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羆 (小説)

読み仮名: ひぐま
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直近発売のDVD: 2008/01/11 ():大きいどうぶつがいっぱい!
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四季・知床半島 ~ヒグマ親子の物語~

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2006/03/24
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1.厳しい冬を生き抜く動物たち。
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知床・音楽紀行

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2006/01/07
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大きいどうぶつがいっぱい!
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ビデオ:追跡‥‥アラスカヒグマ
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1984/03/30
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文庫:どんべえ物語―ヒグマと二人のイノシシ (角川文庫 緑 319-4)
参考:\693
1976/04
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1.あとがきに目頭が熱くなる
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文庫:羆嵐 (新潮文庫)
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1982/11
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1.実話を基にしたヒグマと行政区長との闘い
148940
文庫:乱歩賞作家赤の謎 (講談社文庫)

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2006/04/14
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1.いまいち
156543
単行本:シャトゥーン―ヒグマの森

参考:\1,680
2007/02
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1.読み終えた後冷や汗出ました。
163399
単行本(ソフトカバー):春告獣(エゾヒグマ)―ヒグマのことがわかる本

参考:\1,631
1995/01
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おもちゃ&ホビー:知床ぬいぐるみ ヒグマ

参考:\1,050
著者:吉村昭出版社:新潮社
最終変更日:2006/03/16 13:08:17 / 最終変更者:634 / 提案者:634 (更新履歴)
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1. 2006/03/16 良い by 634 [編集・削除/削除・改善提案//論客限定表示/これだけ表示or共感/納得コメント投稿]
評価履歴[良い:1380(50%) 普通:541(20%) 悪い:851(31%) 推薦人:51 推薦評価:165] / プロバイダー: 20897 ホスト:21020 ブラウザー: 5234
ある意味、動物のスケールの違いこそあれ、日本版「あらいぐまラスカル」といえる作品かも知れない。
本作は主人公が育てたクマが大きくなったものの、野生を取り戻してどう猛になり、主人公の愛妻を殺して脱走してしまい、その敵討ちを主人公が果たそうというものでした。

本作はそんな動物に大事な者を奪われた者の悲しみと怒り、そして愛憎とやりきれない切なさが溢れています。人間と動物の埋められない溝と、動物と人は共存出来るのか?というテーマをシビアに描いていました。こういった重苦しいテーマは今尚、動物や自然を大事にしない人間社会と、人間の自然への考えが果たして正しいのかという部分を捉えていました。

最後で、結局羆は主人公に射殺され、主人公は妻の復讐を果たしました。しかし、羆は育ててくれた恩を忘れず、昔の気持ちで主人公に近づいてきたのでした。けれども、主人公は妻を殺された憎しみと怒りから射殺してしまいます。

こうして主人公は妻の仇討ちを果たしました。しかし、主人公は己の愛故に妻を殺し、そして羆も殺してしまったのだという事に気付き、愛というものが人や動物を幸福にするばかりではなく、こんな不幸まで生み出してしまったのだというのに果てしない虚無感と脱力感に襲われ、失意のうちに山を去ります。
愛が時に相手を傷つけてしまうと言う人間の業の哀しさがこの作品にはありました。

妻を愛していたが、愛する妻はクマに殺された。その愛妻を殺したにっくきクマは主人公に動物なりの愛情を持っていた、けれど、自然の中と、人間社会とのギャップに人間も熊も超える事は出来ませんでした。それは自然界に於ける動物と人間の一線を超えられなかった事と、愛故に苦しみあい、殺し合ってしまったというやりきれなさをシビアな視点で描いています。

こういったシビアさは他の動物作品にもあるし、ラスカルも原作版は射殺されてしまうので、動物と人間が自然界の中で本当に上手くやれるのか、そして、動物も人間も両者共に救われるのだろうかという部分が重く描かれています。

地元が地元だけに、本作のそういったヘビーなテーマと、羆への恐怖心と愛着、そして哀愁は今でも感じているし、羆に限らず、動物が人間界の中では生きられない、けれども、人間は動物が住む自然界を大事に出来ないという部分にやりきれないものがあります。

こういった動物文学は、自然保護や野生動物保護という観点からも、もっと評価されても良いのではないでしょうか。
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