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[日本映画]ゴジラ: 推薦を受けた評価(感想/レビュー)


GODZILLA:THE KING OF MONSTERS
注意: これは日本映画版。その他メディアのページ: ゲーム:ゴジラ -列島震撼- / 漫画:ゴジラ / 文学:ゴジラ / 海外映画:ゴジラ GODZILLA
日本映画総合点=平均点x評価数2位/1,461作品中(総合87/偏差値120.57) 1位<= =>3位
日本映画平均点(評価10個以上限)4位/216作品中(平均2.02=とても良い/43評価) 3位<= =>5位
1954年日本映画総合点1位/4作品中 =>2位

直近発売のBray/DVD 2010/03/19 ():【東宝特撮Blu-rayセレクション】モスラ対ゴジラ<Blu-ray> 5,985
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VHS:モスラ対ゴジラ [VHS]

5,775
1991/12/01
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VHS:ゴジラ [VHS]

5,775
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Blu-ray:【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ(昭和29年度作品)

5,985
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VHS:ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 [VHS]

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ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘 [DVD]

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ゴジラ DVDコレクションI(5枚組)

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2008/01/25
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ゴジラ <昭和29年度作品> [DVD]

4,725
2008/01/25
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1044686
単行本:ニッポン・ゴジラ黄金伝説

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1998/08
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おもちゃ&ホビー:【映画パンフ】ゴジラVSモスラ 大河原孝夫 別所哲也 小林聡美
評価統計
評価平均とても良い(2.02 pnt)
評価総合点86.86
日本映画順位(平均点)4位(216作品中)
日本映画順位(総合点)2位(1,461作品中)
偏差値(総合点)120.57
最高の中の最高5

人数201532111
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加算分布46.5%81.4%88.4%93.1%95.4%97.7%100%
分布要約88.4%4.7%6.9%
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キャラ・設定3.00(最高)1
映像3.00(最高)1
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作品紹介(あらすじ)

1954年、太平洋大戸島付近で漁船が次々と沈没する事件が起きた。古生物学者の山根博士をはじめとした調査団はそこで、島に古くから伝わる伝説の怪獣、呉爾羅(ゴジラ)の仕業ではないかと聞く。そして、ゴジラは太古の恐竜時代の生き残りであり、水爆実験による放射能因子を帯びている事も知るのだった。

政府が対策に追われる中、遂にゴジラはその巨体と恐るべき力を持って日本に上陸し、東京を蹂躙する。ゴジラの前には人類の作戦も、最新兵器でさえも無力に等しかった。

山根博士の娘の恵美子と、南海サルベージの尾形は、山根博士の弟子である芹沢博士の研究に気づき、それにすがろうとするが・・・・・・。

モノクロ93分
制作/配給:東宝
監督/脚本:本多猪四郎
製作:田中友幸
原作:香山滋
脚本:村田武雄
撮影:玉井正夫
音楽:伊福部昭
特技/合成:向山宏
特技/美術:渡辺明
日本 公開開始日:1954/11/03(水)
オープニング動画 (1個)
ゴジラマーチゴジラマーチ
作曲:
伊福部昭 編曲:伊福部昭 [ファン登録]
OP/ED以外または不明曲 (1個)
ゴジラ(1954) 予告編ゴジラ(1954) 予告編 [ファン登録]
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最終変更日:2010/09/17 / 最終変更者:634 / その他更新者: 管理人さん / 雪霞 / ラマンチャ / 提案者:宝家義頼 (更新履歴)
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[推薦数:2] 2011/08/12 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:19(56%) 普通:5(15%) 悪い:10(29%)] / プロバイダ: 15971 ホスト:16035 ブラウザ: 3441(携帯)
あまりに過大な期待をしていたせいか、単なる好みの問題なのか、ちょっと期待外れだった。
国会議事堂通過シーンで、通過前のゴジラが明らかに議事堂よりデカいのに、通過中カットではゴジラの身の丈が議事堂より小さかったり、戦闘機が発射したミサイルがホリゾントの壁に当たってバウンドし跳ね返ったり。画面だけで観ると空にミサイルがバウンドってどうよ。
ゴジラが海を移動しているのに「ドーンドーン」と足音がするのもちょっと変(粗探しで観ているわけではありませんので一応念のため)。
ドラマパートについて。主人公の尾形・恵美子・芹沢があまりゴジラ被害に絡んでいなかったのが残念。ゴジラ被害で苦しむのが主人公でなく第三者都民で、それを高台やテレビで見ているか、もしくは全く巻き込まれず絡んでいないか。主人公達が自分とは別の、他の世界を客観的・傍観的に見ているようで被害による直接的な主人公当人の痛みや苦しみが伝わってこなかった。
テーマを反核・反戦としリンクさせたいなら、主人公達が傍観的立地点の物語では駄目。戦争の悲惨さが主人公に投影されないので、感情移入が難しいお説教映画になってしまうからだ。
だから芹沢が自分を犠牲にしてまでオキシジェン・デストロイヤーを使おうと決意した理由が恵美子にフラれた自暴自棄なのか、第三者的に見た惨劇を打開する為なのか、はたまた他の決定的理由があったのか納得いかなかった。
ゴジラ被害に直接遭遇しているのが本人でも縁故、または関係者でもなく全くの第三者だし、しかもゴジラ誕生(またはゴジラ東京上陸)に一役買う実験に携わってしまった為の自責の念という設定でもないから、はたして命を捨ててまでなぜに?という解決策に対しての疑問がつきまとって仕方なかった。
この作品をけなしているわけでなく、ただ単に自分がのれなかっただけですが。
ただ前情報として超絶・神レベルと聞いていたので、ちょっと期待外れだったのは確かだった。だからといって「嫌い?」と問われれば、そんなことは全然ないです。それは話が別。
個人的難点は挙げたけど、フォローでも何でもなく日本の特撮怪獣映画の出発点・日本怪獣映画の原点として素晴らしい作品には間違いない。
特撮も現在のレベルで観てしまうので難点もあるが、当時の日本としては最上級レベルの技術であることも間違いないと思う。
後世に残して恥ずかしくない記念碑的映画であることも確かな作品だ。
[共感]
2012/01/10 好評な評価が多い中あえて悪い評価を下し、しかも悪口でなくきちんとゴジラという作品に向き合って作品を愛していればこそ、というけんぼーさんの分析意見を的確にレビューされていることに共感しました。 by らぶらぶさくら

[推薦数:2] 2009/01/05 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:94(90%) 普通:0(0%) 悪い:10(10%)] / プロバイダ: 32265 ホスト:32131 ブラウザ: 7087
邦画史上に燦然と輝く怪獣映画の傑作であり、ゴジラの名前を知らない人も少ないでしょう。映像の歴史を変えたものと言っても過言ではありませんし、後世にまでその影響の強さが伺えます。

さて、この作品はかれこれ55年前の作品となります。1954年(昭和29年)とは戦後まだ10年が経っておらず、太平洋戦争の記憶が人々のなかに生きているであろう時期となります。そして、唯一の被爆国でもある日本がこの時期、第五福竜丸が水爆によって被曝したという事件がありました。この作品のゴジラとは「水爆大怪獣」と称されているように、水爆に被爆したジュラ紀〜白亜紀の巨大爬虫類の末裔という存在です。

『ゴジラ』が当時大きな衝撃を与えたのは、その当時の社会におけるアンチテーゼだからという点に尽きるでしょう。
この作品が公開された翌々年、「もはや戦後ではない」と経済白書に書かれました。しかし、この作品からは「まだ戦後は終わっていない」と主張しているように感じるのです。

水爆によりすみかを失ったというゴジラが現れた背景、東京を焼け野原にしたゴジラ、そして水爆に並ぶ恐ろしさを持つオキシジェン・デストロイヤー……これらはみな、復興に向かう日本の姿とは正反対の要素であります。

まず、ゴジラについて考えねばなりません。
被爆し、汚染されたものの惨状を、ヒロシマ・ナガサキ・第五福竜丸を知っている日本人は痛感しているのです。ゴジラはもともと自然界にとって希少価値であろう存在であり、同時に大戸島では伝説のものとされている存在したが、水爆の被害がその封印を解いたということから「自然界のバランスですら水爆は奪うものである」と主張しているかのようです。そして、それは同時に「神の怒り」でもありました。昨今の地球温暖化の影響による天災を予言しているかのように見えましたね。
このように、この作品がゴジラを通じて「因果応報」という言葉の通りに破壊しているだけではなく、いかにエコロジカルな立場から描かれているものかが伺えますよね。山根博士の作中における最後の台詞が、それを最も証明したものと考えます(聞こえ方によっては続編の理由にも聞こえますけどね)。

次に、この作品で最も印象深い人物は芹沢博士ですね。
芹沢博士はオキシジェン・デストロイヤーという恐ろしいものを創り出してしまいましたが、これが「悪用されること」を恐れていました。このことは歴史がそれを証明していますよね。ノーベルやアインシュタインの研究は本来的に兵器になるものではなかったものの、その技術は戦争の時代に不幸にも兵器として利用され、悲惨な結果を招いてきましたから……このような結果を芹沢博士は恐れていたのでしょう。
しかし、ゴジラの惨状と尾形の説得によりオキシジェン・デストロイヤーの使用を決断します。現在進行形で失われる命を守るため証拠を抹殺したうえで自らの命を犠牲にし、その力を使いました。自らの命を引き換えにしてまで、後のために命をかけた芹沢博士は勇敢かつ意志の強い人物だと思いました。

最後に構成要素についてです。まず円谷英二氏の特撮についてですが、55年前のものだとは思えぬほど精巧です。建物が崩壊していく場面はミニチュアと言えど、実際のものを壊しているかの如くです。また鉄塔が放射能火炎で溶かされる場面は、飴細工でこしらえた鉄塔を用いり、熱風で溶かしてその場面を表現したのだそうです。このギミックを最初知ったときには驚かされましたね。工夫と丁寧さが光っています。
伊福部昭氏の音楽も耳に残るものであり、良かったですね。DVDにはインタビューが掲載されていますが、ゴジラの鳴き声にコントラバスの軋んだ音を考案したりなどの逸話などから、やはり「ゴジラのイメージを作った方」ということを実感しましたね。

総評ですが、「とても良い」と致します。敗戦国の作品だからこそ重みを持った「反核」のメッセージ性と、放映当時の世相が色濃く投影されたうえでゴジラが蹂躙するという恐怖感、惨禍に立ち向かう意味、優れた特撮技術の面など、客観的に見ればまさに「傑作」と言えるでしょう。しかし、なんだかんだで私は平成の時期の人間なんですよね。文献だけで戦時中や1954年の出来事を知ることはできても、その時期の出来事を肌で感じない限りはメッセージ性を深く感じることはできないんですよね。従ってこの評価となります。もし、私が1954年の時期にこの映画を見てたら「最高!」を付けていたでしょうね。
しかし、怪獣映画のファンならこの作品を観る価値はあります。日本の怪獣はこれを無しには語れませんしね。

[推薦数:1] 2012/05/21 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:810(57%) 普通:238(17%) 悪い:366(26%)] / プロバイダ: 15458 ホスト:15408 ブラウザ: 7541
凄い映画だし、ストーリーも凄くちゃんとしてるのはよくわかります。色々と驚いたことはありました。
ただ、物凄く面白いとは思わなかったし、引き込まれるほどではなかったんですね。
ストーリーはなんかぼーっとしてると頭に入ってこないし、ちゃんと見ててもよくわからない部分が結構ある。
昔の映画らしく、何か色々省かれているような感じがするんですよね…。飛び飛びというか、「どこでこんなに色々壊れたの?」と思ってしまうところがあった。

ゴジラ。この存在は確かに怪獣王と呼ばれるほど圧倒的です。
知らない人、いないでしょう。日本どころか、海外にも多数のファンがいるほどです。
原爆のせいで生まれたという設定や、悲劇的な最期への同情も凄く沸いた。
後味が悪かったんですが、まあそれも含めてよかったんじゃないかなぁと思います。

一方、倒す側にも色んな葛藤があったのは良かった。
ただ単に怪獣が出たから倒すだけっていう映画でない。
そんな深い内容のあるものが日本の怪獣映画の元祖というのは誇りだと思う。
しかし、そのせいでゴジラ自体には目がいかなかった気もします。
ゴジラ目当てだと少しだけ物足りない。

そのメッセージや、人間ドラマは凄いと思う。
ただ、少なくとも友達にオススメできる作品ではなさそうだと思います。
自分は何度でも見るかもしれません。一度見たとき、「退屈だけどそれが苦痛ではない」という感じがしました。
確かに、面白くないけど、見終わるとまた見たくなる……という映画だと思います。
名作には違いない。だけど、いまの時代では最高ではないと感じましたね。
あんまり神格化しすぎると、評価を見た人が期待しすぎるかも。良い。

[推薦数:1] 2009/10/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:103(72%) 普通:12(8%) 悪い:28(20%)] / プロバイダ: 30854 ホスト:30599 ブラウザ: 4467
記念すべきゴジラシリーズの第一作にして日本の特撮作品の元祖的作品。
日本の怪獣映画としては最も古い部類の作品ではありますが、その完成度は群を抜いています。
起承転結のしっかりしたストーリー、白黒である事も手伝って迫力のある特撮映像、そして余りにも有名なあの音楽です。
シンプルな本多演出は後の作品と同様で、ゴジラに翻弄される人々を割と淡々と描きます。そこにはこれ以後永らく半ばタブーとなった被災(被爆)者の描写もあり、この作品が反戦反核映画である事を主張しています。
配役に関してはやはり志村喬と平田明彦の二人が大きいでしょう。この二人の熱演が無ければ恐らくこれ程の傑作にはならなかったと思います。
一方特撮も試行錯誤を感じさせながらも、初挑戦とは思えぬ完成度を見せます。
ミニチュアワークだけでは無く、合成を多用した群衆シーンも、この映画の迫力と緊張感を大いに演出しています。
特に群衆に放射能が直接吐き掛けられる場面や、逃げる人々がゴジラの進路からギリギリで画面手前の路地に逃げ込んだ直後、その奥をゴジラの足が通過して行く場面など、やはり後の作品ではなかなか見られない描写がこの作品の特徴です。
つまりゴジラという存在が動物として、そして原水爆そのものとして直接人間の脅威として描かれている訳です。
初期円谷特撮の特徴としてリアリティの追求が挙げられると思うのですが、それがこの作品においてはゴジラの驚異、恐怖を演出します。
音楽については、やはりあの有名なオープニング、通称ゴジラのテーマです。実は個人的にはこの曲が大好きという訳でもないんですが、やはりワクワクしてしまいますよね。
この曲の楽譜には足音と咆哮の記号が振ってあったそうで、これは本作では伊福部氏が効果音作りにも大きく関わった為でしょうが、こんな所にも試行の跡が伺えます。
本作では音楽は物語にも深く関わっていて、終盤、苦悩に揺れる芹沢博士にオキシジェン・デストロイヤーの使用を決心させます。
そして、その使用からゴジラの断末魔(これほど心に響く″効果音″が他にあるだろうか?)、山根博士の呟きまでの流れは、見る度に胸に迫って来るのです。
いち東宝特撮ファンの色眼鏡は承知しつつも、この映画は高い完成度を持った傑作であると思います。

[推薦数:1] 2008/11/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1176(56%) 普通:328(16%) 悪い:604(29%)] / プロバイダ: 19880 ホスト:19936 ブラウザ: 5234
ゴジラの襲撃と言う形で水爆実験のしっぺ返しを食う人間と芹沢博士の行為。
これが、この作品のアイデンティティだと思います。

内容は、水爆によって姿を現したゴジラが、船舶の破壊を皮切りに町を破壊、蹂躙の限りを尽くし、
芹沢博士の手で海底に沈むと言うものです。

電流を流した鉄条網でゴジラを囲む等の手を打っても通用せず、容赦なく町を破壊するゴジラに恐怖し、逃げ惑う人々、
ゴジラに使った道具を封印する為に死を選んだ芹沢博士の姿を通して原水爆だけでなく、戦争にも警鐘を鳴らしていました。

そのアイデンティティは、作品が作られるにしたがって失われました。

[推薦数:1] 2006/04/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1260(50%) 普通:631(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 11009 ホスト:11078 ブラウザ: 5234
今更、言うまでもない傑作。
実際に観てみれば日本最初の特撮映画として単純に神格化された類では無いのが分ります。
同年にアメリカで「原子怪獣現る」という類似作品が製作されているが
実際に核攻撃を受けて、その記憶も生々しい側と攻撃を仕掛けた側の差をモロに感じてしまう。
核兵器という手に余る代物に手を出すことで、いずれは我が身を滅ぼすのではないかと言う人の業。
ゴジラに蹂躙された後の生々しい被災地、東京の有様にそれを感じてしまいます。
そして超兵器オキジェンデストロイヤーによりゴジラは抹殺されてしまいますが
開発者たる芹沢博士の苦悩と自殺により、これがご都合主義に全くなっていない。
原爆が生み出したゴジラすら倒す、この超兵器に目をつけた人々のエゴイズムが
いずれは世界中の海すら死の世界に変えてしまうのではないかという危機感は至極全うなものです。
評価は勿論、「最高」で。

[推薦数:1] 2006/01/08 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1670(50%) 普通:656(20%) 悪い:1009(30%)] / プロバイダ: 13217 ホスト:13053 ブラウザ: 5234
世界最高の怪獣映画であり、日本映画であるというのはやはり本作だから言える事だと思う。

何故本作とゴジラにここまで惹かれるのかと言われれば、ゴジラが敗戦国日本が産み出した最大のヒーローだし、時代というものを映し出す意味では本作が一番だといえるからだろう。

本作は戦争終結から僅か9年後に制作されたが、それは日本が未だに戦争の傷跡から逃れる事が出来ず、戦争というものが平和な国である日本に今でものしかかっている紛れもない現実を思えば、本作の大きさと制作意義をうかがい知る事が出来る。

公開当時の年は日本にとって多事多難な年だった。ビキニ環礁の核実験によって第五福竜丸が被爆し、乗組員の久保山愛吉さんが死亡し、マグロが放射能を受けたからという理由で売れなくなり、広島と長崎の悪夢が再び蘇った時でもあり、更に、日本交通史上最大の事故である洞爺丸台風が起こり、青函連絡船洞爺丸を含む5隻の連絡船が沈没し、1155名もの乗船者達をはじめとする命が奪われた時だった。

そんな中で公開された本作は、日本が繁栄や復興を優先しすぎるあまり、忘れてはいけない戦争という記憶と、原爆という忌むべき最悪の兵器を思い起こさせるものであり、平和な時代に対する警鐘とアンチテーゼという意味でゴジラが産まれたのだった。

もともと本作は、田中友幸プロデューサーが制作するはずだった映画が立ち消えとなり、何か良い作品は造れないものかと円谷英二特技監督と、本多猪四郎監督との相談で難産の末、産まれたものであった。

本作の元ネタにハリー・ハウゼンの「原子怪獣現る」のリドサウルスがあったのは否めなかったものの、リドサウルスは単なる原爆で蘇った太古の生物で終わったのに対し、本作のゴジラは核という人類が産み出した最悪兵器で眠りを妨げられ、静かな生態系のバランスを破壊した人類に対する大自然の怒りの化身であり、人類社会を席巻する破壊神となったのである。

ゴジラのその姿は原爆で焼けただれた人間の姿なのだし、吐く放射能は自然の嘆きであり、怒りなのである。戦争というものが無ければ、核で自然を破壊しなければゴジラが産まれる事はなかったというのは映画だけでなく、実際にもありそうだし、忌まわしい原爆が落とされ、広島や長崎が焼き尽くされなければ本当にゴジラは産まれなかったのかも知れないし、今程続く人気も出なかっただろうと言える。

そんなゴジラは戦争という人間が起こす最大の愚行で産まれた犠牲者であり、被害者なのだ。それ故に忌み嫌われ、恐れられるゴジラの姿は破壊された自然界の叫びなのであり、奢れる人類への対極に位置し、そして失われた自然を再生することが出来ない汚された自然の姿なのだ。

ゴジラが危険という理由で攻撃する人類と、攻撃されるゴジラの姿に、自然を破壊し、動物達を追い詰めてゆく愚かな人間達の行為と、人類に追い立てられ、絶滅していく動物達の姿がオーバーラップして見えた。そんな不幸な動物達の姿がゴジラに重なり、人間という動物の身勝手さに腹を立てたのだった。

飛躍するし、危険な考えだけど劇中での芹沢博士もオキシジェンデストロイヤーをゴジラではなく、人類に使わなければ世界は変わらない等と思ったのかも知れない。それだけ、人類の愚かさと、原水爆とそれを産み出した戦争への怒りを表した映画なのが本作なのである。

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2006/10/24話題1. 東宝系の特撮を何でも雑談するスレ (by ラマンチャ )



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