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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(日本映画)


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読み仮名: おどるだいそうさせん ざ むーびー わんがんしょしじょうさいあくのみっかかん / 英語タイトル: Odorudaisousasen THE MOVIE wanngannsyosijyousaiakunomixtukakan

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2007/11/28 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 金龍 評価履歴[良い:92(59%) 普通:1(1%) 悪い:62(40%)] / プロバイダー: 28194 ホスト:28142 ブラウザー: 5234
踊る大捜査線シリーズの中でも初めて見たのが、確か本作だったように記憶している。
僕にとって、本作はこのシリーズのスタート地点でもあるため、そう不評を出しづらいというのが今の気持ち。
主観的要素が一部入ってしまうが、評価には影響しないのでご安心を。

本作、一見ギャグを混ぜ合わせたサスペンスもののように思えるが断じて違う。
意外とギャグに見える作品の方がテーマ性が濃かったり良質の映画が多い。
テーマは「キャリアとノンキャリア」、警察の内部事情は、もちろん勤めているわけではないので、
分かれも何もあったものではないのだが、少なくとも「キャリアとノンキャリアの待遇の差」が無いと言い切るのはかなり難しい。
このことをみなさんも心のどこかで感じているのではないだろうか?例え誇張表現が含まれていたとしても、
本作を通して得られる警察社会の問題は分かりやすく描かれていて、それでいて考えさせられる。
確かにノンキャリアには限界がある。いくら経験を積んでも、出世はある地点に到達すると頭打ち。
一方キャリア組はその何分の一かの経験量で出世の階段を足早に上りきってしまう。
高層ビルの最上階には階段では行くことはできない。「エレベーター」が必要だ。
それに応じて生じてくる意識の違いというものを本作では際立たせて描いている。
織田裕二演じるノンキャリの青島、柳葉敏郎演じるエリート官僚室井。
この二人の対比関係が非常に見事だ。
この作品の最大の魅力はキャリアだからこそ、ノンキャリアの気持ちを分かれなどと単純なことを言っているわけではない。
「キャリアだからこそできることがあって、ノンキャリアだからこそ出来ることも同時にある」
お互いの良さを生かしあってこその"組織"である。
それを背中で語る彼らの姿には思わず、にやりとさせられてしまう。かっこいい。

また、テーマ云々とは言わず、面白いシーンのレベルも凄まじい。
コピーのところとか、変装している犯人のところは思わず笑ってしまった。
テンポが良く、見ていて楽しい邦画はなかなか無いと思う。
(正直、最近は感動ものばかりで肩の力が抜けないのが悩みの種だが…)

一つだけ欠点を挙げるとすると、ストーリーのごちゃごちゃ感。
色々な事件を同時進行させるのは別に悪い手法じゃないと思うけど、
肝心の骨となる誘拐事件についての輪郭がややぼやけてしまった。
面白い事件、(うけ狙いのもの)をやるのは良いが、
本筋としっかり分けることが必要だと思う。
もちろん、それが無いと「踊る大捜査線」とは言えないため、
事件数そのものを大きく削る必要はない。

レクター博士からインスピレーションを受けたのか、
銀歯の小泉京子さんには迫力あったなぁ。一方誘拐犯は本当にただの餓鬼という感じ。
小物にしか見えず、ちょっとがっかり。

それにしてもかなり楽しめたようである。
もう一度、テレビで見たときも内容は知っていたが、十分楽しく視聴できた。
何度でも楽しめる映画はいいもんだ。

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