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評価統計
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| 制作:ケイ・ファクトリー TBS 原作:深見じゅん(ユー(集英社)連載) プロデューサー:鈴木聡 音楽:小林つん太 演出:国本雅広 吉田使憲 白名子雅彦 岡島明 ■OP『しあわせまだかい』 作詞:並河祥太 作曲:楠瀬誠志郎 編曲:武部聡志 歌:楠瀬誠志郎 ●出演者/役名 田所麻美七瀬なつみ 田所慶彦:羽場裕一 田所あすか:上脇結友 桜庭賢也:角田英介 桜庭香織:渋谷琴乃 桜庭菊枝:田島令子 松田美由紀 栗田よう子 長野里美 銀粉蝶 山田雅人 佐々木すみ江 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1994/06/13(月) / 終了日:1997/02/14 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
利用状況
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最近の閲覧数
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| 最終変更日:2006/11/20 / 最終変更者:羽幌炭鉱 / その他更新者: TCC / 提案者:アーリマン (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| [推薦数:1] 2006/11/20 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by えぼだいのひらき (表示スキップ) 評価履歴[良い:144(75%) 普通:38(20%) 悪い:9(5%)] / プロバイダ: 5898 ホスト:6011 ブラウザ: 7395 都会から結構離れた郊外に一戸建ての家を買った田所家が織り成す日々を、のんびりと柔らかく、それでいて取り巻く人達の様々な心の葛藤や現実を厳しく、そして時には切なく描いた作品です。 配役は、田所家においては3人とも原作のほぼイメージ通りの方々だったと思います。 個人的には、麻美役の七瀬なつみさんのちょっと空回り気味なハイテンションの演技に最初はちょっと違和感がありました。もう少し、明るさよりものんびり感を出して戴きたかったのですけれど・・・見慣れて来ると、まぁこんな麻美もいいかな?と思える様になりました。 ただ、あすか(上脇結衣ちゃん)が幼稚園で絵に描く様に、麻美はしょっちゅう寝ていますし、お掃除はちょこちょこっと、洗濯は洗濯機が一杯になったらってタイプの割には、家の中が綺麗だなぁ〜なんて思いました。ドラマって、どうしても家具が少なくて、生活感がなくなってしまうのが欠点なのですけれど、それにしても子供がいる家庭にしてはやや生活感がないかなぁと感じましたね。実際はもっとごちゃごちゃですので・・・・ 同僚の中村は、山田雅人さんがなさった為、大阪弁になってはいましたが、特に違和感はありませんでした。個人的にはむしろドラマの中村家の方が好きだったりします。 慶彦(羽場裕一さん)とは大学からずっと同期でありながら、何もかも考え方が違うこの家族と田所家の対比はなかなか興味深いものがあります。 ですが、隣人の鶴見さん夫婦の描き方には、ちょっと首を傾げてしまいました。 原作では、この夫婦はご近所さんですが隣人ではなく「吉田」姓ですし、性格も全く違う人達です。(不妊の設定は同じですが、ドラマでは後にめでたく子供が生まれます。)妻側の理由で子供が出来ない夫婦として描かれ、作品中、最も長い事時間をかけて、何度も何度も色々な角度から丁寧にその過程が描かれているのです。個人的には、1番感情移入していた為、あまりに違う設定にははっきり言って大変ガッカリしました。 原作の魅力は、ノンキな日常の中にあるシリアスな部分を丁寧に描いた所にあり、本来緩急の付け方がとても上手なのです。あすかの何気ない一言で、堰を切った様に涙するシーンがとても印象的だったので、ドラマのこの設定は非常に残念に思いました。 原作はのどかな日常を描く一方で、子育てや結婚によって世の中から取り残される様な気持ちになる女性や、結婚している男性を好きになってしまう苦しさや、それを知ってしまった妻の気持ち、1番近い間柄でありながら心を伝える術を知らない妻の葛藤と云った、切ない心情をも沢山織り込んでいます。 又、リストラされる上司や、家族からも逃げ出して自分だけの為に生きたいと願う一家の大黒柱、そして年老いた親に対する子供の気持ち等についても数多く語り、一口でレディースコミックスと分類されてしまうには、あまりに惜しい作品であると言えると思います。 お昼の作品としては、人間的に好ましくない描写(俗に云う「ドロドロの人間関係」、家族を描いた作品のキッズウォー、大好き!5つ子、等でも堂々といじめのシーンとか盛り込んでいます)が殆ど見つからない本作ですが、楽しく安心して視聴出来る分、原作と比べて少々個人の心理描写に対する掘り下げ方が中途半端だったのが何とも残念でした。 しかし、くんちゃんがいなくなるお話では、上脇結衣ちゃんがあすかの成長を見事に演じ切り、1週間画面に釘付けになりました。 くんちゃんは、あすかが大事にしているくまのぬいぐるみで、ライナスの毛布の様な存在です。遊園地でちょっと目を離した隙にはぐれてしまい(お友達なので、失くしたと言ってはいけないのです)、懸命に探しますが2度と会えなくなってしまいます。 あすかは現実を受け止め切れず、毎日くんちゃんの帰りを待ちわびます。 くんちゃんをくれた麻美の友人の智子から製造元に問い合わせてもらって、新しいくんちゃんがやって来ますが、「くんちゃんじゃない」と頑として受け取らず、ただただ涙します。あすかは泣き喚くタイプの子ではないので、反ってその仕草が余計に哀しげに見えました。 慶彦は「諦めなければならない事を知らなくてはならない」と言いますが、麻美は「時間が解決するから」と慶彦を押し留めます。やがてあすかは、くんちゃんはあすかよりも小さな(=幼い)子に会いに行ったのだと考える迄に至り、新しいくんちゃんを「あたらしさん」と名付け、受け入れるのです。 親が手助けするよりも、あすか自身が結論を見つけ出す事により、確かな成長を見せた瞬間で、何とも目頭が熱くなりました。 麻美は世間一般で云う良妻賢母ではないかも知れませんが、子供の心の成長を引き出す点では一級の母だと言えると思います。なかなか、実際はこの様に余裕ある対応は出来るものではありませんが、是非見習いたいものです。 個人的には昨今の「子育て=大変」だの「子育て=孤独」だの「子育てしている母=偉い」みたいな世の中の風潮には、あまり賛成出来ません。子供や家族に病気等の問題がない家庭であったなら、むしろ大昔の子育てから比べたら、現代の子育ては物理的な事(紙おむつ然り、医療控除、子供の人数等、挙げればキリがないです)では非常に楽になっているハズなんですけれど・・・メンタルな部分だって、周囲の理解も広がって母親の外出だって簡単に出来るし、誰もが1度はかかると言われる「育児ノイローゼ」にだって非常に寛容だと思います。 ただ、どんなに世の中が進歩しても人間の進化の過程は相変わらずですので、グニャグニャな暴君相手の子育ては少なくとも「楽」ではありませんが、「非常に楽しい」と言えますので、本作の様な一見ノンキな母親像は好感が持てます。 麻美のノンキでぐうたらな生活態度を目の当たりにし、「麻美さんのどこがいいの?」と問う姉に対し、「こいつが楽しそうだと嬉しいんだ」と答える慶彦の優しい雰囲気が全てを物語っていると思います。 原作は10年以上も前から不定期に連載されていて、現在も時々連載されている作品です。 他の作品にも見られる様に、四季があり、登場人物を取り巻く様々な事柄は変化していますが、年齢は変化していません。 それが、漫画やアニメの都合の良さであり、ドラマではどうしても子役の成長が物語の長期化を妨げます。本作もあすか役の上脇結衣ちゃんの成長に伴い、シリーズが終了しました。 ですが、彼女のイメージはあすかぴったりでしたし、好評だったからと云って小学生になったあすかを描いたり、子役を変えて迄制作しなかったのは、この作品の為には本当に良かった事だと思います。 この評価板に投稿する |
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