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| [推薦数:1] 2011/10/15 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/] by 在原健太郎 (表示スキップ) 評価履歴[良い:650(74%) 普通:161(18%) 悪い:64(7%)] / プロバイダ: 9902 ホスト:10007 ブラウザ: 10047 73年に放映された時代劇ドラマ。江戸の町の`観音長屋'には、骨接ぎを営む通称“念仏の鉄"・棺桶屋を営む“棺桶の錠"・女スリの“鉄砲玉のおきん"・瓦版屋を営む“おひろめの半次"が住んでいた。ある日、錠はお咲という娘を悪人の手から助ける。お咲の話では彼女の父が`闇の御前'という盗賊の替え玉として処刑されたのだという。錠は顔馴染みの北町奉行所定町廻り同心の“中村主水"に話し、主水は裏社会の顔役の“天神の小六"から本当の闇の御前が浜田屋庄兵衛で、さらに黒幕が北町奉行の牧野備中守であると知り、錠たちと結託し、金をもらって弱者の晴らせぬ恨みを晴らす、“仕置き人"となって庄兵衛たちを征伐。以降世に蔓延る悪を裁く闇の処刑人として、悪党たちを次々と仕置して行く。 前作『必殺仕掛け人』の登場により、必殺ものが時代劇の新たな顔として売り出された流れに沿って、新作として製作されたのが本作品で、後に本シリーズの主役となる、藤田まこと氏演じる“中村主水"が初めて登場した作品である。前作の設定を継承しながらも新たな人物設定がなされ、メンバー全員によって行われる合議の上で、依頼を受けたり怨みを晴らしていたりするという《必殺シリーズ》の定番の形式をとった作品でもあり、主水の登場と合わせ、本作品が必殺ものの基礎を築いたといえましょう。 本作品の主役は骨接ぎ屋の“念仏の鉄"で、映画『八つ墓村』の`多治見要蔵'を演じた山崎努氏だけあって、非常に怖い雰囲気が漂う厳つい旦那って感じでした。怪力で相手の体をボキボキにするという生々しい裁きが途轍もなかったです。レントゲン映像でやるところがすごいです。沖雅也演じる“棺桶の錠"は手槍で相手を刺して華麗に裁くところがよかったです。藤田まこと氏演じる“中村主水"は本作では主役的立場ではなく、仲間の錠や鉄たちと組んで悪党を嵌めるという、裏策謀家といった存在でしたが、その渋い演技と巧妙な功績が絵になっていましたね。そして刀で正面から斬り込むという正統派の裁き人で、オーソドックスですが一番バランスがいい。この絵になる感じが、以降主役として君臨した秘訣だと思いますね。 本作品は必殺の顔となる“中村主水"の初登場作品ですが、右往左往するドラマ的展開が主体であり、殺し方も悪人を懲らしめるという展開もあったりと、まだ本格的な必殺作品としては確立されていなかったですが、内容的にはかなり見応えもありましたから、評価は【とても良い】。藤田さんもまだ若かったけど渋さもよく出ていたし、威圧感のある山崎氏とクールな雰囲気をもつ沖さんとの連携が非常によくマッチしていたと思いますね。以降藤田さんが本シリーズの顔となると思えば、本作品は藤田氏にとってとても重要な位置をもった存在だったと言えましょうか。 この評価板に投稿する |
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