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山月記(小説)(日付順)


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読み仮名: さんげつき / 英語タイトル: Sangetsuki
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自由形式掲示板日記
2008/04/23
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2008/04/21 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ヒック 評価履歴[良い:47(65%) 普通:11(15%) 悪い:14(19%)] / プロバイダー: 34156 ホスト:34123 ブラウザー: 4731
高校の現代文ではじめて知りました。
衝撃的な作品でした。
中島敦の文体はとても難しく、詩的で心理描写がきっちりとしています。
人間が虎になるなんて誠に驚きですが、カフカの変身に比べると、不条理さがなくて、動機が分かるのでよく考えさせられます。
友人との会話は胸に響きましたね。
また、最後の一文での虎の咆哮する姿が悲しくてなりませんでした。
著者の急逝がとても残念です。
2007/10/12 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by Merci 評価履歴[良い:85(63%) 普通:18(13%) 悪い:31(23%)] / プロバイダー: 6742 ホスト:6567 ブラウザー: 5234
私も教科書で読みました。
冒頭部分で感じたより、ずっと面白く読むことができました。

李徴が名声、富、家族、夢・・・どれも捨てきれないのはよくわかります。
だって、どれも彼のアイデンティティの一部ですから。
彼の悲劇は、大事な物をどれかに絞れなかったことではなく、一点集中できない自分を責めている点にありそうな気がします。
最後に虎として生きていく彼は、全てを捨てることで、やっと苦しみから逃れることができたのでしょうか。

気の毒な話ではあるのですが、救いは彼の親友・袁参の存在ですね。
李徴は袁参に気付いて虎の本能を押さえ、袁参は虎が李徴であることに気付く。
そして、袁参は偏見を持つことなく、李徴の話を最後まで聞いてやります。
男の友情が描かれている話は好きなので、ハッピーエンドでないのに好感を持ってしまいます。
ただ、李徴がもっと前に、袁参に悩みを打ち明けることが出来ていたら・・・それが残念でなりません。

評価は「とても良い」。
感情描写も人物像も完成度が高く、内容も好感が持てました。
2007/04/20 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 清流滝哉 評価履歴[良い:229(67%) 普通:36(11%) 悪い:75(22%)] / プロバイダー: 2775 ホスト:2556 ブラウザー: 4184
高校の時現代国語でこの小説を知りました。高校の国語で勉強した中で森鴎外の作品も印象に残ったのですが、1番印象に残ったのがこの話だったりします・・・・。李徴が虎になってしまったのが驚きでした。高校を卒業しても、何年経っても図書館でこの小説を借りて読んで・・・何度読んでも飽きません。
李徴の親友袁惨もショックだったろうな・・・虎になった親友を見てしまって。でも最後の場面もなかなか
良かったと思います。山月記の続編が出ないかなあと思ってしまいました(おい)

評価は「最高!」です。小説読むの苦手な私も安心して楽しめました。
2006/11/13 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by シュワルツェネッガー 評価履歴[良い:97(62%) 普通:12(8%) 悪い:47(30%)] / プロバイダー: 18587 ホスト:18446 ブラウザー: 4184
何度読んでもおもしろいですね。
短編とはいえ、その短い物語の中におさまったボリュームは相当なもの。
義務教育課程の教科書では、「走れメロス」に並ぶ傑作といっても過言ではないかと思います。

古代中国では虎といえば最も恐れられる猛獣の一種であり、才に溺れた文人が、己の忌む存在であった猛虎に変貌してしまう場面は、もう哀れとしかいいようがありません。
しかも、虎になってからはじめて自分の姿を見つめなおすことができたとは・・・。なんとも皮肉な話です。
2006/10/06 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 夢現 評価履歴[良い:28(57%) 普通:10(20%) 悪い:11(22%)] / プロバイダー: 9177 ホスト:9241 ブラウザー: 7334
もう教科書に30年以上載り続けている作品ですが、読んでみるとそれも納得。
「文句の付け所がない、完璧な作品」とは、高校のときの現国教師の談。
初めて読んだときは、相当な衝撃を受けました。

「虎」というのが、「孤高の存在」である他に、
現在の事件にも象徴される気がして、なんともいえない気になります。
己のうちに潜む感情を制御できなかったとき、人は「虎」になってしまうのだと思います。
自分が傷つくのが怖いから、他者を見下し、蔑む。いじめや差別にも繋がっていることではないでしょうか。
感情を制御できることを「人は誰でも猛獣使い」と表現していて、それこそが人間が他の動物と違っていられる点、
本質ではないかと思います。

文章はひたすら知的で詩的。
難しい単語がポンポン出てくるのですが、そのわりに読みやすい。リズムがある。
このあたりには、天性の才能を感じます。

余談ですが、これ、原典があるんですよね。中国の『人虎伝』という話なのですが。
そこでは、虎になった理由というのが「因果応報」となっていて、
それをここまで哲学的なものへとアレンジしたのは、著者・中島敦だそうです。
2006/05/14 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 無線機 評価履歴[良い:212(34%) 普通:221(36%) 悪い:182(30%)] / プロバイダー: 32756 ホスト:32761 ブラウザー: 2989(携帯)
教科書に載るような作品はやっぱりどこかすごいところがありますね。
虎になってしまってからがなかなかいい内容だった。
虎になった男が旧友に語る自分の考え。
また、彼には強い意思みたいなものがあってよかった。

…むりやり褒めるとこんなところだろうか。
哲学的な感じがする作品だ。それが一番の感想だ。
2006/02/05 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by たお 評価履歴[良い:155(82%) 普通:9(5%) 悪い:26(14%)] / プロバイダー: 23107 ホスト:22807 ブラウザー: 5832
この作品は、人間の弱さをえぐリ出し描写することで、読者に自分自身を見つめさせます。
ただそれだけのものです。しかし、真に心に迫ってくるものがあります。
自分の弱さや短所を指摘されるのはあまり気分のよいことではありませんが、それを確認して受け入れることは大切であると訴えかけてきます。
描写される世界の向こうに読者を引き込み、考えさせる、とても純文学らしい秀作だと思います。

己の臆病な自尊心のために、欠点を指摘されることを惧れて他者との交わりを断った李徴は虎になります。
人との接触を断つ、つまり社会性を失った結果、孤高の虎になってしまうのです。
人はひとりでは生きていけない、とは誰の言葉だったでしょう。

空威張りする人、尊大に振舞う人、格好ばかり気にする人、利己的な人。
人はひとりでは弱いけれど、こういう人達はその中でもさらに弱い人です。
他者との間に壁を設けて、自分の殻の中に閉じこもっていれば常に自分は正しい存在でいることができます。
しかし、それではダメです。
客観性のある存在になるためには、他者と相互につながる(コミュニケーションする)ことが必要です。
その勇気を持つことで、人は強くなり、より大きな存在へと脱皮できるのだと思います。
2006/01/30 悪い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by MAMI 評価履歴[良い:139(67%) 普通:28(14%) 悪い:40(19%)] / プロバイダー: 2329 ホスト:2113 ブラウザー: 5234
高校の教科書に載っていました。
正直この話は心理描写がリアルすぎて痛々しく、当時からあまり好きではありませんでした。
言いたいことや題材はよく分かるものの、話の後味がかなり悪くて、読み返したいとは思えないのです。
優秀な学歴を持ちながら、それを鼻にかけるばかりで凡人との協働を嫌がる李徴。
独自で将来への夢を切り開こうとするものの、そう甘くはない世の中。李徴はある日発狂して行方不明に。
どうしても救いが無いときもある世の中とわかっていても、やはり希望のある終わり方をしてほしかったです。
原作者の履歴とも結構重なり合うので、余計に辛い…そして単純に読みにくい、と自分の中ではあまりいい印象の無い作品。

しかし最初に描いたように心の動きは本当にリアルで、作者のセンスのよさが伺えます。
世界観も水墨画のような美しさを感じるので、しっとりとした雰囲気を味わい人には、十二分に堪能できるでしょう。
でも道を外す→虎(獣)になる。という流れは、まるで虎を劣等動物と見ているようにも…
2006/01/29 最高! [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by ろぎ 評価履歴[良い:318(65%) 普通:147(30%) 悪い:27(5%)] / プロバイダー: 24518 ホスト:24355 ブラウザー: 6812
収録作品の「名人伝」について。

『究極』を扱った作品の一つ。
最初に読んだときは、たんなる惚けたじじいにしか見えなかったが、数度読み返してようやく、この物語の姿がわかった。

至高の剣技は、無刀の剣。
剣に囚われていては、剣士とは言えない。

弓矢の極意を得た者は、終極的に弓矢そのものの存在を忘却してしまう。

究極の果てにある世界をかいま見ました。
2005/12/11 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by オルタナティヴ 評価履歴[良い:255(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 32756 ホスト:32738 ブラウザー: 2771(携帯)
李徴の優秀過ぎるゆえのプライドの高さや不器用さというのは、自分なんかとは無縁ですがなんとなく分かる気がします。
そしてそれが災いして虎になってしまった彼の悲痛さはどれほどだったでしょうか。自身を自嘲していることからもプライドを捨て切れないのが分かります。
高校の時教科書で読んだのですが、最後に詩を書き取らせる場面が一番印象強いです。・・・・あと、虎であるときと人間であるときの一人称の変化もですが。
2005/09/18 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by オルタフォース 評価履歴[良い:119(48%) 普通:70(28%) 悪い:58(23%)] / プロバイダー: 53824 ホスト:53823 ブラウザー: 7814
元々小説には疎い私でも、これは教科書で習うから必然的に読むことになった。

最初は、頭脳明晰だがプライドが高いのが玉に瑕の主人公・李徴が、人から指される後ろ指に恐れをなすあまり、自分自身も疑うようになる。
人間の時は天才とただの男の狭間で苦悩し、心の弱さで獣に変貌してからは理性の維持で苦悩するこの割り切れない気持ちは、現代を生きるものなら誰でも一度は直面したことがあるだろう。
さらに、古典のテイストを残しながらも現代風にアレンジされた秀逸な文章も、日本語の複雑さ・美しさなどを改めて思い知らされる。
今思うと袁サンと李徴の関係が某勇者ゲームの二人をなんとなく思わせて面白い。

追記:これを朗読した音声ファイルを見つけました。
http://www.voiceblog.jp/kotoba/3120.html
2005/09/17 良いと思う立場からのコメント [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by たお 評価履歴[良い:155(82%) 普通:9(5%) 悪い:26(14%)] / プロバイダー: 56180 ホスト:56135 ブラウザー: 5832
小説の話ではないのですが...。
9/14付け朝日新聞に舞台「敦-山月記・名人伝-」が野村萬斎の構成・演出で東京・世田谷パブリックシアターで上演されている、と掲載されていました。
公演は15日までとのこと。どんな内容だったのか、観れなくて残念。
2005/09/14 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 羽幌炭鉱 評価履歴[良い:770(45%) 普通:468(27%) 悪い:476(28%)] / プロバイダー: 16112 ホスト:16024 ブラウザー: 4487
優秀でありながらも不器用な生き方しか出来なかった李徴は最期には
虎という獣へとなってしまった。しかし虎であっても人間時代の知性
が残っている分、余計に苦しい。
自分がいるところを通りかかったかつての友に対して「自分はいずれ
理性を失うから早く此処を立ち去ってくれ」とせめてもの友情を表し
た李徴と、高い地位につきながらも不遇だった李徴を友として接した
袁サンの友情が今でも切なく感じる。

高校教科書収録の小説の中では今でも記憶に残る名作であろう。
2005/09/14 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by JOH 評価履歴[良い:62(47%) 普通:2(2%) 悪い:67(51%)] / プロバイダー: 205 ホスト:364 ブラウザー: 4924
オレはこれ高校の授業にて読んだのですが、かなり感動しましたし、面白いとも思いました。個人的に今まで読んできた教科書の作品おもろ度ベスト3には絶対入る作品ですね。主人公の心理描写や作品のある種漢詩テイストを感じるトコロなどかなり素晴らしい出来だと思います。特に最後の主人公が友に詠む詩なぞは秀逸のモノだと思いました。かなり感動しちゃいましたよw
んで、コレ教科書で皆さん多分読むはずですが、読まなかった方がいましたら是非一読をば!短いのでお手頃に読めますし♪
2005/08/22 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by たお 評価履歴[良い:155(82%) 普通:9(5%) 悪い:26(14%)] / プロバイダー: 56180 ホスト:56168 ブラウザー: 5832
中島敦の作品の中でいちばん好きです。
この作品は音読すると格調高い文章を更に楽しめます。
漢文調のリズム感ある文体は読んでいて小気味良く、詩的ですらあります。

己の臆病な自尊心のために虎になってしまった李徴の姿に、芸術家(詩人、文筆家、音楽家などあらゆる創作者)の苦悩を見ることができます。
短い物語ですが、言いたいことをストレートに無駄なく凝縮された佳品であると思います。
2005/08/06 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by シュワルツェネッガー 評価履歴[良い:97(62%) 普通:12(8%) 悪い:47(30%)] / プロバイダー: 4263 ホスト:4400 ブラウザー: 3875
これも教科書で読んだのかな?非常に優れた良作。虎になった人間の心境が、哀れに思うほど伝わってくる。中島敦の本は、この「山月記」や「李陵」といった中国を題材にした作品が多いので、私にとってうれしい限りだ。でも売ってないんですよね・・・。
2005/01/30 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by 蔦屋 評価履歴[良い:122(94%) 普通:8(6%) 悪い:0(0%)] / プロバイダー: 3463 ホスト:3553 ブラウザー: 3874
人間・李徴として生きたころは「天才」にも「凡人」にもなりきれないことに苦しみ、一匹の虎になってからは「人」にも「獣」にもなりきれないことで苦しむ・・・・
なんともやるせない後味を持った作品でした。
「半端者の苦しみ」を描いた名作だと思います。
2005/01/22 とても良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by TCC 評価履歴[良い:1716(55%) 普通:933(30%) 悪い:447(14%)] / プロバイダー: 43659 ホスト:43722 ブラウザー: 4483
※2007年9月30日に形式例通りの文章に訂正。

やはり虎の話の印象が強いですな。山月記は。現代文の授業で習った方も多いでしょう。

【良い点】

・とても巧みだった李徴の心情描写

最初はとかく自尊心の強さが鼻についた李徴、虎への変貌は直面していた自己矛盾の帰結でしたが、
彼自身の持つ内面の孤独にはどこか共感できる所がありました。どうも、彼は全く赤の他人に見えない
からですが、何だかんだ言っても、人間の本質とは孤独だと個人的に思っていますので。

【悪い点】

特に目立つ欠点は無かったかと。強いて言えば、やはり李徴可哀想?

【総合評価】

著者中島敦の写真もこの作品を読んだ時と同時期に見た事がありますな。彼は太平洋戦争のさなかに
持病の喘息が元で33年の短い生涯を閉じたのですが、実際、知的ながらもひ弱な感じを受けましたね。
その早世はつくづく惜しまれますが、没後60年を過ぎても、この山月記をはじめ、彼の作品は輝きを
失ってはいないと思います。評価は「とても良い」で。
2005/01/21 良い [編集・削除/削除・改善提案/論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿/]
by まだまだ青二才 評価履歴[良い:51(82%) 普通:7(11%) 悪い:4(6%)] / プロバイダー: 8868 ホスト:8717 ブラウザー: 5237
たしか、高校の教科書で一部(李徴の話)を読んだ。読んだときは甚く感動したもの。しかし、今この話を思い出すと、「これが李徴の手の込んだいたずらだったら、おもしれーよなぁー。袁惨、すげぇ信じてんの」などと考えるようになってしまった私もまた、虎ではない別の何かに変わってしまったという事なのでしょうか?(笑)
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