| 携帯版 | English | RSS |
|---|
| 日本映画総合点=平均点x評価数 | 863位/1,461作品中(総合0/偏差値48.63) | 862位<= =>864位 |
| 2003年日本映画総合点 | 33位/61作品中 | 32位<= =>34位 |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (Bray/DVD) | 画像/壁紙 | 動画 |
|---|
| ||||||||||||||||||||||||||||||
評価統計
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
簡単投票する | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 監督:グ・スーヨン 出演:市原隼人 中島美嘉 矢沢心 蒼井優 柄本佑 岡田義徳 風吹ジュン 袴田吉彦 佐藤江梨子 津川雅彦 柄本明 永井大 永瀬正敏 ともさかりえ 高橋克典 大滝秀治 池内博之 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 公開開始日:2003 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最近の閲覧数
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最終変更日:2006/05/24 / 最終変更者:TCC / 提案者:まつ (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 並び順 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コメント含む | |||||||||||
| 評価限定 |
| 作品評価(感想/レビュー)&コメント(投稿する) |
| [推薦数:1] 2009/08/30 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by HUNGRY SPIDER (表示スキップ) 評価履歴[良い:267(37%) 普通:158(22%) 悪い:298(41%)] / プロバイダ: 5029 ホスト:4695 ブラウザ: 7087 最初にお断りしておきたいのは、本作に対してマトモな倫理観を求めてはいけない、ということだ。その辺が引っ掛かる方にとって、恐らく本作は地雷もいいとこ、評価(印象)は最悪程度では済まないだろうから、視聴しないことをオススメする。 なにせ、本作でやっているのは「正常な倫理観の真逆を突っ走ること」なのだから。 本作の主人公・金城は幼き頃、在日という理由で虐められ続けたが、それによって何処かが麻痺したのだろう。開き直り、なんて安直なことではない。本当にそれだけなら、犯罪に手を染める時と、友人と話す時の語調や態度を同じように保てるハズがない。このことから、彼は本作の物語が展開されている時点で、既にある種の思考回路が焼き切れていると考えざるを得なかった。 だから、彼には「犯罪は悪いことだ」「そんなバカな真似はやめろ」という理屈、「お前、頭悪いな」という罵声は通用しない。思考回路がないなら、何を言っても(もちろん綺麗事…いや正論の類も)無駄だからだ。ここまで特定の人物を狂わせなければ「倫理の逆走」はできないのかと、半ば感心せさられ、半ば呆れさせられたのだが…「正論なんて無駄」という状況を作り出すためには、金城の設定は見事にハマっている。 具体的にやっていることは、後半のロードムービーの途中で金城がやった強盗を除いては、せいぜい「小悪党」止まりの悪行でしかないのだが、当の本人は犯罪に付随する重みをまるで感じさせない、「普段の延長」程度のノリで行動する。 これがいかに恐ろしいことか。子供の頃、ちょっと危ない遊びをして大人に「そんなことしちゃいけません」と怒られたことがあると思う。こんな事態がどうして起こるのかというと、子供は大人に比べ、やっていいことと悪いことの線引きが上手くできていないからだ。金城の場合もこの理屈に当て嵌まるのだが、如何せん彼は、上述の通り思考回路が切れてるので、線引きなど出来ない。つまり、ふとした弾みで殺人以上の重犯罪に走る危険性を孕んでいるわけだ。話が通じないことは、そんな危なっかしさを示唆することだから(ということにさせてください)、彼の存在そのものが非常に恐ろしく感じられた。 恐ろしいのだが、多分それだけなら本作は「ただのイカレた少年の物語」で終わっていただろう。それだけではないから、「倫理の逆走」なんてことが出来た。どういうことかというと、本作では金城の周りも何処かヘンな人物で固めるとともに、一見マトモな人物を否定し続けるという構造が機能していた。 本作にとっては、ナンパもご高説も「何言ってんだ」で一蹴されるか、シカトされて終りだ。マトモであろうヤンキーはフラれ、真面目そうな兄ちゃんは蹴られ、多少荒っぽいが辛うじて普通な金城の両親はフェードアウト…という展開は、「そんなこと言っても無駄」とでも言いたげな作品の声の反映だろう。そして、物語の本筋に絡むのは、犯罪の類に抵抗のない人物…更に言えば、殆ど何も考えずに悪行も含めた行動ができる人物ばかりだ。勿論、各々の人物像はそれなりに際立たせているが、根本的な部分はそういうことだ。 そんな奴等がコトを仕出かせば仕出かすほど、こっちとの距離が開いていく。言葉が通じないゆえ、視聴者に残された道は見守るだけなのだが、彼らは放っておけば何事かをやらかすので、ただ彼らの罪の記憶ばかりが重なっていく。本当なら、そんな風になってほしくないと思っても、どいつもこいつも言っても無駄(そもそもツッコミ入れる人物が排斥されている)というか、いろんな意味で救いようがないので、彼らが罪を重ねたまま終焉を迎えた本作に対しては、最後まで苦虫を噛み潰したような心地を味わう羽目になる。いや、後になればなるほど、苦味が強くなる。 結局のところ、斯様な気分の悪さは登場人物たちが自分の望まざる方へ疾走しているからだろう。そして、「自分の望む方」というのは、恐らく無意識にある、倫理観に基づいた幸せの概念なのかも知れない。ちゃんと意見を持って、分別をつけて…といったような。それが実現すべくもなく(マトモな人物を排除したのはそのため)、且つそれと正反対の事象ばかりを突きつけるから(周囲をそれに見合う人物で固めた理由)、本作は「倫理観の逆走」をしていると思うわけだ。 いやもう、倫理観にそれほど拘らないと勝手に思っている自分からしても、本作は非常に恐ろしくて気分の悪い映画だった。多分、教育だのケアだのが必要なのは、本作のような人物を生まないためで、なぜ本作のようなのがダメかというと、社会的な不都合の他に「見たくないから」という理由があると思う。 しかしながら、ここまで負の要素を突きつけるために相応の設定を用意し、それを見事に機能させた本作の完成度は、やはり高いのだと思える。また、やっちゃいけないことというのは、見てるだけで魅力的な娯楽になりうるから(そのためには多少やりすぎなくらいが丁度いい)、本作の登場人物から喚起される背徳感は、それなりに心地の良いものだった。 気持ちいいのに気持ち悪い…なんだかよくわからない感想になってしまったが、それは自分の中に、背徳感を愉しみたい欲求と、道徳観に基づく意識が混在しているからだろう。それらの整理がついていないから、結果としてどっちつかずな感想に終わったのだと思う。恐らく、ちゃんと視聴の際にスタンスが決められる方の場合、本作の印象は自分のように曖昧なものとならない。 以上のことから、自分の本作に対する評価(感想)は、「普通」とさせていただかざるを得ないように思える。 最後に…本作のラストは背徳感と倫理観、両方を満たしてくれる素晴らしいものだ。 この評価板に投稿する |
| ファン掲示板(投稿する) |
| 特定話題スレ (特定の話題を作る) |
| 投票(投票する) |
| 作品DB内ブログ記事 |
|---|
| 結果が得られませんでした。 |
作品の評価またはコメントの投稿欄評価とコメントの違い
| ||||
| お名前 <=サイト内では一つの名前を使って下さい。実名ではないHNをお勧めしています | ||||
| パスワード 初めての方は、この書き込みと同時に、ユーザー名/パスワードが登録されます。必須項目です。半角英数字4-20文字 [安全なパスワードを生成したい場合 パスワードランダム生成サービス(メモ用紙/ファイル必須)] | ||||
| この作品に対する評価文またはコメント文(丁寧な文面を心掛けて下さい) | ||||
| ※↑のボタンは評価のテンプレート[=形式例]を消すのに使って下さい | ||||
| ||||
| ルール違反の書き込みでなければ=> |
| 総合 評価/統計/情報 | 簡単投票 | ファン掲示板 | ブログ | 商品 (Bray/DVD) | 画像/壁紙 | 動画 |
|---|
| 最近の評価投稿数順/最近の投票数順 | ||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||