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2006/09/03
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羽幌炭鉱
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「こんな時代があった」と過去の時代の出来事に共感し、そしてそんな逆境から這い上がるというカタルシスを得させる為のドラマ。また、主人公は「相対的に恵まれている」とはいえど、それは絶対的な助けと言うわけではないハードな辺りとか、色々感情移入できる人には感情移入させられる作品だと思う。
日本だけでなく、アジアにおいてこの作品がヒットしたのは、やはりアジア全体が貧しいこともあるだろうが、やはり今以上に貧しい日本においても、その時代をよく知っている人からすれば、この作品はとても共感できるものだったであろう。
確かに、おしんが奉公先や学校で虐められるなどの場面は見ていて苦痛だが、それはこの頃の橋田脚本が実に良く出来ていたところから来るのであろう。今現在でこそ学校に通わせてもらうというのは当然の事となっている(ただし、不況の波の所為でソレが出来なくなってきているのが嘆かわしいが)のだが、下手したら牛馬の如き扱いを受けかねない奉公人が学校に通わせてもらえるというのは、この時代においては珍しい事であろうし、ソレに対しての風当たりが強いのは至極当然だろう。コレと似たようなことなんかは実のところ、現代においても様々な抜擢を受けた人間や早い出世を遂げた出世頭に対しての陰湿な嫌がらせというので存在している。この辺の普遍的なところを思うと、根本的に時代は変わっていないんだと思わせる。
また、前述のとおり、今の橋田作品における「作品のリアリティを殺しかねない長台詞」というのではなく、しっかりと登場人物の心情を表現する為の必然的なものになっていたりと、この時代が橋田作品のピークだったんだなと思わせる。
共感が出来ないわけではないが、全体的にハードな雰囲気のある作品であり、かなりキツイと感じさせるかもしれないが、この作品もまた一つの時代を作ったものだといえる。
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