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| この作品は「シリーズ」として登録されています。シリーズの個別の作品には下から選んで移動して下さい。 1. グッドラック 戦闘妖精・雪風 2. アンブロークンアロー 戦闘妖精・雪風 |
| 注意: これは文学版。その他メディアのページ: アニメ:戦闘妖精雪風 |
| 文学総合点=平均点x評価数 | 136位/3,067作品中(総合19/偏差値64.10) | 135位<= =>137位 |
| 1979年文学総合点 | 2位/25作品中 | 1位<= =>3位 |
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| 出版:早川書房 著者:神林長平 単行本 『 戦闘妖精 ・ 雪風 』 は1984年刊 改訂版 『 戦闘妖精 ・ 雪風 < 改 > 』は2002年04月15日刊 ※ この説明部分にはWikipediaを参考/または引用した部分があり、GFDLのラインスが適用されます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 日本 開始日:1979 SFマガジン / 終了日:1983 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2010/02/13 / 最終変更者:雪霞 / その他更新者: スペ9 / 提案者:グルグルネコ (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2010/02/07 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by まっく (表示スキップ) 評価履歴[良い:106(74%) 普通:12(8%) 悪い:25(17%)] / プロバイダ: 39626 ホスト:39609 ブラウザ: 10691 横山宏の表紙に惹かれて手に取ったのが、この作品との出会い。 初読当初は専門用語の羅列による切れの良いメカアクション描写に どんどん引き込まれて読んでいったように思います。 最近読み直してみたのですが、メカアクションもさることながら、 ジャムと人類の攻防を簡潔で乾いた文体で淡々と語る所に戦闘の 非情さを強く感じさせるところが渋い。 この文体で語られる惑星フェアリィの情景、ジャムの異空間の描写は、 焼けたグリスのような匂いを感じさせる独特な世界観を紡ぎ出しており 魅力的です。 また、非人間的な主人公・深井零が、この戦いはジャムは地球の機械知性 のものであり、人間は無視されているのではと疑い出し、進化してゆく 雪風に人間的な感情をあらわにしていくストーリー展開は主人公の心境の変化 を描きつつ「人間が世界の主人公なのか?」「機械と人間の関係とは?」 というテーマを投げかけ、読んでいてますます話の中に引き込まれます。 そして、救いがあるようでない様な寂しげな結末が読後の余韻を残します。 ハードSF・ガジェットSFとしてはもちろん、思索SFとしても一級の作品です。 お勧めします! 2008/05/23 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by daicon (表示スキップ) 評価履歴[良い:7(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 6307 ホスト:6402 ブラウザ: 8901 読んですぐの評価になります。 文字情報を最大限に活用した空戦シーンの臨場感と迫力に圧倒される。専門用語の執拗なまでの羅列が、ここまで戦闘を魅力的に描く要素になるとは思わなかった。これだけでも作者の才能を十分に実感できる。 しかし、肝心のジャムと呼ばれる生命体の正体はいつまで経っても明かされることはなく、淡白なムードの中で展開される登場人物たちの会話と個人的な葛藤は、やがて人間と機械の歪な関係に主眼が置かれていくことになる。自分にとっては期待を裏切られつつも、思いもしなかった問題提起が行われたことに興奮を覚えた。 十分なエンターテイメント性と、SFならではの哲学性を兼ね備えた文句なしの傑作だと思いました。というわけで、急いで続編を買ってきます! 2007/06/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by Tokyo16 (表示スキップ) 評価履歴[良い:92(74%) 普通:14(11%) 悪い:19(15%)] / プロバイダ: 13951 ホスト:13771 ブラウザ: 2463 日本最強のエピグラフ職人、神林長平の代表作。 空戦メインの戦争SFに見えるかもしれないが、実際のところミリタリー趣味は絶無。 戦闘機という洗練されたメカニックへの愛着はあっても、フェティッシュに淫することはない。 序盤は一応"そういう文法"でも読めるし、それだけも十分楽しめるだろう。 だが本作は、地球側の戦闘知性体群が存在感を主張していくにつれ、コミュニケーションSFとしての真価を見せてくる。 描かれるのは、「機械の反乱」などというよくあるテーマではない。むしろ反乱でもしてくれた方がよほどマシだったろう。 「そもそも存在を認識していない」に比べれば、敵愾心などは「こっちを向いてくれる」だけはるかに優しいのだから。 それでもなお、「この戦争が人類のものであって欲しい」と願うブッカー。 「おれには雪風しかないんだ」と、わずかに残った人間性のかけらを雪風にそそぐ零。 そんな人間たちの"勝手な想い"を一顧だにせず、力強く飛翔する雪風の姿が、ただただ美しい。 絶望的にコミュニケート不能な異存在との対峙を、ソリッドかつ情感豊かなな文体で描ききった傑作。 非情なまでに鮮やかなラストシーンが、今でも脳裏に焼きついて離れない。 それにしても〈改〉での改訂で、零の迷台詞「むは」が変えられたのが残念だ。妖風が目に染みる。涙が止まらない。 2007/03/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 円 (表示スキップ) 評価履歴[良い:147(92%) 普通:7(4%) 悪い:6(4%)] / プロバイダ: 15884 ホスト:16041 ブラウザ: 5234 入れ込んで読んでました。フムン、って口癖が移りそうでした。 小難しい設定なのに、そこにひっかかることなく夢中になって読める希有な作品でした。 SFものの、設定一番「お大事」になって他がおろそかになることがなく、すんなり読める面白さ。 感情移入して読むような話じゃないよ、と突き放して見ているのに、たまにひらりと既視感のある心の揺れを見つけてははっとしてみたりもしてました。 順番、「戦闘妖精・雪風」→「グットラック〜」じゃないと絶対ダメだと思う。(自分は一作目、「改」でしたが) 一作目、除雪車のひとの話やらなにやらエピソードいろいろ寄り道しつつ、 立ち現れるラストの情景に鳥肌が立ったのを覚えています。 いのちをもちはじめた〜・・・ってのはありがちかも知れないけれど、文章で顕わにするそのやり口がすごすぎて戦慄しました。 刻むように実績積み上げていって、違和感感じさせないとことか。 わあ、SFだーと思った。 主役を踏み台にして、ものすごいものが現れた、それを目の当たりにした快感。 そして、それをうっちゃりやってしまって、さらに高みに昇ってしまった「グットラック」。 初読の時にはときめきすぎて死ぬかもしれないと思いました。 すっごく面白かった。 アニメ、いろいろ端折って丸めすぎなのかもしれませんが、一番不満だったのは雪風の描かれ方かも知れません。 とにかくでも原作が面白すぎたので、どんなアニメが出来ても不満は感じたかも。 2007/03/28 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by スペ9 (表示スキップ) 評価履歴[良い:642(74%) 普通:121(14%) 悪い:102(12%)] / プロバイダ: 19247 ホスト:19024 ブラウザ: 5623 和製ハードボイルド・SFの傑作。こんな文章を書く日本の作家がいるとは思わなかった。 キャラ造詣からストーリーから描写の手段からとにかく淡白。主人公深井中尉のキャラからして、もう 感情移入なんて言葉が思い浮かばない。否、読み進むとものすごく肩入れしちゃうのもまた憎い。 深井零中尉に似るキャラ立てとしてボトムズのキリコを思い出すが、キリコが「人間らしさをしらなかった」 のに対して「人間らしさを切り捨てた」零。雪風で飛ぶことだけに生きる意味を見出す彼の潔さ、歯切れの よさにしびれる。それを演出する会話のテンポ・「読みきり・言い切り」の独特な文体。乾いた人間、人間 関係、世界がひしひし伝わってくる。 メカ物としてもこの独特の文体が一風変わったイメージを演出。飛行シーンはほとんど専門用語の羅列で描写 される。一見、淡白で盛り上がりに欠きそうだが、かえって寒々とした臨場感がかもし出されている。 ちょっと見、SF味が薄く思えるのだが、未知の敵との接触・交戦が30年以上も続いている世界観やジャム の設定はハードSFとしても一級。さらに人間性、知性(体)の意味をも投げかけてくる。ジャムとは何か、 ジャムとの戦いに人間は必要なのか、本質的にこの戦いの意味・ポジションは何なのか。これらの問いかけも ミステリアスに、哲学的に綴られている。もっと和製SFも読まなきゃなぁ、と思わされる一作。 おまけに、雪風に惚れ込む零もメカフェチとして頷いちゃうわけでして(←不純な読み方です)。 2006/12/12 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by グングニル (表示スキップ) 評価履歴[良い:144(61%) 普通:13(5%) 悪い:80(34%)] / プロバイダ: 45196 ホスト:45303 ブラウザ: 8936 それまでのSFで言う「地球外生命体」の定義の曖昧さを、深く教えてくれた貴重な作品。 この作品内で地球外惑星に住む“敵"、ジャムなる存在は、当初は戦闘機械的なモノか、あるいはデータのような精神存在だと思っていました。 しかしどんどん読んでいくと、「そもそも存在とは如何なる物か」を問いかけられるようになり、 “敵"であるジャムと戦っていくたびに、主人公の操る人工“生命体"戦闘機「雪風」への思惑も深くなっていく。 さらに終盤にてジャムと接触した際、「お前たちは何者だ?機械なのか?」という主人公の問いかけに対し、 「質問の意味が分からぬ。我は、我である」と、当たり前のようなようで意味深な回答をしてきた場面は最大の名シーンだと思いました。 そして、その後の「雪風」の人工知能が導く戦術とジャムの化かし合いの頭脳戦もとても読み応えがあり、 一度読み出したら目が離せませんでした。 やたらと哲学的な考証の求められるSF作品ですが、主人公達もこのジャムとの戦いを通して、 「これはもう哲学の世界だな」と作中で認めてしまっている点も面白い。 戦闘機の緻密な描写も見物であり、ガンダムのようにメカ開発経緯などの設定が好きな人でも十分楽しめる作品だと思います。 この小説の出来に比べると、やはりアニメの方の出来は数段落ちてしまいますね。 上記のジャム接触の名場面が完全にカットされてしまっているのですから・・・。 2006/01/02 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by たお (表示スキップ) 評価履歴[良い:155(82%) 普通:9(5%) 悪い:26(14%)] / プロバイダ: 23107 ホスト:22807 ブラウザ: 5832 乾いた文章の中に適度な潤いが施された神林作品の中でもお気に入りの逸品。 有機生命体である人間と、無機生命体である機械(コンピュータ?)との、本来すれ違うはずの両者が紛争を続けていく顛末を描いている。 ハードバイルド調の文体が雪風の世界をスタイリッシュに格好よく、しかし情感をこめて構築している点もよい。 「妖風が目にしみる。涙がとまらない」 といった零の台詞など、直接的に心情を表現しない洒落た演出がにくい。さすが神林!! 一作目のラスト、零が信頼を置いている唯一の存在"雪風"に見捨てられるシーンには寂寥感すら漂っていた。 連作短編のSFとして、最高峰のひとつに挙げられると思う。 この評価板に投稿する |
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