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[小説]舞姫


まいひめ / Maihime
注意: これは文学版。その他メディアのページ: 日本映画:舞姫
文学総合点=平均点x評価数3,058位/3,067作品中(総合-15/偏差値32.14) 3,057位<= =>3,059位
文学平均点(評価10個以上限)221位/231作品中(平均-0.62=悪い/24評価) 220位<= =>222位
1890年文学総合点2位/2作品中 1位<=

直近発売の本/漫画 2012/05/16 ():現代語で読む「舞姫」 (現代語で読む名作シリーズ) 1,260
本/漫画(58)
売上/新着
Bray/DVD(3)
売上/新着
4274
文庫:山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)

500
2006/06
()
16965
文庫:『坊っちゃん』の時代 (第2部) (双葉文庫)

630
2002/11/12
()
23536
文庫:舞姫 (集英社文庫)

330
1991/03/20
()
30395
文庫:阿部一族・舞姫 (新潮文庫)

546
2006/04
()
69541
単行本:舞姫・うたかたの記 文芸まんがシリーズ (5)

1,529
1992/01/01
()
80159
文庫:現代語訳 舞姫 (ちくま文庫)

609
2006/03
()
109665
文庫:舞姫 (SDP Bunko)

400
2009/11/07
()
130411
文庫:舞姫 (まんがで読破)

580
2008/10/01
()
130456
単行本:鴎外の恋 舞姫エリスの真実

2,100
2011/03/09
()
2752
VHS:舞姫 [VHS]

15,540
1989/12/21
()
評価統計
評価平均悪い(-0.62 pnt)
評価総合点-14.88
文学順位(平均点)221位(231作品中)
文学順位(総合点)3,058位(3,067作品中)
偏差値(総合点)32.14

人数0364146
割合0.0%12.5%25.0%16.7%4.2%16.7%25.0%
加算分布0%12.5%37.5%54.2%58.4%75.1%100%
分布要約37.5%16.7%45.9%
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著者:森鴎外
初掲載:國民之友
出版社:日本文学館
日本 開始日:1890/01
利用状況
日本18,2712524
海外1,24700
最近の閲覧数
58236644330
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(階位と権限/特典の関係の説明)
最終変更日:2009/10/07 / 最終変更者:雪霞 / その他更新者: TCC / 羽幌炭鉱 / 提案者:もろっち (更新履歴)
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2011/08/15 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:26(68%) 普通:1(3%) 悪い:11(29%)] / プロバイダ: 16070 ホスト:16029 ブラウザ: 2877(携帯)
森鴎外の実体験を元に書かれたものだそうですね。納得です。
【評価】
・文体
現在使われている口語体ではないので、読みにくいかもしれないが、雰囲気としてはこの文体の方がロマンチックに見える。ある程度の古典文法を知らない小中学生が読みづらいのは些か難点ではあるが…

最後がバッドエンドなのはちょっと残念だったが、納得はできる。
今は一日あればヨーロッパに行ける便利な世の中だが、明治時代はそんな訳にはいかない(そう思うと本当に現代人は幸せですね)どちらか一方しか取れない選択の中での、苦渋の決断だったと思う。
そして捨てた一方を思い倦ねるのは当然だと思うし、それによって他人に責任転嫁してしまうのも人間らしさだと考える。

評価は『良い』で。
評価しづらい作品。SFなら面白さ、感情移入出来るかで評価されるが、この場合そうは行かない。夏目漱石の作品然り、こういった作品はむしろ登場人物の性格の是非を深読みして問うよりも、人間の側面を垣間見る気持ちで読むほうが良い気がする。

2011/04/28 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:215(49%) 普通:135(31%) 悪い:92(21%)] / プロバイダ: 23955 ホスト:24018 ブラウザ: 9365
現代人には明治期の様々な描写は想像に難いが、それとて当時を感じ得る事が少なからず出来る作品である。鴎外もドイツ留学をしたという事で本作にもその体験が少なからず綴られているようでありリアルな体験に基づく作品ではあるが、文語体の文章には今回も苦戦させられた。

本作主人公である豊太郎の行為に好感は持ちにくいが、当初は学業のみにあれだけ専念し同国人からの誘惑を断わっていた彼のその強い意志と心が、エリスとの出会いと状況の変化から次第に揺れ動き、自らを「罪人」と認識しながらも、彼女を捨て帰国の途に就くぐらいにまでになってしまった彼の人間性の変化には驚きながらも楽しむことが出来た。

最後の一文も印象的でやはり豊太郎の心からの言葉であろうと思う。相沢がエリスへ顛末を話したことから彼女が病を発症したこともあるだろうが、彼が豊太郎にエリスと別れるように諭した言葉に対して、結果自らが暫時一時しのぎ的な答えをしてしまった事への憎しみが多少あるのは必然だと思う。人は失敗やら罪を犯したりすると何かしら逃げ道をつくろうとする弱い生き物であるが彼のようなエリートでもやはり例外になかったという事だ。加えて諭した時の表現は中々興味深いものがあったと思う。

話としてあまり良い感想を持てないが、作品としての評価は結構高い作品で問題ないと思います。短編での出来としては特に評価したいです。

2009/10/07 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:294(55%) 普通:0(0%) 悪い:244(45%)] / プロバイダ: 6451 ホスト:6482 ブラウザ: 3875
【良い点】
成就しなかった恋といえども、主人公の太田豊三郎とエリスの今で言う「国際恋愛」は、ロマンティックな感じで良かった。
当時の西洋の雰囲気も感じ取ることが出来た。

【悪い点】
昔の文体で描かれているので、少々読みにくい。
結末がバッドエンディングだった。

【総合評価】

大まかに言えば、官吏である主人公、太田豊三郎が現地の女性、エリスと恋をするものの、最終的には彼女と居るか、それとも日本へ戻るかの選択を迫られ、結局は後者の道を選んでしまい、彼女を捨ててしまったことで彼女は大きなショックに打ちひしがれる話ではありましたが・・・・
私自身、エリスは非常に気の毒に思いましたが、太田豊三郎自身の気持ちも分かります。当時国際結婚というのはあまり考えられていなかったので、太田豊三郎が彼女と結婚してずっと居続けようと思うには、かなりのエネルギーが必要だったでしょうし、本人にそこまでの決断ができなかったのでしょう。
ただ・・・・彼自身も苦渋の選択だったでしょうね。
仕事をとるのか、恋をとるのか・・・・現代人にも共通している「悩み」なのかもしれませんね。
身近な問題というものを作中にて提起し、私達に考えさせている作品なのかもしれません。

2008/11/22 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:327(45%) 普通:169(23%) 悪い:226(31%)] / プロバイダ: 30269 ホスト:30458 ブラウザ: 7505
物語としては好き。

エリスが発狂してしまうまでも含めて、作品性に関しては批判の余地は無い。

本作で一つ気に入らないのは主人公、この作品こそナルシシズムが鼻につく作品なのではないだろうか。その主人公が居てこその本作の良さなのかもしれないがね。

2008/10/26 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:427(69%) 普通:101(16%) 悪い:89(14%)] / プロバイダ: 29983 ホスト:29908 ブラウザ: 8090
この作品を受け入れられるかどうかは、豊太郎に少しでも感情移入できるかどうかにかかっている気がします。
豊太郎は傍で見ていて気持ちのいい人物ではないのは明らかです。
外界を恐れる気持ち、自己保全の念から来る優柔不断さ、世間についての認識の狭さ。
ただ、これらはエリート志向の人や内気な人にとっては、身に覚えのあることなのでは?
豊太郎の気持ちは、判る人には恐ろしい程によく判るのです。
そして、「このままでは自分も似たようなことをしてしまうのではないか…」という恐怖に襲われる。

森鴎外の狙いはそこにあり、その為にこのような人物を主人公に据え、このような暗い物語を書いたのではないでしょうか。
豊太郎のようになってしまう人を減らしたい、なりかけている人に警鐘を鳴らしたい。そのような想いがあったのだと思います。
だからこの作品は悪いとは言えず、存在意義があると思いますが、みんなが読む教科書に載せたら不評も買うのも当然ですね。

ただ、やはり文豪の描いた作品だけあって文章表現、心理や風景の描写、言葉の選び方といった文章技術は素晴らしいので、
内容の好き嫌いはさておき、「文学を知る」という意味では触れておいて損はない作品だと思います。

2007/09/07 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:1(100%) 普通:0(0%) 悪い:0(0%)] / プロバイダ: 685 ホスト:643 ブラウザ: 7300
これは、正直言って名作だとは思いますよ。
確かに、主人公がウジウジしてるのを見るのはどうしようもなくウザイし、その考えに共感もできません。
でも、主人公の性格云々は抜きにして、感情の揺れ動く様とかの描写は凄いと思います。少なくとも、それに関しては夏目漱石よりも凄いんじゃないかとも思います。

だから、主人公の評価は最悪ですけど、小説自体の完成度としては、とてつもなく高いかと。

2007/08/10 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:21(34%) 普通:10(16%) 悪い:30(49%)] / プロバイダ: 15655 ホスト:15356 ブラウザ: 4184
皆さん、評価がことごとく悪いですね。
確かに、女性に対する人権無視がとても目立ちますからそれも当然でしょう。
しかし、それは現代の思想から導き出された結果であり、明治の思想では無いのです。
私たちは古典、たとえば枕草子を読むとき、その時代背景まで勉強しました。言葉遣いも遥かに違いましたし、男女の婚姻形態や家制度もありました。
ですからこの作品を読むにあたっては明治をよく知る必要があると思います。
私はこの作品を明治という時代の1ページだと考えています。文献、史料といったところでしょうか。
そういったことを鑑みると史料価値に比重が置かれますね。

[推薦数:1] 2006/12/06 とても良い(+2 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:395(78%) 普通:109(21%) 悪い:5(1%)] / プロバイダ: 17574 ホスト:17513 ブラウザ: 3646
これが作品になりうるのだということが、明治時代の雰囲気だったのでしょう。それより前の時代ならお話にもなりません。「自由」も「恋」も存在せず「家」という制度のパーツとしてのみ、人が存在していた時代だったのですから。

そんな時代だからこそ成り立つ作品、では今まで読み継がれる事はなかったでしょう。これが今まで読み継がれてきたという事は、この作品に描かれている事が百年以上経ってもなお通用する事だからです。社会に出ればイヤでも直面する「世間のしがらみ」。それを前にした時、個人というものがいかに脆弱かということ。
それを主人公の精神が磨り減っていく様子を丹念に描く事で表現している。個人の自由に従って恋に生きるなど、今現在ですら困難な事なのですから。(自分が国際結婚することを考えたら・・・)

それでも、この主人公にはまともな葛藤が存在しました。ヒロインへの愛が「本物」だからこそ、この葛藤が生まれたのでしょう。
東南アジアから来た風俗嬢を妊娠させて認知もしない男、挙句の果てには生まれてくる子供に国籍すら認めない政府。そういう現実に比べたら、この主人公がいかにまともな人物か。(それ以前に、百年以上変化のないこの国の男性社会というシステムの情けなさ)

作者は、西洋から入ってきた「自由」などの概念と、当時の日本に根強く残っていた家父長制を基幹とする社会の摩擦を、主人公の葛藤を通じて描いたのでしょう(自身がモデルらしいので、作者自身がその摩擦を感じながら生きていたのかもしれない)。
しかし未だに、この主人公を「酷い奴だ」と切って捨てる事のできない社会の現実が存在します。自分だって、この主人公と同じ行動を取るでしょう(東大卒のエリートコース捨てて、右も左も分からない外国で妻子抱えたバイト生活なんて選べるか?)。そういう意味で、この作品は「普遍性」を有している。この作品から「普遍性」を剥ぎ取るほどの社会的変革はありえないのではないだろうか。

この主人公の苦境が理解できるようになった時が、社会人になる時なんだと思う。「とても」を付けても構わない作品。

2005/12/04 良い(+1 pnt) [編集・削除/削除・改善提案/これだけ表示or共感コメント投稿/]
by (表示スキップ) 評価履歴[良い:773(45%) 普通:469(27%) 悪い:473(28%)] / プロバイダ: 21860 ホスト:21761 ブラウザ: 4487
家というものに縛られながら生きてきた森鴎外が彼自身の過去を
小説にして世に送り出した作品。

この作品に関して思うのだが、主人公に投影させた其れは鴎外だ
けでなく、この時代の、いや今でも通用するのではなかろうか?

確かに読んでいて不快ではあるが、しかしこういう状況にある人
というのは家柄というものに関して今以上に個人を縛る要素が強
いあの頃には結構あった話ではないのだろうか?そしてこういう
状況は現在であっても起こりうるしきっと起こっているのであろ
う。

この主人公に関して醒めた表情で描いているのは、やはり作者の
森鴎外の家柄に縛られてきた人生がそうさせている以外の何者で
もない。そしてその作風が【高瀬舟】、【阿部一族】という作品
にも活かされ作品として昇華されている。

この作品は鴎外自身の過去を基にしたものだけでなく、どの時代
にも起こりうる「個人の自由が家柄などによって潰されていく悲
劇」を描いた作品でもあり、それが道ならぬ恋愛という道具と鴎
外自身の過去というシチュエーションがさらに彩を添えている。

そういう意味では、ただ不快だと切り捨てるだけでなく、色々考
えるところがあるのではないであろうか?

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