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日本映画総合点ランキング: 193位/898作品中 (総合点5.00/偏差値51.40) 192位 <= =>194位
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虹の女神 Rainbow Song(日本映画)


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読み仮名: にじのめがみ れいんぼーそんぐ / 英語タイトル: Nijinomegami Rainbow Song
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2008/04/22 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by どうか Kappa と発音してください。 評価履歴[良い:139(32%) 普通:190(44%) 悪い:107(25%)] / プロバイダー: 7683 ホスト:7691 ブラウザー: 4184
毎度のことではあるがヒロインが死ぬお話。他の作品と少し違うのは、すでにヒロインは死んでいるところから始まるところだ。そして、冒頭に佐藤あおい(上野樹里)に関係していた人たちが次々と出てくるのだが、情報量が不足しているためにほとんど人間関係が理解できないものになっている。特に岸田智也(市原隼人)は彼女の死に対して、呆然としているというよりも触れたくないもののように内にこもった行動をとっている。エンディングまで観てしまった後でも、彼のその行動や態度に対してはどうにも納得のいかない不自然な暗さがある。
この物語は智也の鈍感さ、そしてあおいの恋心にうすうす気づきながらもそれに応えることができなかった彼の軟弱さが原因となる小さな悲恋物語なのだが、それぞれのキャラクターの良さが良作なものに仕上がっている。コミカルなエピソードや常軌を逸した行動がいろいろとあるし、押し付けがましい愛情表現もふんだんにあるし、屋根の上で怪我の手当てなど、乙女チックなシチュエーションもいろいろとあるにもかかわらず、それがあまりしらけるようなものになっていないのは、それぞれがそれぞれの恋愛に真剣だということと、そこにどうしようもない切なさがあるからだ。だから観ている者は彼らを鼻で笑うよりも、その純粋さに心打たれるような物悲しさを感じることができるのだ。
2008/01/27 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by herba 評価履歴[良い:162(76%) 普通:26(12%) 悪い:25(12%)] / プロバイダー: 46000 ホスト:45813 ブラウザー: 7300
主演の男女が自然体のいい演技でしたね。
悲しい話になるんでしょうが(最初にヒロインアオイの死が提示される)、二人の距離感やシチュエーションがとてもリアルに感じられ、ちょっとした緊張感があり、別に狙ってる風でもないのに(ネタでなく)笑えてしまう所も結構多かったです。

一番良かったのはタッチに独特の透き通った魅力があって引き込まれる所。ジャンルとしてはありふれた恋愛ものになるんでしょうが既視感が無い。手作り感のあるシンセ BGM も自主制作映画風味で、まるでこの映画自体が劇中の大学時代で映画作りに打ち込むアオイが追い求めていた映画の様な錯覚を受ける不思議な感覚を持ちました。さり気なく琴線に触れてくるピアノ BGM もすごく良かった。

主人公岸田目線だとアオイの方に目が行くわけですが、彼の方も本当に居そうな感じがして、何気にすごく上手い気がします。何となく実感を持てずに生きてる感じだけど素朴で気負わない所が感じられて、根性のすわった志を持つアオイの受け止め役としては適任なのかもしれません。
一見本筋とは関係無さそうな別の女とのエピソードも彼の中での漠然としたアオイの比重が一層増した効果がある様に思われます。彼に軽々とアプローチするあたりなど、この女性とアオイは対照的でした。このエピソードの結末での何とも言えないやるせなさの中で、冒頭での岸田が虹を写真に撮るシーンの意味がはっきりします。

ラストの慟哭はとてもリアルで、曖昧だったものがはっきりした瞬間に一気に喪失感に襲われる様がごく自然に伝わってきます。失って初めてその大切さに気付く、とよく言われますが、その大きさを実感する事自体は普段はなかなか出来ない。月並みな言葉だけど近くて遠い、遠いけど近い、お互いがお互いのある面を知り過ぎているが故の。不器用などとと一言で片付けてしまうのは簡単ですが、様々な描写を通して抱えるものの違いが見えてきます。

まあ細かい点を挙げていくと取り留めも無くいろんな事が書けてしまってまとまりがつかなくなるような味わいのある映画らしい映画でした。

それにしても、映像製作現場で雑用係をさせられていた彼の方は、どうも気が利かない様で散々罵声を浴びせられてましたが、特にああいうクリエイティブでスケジュールの厳しい職場って怒鳴られて上の人の鬱積のはけ口になるのも新人の仕事の一部なのかもしれません。全く責任無かったりも。怒った上の人がポカを指摘されてあれれっとか言いながらバツ悪そうにけろっとしてる所なんか、ありがちな。そういう積み重ねの中で少しずつ信用を勝ち取っていくものかな。
2007/09/14 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 馬王 評価履歴[良い:509(69%) 普通:97(13%) 悪い:129(18%)] / プロバイダー: 18453 ホスト:18387 ブラウザー: 8964
日常と青春を描いた一つの青春映画なのだが、後からジンワリ来る思い…どこか不思議な後味を感じる映画である。

何よりも主演の二人が素晴らしい。特に上野樹里。
今では『のだめ』などのコメディっぽいイメージがあるが、強い一面を見せながら弱さを隠し持った女性の役などが非常に上手い。
ジョゼ虎でもそうだったが、ここの上野樹里は本当に良かった。
こういう何気ない等身大の女性役が良く似合う。

市原隼人も何気ない主人公を演じ、二人のやり取りもどこか自然体で誰もが経験したことがあるような恋愛、もどかしいところなど非常に感情移入しやすくて、一体感になれる。
出会いから大学生活のシーンなど今では懐かしさを感じながらも、その何気ない日常の一シーンごとがアオイの死という先がわかっている結果に悲しさが募っていく。

市原隼人はどうも何かに悩んでいると言うかマイペースというのか?
感情を表に出さない役柄だなーと思ってみてたけど…。
相田翔子とのシーンは正直いらないように思えたが彼自身アオイに対しての思いってのも見れなかったし、どこか無駄なシーンにも思えた。

二人は非常に不器用な点ってのは感じ取れるが…上野樹里の思いってのは非常に感じられたが市原隼人の方は前半から普通の男って感じで、最後の方手紙を見てアオイを失って本当の気持ちを知るが、男性ってどうも鈍いって役が多いのか、もっと女性がわかる主人公ならまた一味違う映画になっていたかもしれない。
逆に言えばその鈍感さが、彼女の本当の思いを知ったときグッとくる起爆剤になっている。
欲を言えば感情表現がもう少しあった方が良かったと思う。
携帯の虹を見るシーンなどラストはとても良かった。

映画の中で描かれるアオイの家族の姿や妹の姿もどこかありそうな大事な娘を失った父親・母親を演じており悲しくなる。
編集中を勤める、佐々木蔵之助も上手く脇を固める俳優陣も非常に良かった。

個人的には映画に完全に入れたので非常に良かった。
何気ない日常を時とともに大切に描いているのが青春映画。
彼女が作り、自分で保管していた大事な自作映画の中でのキスシーンは非常に切なく感じた…。
彼女の気持ちってのがかなり伝わって感動した…。
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