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ドラマ評価: 105位 <= 106位(945作品中/偏差値53.48) =>107位

太平記 (ドラマ)

読み仮名: たいへいき
注意: これはドラマ版。その他メディアの情報はこちら: ゲーム
総合情報評価
(評価投稿)
日記
2005/07/05
懇談室画像/壁紙商品
(DVD)
直近発売のDVD: 2005/09/22 ():真田太平記 第弐集
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4152
真田太平記 第壱集

参考:\30,240
2005/07/22
()

1.言うことなしです。
4419
VHS:太平記 総集編 第二部〜NHK大河ドラマ
参考:\7,140
1999/03/26
()
6720
VHS:太平記 総集編 第四部〜NHK大河ドラマ
参考:\7,140
1999/03/26
()
7383
VHS:元禄太平記 総集編 全2巻セット〜NHK大河ドラマ
参考:\14,280
1998/01/23
()
9405
NHK大河ドラマ総集編DVD 太平記 3枚組

参考:\15,120
2004/06/25
()

1.良作
10696
VHS:太平記 総集編 第三部〜NHK大河ドラマ
参考:\7,140
1999/03/26
()
39697
ビデオ:ふり袖太平記
参考:\5,250
1997/12/12
()
24587
文庫:逆説の日本史〈7〉中世王権編―太平記と南北朝の謎 (小学館文庫)

参考:\630
2003/02
()

1.井沢ワールドの中間試験
6517
CD:NHK大河ドラマ主題曲集 「秀吉」

参考:\3,568
1996/04/01
()

1.何といっても花の乱が素晴らしい
17006
Video Game:太平記 【PCエンジン】
参考:\7,140
1993/12/24
()
原作:吉川英治
脚本:池端俊策:仲倉重郎
音楽:三枝成彰演奏:Cカンパニーテーマ音楽演奏:NHK交響楽団テーマ音楽指揮:大友直人
監修:永原慶二:尾崎秀樹
風俗考証:鈴木敬三文書考証:白井孝昌建築考証:平井聖
芸能指導:猿若清方芸能考証;野村耕介衣装考証:小泉清子
乗馬指導:日馬伸殺陣:林邦史朗題字:大鹿洋江
協力:栃木県足利市:群馬県太田市
語り:山根基世
≪ ― キャスト ― ≫
足利高氏/尊氏:真田広之
赤橋登子:沢口靖子藤夜叉:宮沢りえ
一色右馬介/柳斎:大地康雄
足利直義(尊氏の弟):高嶋政伸
足利貞氏(尊氏の父):緒形拳
上杉清子(尊氏の母):藤村志保
足利直冬(尊氏の庶長子):筒井道隆足利義詮(尊氏の嫡子):片岡孝太郎足利家時:小形竹松
楠木正成:武田鉄矢:楠木久子:藤真利子楠木正季(正成の弟):赤井英和楠木正行(正成の子):中村繁之
新田義貞:根津甚八:萩原健一脇屋義介(義貞の弟):石原良純
佐々木同誉(佐渡判官):陣内孝則
赤松則村/円心(播磨佐用庄の土豪):渡辺哲赤松則祐(円心の三男):斎藤志郎
< ― 南朝 ( 大覚寺統 ) ― >
日野俊基:榎木孝明日野資朝:佐藤文裕
後醍醐天皇(96代):片岡孝夫
大塔宮護良親王:堤大二郎宗良親王:八神徳幸尊良親王:新岡義章恒良親王:大河原梓成良親王:長谷川宙
阿野廉子(恒良の母):原田美枝子
後村上天皇(97代):黒樹洋
北畠親房:近藤正臣北畠顕家(親房の子):後藤久美子
名和長年:小松方正結城宗広(陸奥白河の領主・奥州式評定衆):中山正幻
千種忠顕:本木雅弘万里小路宣房:新井量大万里小路藤房:大和田獏
< ― 北朝 ( 持明院統 ) ― >
光厳天皇(北朝1代):辻輝猛
光明天皇(北朝2代):海野義貞
< ― 足利 ― >
高師直:塚本明高師泰(師直の兄):塩見三省高師氏:安部徹高師重:辻萬長高師行:左右田一平
細川和氏:森山潤久細川師氏:松本公成上杉能憲:梶原浩二土岐頼遠:下元史朗土岐頼兼:田辺年秋今川範国:ドン貫太郎畠山国清:久保志郎
大友氏時:速見領小弐頼尚:加地健太郎阿蘇惟時:船久保信之
< ― 観応の擾乱における反尊氏方 ― >
桃井直常:高橋悦史細川顕氏;森次晃嗣上杉重能:谷嶋俊
< ― 鎌倉幕府 ― >
守邦親王(9代将軍):吉川英資
北条高時(14代執権):片岡鶴太郎
金沢貞顕(15代執権):児玉清金沢貞冬:香川耕三金沢貞将:久野真平大仏貞直:山中康司
赤橋守時(16代執権・登子の兄):勝野洋
北条仲時(北六波羅探題):刀坂悟北条時益(南六波羅探題):世古陽丸北条茂時:神谷まさひろ
長崎円喜:フランキー堺長崎高資(円喜の子):西岡徳馬安達泰盛:加賀邦男
< ― 僧 ― >
夢窓疎石:田武謙三
< ― 架空人物 ― >
ましらの石:柳葉敏郎花夜叉:樋口可南子乙夜叉:中島啓江
侍女:常盤貴子
放送開始日:1991/1/6(日本) 放送終了日:1991/12/8(日本)
最終変更日:2005/05/26 21:52:56 / 最終変更者:カトル / 提案者:カトル (更新履歴)
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加算分布28.6%71.5%100%100%100%100%100%
分布要約100.1%0%0%
                                                                                                  

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1. 2007/01/26 良いと思う立場からのコメント by カトル [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1103(86%) 普通:57(4%) 悪い:119(9%) 推薦人:20 推薦評価:41] / プロバイダー: 4749 ホスト:4768 ブラウザー: 5234
「 バサラ大名 」 こと京極佐々木道誉もこのドラマで特異な存在感を表示しており、
北条 ・ 建武親政 ・ 尊氏 ・ 師直 ・ 直義と党籍を替える事頻繁故、
視聴者にとっては今現在の有利な勢力を提示してくれるバロメーター的役割を担ってくれてるが、
史実の佐々木判官は、終始一貫して尊氏党で、足利家の為に息子2人 ・ 孫2人 ・ 弟1人が犠牲になっており、
関東勢の足利一門にとって、京の隣である近江守護が味方だった事は、幕府創立に大きく寄与した。
連歌の地位を向上させたのも道誉で、準勅選の 「 菟玖波集 」 では80首も選ばれており、
後の能 ・ 茶道 ・ 華道を確立させた始祖としての芸術的功績も測り知れないものがある。
ドラマ中でも立花をしているシーンもあったが、
それ以上に劇中で強調されている判官のイメージは、無軌道に見えそうで筋が通っているリアリストであろう。
光明上皇 ( 院 ) の御輿に向って、
『 院と申すか、犬と申すか ? 犬ならば射落とさん ♪ 』
というサブい洒落を云いながら矢を放った為に死刑になった哀れな土岐頼遠の様に、
滅茶苦茶なオッサン = バサラも案外間違った考えでもなさそうだが、
判官の場合、当時から京童には評判悪い比叡山をからかった痛快故に賛同を呼んだ様に、
体裁は破天荒振りでも、終わりには結果が伴う点で、現実主義的な政治運動の範疇における成功を目指したものだったのかもしれない。
2. 2006/08/04 良いと思う立場からのコメント by 宇宙刑事ジャンギャバン [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:790(34%) 普通:983(42%) 悪い:581(25%) 推薦人:35 推薦評価:50] / プロバイダー: 33223 ホスト:33285 ブラウザー: 4314
最初、楠正成を武田鉄也氏が演じると聞いて意外に思いましたね。まあ、金八先生のイメージが強すぎた所為ですけど。思ったほどには違和感は無く、息子との別れの場面では、優しく穏やかな語り口ゆえに、却って涙を誘いました。

そう言えば、足利直義役の高嶋政伸氏と、登子役の沢口靖子氏は、五年後の「秀吉」でも「義理の姉弟」と言う間柄でしたっけ。演技力は数年の間に随分向上してましたが。特に後者。

若き日の高氏の心を奪った白拍子を演じた宮沢りえ氏も、この頃は大人か子供か分からない妖しい魅力があったんですがねえ・・・・。
3. 2006/03/19 良いと思う立場からのコメント by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1716(55%) 普通:933(30%) 悪い:447(14%) 推薦人:30 推薦評価:101] / プロバイダー: 8866 ホスト:8952 ブラウザー: 4184
主人公・足利尊氏名シーンはまず、打出ヶ浜合戦後の論功行賞でしたね。
片腕の高師直を討ち取り、「してやった」とほくそえんでいた直義一行
に「この場にワシの許さぬ者が同席しておる。」「頼房。負って沙汰
を下す故下がれ。」と鋭い断罪通告を突きつけます。慌ててふためき、
取り消しを求めた直義ですが、「そなた、ワシに変わって将軍になるつもり
だったのか。」と殆ど相手にせず、最後は「頼房!!ワシははそなたを許さぬ!!
追って沙汰を下すまで下がれ!!」と再び鋭い断罪通告で一行を直義
一行を見事バッサ斬りしたのが痛快でした。その次が独断でやはり直義派
の桃井直常を襲った、嫡男義詮を叱った所でしたね。「そなたはいずれ
足利を背負っていく身。何ゆえ軽はずみな事をするか!!」とこれまた鋭い
怒りの声を挙げながら、義詮クンを扇で小突いた尊氏クンですが、
直冬への劣等感故の行動だった事を聞き、一転、「そなたが背負うておる
ものは直冬とは比べ物にならぬのだ。」とやさしく諭す所は親子の絆の
味わい深かったですね。そして、最後は直義毒殺事件ですが、これは
最初の評価の時も詳しく述べたので、今更言うまでも無いかと。
いずれも観応の擾乱がらみでしたが、複雑怪奇な同政変が凄い巧く
解釈されていたというか、内容が濃かったですね。今の大河ドラマで
果たしてこれほどの見所を作れるかどうか・・・・・・・・・・・・
来年の風林火山も山本勘助を取り上げる事自体は決して悪くは無いけど、
キャスティングが地味なのが気になりますね。
4. 2006/03/11 とても良い by 634 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1380(50%) 普通:541(20%) 悪い:851(31%) 推薦人:51 推薦評価:165] / プロバイダー: 20897 ホスト:20870 ブラウザー: 5234
キャスティングは豪華だったのだけど、あの歴史的反逆児である足利尊氏をキチンとした形で描くのは難しかったようで・・・・・・。
真田広之だったから期待していなかったとはいえ、どこかキャラクター先行のノリが強く、当時はまだ若手だった俳優達の演技もどこか端臭かったです。

吉川英治の小説のドラマ化といっても、それを完全な意味でドラマを完成させる事はやはり難しくなってしまい、NHK大河ドラマの最大の見せ場である合戦シーンもこの時期から迫力が無くなりつつあったので、あまり見応えがありませんでした。
しかし、そんな問題点を抜きにすれば、反骨心が強い人々にとっては憧れの人物である足利尊氏のドラマを描いたのは良しといえるし、現在の質が低下した大河ドラマなんぞよりは遙かに観れたのも事実でした。

それでも、若干描写不足のシーンが多かったのも否めないし、この時期の俳優達もまだ演技がぎこちない部分もあったので(特に沢口靖子、「ゴジラ(84)」の頃と比べても演技ヘタだったし。)、俳優達の芝居と、脚本の問題点が無ければ良かったと思うのですが・・・・・・。

しかし、足利尊氏は真田広之よりは、柴田恭兵や別所哲也辺りにでもやらせれば良かったとも思うのですが、逆賊というレッテルを貼られていたのもネックだったし、好感度有りの俳優でなければ尊氏で視聴率を稼げなかったのもあるのでしょうが、真田広之ではちと役不足だった感も・・・・・・。

この年に宮沢りえがヌード写真集を出したりして話題にもなったし、その意味では芸能界のタブーに敢えて触れるという試みがあったかどうかは知りませんが、もう少し俳優を選べば、もっと良いドラマになったと思うのですが。

関東地方と言えば尊氏だけではなく、その前の平将門にしろ、後に秀吉に体よく追っ払われた徳川家康にしろ、幕府役人でありながら、倒幕という方向に傾いた勝海舟に、足尾の鉱毒事件に敢然と立ち向かった田中正造のような「大きな力に対し、反骨心を持って立ち上がる者達が住む土壌」という奔放なイメージがあったのに、今ではそういったイメージが無くなってしまい、残念だと思います。
5. 2006/03/11 良い by パタパタ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:409(58%) 普通:211(30%) 悪い:87(12%) 推薦人:16 推薦評価:19] / プロバイダー: 3373 ホスト:3436 ブラウザー: 5237
もう記憶はおぼろげですけど、なかなか見ごたえの有るドラマだったと思います。
太平記って小説は結構前からあるのに、ドラマ化はあんまりされてなかったんですね、ちょっと意外です。
そういう意味では、結構功績があるドラマという事でしょうかね。
やっぱりこのドラマも、キャラが魅力的だったと思います。
足利高氏を演じた真田さんはもちろんですが、個人的にお気に入りだったのは、楠正成を演じた武田さんと
高師直を演じた柄本さんですかね。
そういえば、仮名手本忠臣蔵にも使われた、高師直が人妻に横恋慕するエピソードもしっかり描かれていましたね。結構面白かったと思います。
6. 2005/06/29 良いと思う立場からのコメント by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1716(55%) 普通:933(30%) 悪い:447(14%) 推薦人:30 推薦評価:101] / プロバイダー: 31460 ホスト:31394 ブラウザー: 5234
暗殺未遂事件直後、後醍醐天皇が公家達を叱り付けたシーンはカリスマの面目躍如
なシーンの一つ。

>赤松

機会あらば、「人物叢書」シリーズを読んでみたいですが・・・・・・・・・
彼もまた鎌倉幕府討伐の優秀選手でしたが、誠に理不尽な仕打ちでしたね。赤松家は
円心が建武政権での冷遇振りから尊氏に協力し、足利幕府成立で改めて播磨守護職をゲット、
子孫も護良親王に仕えていた3男坊の則祐は康安・正平年間での南朝の「4度目の
正直」な京攻撃の際にはまだ幼い義満を保護し、備前守護職もゲット、孫の義則
は明徳の乱で山名氏清を討ち取り、さらに美作守護職を得る等、足利幕府には
代々よく仕えてきましたが、ひ孫の満祐は何故か義持・義教に嫌われてましたね。
赤松は嘉吉の乱後、長禄年間に家臣達が南朝遺臣から神器を奪還して、復興、応仁の乱後、
長享年間に山名氏を播磨から完全に駆逐して、三カ国の太守に返り咲きますが、
やがて浦上氏に取って代わられ、衰微し続けたまま、豊臣秀吉の中国計略を迎え、
何とか1万石の領土を保つも、関ヶ原で判断を誤り、滅亡・・・・・・・・・
本当に報われない一族でしたね。同じ村上源氏では北畠氏は子孫の方が現在も
ご健在らしいですが・・・・・・・・・・・ゴクミの顕家は良く言えば、まだお笑いタレントのイメージ
が強かった馬鹿殿、高時の鶴太郎氏とはまた違った意味で新鮮なキャスティングでした。
7. 2005/06/28 良いと思う立場からのコメント by カトル [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1103(86%) 普通:57(4%) 悪い:119(9%) 推薦人:20 推薦評価:41] / プロバイダー: 16955 ホスト:16907 ブラウザー: 6016
>未発達だった貨幣経済
紙幣発行を試みるのは良いとして、兌換不可の紙切れなんかを信用する人はおらんでしょ。何が 「 楮幣 」 だよ (^_^メ)
おかげで市場経済滅茶苦茶。ホント最高の政権だね、建武親政って。
しかも発行の動機が不純極まりなく、大内裏造営の捻出費用なんぞ通常予算で何とかしろよ (つД`) そりゃ誰かが 「 二条河原落書 」 を書くってばよ。

>赤松
赤松家は戦前の偏狭な皇国史観の元では最も憎むべき中ボスだが、実は鎌倉幕府打倒で最も活躍したのが赤松円心入道。
大塔宮護良親王の令旨に逸早く応えたのも円心だし、途中で寝返った尊氏と違って、
六波羅軍がまだ強大な時点で京を少数のゲリラ戦法だけで混乱させ、
( ※一土豪に過ぎない赤松家にとっても厳しい戦いで、円心戦死の誤報は戦いの最中に何度もあった )
都では持明院方が六波羅館に避難するほどのパニックに陥った。
特に淀川の水路と西国街道を抑え糧道を絶たせる作戦は効果抜群で、これに動揺した都の鎌倉勢から天皇方に寝返る者が続出した。
後に正成も九州から東上してくる尊氏に対抗するための策として一旦京を撤退して
尊氏軍が入京した後に逆包囲するプランを提案 ( ※残念ながら馬鹿公卿共に却下 ) したが、
それを実行に移したのがダンディー赤松。
確かに千早 ・ 赤坂の戦いも日本の戦史上類稀な篭城戦として誉れ高いものがあるが、
正成 ・ 大塔宮の役目はあくまで時間稼ぎであって、決定打となった大殊勲はやはり赤松に帰結されるべきであろう。

ところが、その功績を報いる親政の 「 褒美 」 とやらが実に素晴らしい (^_^メ)
「 播磨守護 」 。佐用庄の土豪だった赤松からすれば大出世のように一見見えるが、
国司制度が復活した新政府では荘園における行政権が握れるわけではなく、
単に播州一帯の警察権行使が可能な地位に過ぎなく、それさえもどの程度のものやら。
しかも、血筋 ・ 家格が段違いに高いからとはいえ、降参不義の尊氏たちより恩賞が少ないのは赤松オジサン ( 55歳 ) も納得いかないだろう。
この時点では赤松が護良親王の派閥に属しているという立場だし、尊氏に好感を持つ要素はほとんど無い。

そんな不憫な目に合っても赤松オジサン ( 55歳 ) の後醍醐天皇に対する忠誠は結構立派なものだったよ。
天皇が二条城の拡張 ( 他に市井の為にする仕事は山ほどあったはずだが… ) を目指すと、領内の木材を提供してるんだから。
できるだけ好印象を持ってもらおうとする政治運動とはいえ涙ぐまし過ぎるぜ、赤松…普通に過去の功績を評価してもらいだけなのにね (T_T)

だがしかし、建武政府はまたもや逆の仕打ちをもってそれに報いる。そのちっぽけな守護職さえもわずか2ヶ月で解任 (-_-メ)

なっ ! ? なんだってぇぇぇーーーーーー (゜o゜) ! !

この時期にプリンス護良が失脚。後醍醐天皇はその最大徒党である赤松の勢力も削ぐ必要があったと考えたんでしょうが…
…もう赤松オジサン ( 55歳 ) がキれても常軌を逸したとは言えんでしょう。
逆に円心の立場からすれば投資したものが全然回収できなくて、
々働かせた部下に対して、 『 偉大な新政府のために我慢しよう。だからボーナスはナッシング ♪ 』 なんてホざいた暁にゃ絶対殺されちゃうよ。
自分の生活圏防衛という最低限な死活問題として、尊氏という強い親分を求めて何が悪いの ?
戦前の思考では 『 赤松は論功行賞如きでガタガタぬかした国賊 ! 』 という頓珍漢な結論だろうが、
今の見解じゃ恩知らずというのは、赤松ファミリーをそこまで追い込んだ建武政府のことをいうのよ。
赤松は無罪。ついでに南北朝における播磨随一の名将に対して、 「 筆誅 」 という立派な偉業をなさった水戸光圀様もどうかしてるよ、まったく。

>延喜・天暦の治
醍醐天皇の功績 = 学問の神様を大宰府に追放…ダメだ、こりゃ。
宇多法皇もいい加減な人だ。対抗馬として道真を起用したくせに、ヤバくなると何のフォローもしてないんだから (-_-メ)
8. 2005/06/24 良いと思う立場からのコメント by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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>>羽幌炭鉱さん

>建武親政の破綻の理由

宋学を熱心に学んでいた後醍醐天皇は文弱な宋王朝の皇帝を自らに、宋を
脅かす夷を鎌倉武士政権に当てはめ、中途半端な文保の和談になおさら
不満をつのらせ、父後宇多法皇の院政の廃止・記録所の復活等朝廷を
整え、やがて倒幕に成功、中国皇帝型の独裁政治を目指す、建武親政
を始めたのですが、そもそも大和王権自体、始まりから豪族との連合政権
的性格でしたからね。天智・天武・桓武は比較的独裁的だった天皇でしたが・・・・・・・・・
後醍醐天皇が理想とした延喜・天暦の治にしろ、律令制度の動揺による
地方政治の乱れから起こった平将門・藤原純友の乱等による政情不安等
必ずしも天皇・貴族にとって理想的な時代ではなかったし。建武新政は
未発達だった貨幣経済に着目していた点は注目されるべき点なのですが、
日本という国の成り立ちを冷静に考えれば、失敗は必然的だったというのは
分かろうというものだったのですな。ところが、近代国家を建設する為に
天皇を奉じて、徳川幕府を打倒した明治政府の連中は天皇を国家建設に
導く立憲君主としての機能を強調する為に数々の都合の悪い矛盾には
全く目をかけずに尊氏をひたすらスケープゴートの役を演じさせた訳ですね。

ドラマでは、九州征伐を遂行しようとするも、後醍醐天皇を弔った天竜寺が
炎上するショッキングな事件が起こり、自らも病に倒れ、「儚い」この世との別れを悟り、
全てを忘れようとした尊氏が勝手に「これで良い」と納得(某の拙い解釈ですが)して、鬼籍に入り、
「南北二つの朝廷は統一され、天下は太平の世となる。そして都は北山文化に彩られた美しい都となり、
栄華をこの世にとどめるのである。」のナレーションで完結しましたが、
宮方の天皇・貴族が政治を行った世への回帰願望が非現実的なものでありながら、
彼の死後30年以上も南北朝動乱が続いたのは、結局鎌倉後期の元寇に
大きな影響を受けた日本の社会の上は天皇・貴族、下は一般庶民までのあらゆる
階層の分裂が全国統一政権としての足利幕府の不安定な基盤(今谷明氏は
「信長と天皇」という本で織田・足利政権の比較について、「足利政権は義満が皇位簒奪に
失敗してもなお、15代続いたが、織田政権は1代で崩壊した」等と頓珍漢な事を言っていたが、
足利政権が15代続いた事はそもそも強調すべき事項では決してない。)
が故になかなか解決されなかったのが最たる理由ですが、合一されたから真に日本統一が
なされたのかと言えば、そうではなく、地方掌握等は不徹底なままで幕府の矛盾点は義満の
政治的才能をもってしても、根本的に解決されなかった訳ですから、やがて結局下剋上の気運の
中で力を蓄えた国人や農民などの下級階層に揺さぶられるようになり、幕府は応仁の乱・明応の政変
を経て、形骸化、頼朝・尊氏が理想とした武家政権の再樹立は戦国3大天下人の登場を
待たねばいけなかった訳ですね。

長くなり過ぎてしまいましたが、南北朝という時代は一つの国に二つの政府が併存した誠に不幸な時代です。
足利尊氏・楠木正成・新田義貞などの英雄達の活躍がそんな暗さを逸らしてくれる一面もあるのですが、
逆に鎌倉〜江戸にかけての朝廷と武家政権の変遷等を考える上で面白い時代であるとも言えます。
某は最近改めてそう考えるようになったのですが、
この「太平記」はその意味を再認識させてくれる意味で大河ドラマ史に永遠に記憶されるであろう、
大変意義深い傑作である事は間違いないと思います。
9. 2005/06/23 とても良い by 羽幌炭鉱 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:476(28%) 推薦人:42 推薦評価:79] / プロバイダー: 10667 ホスト:10651 ブラウザー: 4487
個人的には未だに"逆賊"と蔑まれる足利尊氏を見事に主人公として描ききった
大河ドラマとして評価している。NHKは伝統的な格式(と言うよりそうでなけ
れば成り立たない。何故って国営放送だから)を重んじるから"逆賊"足利尊氏
を主人公にしたというだけで個人的に衝撃的だった。でんでんやMrオクレ、ス
トロング金剛が出てた事も衝撃的だったが、そんなことは小さなことでしかない。

私の中では足利尊氏は別に"逆賊"でもなんでもないと思っている。むしろ明治
時代の地方(つーか薩摩とか長州とかの連中と公家連中)出身者によるゆがんだ
天皇家持ち上げ政策において(遠因は水戸光圀の【大日本史】でもあるが)徹底
的に朝廷に刃向かった反逆者とかいう喧伝で貶められた印象の方が強かった。こ
の"偏向教育"でかなり嫌な思いをした人がいたらしく、確か赤松と言う苗字だ
っただけでいじめを受けた人もいただとか。今ではそういう歪んだものは少なか
らずとも薄まったとは思いたいが(何時噴出or復活してもおかしくないから)。

鎌倉幕府の滅亡から建武親政、その破綻から再び南北朝の争いが勃発して室町幕
府が誕生していく話は、複雑な歴史背景もあいまってかなり興味深いものである。
建武親政の破綻の理由は明確であり、その辺に関して検証もせずに尊氏を反逆者
として貶めた明治時代の教育は今でもいいものを感じられない。

さて、ドラマのほうだが、室町幕府の面々から鎌倉の連中、南北朝の面々といず
れも力あるキャストをそろえたなと思う。今の大河なんか目ではない。オリジナ
ルキャラの大地康雄とかも違和感はなかった。まあ、後藤久美子の男装キャラは
「?」であったが。記憶に残るのは片岡鶴太郎の北条高時役に関して「遅れて来
た男の凄みを感じさせる」と評した記事だろうか。駄目執権高時は実によかった。
10. 2005/06/23 良いと思う立場からのコメント by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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>>カトルさん

>懐良親王

彼は短命が多い後醍醐天皇の皇子のなかでは長生きだった方でしたね。某は個人的には
彼以上に長生きし、共に南朝を動乱末期まで支えた宗良親王について特に興味をもっております。
宗良親王は1385(至徳2・元中2)年に遠州で75年の生涯を閉じたとある史料には書かれていますが、
これ自体信頼がおけないらしいですね。1381(永徳1・弘和1)年末までは生存していた確実の証拠が
あるようですが・・・・・・・・・某は懐良親王・北畠顕能が亡くなり、長慶天皇が譲位したと
言われている1383(永徳3・弘和3)年死去説を考えています。彼はドラマでは確か第10話で初登場
していましたが、これを覚えている方は何人おられるやら。

>小弐

九州の豪族は独立性が元来強かったのですが、特に小弐氏は九州の番人であるという伝統的な地位を
誇っていましたから、勝手に足利幕府がその出先機関として作った探題の長官、一色範氏と対立するのは
必然的だった訳ですよね。小弐も結局、大友氏に乗っ取られた菊池氏同様、その伝統的な地位に
あぐらをかいたが故に戦国大名への脱皮を図れず、戦国の永禄年間に家臣の竜造寺氏に滅ぼされて
しまいますが、彼らとは逆に足利氏の子孫である細川元総理(直接の先祖、藤孝は12代将軍義晴の
落胤と言われているけど?)や過去ログで述べた足利義弘氏が現在もなお、その九州に根を下ろされて
いるのは最高のアイロニーと言えますね・・・・・・・・・・・・・・・
11. 2005/06/23 最高! by カトル [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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CSで毎週放送中。
楠木正季に関西人の赤井英和氏を起用したのはよいとしてもパンチはダメでしょ、パンチは。
千早城攻防戦で北条方の兵を素手で殴るなよ。俳優の特技だからってそれはあかんでしょ。

>懐良親王
後醍醐天皇の息子の中では後村上天皇になった義良親王を除けば、幸せな人生を送った唯一の人じゃないかしら ?
というか、後醍醐 Jr. って大塔宮護良親王を筆頭に、
義貞と共に北陸戦線に送られた尊良親王 ( 自害 ) ・ 恒良親王 ( 捕まった後に毒殺。享年13 ) と悲惨な末路を辿った人達ばかりだからな。

懐良親王率いる征西府の勢力拡大に寄与した最大の立役者は菊地氏ですが、小弐が南朝に寝返ったのも大きかった。
足利直冬を担いだ小弐頼尚が今度は宮方に鞍替えして探題の一色範氏と対立。
九州探題を設置した時期が早過ぎたのが拙かった。
筑前守護の頼尚としては父の貞経が戦死してまで尊氏に貢献したのに、博多が足利家の直轄領になるという横取りに近い事実を看過できないのは当たり前。
これ以後、小弐は九州三守護筆頭として今川了俊の時代まで足利方と利害が対立する仲になってしまいます。
12. 2005/05/28 良いと思う立場からのコメント by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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>何故かあまり人気の無い足利尊氏ですが、自分は
好きな人物

人気が無いのは徳川将軍家に苛められていた天皇家を見かねた水戸光圀が
単純な正悪二元論が本質な歴史改竄書物「大日本史」で大楠公、楠木正成
を南朝の忠臣という嘘のレッテルを張らせた反面、足利尊氏が天皇に弓を
引いた逆賊扱いされてしまった影響がまだ少なからずあるのでしょう。
楠木正成や赤松円心が倒幕運動に参加したのは単純に悪政を布いていた北条を
倒せば、自分達にメリットがあるのでは(正成の場合はそれプラスカリスマ後醍醐
への恩義)と考えたからであり、決して忠誠心があった訳ではありません。
戦国時代に滅亡した菊池氏にしたって、父から京都奪回協力の使命を背負わされた
懐良親王と大友・少弐との勢力争いに優位に立とうとした菊池氏の利害が一致したからこそ、
親王に協力したのです。お互い利用していた感じですね。
尊氏の子孫は古河公方系統の他にも阿波平島公方系統の子孫の方が
今もご健在(番組最後の名所案内コーナーでは尊氏から数えて27代目の
子孫の方が墓参りにこられたシーンがありました。その方は数年前に亡くなられて、
今は一族の細川氏の末裔、細川元総理が知事を務めていた熊本のお隣、宮崎の
私立大学で教鞭をとっている足利義弘氏が28代目の当主を務められているらしいです。)
ですが、南朝を正統な王朝と見なした明治政府の方針などにより、爵位は貰えなかった
らしいですね。尊氏こそ「日本人らしい日本人」なのに・・・・・・・・・・・・
都合よく天皇の権威高揚の為のスケープゴートとされてしまったわけです。
全国統一政権を樹立しようとしながらも果たせなかった彼の人生は
常に戦乱の中に身をおいた、余裕の無いものでしたが、武家の棟梁という宿命を
背負った故に不本意ながらも後醍醐天皇に弓を引くようになり、過去の栄光に
浸る保守勢力を打倒、日本のあらゆる階層が分裂を繰り返した南北朝の動乱の中を
苦しみながら、力強く生き抜いたその人生はやはり魅力を感じずにいられませんね・・・・・・・・・・
室町幕府は守護大名の連合政権という本質を持っていた故に彼の子孫たちの頑張り
もある人曰く「相対的安定」にとどまり、北山文化の栄華もつかの間、やがて戦国時代に
突入し、幕府は戦国大名の権威付けのみが存在意義である死に体に成り果ててしまったのですが・・・・・・
13. 2005/05/27 とても良い by ハグハグ [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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今スカパーで再放送されてますね、これ。
観てますが結構面白いですよ、何故かあまり人気の無い足利尊氏ですが、自分は
好きな人物なんで。
14. 2005/05/27 良い by 宇宙刑事ジャンギャバン [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
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このドラマは、どういう事情か新田義貞役が途中で変わっていますね。最近逮捕されて話題になった
萩原健一氏から、根津甚八氏に。


下手にも拘らず何度もNHKのドラマに出てきた筒井道隆。このドラマでは高氏の隠し子の役で出てきます
が、やはり下手でした。彼の演技力はこの頃から微塵も成長してませんね。何でこんな大根役者に結構重要な
役を与えるのか、NHKの意図は理解できません。

一番気に入ったのは佐々木道誉役の陣内孝則氏ですね。一見ふざけているように見えて、かなりしたたか
かと。尊氏にその弟・直義が足利氏に従ってきた武士たちの心情を理解していないことを警告する場面は、
あまりはっきり出ていなかった彼の本音が見えて印象的でした。
15. 2005/05/26 最高! by TCC [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
推薦人:破壊大帝
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最近、カトルさんが追加提案されて、某が一番乗りで評価するパターンが続いているようですが、
ついに「太平記」が追加されましたか!!!この作品は全国足利氏ゆかりの会の「尊氏公を主人公
としたドラマを制作してほしい。」とのプッシュにより、製作され、某はまだ子供の時、親に
つられて見ていたのですが、リアルタイム初視聴の大河ドラマ作品だっただけに思い入れは
強いですね・・・・・・・・・・・・
南北朝史は戦前の皇国史観により、半ばタブー視(足利義満の皇位簒奪について研究していた東大教授、
田中義成のような勇気ある人もいましたが。)されていた領域でそれを題材としただけでも
かなりの意欲が伺えようというものでした。腐敗を極めていた鎌倉幕府が滅び、新たな戦乱の時代を
生きた人間達の姿を鮮やかに描いてましたが、ミスキャストというのは殆どいなかったですね・・・・・・
まず、主役の真田広之氏演ずる足利尊氏。最初は北条高時に無理やり犬回しをさせられる等
苛められ、頼りない名門のお坊ちゃまな感じでしたが、鎌倉幕府滅亡の導火線となった京都六波羅攻略戦、
建武新政への反逆のきっかけとなった鎌倉平定戦、足利幕府樹立の為の前哨戦となった摂津湊川合戦等
を経て、しだいに武家の棟梁としての風格を備えていきました。観応の擾乱の時、摂津打出浜での合戦
に破れたばかりか片腕の高師直を失い、京へ戻った後、直義派に対し、師直暗殺の首謀者上杉能憲に死罪
(後に流罪に減じられ、しばらくして政界に復帰したのですが。)を申し付けるなど大逆転をかました所は
大受けしました。次は弟の副将軍、足利直義。この人は第一話からほぼ出ずっぱりでしたが、
何といっても、最終回の毒殺シーンが物凄く壮絶でした・・・・・・・・・・・・・・
尊氏が子供の頃、直義や師直と共に新田庄へ岩神の神体を覗きにいった時の思い出を語る内に
差し出した菓子に含まれていた毒が直義に回り、苦しみ悶えながらも、毒殺を決断した事を称え、
足利家の行く末を安堵して、鬼籍に入ったのですが、政治的才能を認めていた弟を殺した罪悪感から
尊氏はその躯を抱きしめながら、ひたすら泣き叫び続けました。
もうこれは強烈なんてレベルじゃなかったですね・・・・・・・・・

その他脇役陣も粒ぞろいでしたが、一番のはまり役はやはり陣内孝則氏演ずる佐々木道誉でしょう。
初登場した時はいきなり高氏に立花論議を語ってくれましたが、とにかく豪快でしたね。
最終回の「義満どのに寝返りいたそうよ。」は名言。魅力溢れるバサラ大名を好演してくれました。
「徳川家康」では禿げ上がった月代の秀吉を演じていた武田鉄也氏の大楠公こと楠木正成は
南朝方では一番好きな武将なのですが、勝ち目の無い湊川合戦に望む前に嫡男正行と別れたシーン
はやはり泣けました・・・・・・・・・・
北条高時は、片岡鶴太郎氏は今やスッカリ性格俳優となってしまいましたが、暗愚な馬鹿殿っぷりが
いかしてましたね。内管領の長崎氏を暗殺しようとして失敗したシーンは笑いました。
天皇親政の世を築かんとする信念を持っていた異形の天皇、後醍醐天皇は親子共演する事となった
片岡仁左衛門氏が演じてましたが、イメージ通りのカリスマ性溢れる風貌でしたね。楠木正成
は水戸光圀の「大日本史」により、南朝の忠臣という虚像を被せられてしまいましたが、忠誠心
(そういう概念が出来たのは江戸時代の「葉隠」以降だと思いますが。)があった訳ではなく、
そのカリスマ性に魅入られたからこそ、「俺はこの人の為ならいつでも死ねる」と少年漫画の
熱血主人公のような心情を持つのに至ったのでしょう。
柄本明氏演ずる高師直は独特の強いアクを持っていました。最後、「狼藉いたすな〜」と
必死に抵抗しながらも、空しく命を落とした儚さは特に際立っていました。
最も意外だったのは「国民的美少女」ゴクミ演ずる北畠顕家ですね・・・・・・・・・・・
実際の顕家も美男子だったのですが、大河ドラマでの男装役をこなしたのは彼女だけだったでしょう。

ミスキャストは殆どいなかったと言いましたが、残念ながら一人だけいました。尊氏の庶子、
足利直冬役の筒井道隆氏です・・・・・・・・・・・・・・・・・
とにかく台詞が棒読み。(苦笑)最終回では養父直義の死後、1355(文和4・正平10)年に南朝軍を
指揮して、3度目の京都奪回を果たした際の一色右馬之介とのやり取りが印象的でしたが、その前の
真田広之・高島政伸両氏熱演の直義毒殺シーンがあっただけに余計へタレを感じましたね。
13年後の「新撰組!!」でも全く進歩していなかったですが・・・・・・・・・・・
ここだけが唯一のマイナス要素でした。

しかしながら、全体としては「徳川家康」や「独眼竜政宗」、「武田信玄」に勝るとも劣らない傑作
だったと思います・・・・・・・・・・・・・評価は勿論、「最高!」にしておきます・・・・・・・・・

「よく…ご決断なさいました…兄上は…ウウッ…大…将軍じゃ…足利家は、これで…安泰じゃ…」
「殺した…殺してしもうた…弟を殺したーーッ!!アアーッ!!」
「父上…母上…弟…おとうとーーッ!!!」
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