見て、最初
から被告人が犯人だと決め付けていました。裁きを下す裁判官がそれではいけないと思
います。そもそも裁判の途中で裁判官が変わるのもどうかと思う。書面で見ただけで何
が分かる?でも実際に、裁判官が途中で変わるというのはしょっちゅうあるみたいですね。

冤罪事件は絶対に起こしてはいけません。一方で、このような事が起こる要因として、
痴漢が多いというのも事実なんですよね。被害に遭う女性は他人が思うよりずっと恐怖
を覚えるもの。それでも頑張って『痴漢です』と言うのはかなりの勇気がいります(大体
の人はね…気の強い人はそうでもない事もあるが)。なので被害者を責める事はしてはい
けないと思います。この映画は被害者のことも丁寧に描かれていました。

見て分かった事は、疑われたらほとんど負けてしまうということ。やってない事を証明
するのは難しいから。電車等では怪しい動きをしない、乗る時は背中から乗る(←一番
ドア側の場合)ってとこかな。後は片手にバッグ片手に吊り革につかまるとか…それでも
満員電車ではどうしようもないけど…。

できるだけ多くの人に見てもらいたい作品です。このような冤罪事件はなくなってほしいです。

2007/02/13 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:3(20%) 普通:0(0%) 悪い:12(80%)] / プロバイダ: 44304 ホスト:44325 ブラウザ: 5234
11年ぶりの周防正行監督の新作。
批評というより見た後の感想として、
これこそ真の傑作と呼ぶにふさわしい映画だと思った。
2時間20分全く飽きることなく作品の世界に浸ることができた。
痴漢犯罪による冤罪が杜撰な捜査と裁判官の恣意的な独断と偏見で裁かれることに戦慄を覚えます。
ぜひ多くの人に見てもらいたいと切に思う。

2007/02/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 2099 ホスト:2032 ブラウザ: 3875
先日劇場で観て来ました。
個人的には衝撃的な内容であり、またこれほど感情を揺さぶられた邦画は最近は覚えがないですね。

日本の刑事裁判制度に対する "怒り"と"やり切れなさ"。
この映画を観終えてそんな感情を強く抱きました。

日本の冤罪問題事件、特に痴漢冤罪事件に焦点を当てているこの映画。
周防監督自身が語っているようにエンターテイメントを追求した映画ではなく、現実に日本で起こっている冤罪事件を純粋に、ありのまま伝えようとしたドキュメンタリーとしての作品です。
それでもカチカチの映画ではなく、どこか観易さのようなものがあるのは監督の手腕でしょうかね。
おそらく周防監督は半端でない量の取材、資料の調査をしたのではないでしょうか。
裁判に疎い人でも関係なく見られるほど細部まで丁寧にすごくよく作りこまれており、テンポも申し分なく、中だるみとは無縁な映画でした。

ストーリーとしては、加瀬亮演じる主人公、金子徹平が満員電車で痴漢に間違われて捕まり、裁判で無罪を証明してらう為に戦うという話。
明日は我が身に、とすごく自然に徹平に感情移入しやすかった。
当番弁護士の発言に驚き、駅員に不信感を抱き、取調べ官に怒りを覚え、理不尽な裁判官の交代に絶句する。
これほど感情を揺さぶられ、コブシを握り締めながら観た邦画なんてここ最近お目にかかってません。

最初の方の徹平の孤独な戦いから、母親、友人、同じ境遇に陥った冤罪被害者、弁護士、元カノ、、、といった共に戦ってくれる仲間に励まされて裁判を争っていく中盤・終盤。
そんな仲間に頼もしさを感じつつも、担当裁判官の理不尽な左遷で一変する状況。。。

おそらく今の日本人が漠然と抱いている裁判に対する思いと、この映画を通して伝えられている現実の刑事裁判には相当のギャップがあると思います。
現に僕は冤罪事件がある事くらいしか知りませんでしたが、やはりこの映画には衝撃とやり切れない思いを感じました。
徹平が判決が出るその時まで抱いていた「自分はやっていないんだから、裁判で無罪になるに決まっている」という想い。
僕自身もおそらく同じ状況に陥ったらそう考えていたに違いないでしょう、この映画を観終えるまでは。

この映画を観た後に刑事裁判に興味を持ち、いろいろと調べていましたが、やはりこの映画が伝えている事が今の日本の裁判制度の真実のようです。
そんな日本の裁判制度に、いや日本という国そのものに一石を投ずるこの作品。
もうすぐ日本は裁判員制度が施行されますね。
そんな今だからこそ多くの人に見てもらいたい傑作です。

それにしても徹平役の加瀬亮はなんか演技をしてるって感じが全くしなかった。
もちろん良い意味で、ですよ。
自然体というか、普段からそんな感じなんじゃないの、ってくらい完全なハマリ役だったと思う。
二人目の裁判官役の小日向文世も良い味出してたなぁ。
あのニヤけた笑いにどれだけ苛立たされた事か!

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