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読み仮名: あいでんあんどてぃてぃ / 英語タイトル: IDEN & TITY
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2007/09/28
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ひたすら自分のやりたいことは何だ!!と問いかけられる。ひたすら理想について問いかけがある。ロックに向かい合う人は最低でも一度は、その問いかけを真剣に向かい合わなければならない。そしてそこで自分を見失いそうになる主人公中島(峯田和伸)の青春群像が展開されていくのだが、物語そのものはつまらない。ただただ主人公の悶々とした日々が描写されるにすぎない。
中島だけが見えるボブ・ディランの幻影。そして彼がブルースハープで語りかける言葉はすべて彼の内なる叫びなのだろう。アイデン=中島、ティティ=中島の彼女(麻生久美子)であることは中島がライブでMCで語られるのだが、同時にティティ=ディランでもある。自らが本当に欲するもの=理想を追い求める姿がそれぞれのアイデンティティであることが、彼女とディランを通して幾度となく繰り返し語られる。
すべて直球で表現され、ウダウダと理屈をこねることもなく、その部分については爽快なカタルシスを持った作品になっていて好感がもてる。が、それ以上のものはなく、まったりとした展開もあり、高揚させるような刺激は何もなかった。
それよりも何よりも大森南朋が気になって仕方がなかった。正直、SPEED WAYのメンバーの中で一番、映画で観ている(中村獅童よりも)ために、その存在感がインプットされてしまっているのだ。ただの脇役なんだが、彼が時折見せる悲しげな顔は本当にかわいそうに思えるほどの表情をしてくれる。
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