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読み仮名: やまだふうたろう からくりじけんちょう / 英語タイトル: Fuutarou Yamada Karakuri Jikenchou
2006/01/14 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:475(28%)] / プロバイダー: 32154 ホスト:31865 ブラウザー: 4487
江戸時代から明治時代に移り変わりきっていない時代の舞台背景や劇伴はとても心地よく魅力的。
登場人物も最後の南町奉行だったご隠居と近代警察の父である川路との知略を駆使した対決から
川路の近代警察を作る際の井上馨などといった権力者の介入を拒否したりというものやかつての
藩絡みのしがらみのない組織作りをしている部分とかは良かった。登場人物ではご隠居と川路の
他にもご隠居の部下で同心だった田辺誠一やその恋人に近い原田知世、川路の腹心の部下で原作
では冷徹怜悧だったキャラがこちらでは何気に人間臭いキャラになっていた池田成志なんかは結
構良い味を出していた。
個人的に記憶に残るゲストキャラは最後の牢奉行を演じた佐野史郎か。彼は最後、牢奉行として
生涯を終えた(そして佐野を陥れた木っ端野郎の増田由紀夫演じる署長は囚人に殺された)とい
う話で、残された遺児二人は川路の計らいで養子に出されたと思う。他にも斉藤洋介(最後の御
庭番衆)や及川以造(南部藩の忠臣、相馬大作の遺児)とか、結構良いキャラだった。
難点を挙げるとすればコレはもう仕方ないのだが、終盤における冷徹な歴史の流れであろうか。
これによる、心のそこでは同じ考えを持ちながらも結局相容れない存在であるご隠居と川路という
ものや、やはりなんというのだろうか、薩摩や長州系列の偉そうな雰囲気が嫌な気分にさせた記憶
がある。なんというのか、会津出身者が明治政府の官憲連中に悲惨な目に合わされている場面はそ
れだけでも嫌なわけであり…。今現在ですら明治時代の因縁絡みで「逆賊」という言葉を使うバカ
ども(薩摩や長州という系統の出身者は現在でもそれを誇りにしては他の連中をナチュラルに見下
している輩が多い。残念ながら)が多いなか、良い気分にはなれないものだった。まあ、それが歴
史の冷酷な流れなのだろうが。
ちなみにこの作品では井上馨を筆頭とした長州の連中がチンピラとして出ていたが、その中に何故か
K2の片方の堀部圭亮が混じっていた。なんでだろう?
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