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| 作者:芥川龍之介 掲載:帝国文学 出版:新潮社 岩波書店ほか | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本 開始日:1915
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| 公式サイト 1. 図書カード:羅生門 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 最終変更日:2011/08/14 / 最終変更者:管理人さん / その他更新者: 雪霞 / Janus01 / TCC / 提案者:若鶏カレー (更新履歴) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 2012/02/05 悪い(-1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by mosukuwa (表示スキップ) 評価履歴[良い:810(57%) 普通:238(17%) 悪い:366(26%)] / プロバイダ: 20089 ホスト:20180 ブラウザ: 7541 【良い点】 ・平安時代という、資料と想像でしか描けないような情景をリアルに描いている。 【悪い点】 ・つまらない。名作として知れ渡っているからと言って読んでみると、落胆する。 ・下人の行動が唐突。まったく共感できない。 ・不気味な老婆が、弱弱しい普通の老婆で、何のオチもなかったこともマイナスポイント。 【総合評価】 今見て面白い作品だとは思わなかった。 国語の先生に解説されて何が言いたいのかはわかったが、それも強引なこじつけのような気がする。 [推薦数:3] 2011/11/29 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 1933 (表示スキップ) 評価履歴[良い:10(83%) 普通:2(17%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 39069 ホスト:39322 ブラウザ: 9466 芥川の作品では一番読みやすいです。人間の弱さもそうだけど、下人が老婆から着物をはぎとってにげる幕切れはいろいろな想像ができてよかったと思います。それにしても死人の毛を抜いてかつらを作ろうとする老婆の行動は生生しすぎます。平安時代の情景が浮かんできますね。
2011/10/25 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by soka (表示スキップ) 評価履歴[良い:505(79%) 普通:87(14%) 悪い:45(7%)] / プロバイダ: 21846 ホスト:21831 ブラウザ: 1957(携帯) 今はおそらく、ワンピースのとあるキャラの必殺技がきっかけで、名前を知った人も多いだろうから、苦手意思などを持たず読んでほしい。この小説が読者に与える衝撃と苦悩はかなり濃密だから。 [推薦数:2] 2011/10/01 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 墨汁一滴 (表示スキップ) 評価履歴[良い:448(81%) 普通:50(9%) 悪い:56(10%)] / プロバイダ: 36387 ホスト:36140 ブラウザ: 2413(携帯) 人間にとって正義とは何ぞや?そして悪とは何ぞや?この作品には下人の心の中でそういう正義と悪の戦いが行われていたのだと思います。 時は平安時代、疫病が流行りそれによる死者が多発している暗い時代に職を失い食うものに困り、さてどうするべきかと途方に暮れていた下人ですが死体の山積みになった場所で良心やバチあたりなことを恐れずにただ生きるために、死体の髪の毛を抜いていく老婆に出会いそこで生きるためには悪事をやらなければ行けないという一大決心をして老婆から着物をはぎ取って逃げていって終わります。 感じたのはなんとも人間とはみにくい生きものだということ、老婆もそうなんですが下人も自分中心の考えに変わってしまっています。分かりやすく例えると最近のアメリカでいえばLAギャングによってロサンゼルスの治安が悪いのはこの地域が貧困の状態にあり、生きる為には悪事をやらなければいけないというまさに老婆や下人同様の自分中心の考えの人がおるからではないでしょうか。 ようするに人間は生きる為には悪にもなれてしまう生きものということ。 ただ自分中心という点では同じく芥川龍之介の代表作である蜘蛛の糸のカンダタに似ています。カンダタは結局、地獄に落ちてしまう結末ですがこの作品は下人が老婆から着物をはぎ取って逃げていったところで終わっています。もし仮に続きがあったとしたらそれからしばらくして下人が亡くなり、再び老婆がいた死体の山積みになっている場所に死体として捨てられそこで老婆と対面し、老婆に髪の毛を抜かれてカツラの材料にされちゃうんだろうなと個人的に想像してしまいます。 この中途半端に終わらせるあたりは読者に色んな考え方をさせてやろうとする芥川龍之介の意図が感じられます。 評価は最高とします。 2011/09/16 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by SWAN (表示スキップ) 評価履歴[良い:212(87%) 普通:20(8%) 悪い:12(5%)] / プロバイダ: 13618 ホスト:13725 ブラウザ: 11752 [良い点】 ・人間が生きる為の手段の描写が生々しくリアルである点。しかも子人がそう言う選択はしないと前置きがある為クライマックスでそれが強調 される点。 ・羅生門と老婆の不気味さ及び醜悪さの描写、また老婆が死骸は生前どういう人達だったかを説明している点。又それにより老婆の性格が強調 され主人公の決断にも関係してくる点。 ・羅生門を守ると言う子人の責任感。 【悪い点】 ・勇気の意味が2つあり本来悪い事である事を勇気という言葉で正当化している点。勇気という言葉には2つ意味が存在する事が描かれている点 は良い点に含まれるのですが。この指摘にははっとする物がある。 【総合評価】 羅生門の設定なんてよく考えたなと言う事や 感動すると言う訳ではないんですが強い信念と極限からの移り変わり、切羽詰まった人間の本性をかなりの意外性と共に描き切っている、それは誰々よりはましだと言う老婆の考えから触発されいつの間にか主人公の考えも引きあいによりそれと同じように半分正当化される。全肯定は出来かねるので「とても良い」にしておきたいと思います。 2011/03/06 普通(+0 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by moon-moon (表示スキップ) 評価履歴[良い:542(66%) 普通:158(19%) 悪い:122(15%)] / プロバイダ: 27835 ホスト:27890 ブラウザ: 11743 場景が浮かんでくるようなリアルさがあります。 2011/01/27 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by KOS-SUI (表示スキップ) 評価履歴[良い:230(70%) 普通:48(15%) 悪い:51(16%)] / プロバイダ: 27921 ホスト:28065 ブラウザ: 10067 確かに人間のリアルな表現をしようとしているけど、自分が主人公のような立場でしたらこんなことはしないと思う。自分以外にもこう思っている人もいるでしょう。しかしこの主人公ほど自分は追い込まれたことはないから正直なんとも言えない。人間の弱さを書いた作品でした。 2010/10/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ティア (表示スキップ) 評価履歴[良い:529(76%) 普通:26(4%) 悪い:138(20%)] / プロバイダ: 20315 ホスト:20349 ブラウザ: 11274 芥川先生の代表作。人間の陰の部分や本当の悪、正義を考えさせう作品です。また情景や主人公の心情が良くわかりかなり面白かったです。 2010/07/12 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by カール (表示スキップ) 評価履歴[良い:58(67%) 普通:7(8%) 悪い:22(25%)] / プロバイダ: 18633 ホスト:18423 ブラウザ: 2619 作者の考えが文章の中から伝わってきた、また考えさせられた作品 作品の伝わり方は人それぞれですが 僕自身は ・悪と正義は紙一重なこと ・悪にも種類があること の二つのことが伝わってきました 読んでいて、よく考えさせられる作品だったからこそ 百年近くも読まれ続けるじゃないかな〜と思います 「とても良い」で 2010/04/10 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by gkb47 (表示スキップ) 評価履歴[良い:31(63%) 普通:9(18%) 悪い:9(18%)] / プロバイダ: 9348 ホスト:9349 ブラウザ: 9034 芥川らしい非常に哲学的で考えさせられる小説です。 蟋蟀を使って時間の経過を表現しているのもいいです。 私はこの作品はよく言われるようにエゴイズムの悪さを書いた作品とは思いません。 下人の行動はあくまで生きるためです。それが悪いと芥川は思ったのでしょうか。 これは人間の行動の一貫性のなさを描いたものなのではないかと思います。 人間の精神の弱さを書いた作品ではないかと。 最後の一文を変えた事により下人の行動が定まっていない事が明白になっています。 2010/02/04 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 最後 (表示スキップ) 評価履歴[良い:23(53%) 普通:7(16%) 悪い:13(30%)] / プロバイダ: 4783 ホスト:4757 ブラウザ: 14895 どこがいいの?と聞かれたら答えられないが、なぜか魅力を感じた作品。 非常にレビューしにくいが、おもしろいのは確かです。 2009/12/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by KAMIKAZE (表示スキップ) 評価履歴[良い:294(55%) 普通:0(0%) 悪い:244(45%)] / プロバイダ: 53383 ホスト:53404 ブラウザ: 6770 【良い点】 物騒な当時の状況がリアルに描かれていた。 又、その時代の庶民の暮らしが楽ではなかったことも十分感じられた。 【悪い点】 死体等の表現がいささか不気味で気持ち悪く感じた。 (それだけリアリティーがあることの裏返しか) あとやや中途半端な感も否めなかった。 【総合評価】 作品を読んでいると、「検非違使」という言葉が作中に出ている様に、平安時代の京都の町が舞台であること、そして貧しく、今日一日生きることさえも困難である下人が、家もなく京都の朱雀の門にて雨宿りをしながら何とか雨を凌ぎ、死人の髪の毛を抜いて鬘にしようとしていた老婆と出会って、やはりその苦しい生活からか、ついにはその老婆相手に追いはぎに手を染めてしまうと言った感じで、悪いことにとうとう手を染めてしまう、といった感じで、作品そのものはどこか中途半端な感もありましたが、この時代は飢え死にとさえも隣りあわせだった時代。その時代に生きる庶民の苦労は作中から痛いほど伝わってきました。 今は本当に幸せな時代だな、と思います。 [推薦数:2] 2009/11/09 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by ice&fire (表示スキップ) 評価履歴[良い:105(56%) 普通:42(22%) 悪い:42(22%)] / プロバイダ: 360 ホスト:200 ブラウザ: 4532 本作品が高く評価された理由について、時代背景から述べたいと思います。 当時の小説は「軟弱者が読むもの」とされていました。 「小説を読む暇があるなら、体を鍛えろ」 「最近の若い連中は小説ばかり読んで、漢籍や古典を読まない」 などと蔑視される存在だったのです。 (その点今のサブカルチャー批判に近いものがあります。文壇の立ち位置は逆転しましたが) そういった批判を乗り越えるべく、作家達は必死のキャンペーンを展開していました。 その中で登場したのが芥川龍之介です。 芥川龍之介の書く作品は、そのほとんどが「原典」を持った短編です。 つまり、作品の多くは中世の作品(宇治拾遺物語など)の今でいうリメイクなのです。 「古典の読めない若い馬鹿が小説を読むんだ」 という批判を打ち破るため、文壇(主に夏目漱石)は彼を歓喜をもって迎えました。 彼の短編は高い教養に裏付けされており、時代考証や用語の取捨選択にも非の打ち所がありません。 そして彼には「小説ならでは」の克明な心理描写によって、原典のテーマ性を浮き彫りにする技術がありました。 しかし、残念ながら彼は質の高いオリジナル小説を書く力に欠けていましたし それどころか長編を書くことすらできなかったのです。(作品はほぼ全てが短編) 何度も長編小説執筆に挑戦し、挫折していたことが、その作品群から読み取れます。 (「邪宗門」「路上」など、長編はいずれも未完) 文壇からの高い期待と、自らの才能の欠如に思い悩んだ彼は ついに、若くしての自殺という最悪の運命を選ぶのです。 本作品「羅生門」は今昔物語集の「羅城門登上層見死人盗人語第十八」が題材です。 (今昔物語集は平安末期に成立したとされる説話集。日本・中国・インドなどの逸話を収録) そのストーリー展開に一切の違いはありません。 単に表現手法として小説を用いたのが、本作品ということになります。 【良い点】 テーマは「エゴイズム」 今昔物語の説話の一つを、より直接的な文章にすることでリメイクしています。 日本文学史の中で大きな役割を果たした、という事の方が どちらかというとこの作家の真の価値であると思います。 【悪い点】 彼は晩年、「小説の良さは物語の面白さで決まらない」と主張するようになりました。 (そのせいで谷崎潤一郎と文壇を二分するほどの大論争になりました) それはつまり「自分には面白い話は書けない」という自覚があったのでしょう。 【総合評価】 「とても良い」 2009/05/06 最悪(-3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 中氏 (表示スキップ) 評価履歴[良い:103(49%) 普通:0(0%) 悪い:109(51%)] / プロバイダ: 1777 ホスト:1559 ブラウザ: 5292 言い方が悪くて申し訳ないのですが、「だから何なの?何が言いたいの?」と言いたくなる作品ですね。 解雇された下人が死体捨て場と化した羅生門で死体の髪の毛を引き抜いてカツラを作ろうとしている老婆と出会い、 彼女に対し意味不明もしくは理不尽としか言いようの無い下人なりの正義を燃やし、 老婆の衣服を剥ぎ取るという、正義とは遠くかけ離れた行為に出る、という話ですが…。 これを見て何を感じれば良いのか、私にはさっぱりでしたね。 見ていて面白いともなんとも感じず、毒にも薬にもならない、つまらない作品でした。 恐らく作者は、人間の感情がどうこう言いたいのでしょうが、 とても物語としては面白いとは思えませんでしたね。 頭を悩ませなければ楽しめない作品を、面白い作品だとは思いません。 物語として良いところが見つからなかった作品。評価は「最悪」とさせていただきます。 2009/01/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 十傑集 (表示スキップ) 評価履歴[良い:1259(50%) 普通:631(25%) 悪い:631(25%)] / プロバイダ: 11009 ホスト:11078 ブラウザ: 4926 自分も確か国語の授業か何かで読んだ(というか読まされた)作品だったかと思う。 そして授業だったので「下人の行いや心情は、あーだ、こーだ」と皆で討論しました(というか、させられた)。 要するに、そういう簡潔な短編小説の中に人間の業を見事に描写できるのが凄い。 読み物として面白いわけではなかったが(だから授業の題材に取り上げられるわけだ) 一度、読めば忘れたくても中々、忘れられない作品。 2009/01/07 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by 藍季 (表示スキップ) 評価履歴[良い:13(46%) 普通:4(14%) 悪い:11(39%)] / プロバイダ: 27179 ホスト:27387 ブラウザ: 5718 芥川龍之介作品で最も好きな作品です。 教科書にも良く載っているので読んでいる人も多いかと思いますが簡単に言うと人の心の移り変わりを古風に書いてみた作品、ですね。 一人の下人が主人公なのですが、勇気のなかった下人が、老婆と出会って正義に目覚める。 しかし老婆の話を聞いているうちに悪の心が芽生え、そして最後は追剥をして逃げる。その後の下人の行方はわからない。 この流れがとてもリアルにそして自然に書かれているんですよね。下人の心の移り変わりをとても丁寧に描いていて老婆の気持ちも伝わってくる。 何よりところどころにある英語や擬音の使い方がなんとも言えません。芥川作品らしい暗いテーマなのにどこか美しいと錯覚してしまうのは文章がとても繊細で巧みだからなんだと思います。 古典を楽しみながら朗読したいお話です。 2008/10/29 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by くなり (表示スキップ) 評価履歴[良い:99(60%) 普通:18(11%) 悪い:49(30%)] / プロバイダ: 11821 ホスト:11593 ブラウザ: 2982 下人の心変わりの激しさが素晴らしい。 始まりは訳の分からん行為をする老婆に対しての悪意、老婆と対峙して手にいれた優越感。 老婆が平凡な答えを出したときの残念。それに対して理不尽な怒り。 老婆の考えに打たれ、いつの間にか悪に。それも老婆以上の。 そして絶望へ。 【悪い点】 面白い訳では無い。 【総合評価】 ただただ深く、人間を抉った作品。 [推薦数:1] 2008/10/18 最高(+3 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by アインシュタイン (表示スキップ) 評価履歴[良い:171(65%) 普通:29(11%) 悪い:62(24%)] / プロバイダ: 21017 ホスト:21126 ブラウザ: 5979 羅生門を要約すると 『平安時代、仕事をクビにされた、優柔不断で真面目で善人である下人という男が 善人から、悪人(盗人)に変わるまでの心情の変化について書かれた作品です』 【序盤】では飢え死にしない為には盗人になるしかないが、盗人になる事を肯定できない下人の心情を中心に心の迷いが表現されています。下人と老婆が中盤では中心となってきまする。ここでは当時の京都の荒廃した様子が読み取ることができ、当時の不気味な状況をリアルに感じました。 【中盤】では老婆の悪事が中心となって進んでいいきます。 また中盤では主人公の老婆に対する、驚きや恐怖、好奇心、反感、正義感、失望、侮蔑といった様々な感情を読み取ることが出来ます。 老婆自身の悪事についての弁解、それに対する下人の反応、個人的には一番読み応えがあるのではないでしょうか?老婆の迫力も文章から存分に伝わってきますし、情景の描写も凄い巧みです。 老婆は、生きるために仕方なくしていると弁解、また、悪人に対する悪行はOKである、と述べています。つまり、自分の悪を認め、死人の悪によって自分を正当化しているという事でしょう。 それに対し下人は 自分も生きるために盗人になる勇気を得て、老婆を襲いました。 【ラスト】では老婆の服を剥ぎ取り、盗人になる瞬間から『夜の闇』に消えていき、下人の人生の絶望を読み取ることが出来ます。 ラストをぼかし、オープンエンドにする事によって余韻を残す終わり方となっている点もこの作品にマッチしているのでは? 他の論客さんの中には下人には最初から正義感はなかった。と仰っている方もいますけど、自分はそうは感じませんでした。 確かに、下人は老婆を最初は恐れていましたが、自分より弱い人間だと知り、優越感に浸り、その感情が侮蔑へと繋がり、盗人になる勇気をGETした要因にあたるでしょう。 なら、なぜ、下人は正義感を捨て、悪人になれたのでしょうか。 それは【『生きるため』にする人間のエゴ>正義感】が一般的な人間の感情の中で成立しているからではないでしょうか? これほどまでに、人間のエゴを巧みに表現した小説は他にないのでは? しかも短いので読みやすいですし! ただ、難しい漢字が多々出てくるため、自分の場合、電子辞書が必要でした笑 『最高』で。 2008/10/17 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by mind (表示スキップ) 評価履歴[良い:427(69%) 普通:101(16%) 悪い:89(14%)] / プロバイダ: 29983 ホスト:29908 ブラウザ: 8090 暗さ、人間の醜さを人間の五感に訴えかけるような場面描写で描き出す文章技術の巧みさが素晴らしい。 下人や老婆の道徳観は、現代の私達が見ても「うーむ、正しいと言えるのだろうか?」と思わせる所があります。 その答えが出ないからこそ、色褪せることのない文学作品、永遠のテーマとして今まで読み継がれてきたのだと思います。 文章も小難しくは無いので万人にお勧めしたいです。 2007/10/03 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/] by シャル (表示スキップ) 評価履歴[良い:439(68%) 普通:0(0%) 悪い:211(32%)] / プロバイダ: 1407 ホスト:1255 ブラウザ: 5598 高校時代に、国語の授業で読んだ上での感想です。 作品の舞台設定や雰囲気は、おどろおどろしく、不気味な感じが漂っていて、あまり好印象が持てませんでした。 しかし、登場人物の心理・行動の描写がしっかりしていたのが印象的です。 作品テーマは非常に奥深く、難解であると思うのですが、読み応えのある作品だと思いました。 作品全体の舞台設定や雰囲気は、あまり好ましくないと思います。 しかし、テーマが奥深く、登場人物の行動・心理描写が丁寧である点が印象的で、読み応えがある作品だと感じたため、評価は「良い」にします。 もっと読む「ふむ・・・この小説の言いたい事って何なんでしょうな。死体の捨て場と化した都の羅生門を舞台に、死体の髪...」 by 宇宙刑事ジャンギャバン 次のページを読む この評価板に投稿する |
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